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第一章:出会い編
プロローグ②
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荒い息遣いが聞こえる。なんだか身体も勝手に揺さぶられている感じで、がくがくする。日差しが眩しい、ここは何処だ?
「目が覚めたか?」
知らない男の声、またしても身体が揺さぶられ「ひぁん!」と俺の口から勝手に嬌声が上がった。
「なっ、ちょ……ふぁ、あぁぁ、ダメぇ」
抱えられている足が見える。誰のって、それは勿論俺のだよ。
「あっ、あっ、なにこれっ、やだっやだっ、やめっ……あんっ」
「まだ、もう少し……」
もう少しって何だよっ! この強姦魔っ! 離せっ、それを抜けっっ! と心で思っていても口から出るのは律動と共に上がる嬌声で、俺は訳が分からない。尻穴に感じる違和感。たぶんそこに今目の前の男のイチモツが収められている。触手に犯されたと思ったら、今度は見知らぬ男に犯されている!?
俺の感情はもうぐちゃぐちゃで「もうやだぁぁぁ」とぼろぼろと泣き出した。
そもそもここ何処なんだよ!? 俺は至って普通の男子高校生で、触手なんて世界には存在していないはずで、しかも恋愛対象は女の子なのに、なんでそんな俺が男なんかに犯されてんの!?
「すまん! だが、これはお前の為なんだ、許せっ!」
「俺の為、って……あぁっ、んふっ……あん」
強姦魔は遠慮もなく俺を揺さぶり続ける。嫌なのに、俺の身体は何故かそれを気持ちがいいと感じていて、上がる声を止められない。強姦魔がぐっと何度か身体を押し込み、そして、しばらくするとずるりと俺の中から抜けだした。腿にどろりとした感触がする、青臭い匂いが鼻に突いた。
もしかして俺、生で中出しされた? まだ女の子ともした事ないのに、男相手に生中出しとか……またしてもぼろりと涙が零れた。ショックなのか、何なのかもう思考回路がめちゃくちゃだ。
「すまなかった、だが、これをしておかなければお前は腹の内からあのワームの幼体に食い殺される、お前も死にたくはないだろう? 許せ……」
強姦魔が強姦魔らしくもない優しさで俺の頭を撫でた。ってかワームって何? 幼体に食い殺されるって? 確かに死にたくはないけど、それとこれとどういう関係があるんだよ? それにしても身体中べたべたして気持ち悪い。
「気分は?」
「最悪に決まってる……」
俺の返答に強姦魔は苦笑して「私の名前はライザックだ。君の名前は?」と俺に問う。
「渋谷和寿」
「シブ・ヤ? カジュ……トシ? 妙な名だな」
「カジュじゃなくてカズ!」
ライザックと名乗った男は何度か「カジュ、カ・ジュ……カぁ・ズ」と繰り返し「カズ!」と俺を呼んだ。
「ねぇ、ここ何処?」
俺は重い身体を持ち上げる。下肢からどろりと零れる白濁に眉を寄せるが、やってしまったものはもう今更どうにもならない。
「クリスタの宿屋だ」
宿屋……室内を見渡せば確かに生活感のないその部屋はホテルの一室らしい気はする。けれどクリスタ?
「クリスタ……ってなに? お店の名前?」
「クリスタはここオーランド国の首都の名前で、ここがその首都な訳だが、君、余所者かい?」
オーランド国……クリスタ……ってか、何処だよ!? ここ日本じゃないのかよっ! 聞いた事もねぇよ、そんな国!!
まぁ、確かに少しそんな気もしてたんだよ、だって目の前の強姦魔……もといライザックは明らかに日本人じゃない。彫りの深い目鼻立ち、色の薄い綺麗な茶髪、瞳の色はエメラルドグリーンって、どこのラノベの主人公だって顔立ちなんだもんよ。せめて言葉が通じて良かったと思うしかないのかもしれないけれど、もしかしてここ異世界ってやつか? 俺、車に轢かれて異世界トリップした!? そんな漫画やアニメじゃあるまいし! ってか、もしそうなんだったらもっとチートでハーレムな世界に送れってんだ、神様の馬鹿野郎!!
こっちに来て早々、触手に犯され、男に犯され、苦難しかねぇじゃねぇかよっっ!!
