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運命に花束を②
運命の三回戦⑤
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最終日の三試合目は敗者二人の三位決定戦だった。
ナダールと第三騎士団長アインとの決勝戦はその後、休憩を挟んで午後から大々的に行われる。
「ナダールよくやった! これでお前も騎士団長だな」
昼休憩の為に合流したグノーに手離しで褒められて、ナダールは満更でもない。
子供達もよく分かってはいないのだろうが、勝った勝ったと大喜びだ。
「はい、これで肩の荷が下りました」
「何言ってるんですか、あと一戦あるでしょう」
笑顔で言ったナダールに「どうせなら優勝狙いましょうよ」とキースは無邪気にそう言うのだが、それにはナダールは複雑な表情を見せる。
「お前、これで義理は果たしたとか思ってんだろう。キースの言う通りだぞ、どうせここまで来たなら優勝目指せ」
「でも優勝してしまったら第一騎士団長じゃないですか、私には荷が重すぎますよ……」
アインが勝てばアインが第一、開いたアインの第三に自分はなるのだろう。正直、第五の末席でも全く構わないと思っているナダールは「さすがにそれは……」と首を振った。
「お、お前がナダール・デルクマンか」
突然声をかけられナダールが振り向くと、そこには自分とさして体格も変わらない大柄な男が立っていた。
がっしりとした体付きはいかにも格闘家という感じだ。
「誰?」
グノーの言葉にキースが慌てて「第三騎士団長のアイン・シグ様ですよ」と耳打ちをした。この大柄な男がナダールの最後の対戦相手か……と改めてグノーは男を見やる。
アインは人好きのする笑みでこちらを見ていた。
「はじめまして、ナダール・デルクマンと申します」
「俺は第三騎士団長アイン・シグだ、よろしくな」
ナダールの差し出した右手を掴んで、アインは楽しそうにぶんぶんと振り回す。
「言っておくが、第一騎士団長の座は渡さんぞ」
「えぇ、はい。そうですね」
「はい、そうですね……って、お前ちょっと覇気が足りんぞ! そこは『自分も負けるつもりはない!』くらい言う所だろ」
また言われてしまったとナダールは苦笑する。
「ここまで勝ち上がってこられたのが奇跡みたいなものなので、さすがにそこまで高望みはしていません」
笑顔で言われたアインは「なんだそれは……」と肩を落とす。
「すみません団長、なんだかやる気があるんだか無いんだか分からん奴で、こいつ騎士団長になれたらもういいとか言ってるんですよ」
スタールが横から口を挟んでそんな弁明をしてくれる。
「おぅ、スタール。今回は残念だったな、こいつに負けたって?」
「えぇ、まぁ」
きまり悪そうにスタールは言葉を濁す。
「やってみてどうよ、こいつ強いのか? まぁ、ここまできてんだ、弱くはないんだろうが、俺と比べてどうよ?」
「団長とですか? 正直分かりませんね」
アインとスタールは上司と部下の関係にあるのだろうが、ずいぶんと仲良く見える。
「お? そんなに強いか?」
「そうではなく、こいつまだ全力出し切ってる感じがしないんすよ。本人にやる気も見えないし」
「毎回言われますけど、やる気はありますよ。生活かかってますし」
「その所帯じみたセリフがどうにもなぁ……」
スタールはそう言って肩を落とした。
「エディも掴み所がない奴だと言っていたが、まさにだな」
スタールとナダールのやりとりにアインは可笑しそうにゲラゲラ笑う。
「エディ君とアイン騎士団長はお知り合いですか?」
「あぁ、あいつとは何度か手合わせをしてる。あいつはいい、強いし筋もいい、つくづく田舎で埋もれているのが勿体ないと思うよ」
「なぁなぁなぁ、あんた戦うの好きなの? 暇な時でいいから俺とも一戦やらない?」
「あ? お前誰だ?」
「ちょっとグノー、そんな不躾に……」
慌てるナダールの傍らで「駄目かな?」とグノーはいい笑みを浮かべて小首を傾げる。
「すみません団長、これ、こいつの嫁でちょっと変わり者なんすよ。でも強いのは強いですよ、下手するとこいつより強いかも」
