神を越えたその先へ

blaster

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3章 学園生活

エルフの里

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 すみません!全然更新出来ませんでした、、、くそう。
 ここから第3章です。

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「なあ、お前らって洞窟迷宮を何層まで攻略したんだ?」

 森の中を歩いていて、ふと気になったことを聞いてみた。

「ええっと、私は50層ぐらいまであったかな。」
「私は70層程度でした。」
「わかった、ありがとう。」
「あれ?なんで攻略した階層の数が違うの?」
「簡単に言うと、攻略開始時のステータスの強さによって最大階層数を変えているらしい。ティアは100層まで解放されても不思議ではない程の実力を持っていたと思う。」
「恐縮です、主様。」
「アクアも最初より力を使いこなしているようだし、新しい力も手に入れたんだろ?」
「うん。、、、あれ?そうだけど、どうして知ってるの?」
「ああ、鑑定はしてないぞ。なんとなくアクアが強くなっていると感じただけだ。」
「そ、そう?えへへ、ありがとう。」

(かわいいな、、、。っと、いい忘れてた事があった。)

「2人とも聞いてくれ。」
「ん?どうしたの?」
「どうかしましたか?」
「紹介したい人?いや、物?があるんだが、これを見てくれ。」

 そう言って俺は紅桜と黒百合を出す。

「あ、紅桜と黒百合だ。」
「いつ見ても美しい。主様にふさわしい武器です。」

【ありがとうございます、ティア様。】
【ん、ありがとう。】

「うわわ、しゃべった!?」

 意思を持った剣に驚くアクア。

「あれ?ティアはあんまり驚かないんだな。」
「はい、主様の剣なら意思ぐらい持つでしょうから。」
「お、おう。そうか、、、。」

 過大評価し過ぎじゃないか?
 と、紅桜と黒百合が急に光だした。

「うわ!な、なに!?」
「い、いや。俺にもわからん。」

 光量は更に増し、手元の剣が見えなくなったとき、両手に持っていたものの感触が消えた。光が収まると、そこには紅色の髪をしたおしとやかに微笑んでいるメイド姿の美女と、黒髪の少し低身長で無表情のこれまたメイド服を着た美少女が立っていた。

「初めまして、マスター。私は紅桜です。マスターの能力の上昇に伴い、姿を現せるようになりました。こちらは黒百合です。」
「黒百合です。たまに肩車をしてください。」
「こら、黒百合!」

 良いな、メイド服か、俺の好みにドンピシャだな。あ、記憶読めるんだっけか。

「別に良いぞ。ただし、人になっているときは無関係な人に迷惑をかけないこと。これが出来るなら人目の無いところでなら剣になったり人になったりすることを許可する。これは2人とも共通だ。出来るなら肩車もしてやる。約束できるか?」
「大丈夫。」
「よし、ならエルフの里まで肩車で行こうぜ。」
「やったー」

 それを聞いたアクアが、

「あ、ずるーい!私も私も!」
「何いってんだお前、、、。そんな年じゃないだろ、、、。」

 呆れていると、ティアがこっそりよってきて、

「主様、約400メートル先に魔物が複数います。私が殲滅してきましょうか?」

「ああ、頼む。」
「了解しました。」

 そう言うと、ティアは高速で移動していった。


「ただいま戻りました。」
「速いな!まあ、お疲れ様。」
「ありがとうございます。それと、もうまもなくエルフの里に到着します。」
「わかった。黒百合、降りてくれ、もう着くってさ。」
「むぅー。」
「そんなかわいい顔してもダメだ、降りなさい。」
「黒百合、あまりマスターに迷惑をかけてはいけませんよ。」
「、、、じゃあ後でまた遊んでくれる?」
「ああ、良いぞ。」
「わかった、降りる。」

 黒百合の姉的存在である紅桜の言葉もあって、黒百合は渋々ながらも蓮の肩から降りた。
 1分程歩くと、大きな門が見えてきた。

「止まれ!そこの怪しい者共!」

 門番と思わしきエルフが槍を突き付けてそう言ってきた。

「落ち着いてください。俺たちはあなたたちに危害を加えるつもりはありません。話を聞いてください。」

 まずは平和的な話し合いで解決を謀ってみる。すると、

「、、、わかった。ならこちらから幾つか質問させてくれ。まず、森には幻惑の魔法がかけられていたはずだ。どうやってここまで来た?」

 意外なことに、対話が可能らしい

「どうしてもここに用事があったので無効化させて頂きました。あ、でも魔法自体は今も機能してるんで大丈夫ですよ。」
「あれを無効化だと、、、。どうやってやったんだ?」
「魔法による魔力そのものを結界で遮る感じですね。」
「そんなバカな、、、。まあ悪意が無いならそれで良い。今上に報告しているから少し待ってくれ。」