「カズ、大丈夫か?」
「この有様で大丈夫に見えるなら、あんたの目は節穴だ」
俺の言葉にまたしてもライザックは苦笑した。
「確かに大丈夫そうには見えないな。何か私に出来る事はあるかい?」
「とりあえず、身体がべたべたして気持ちが悪い、風呂ないの?」
「あるよ、だけど大丈夫?」
「何が……? うあっ」言いながら立ち上がろうとしたら腰が砕けて床にへたり込んだ。
「まだ起き上がるのは無理だと思うよ? ワームに飲まされた体液が抜けてない」
「くっ……そもそもそのワームって何だ!?」
「君を襲っていた妖魔だよ、ワームを知らないって、君は一体何処から来たんだい?」
腰に一枚だけタオルを巻いたライザックにひょいと持ち上げられた。ってか、体格差! 外人だから体格がいいというのもあるだろうけどライザックはガタイがいい。綺麗な筋肉も付いていて羨ましいな、こんにゃろう!
「どこに連れてく気だ!?」
「風呂に入りたいんだろう? 私が洗ってやろう。一度綺麗に掻き出して、もう一度きっちりやっておけば、確実にワームの繁殖も防げるだろう」
「言っている意味がさっぱり分からないんだが!?」
「ふむ、カズは本当に何も知らないのだな……ワームはああやって人を捕食し、人の体内に種付けをする。種付けをされたら24時間以内に人の子種を注ぎ込まなければ体内でワームが孵って幼体に捕食されるんだ。すでにもう何回かやっているから大丈夫だとは思うが、念には念を入れておいた方がいい」
………………言葉が出ない、なんだそれ?
「ワームの子種に比べて人の子種は強いからな、心配しなくて大丈夫だ」
ってか何だ? という事はライザックは俺を治療目的で抱いたって事か!? ってか、よく抱けたな!? 豪胆にも程があるだろう!? ……ん? ちょっと待て、今、念には念をって言ったか……?
「遠慮はいらない。こうなったら最後まできっちり面倒を見てやろう」
ちょ……待って、待ってっっ! 風呂場に連れ込まれた俺はその後、散々にそこを弄り倒され、中身を掻き出されたあげく、またしてもライザックに犯された。もう俺、お婿にいけない……(泣)
「目が覚めたか?」
知らない男の声、またしても身体が揺さぶられ「ひぁん!」と俺の口から勝手に嬌声が上がった。
「なっ、ちょ……ふぁ、あぁぁ、ダメぇ」
抱えられている足が見える。誰のって、それは勿論俺のだよ。
「あっ、あっ、なにこれっ、やだっやだっ、やめっ……あんっ」
「まだ、もう少し……」
もう少しって何だよっ! この強姦魔っ! 離せっ、それを抜けっっ! と心で思っていても口から出るのは律動と共に上がる嬌声で、俺は訳が分からない。尻穴に感じる違和感。たぶんそこに今目の前の男のイチモツが収められている。触手に犯されたと思ったら、今度は見知らぬ男に犯されている!?
俺の感情はもうぐちゃぐちゃで「もうやだぁぁぁ」とぼろぼろと泣き出した。
そもそもここ何処なんだよ!? 俺は至って普通の男子高校生で、触手なんて世界には存在していないはずで、しかも恋愛対象は女の子なのに、なんでそんな俺が男なんかに犯されてんの!?