「にしし」と笑うグノーを見やって、顔はちょっと見ないほどに美人なのに、中身は残念な感じなのだなとアインは思った。
「俺は女は相手にせんよ。怪我でもさせたら大変だからな」
「え~そんな事言わずにさぁ……」
「駄目だ、駄目だ」
「じゃあさ、うちの旦那があんたに勝ったらでいいよ。俺、こいつより強いし、それなら怪我とか心配しなくていいだろう?」
「ちょっとグノー、何勝手な事を言い出してるんですかっ!」
「だって強い奴とはとりあえずやってみたいじゃん?」
けろりと言い放ったグノーにアインは笑う。
「ほぅ面白い、その話受けて立つ。まぁ、俺がこいつに負ける事など、ありえんがな」
「いやいやいや、うちの旦那は強いよぉ、やって驚け。楽しみに待ってるから」
「ちょっと、グノー!!」
慌てるナダールにグノーは「お前だってご褒美欲しいだろ?」とにっこり笑みを見せるのだが、約束が違うとナダールは困惑する。
「あれは騎士団長になれたらって約束じゃないですか、その目標はすでに達したはずです」
「じゃあ前言撤回、優勝したらな」
なんでもない事のように言うグノーに「そんなぁ……」とナダールはうなだれた。
「勝てばいいんだよ、勝てば。お前ならやれるって」
「いい度胸だ。気に入ったぞ、姉ちゃん。今度戦うのとは別に一杯やろう」
「お、いいねぇ。話が分かる男だな」
「ちょっと待てと言っているのに……」
なにやら意気投合してしまった二人にナダールは溜息を吐く。
「お前、嫁の尻に敷かれすぎだろ」
呆れるスタールに「自覚はあります」とナダールは苦笑った。
三試合目、アランとスコットの対戦はスコット勝利に終わり、アランはがっくりと肩を落としていた。一方スコットはアインに負けたとはいえ、騎士団長の座を射止めてほくほく顔だ。
そして最終戦、いよいよ第一騎士団長の座を巡って試合が始まる。
「ナダールさん、さすがにアイン団長相手じゃ分が悪いですよね」
「どうだろうな、確かに見ててあの人強いと思ったけど、別にナダールだって負けてないと思うけど? それにあれだけ発破かけてやったんだ、あいつだって少しは頑張るだろ」
「なんだ……お前、さっきのアレはわざとか?」
もう付き添いも必要ないだろうと関係者席で観戦を決め込んでいたスタールは、グノーに胡乱な眼差しを向ける。
「まぁな。あれくらい言っておかないと、あいつ本気出さねぇもん。言っても、強い奴と戦ってみたいって言葉にも嘘はないけどな。俺、お前ともやってみたいんだけど、今度どう?」
「俺も団長と一緒で女とはやらねぇよ」
スタールは面倒くさそうにそっぽを向いた。
「なんだよ、つまんねぇな。そういう性差別よくないと思う。騎士団には女騎士もいるんだろう? そんな扱いじゃ肩身狭いだろうな」
「仕方ねぇな。元々こういうのは男の仕事だ、どう頑張ったって男と同じには働けないんだから、当然差別はあって当たり前、それが嫌ならもっと別の仕事をすればいい」
「俺、今まで色々な所回ってきたけど、強い女なんて幾らでもいたけどな。ファルス騎士団の男共は頭が堅いなぁ」
「なんとでも言え」
「そんなんだからお前ナダールに負けるんだよ。ブラックなんか問答無用だったぞ」
スタールがまた胡乱な瞳で「ブラックって、陛下か?」と小さく尋ねた。
「そう、あいつは男だろうが女だろうが強ければお構いなしだからな」
「本当に強い奴は敵の選り好みなんかしないんだよ」とグノーは挑発するように言ったのだが、スタールは憮然とした表情を見せつつも「それでも俺はやらねぇよ」と呟いた。
「女にはもう二度と手は上げないって誓ってんだ、悪いな」
「ちぇっ」とグノーは舌打ちする。
その様子を見ていたキースは複雑な表情で「やっぱり性別は隠してるんですか?」とグノーに耳打ちしてきた。
「別にそんなつもりは無かったんだけど、最近は皆勝手に勘違いしてくし、正直言うのも面倒くさくて……それに俺のせいでナダールが悪く言われるのだけは避けたくてな」
「世の中意外と頭の堅い奴が多くてなぁ……」とグノーはキースにぼそぼそと零した。その言葉を聞きつけて「何か言ったかよ?」とこちらを向くスタールに「なんでもねぇよ」と舌を出す。
