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貴族街
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「ウェンリーさん発見。
ちょっと声かけてくるね。」
そう、皆に声をかけるとケントは騎士の服を着たイケメンの所まで小走りで向かっていった。
「ウェンリーさん。
こんにちは。」
「ケントか。
ん?ニコラスはどうした?」
そう言うとキョロキョロと辺りを見渡す。
間抜けな動きっぽいのにウェンリーがやると何故か様になり格好良く見えることに、頬を染め感心していた。
一応萌えの材料として...。
「あそこにいますよ。
俺の財布あそこにいる男に盗まれて、
本当はウェンリーさんを驚かそうと声かけたんだけど驚いてくれなかったから...。」
「それはすまなかった。
ケントの匂いがしたもんで、近くにいるんだろうくらいには思っていたからな。
今日は入学式だったし、ユリウスはぐーたらしていて暇だから、街の見回りに出向いたわけだが、ケントに会えてラッキーだったな。
ユリウスに自慢してやることにしよう。」
匂いという発言にまた頬を染め、こんなに男前でイケメンなのに犬っぽいと言うか...。
とにかく萌えだ!!と脳内から萌がぽ~んぽ~んと溢れでている。
「で?どうする?
騎士が捕まえて良いのか?」
「うん。
あまり街で大事になっても困りますし。
ちゃんと罰は受けてもらわなくちゃですから。」
そうか。とだけ言うと念話で誰かに連絡する素振りをする。
そうすると、黒髪の一匹狼風イケメンが財布を盗んだ男に近づいていって声をかけた。
「ウェンリーさん。
あの萌...じゃなかった。あの一匹狼風イケメンは誰です?」
「?
一匹狼風イケメン?
ああ。黒髪の彼ね。
私服警備騎士だ。
彼の場合美形男子だからな、普段は近衛してるんだが要は俺直轄の部下だ。今日は俺含め、ユリウスがぐーたらしていて暇だからってこっちで悪事を働いている奴を片っ端からとっちめているんだ。」
ちょっと声かけてくるね。」
そう、皆に声をかけるとケントは騎士の服を着たイケメンの所まで小走りで向かっていった。
「ウェンリーさん。
こんにちは。」
「ケントか。
ん?ニコラスはどうした?」
そう言うとキョロキョロと辺りを見渡す。
間抜けな動きっぽいのにウェンリーがやると何故か様になり格好良く見えることに、頬を染め感心していた。
一応萌えの材料として...。
「あそこにいますよ。
俺の財布あそこにいる男に盗まれて、
本当はウェンリーさんを驚かそうと声かけたんだけど驚いてくれなかったから...。」
「それはすまなかった。
ケントの匂いがしたもんで、近くにいるんだろうくらいには思っていたからな。
今日は入学式だったし、ユリウスはぐーたらしていて暇だから、街の見回りに出向いたわけだが、ケントに会えてラッキーだったな。
ユリウスに自慢してやることにしよう。」
匂いという発言にまた頬を染め、こんなに男前でイケメンなのに犬っぽいと言うか...。
とにかく萌えだ!!と脳内から萌がぽ~んぽ~んと溢れでている。
「で?どうする?
騎士が捕まえて良いのか?」
「うん。
あまり街で大事になっても困りますし。
ちゃんと罰は受けてもらわなくちゃですから。」
そうか。とだけ言うと念話で誰かに連絡する素振りをする。
そうすると、黒髪の一匹狼風イケメンが財布を盗んだ男に近づいていって声をかけた。
「ウェンリーさん。
あの萌...じゃなかった。あの一匹狼風イケメンは誰です?」
「?
一匹狼風イケメン?
ああ。黒髪の彼ね。
私服警備騎士だ。
彼の場合美形男子だからな、普段は近衛してるんだが要は俺直轄の部下だ。今日は俺含め、ユリウスがぐーたらしていて暇だからってこっちで悪事を働いている奴を片っ端からとっちめているんだ。」
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