「すまん! だが、これはお前の為なんだ、許せっ!」
「俺の為、って……あぁっ、んふっ……あん」
強姦魔は遠慮もなく俺を揺さぶり続ける。嫌なのに、俺の身体は何故かそれを気持ちがいいと感じていて、上がる声を止められない。強姦魔がぐっと何度か身体を押し込み、そして、しばらくするとずるりと俺の中から抜けだした。腿にどろりとした感触がする、青臭い匂いが鼻に突いた。
もしかして俺、生で中出しされた? まだ女の子ともした事ないのに、男相手に生中出しとか……またしてもぼろりと涙が零れた。ショックなのか、何なのかもう思考回路がめちゃくちゃだ。
「すまなかった、だが、これをしておかなければお前は腹の内からあのワームの幼体に食い殺される、お前も死にたくはないだろう? 許せ……」
強姦魔が強姦魔らしくもない優しさで俺の頭を撫でた。ってかワームって何? 幼体に食い殺されるって? 確かに死にたくはないけど、それとこれとどういう関係があるんだよ? それにしても身体中べたべたして気持ち悪い。
「気分は?」
「最悪に決まってる……」
俺の返答に強姦魔は苦笑して「私の名前はライザックだ。君の名前は?」と俺に問う。
「渋谷和寿」
「シブ・ヤ? カジュ……トシ? 妙な名だな」
「カジュじゃなくてカズ!」
ライザックと名乗った男は何度か「カジュ、カ・ジュ……カぁ・ズ」と繰り返し「カズ!」と俺を呼んだ。
「ねぇ、ここ何処?」
俺は重い身体を持ち上げる。下肢からどろりと零れる白濁に眉を寄せるが、やってしまったものはもう今更どうにもならない。
「クリスタの宿屋だ」
宿屋……室内を見渡せば確かに生活感のないその部屋はホテルの一室らしい気はする。けれどクリスタ?
「クリスタ……ってなに? お店の名前?」
「クリスタはここオーランド国の首都の名前で、ここがその首都な訳だが、君、余所者かい?」
オーランド国……クリスタ……ってか、何処だよ!? ここ日本じゃないのかよっ! 聞いた事もねぇよ、そんな国!!
まぁ、確かに少しそんな気もしてたんだよ、だって目の前の強姦魔……もといライザックは明らかに日本人じゃない。彫りの深い目鼻立ち、色の薄い綺麗な茶髪、瞳の色はエメラルドグリーンって、どこのラノベの主人公だって顔立ちなんだもんよ。せめて言葉が通じて良かったと思うしかないのかもしれないけれど、もしかしてここ異世界ってやつか? 俺、車に轢かれて異世界トリップした!? そんな漫画やアニメじゃあるまいし! ってか、もしそうなんだったらもっとチートでハーレムな世界に送れってんだ、神様の馬鹿野郎!!
こっちに来て早々、触手に犯され、男に犯され、苦難しかねぇじゃねぇかよっっ!!
「カズ、大丈夫か?」
「この有様で大丈夫に見えるなら、あんたの目は節穴だ」
俺の言葉にまたしてもライザックは苦笑した。
「確かに大丈夫そうには見えないな。何か私に出来る事はあるかい?」
「とりあえず、身体がべたべたして気持ちが悪い、風呂ないの?」
「あるよ、だけど大丈夫?」
「何が……? うあっ」言いながら立ち上がろうとしたら腰が砕けて床にへたり込んだ。
「まだ起き上がるのは無理だと思うよ? ワームに飲まされた体液が抜けてない」
「くっ……そもそもそのワームって何だ!?」
「君を襲っていた妖魔だよ、ワームを知らないって、君は一体何処から来たんだい?」
腰に一枚だけタオルを巻いたライザックにひょいと持ち上げられた。ってか、体格差! 外人だから体格がいいというのもあるだろうけどライザックはガタイがいい。綺麗な筋肉も付いていて羨ましいな、こんにゃろう!
「どこに連れてく気だ!?」
「風呂に入りたいんだろう? 私が洗ってやろう。一度綺麗に掻き出して、もう一度きっちりやっておけば、確実にワームの繁殖も防げるだろう」
「言っている意味がさっぱり分からないんだが!?」
「ふむ、カズは本当に何も知らないのだな……ワームはああやって人を捕食し、人の体内に種付けをする。種付けをされたら24時間以内に人の子種を注ぎ込まなければ体内でワームが孵って幼体に捕食されるんだ。すでにもう何回かやっているから大丈夫だとは思うが、念には念を入れておいた方がいい」
………………言葉が出ない、なんだそれ?
「ワームの子種に比べて人の子種は強いからな、心配しなくて大丈夫だ」
ってか何だ? という事はライザックは俺を治療目的で抱いたって事か!? ってか、よく抱けたな!? 豪胆にも程があるだろう!? ……ん? ちょっと待て、今、念には念をって言ったか……?
「遠慮はいらない。こうなったら最後まできっちり面倒を見てやろう」
ちょ……待って、待ってっっ! 風呂場に連れ込まれた俺はその後、散々にそこを弄り倒され、中身を掻き出されたあげく、またしてもライザックに犯された。もう俺、お婿にいけない……(泣)
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