「お前は柔軟でいい。これからもそんな感じで、頭の堅い大人にはなるなよ」
ぽんぽんと頭を撫でるようにしてそう言うと、キースはやはり少し複雑な表情で頷いた。
ナダールと第三騎士団長アインとの決勝戦はその後、休憩を挟んで午後から大々的に行われる。
「ナダールよくやった! これでお前も騎士団長だな」
昼休憩の為に合流したグノーに手離しで褒められて、ナダールは満更でもない。
子供達もよく分かってはいないのだろうが、勝った勝ったと大喜びだ。
「はい、これで肩の荷が下りました」
「何言ってるんですか、あと一戦あるでしょう」
笑顔で言ったナダールに「どうせなら優勝狙いましょうよ」とキースは無邪気にそう言うのだが、それにはナダールは複雑な表情を見せる。
「お前、これで義理は果たしたとか思ってんだろう。キースの言う通りだぞ、どうせここまで来たなら優勝目指せ」
「でも優勝してしまったら第一騎士団長じゃないですか、私には荷が重すぎますよ……」
アインが勝てばアインが第一、開いたアインの第三に自分はなるのだろう。正直、第五の末席でも全く構わないと思っているナダールは「さすがにそれは……」と首を振った。
「お、お前がナダール・デルクマンか」
突然声をかけられナダールが振り向くと、そこには自分とさして体格も変わらない大柄な男が立っていた。
がっしりとした体付きはいかにも格闘家という感じだ。
「誰?」
グノーの言葉にキースが慌てて「第三騎士団長のアイン・シグ様ですよ」と耳打ちをした。この大柄な男がナダールの最後の対戦相手か……と改めてグノーは男を見やる。
アインは人好きのする笑みでこちらを見ていた。
「はじめまして、ナダール・デルクマンと申します」
「俺は第三騎士団長アイン・シグだ、よろしくな」
ナダールの差し出した右手を掴んで、アインは楽しそうにぶんぶんと振り回す。
「言っておくが、第一騎士団長の座は渡さんぞ」
「えぇ、はい。そうですね」
「はい、そうですね……って、お前ちょっと覇気が足りんぞ! そこは『自分も負けるつもりはない!』くらい言う所だろ」
また言われてしまったとナダールは苦笑する。
「ここまで勝ち上がってこられたのが奇跡みたいなものなので、さすがにそこまで高望みはしていません」
笑顔で言われたアインは「なんだそれは……」と肩を落とす。
「すみません団長、なんだかやる気があるんだか無いんだか分からん奴で、こいつ騎士団長になれたらもういいとか言ってるんですよ」
スタールが横から口を挟んでそんな弁明をしてくれる。
「おぅ、スタール。今回は残念だったな、こいつに負けたって?」
「えぇ、まぁ」
きまり悪そうにスタールは言葉を濁す。
「やってみてどうよ、こいつ強いのか? まぁ、ここまできてんだ、弱くはないんだろうが、俺と比べてどうよ?」
「団長とですか? 正直分かりませんね」
アインとスタールは上司と部下の関係にあるのだろうが、ずいぶんと仲良く見える。
「お? そんなに強いか?」
「そうではなく、こいつまだ全力出し切ってる感じがしないんすよ。本人にやる気も見えないし」
「毎回言われますけど、やる気はありますよ。生活かかってますし」
「その所帯じみたセリフがどうにもなぁ……」
スタールはそう言って肩を落とした。
「エディも掴み所がない奴だと言っていたが、まさにだな」
スタールとナダールのやりとりにアインは可笑しそうにゲラゲラ笑う。
「エディ君とアイン騎士団長はお知り合いですか?」
「あぁ、あいつとは何度か手合わせをしてる。あいつはいい、強いし筋もいい、つくづく田舎で埋もれているのが勿体ないと思うよ」
「なぁなぁなぁ、あんた戦うの好きなの? 暇な時でいいから俺とも一戦やらない?」
「あ? お前誰だ?」
「ちょっとグノー、そんな不躾に……」
慌てるナダールの傍らで「駄目かな?」とグノーはいい笑みを浮かべて小首を傾げる。
「すみません団長、これ、こいつの嫁でちょっと変わり者なんすよ。でも強いのは強いですよ、下手するとこいつより強いかも」
「にしし」と笑うグノーを見やって、顔はちょっと見ないほどに美人なのに、中身は残念な感じなのだなとアインは思った。
「俺は女は相手にせんよ。怪我でもさせたら大変だからな」