 結構簡単に信用するんだな。口には出さないけど。

「ああ、わかった。俺も自分たちは結構怪しいと思ってたんだ。悪いな。」
「いや、これは俺の判断ではない。里の長が俺たちに厳命してるんだ。」
「へえ、なんて?」
「少し特殊な考え方をしてるお方でな、『例え他種族であっても、理由なく見下さないこと。虐げるなどなどもってのほかだ。』とおっしゃっていた。」
「ふーん、優しい人なんだね、その人。でも、なんでそんな人がエルフの長になれたの?」

 興味が湧いたのか、今まで黙っていたアクアが質問した。

「ああ。その当時は反対もたくさんあった。継承権のある者が今の長1人しかいなくてな、暗殺者も大量に送り込まれた。」
「うわ、恐ろしい。それで?」
「全員返り討ちにしたのさ、暗殺者全員をな。だが長はその中の誰一人も殺さなかった。」
「なんで?」
「『暗殺者もエルフの里の住民だ、命を奪うわけにはいかない。』と、そうおっしゃったのだ。」
「優しいのか、甘いのか、判断に困るな。」
「お優しいのだ、あのお方は。我々里の民全員が長に感謝している。あのお方が長になってから里は前よりも豊かになった。それと、お前たちはこれからその長に会いに行くんだぞ。お、準備ができたようだ。行ってくると良い。お前たちがここに来た目的は長に直接言ってくれくれぐれも失礼の無いようにしてくれ。まああのお方はそんなこと気にしないと思うが、、、。」
「わかった、ありがとな。」
「気にするなこれが仕事だ。あ、それと、」

 門の中に入ろうとした俺たちを門番が引き留めた。

「そこのフードを被った女、ハイエルフだろ?人間に偽装しといた方が良いぜ。エルフの中にはお前らを良く思わないやつらもいるからな。」
「わかった。何から何まで、恩に着る。」
「気にするな、ちょっとした忠告だよ。気をつけてな。」
「ああ。」

 案内のエルフについていくと、大きな屋敷に着いた。

「ここが長の屋敷です。正面扉を入ったら、階段があるので上り、Uターンして通路をまっすぐ進んだ突き当たりにある部屋に入ってください。」
「わかった、ありがとう。」

 言われた通りに進むと、大きな扉があった。きちんとノックする。

「失礼します。」

 中には金髪長身の美丈夫が座っていた。

「ようこそ、君たちが、、、と、おや?」

 エルフの男が興味深そうに俺を見ている。

(とか言いながらも俺も同じことを考えているだろうな。この人はおそらく、、、)

「君はおそらく、、、異世界人、日本人かな?」
「ああ、そういうお前もそうだろう?見た目はエルフだが、雰囲気がこの世界の人とは違うぞ。」
「まあね。僕はリュールだ。よろしく。」
「ああ、俺は早見蓮だ。」
「それで?ここに来た理由はなにかな?」
「世界を越える魔法はあるか?」
「、、、本当に悪いけど、ここには無いよ。もしその方法があるなら僕はここにはいないよ。」
「そうか、、、。まあそうだろうな。ありがとう、邪魔したな。」
「待ってくれ、今のを聞いて悲観にならないということは君は日本に帰る方法を知っているね。少なくとも心当たりはある。」
「、、、ああ。」
「っ、それは、神を殺すことかい?」
「そうだ。」
「無理だ!過去何人もの異世界人がそれを試して失敗したんだぞ!?」
「、、、『神越者』という言葉に聞き覚えはあるか?」
「ああ。神を越える者、、、まさか、、、!」
「俺は『神越者』だ。この力で神を越え、日本に帰る。」
「そうか、なら僕の出番はまだあったようだね。」
「だからメタ発言やめい。
 で?その出番とは?」
「僕が神への道を開こう。我々エルフの力でな。」
「っ!それは本当か!?」
「ここで嘘を吐いてどうするんだい。本当だよ。」
「そうか、わかった。だが俺にはまだ力が足りない。もう少し待っててくれ。」
「もちろん良いぞ。ただし、」

 リュールはニヤニヤしながら言った。

「ただし?」

 嫌な予感をひしひしと感じながら答えた俺に、リュールは良い放った。

「俺と決闘して勝ったらな!勝てなかったらこの話は全て無しだ!」



「、、、はぁ?」




  ___________________
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 大幅に遅れてしまい、申し訳ありません。
データが消えてしまったんです!言い訳ですけど真実です!信じてください!

 、、、今度からバックアップをしっかり取っておきます。

 しばらく更新できなさそうそうです、、、。化学が難しすぎる、、、。誰か教えてくれ、、、。

 コメントください、、、。寂しくて死んじゃう、、、。
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