「え~そんな事言わずにさぁ……」
「駄目だ、駄目だ」
「じゃあさ、うちの旦那があんたに勝ったらでいいよ。俺、こいつより強いし、それなら怪我とか心配しなくていいだろう?」
「ちょっとグノー、何勝手な事を言い出してるんですかっ!」
「だって強い奴とはとりあえずやってみたいじゃん?」
けろりと言い放ったグノーにアインは笑う。
「ほぅ面白い、その話受けて立つ。まぁ、俺がこいつに負ける事など、ありえんがな」
「いやいやいや、うちの旦那は強いよぉ、やって驚け。楽しみに待ってるから」
「ちょっと、グノー!!」
慌てるナダールにグノーは「お前だってご褒美欲しいだろ?」とにっこり笑みを見せるのだが、約束が違うとナダールは困惑する。
「あれは騎士団長になれたらって約束じゃないですか、その目標はすでに達したはずです」
「じゃあ前言撤回、優勝したらな」
なんでもない事のように言うグノーに「そんなぁ……」とナダールはうなだれた。
「勝てばいいんだよ、勝てば。お前ならやれるって」
「いい度胸だ。気に入ったぞ、姉ちゃん。今度戦うのとは別に一杯やろう」
「お、いいねぇ。話が分かる男だな」
「ちょっと待てと言っているのに……」
なにやら意気投合してしまった二人にナダールは溜息を吐く。
「お前、嫁の尻に敷かれすぎだろ」
呆れるスタールに「自覚はあります」とナダールは苦笑った。
三試合目、アランとスコットの対戦はスコット勝利に終わり、アランはがっくりと肩を落としていた。一方スコットはアインに負けたとはいえ、騎士団長の座を射止めてほくほく顔だ。
そして最終戦、いよいよ第一騎士団長の座を巡って試合が始まる。
「ナダールさん、さすがにアイン団長相手じゃ分が悪いですよね」
「どうだろうな、確かに見ててあの人強いと思ったけど、別にナダールだって負けてないと思うけど? それにあれだけ発破かけてやったんだ、あいつだって少しは頑張るだろ」
「なんだ……お前、さっきのアレはわざとか?」
もう付き添いも必要ないだろうと関係者席で観戦を決め込んでいたスタールは、グノーに胡乱な眼差しを向ける。
「まぁな。あれくらい言っておかないと、あいつ本気出さねぇもん。言っても、強い奴と戦ってみたいって言葉にも嘘はないけどな。俺、お前ともやってみたいんだけど、今度どう?」
「俺も団長と一緒で女とはやらねぇよ」
スタールは面倒くさそうにそっぽを向いた。
「なんだよ、つまんねぇな。そういう性差別よくないと思う。騎士団には女騎士もいるんだろう? そんな扱いじゃ肩身狭いだろうな」
「仕方ねぇな。元々こういうのは男の仕事だ、どう頑張ったって男と同じには働けないんだから、当然差別はあって当たり前、それが嫌ならもっと別の仕事をすればいい」
「俺、今まで色々な所回ってきたけど、強い女なんて幾らでもいたけどな。ファルス騎士団の男共は頭が堅いなぁ」
「なんとでも言え」
「そんなんだからお前ナダールに負けるんだよ。ブラックなんか問答無用だったぞ」
スタールがまた胡乱な瞳で「ブラックって、陛下か?」と小さく尋ねた。
「そう、あいつは男だろうが女だろうが強ければお構いなしだからな」
「本当に強い奴は敵の選り好みなんかしないんだよ」とグノーは挑発するように言ったのだが、スタールは憮然とした表情を見せつつも「それでも俺はやらねぇよ」と呟いた。
「女にはもう二度と手は上げないって誓ってんだ、悪いな」
「ちぇっ」とグノーは舌打ちする。
その様子を見ていたキースは複雑な表情で「やっぱり性別は隠してるんですか?」とグノーに耳打ちしてきた。
「別にそんなつもりは無かったんだけど、最近は皆勝手に勘違いしてくし、正直言うのも面倒くさくて……それに俺のせいでナダールが悪く言われるのだけは避けたくてな」
「世の中意外と頭の堅い奴が多くてなぁ……」とグノーはキースにぼそぼそと零した。その言葉を聞きつけて「何か言ったかよ?」とこちらを向くスタールに「なんでもねぇよ」と舌を出す。
「お前は柔軟でいい。これからもそんな感じで、頭の堅い大人にはなるなよ」
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