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自分が異世界転生するなんて

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目を覚ますと視界がぼんやりしてる。



複数の話し声が聴こえるけど
何を言ってるのかわからない。



私は確か、私は、、あれ?
何だっけ、誰だったっけ?
凄く痛い思いしたきがするけど




自分が誰かわからない




とたんに悲しくなり泣きたくなった



「ふぇ、ふぇぇ、
おぎゃーあああああ!!」



「ふふっ。奥様
可愛い元気な女の子ですよ」



「はぁっ はぁ 
・・・私の可愛い子を見せて」



「はい」



「あぁ、なんて可愛いの」



「奥様、旦那様が
急ぎこちらに向かってるみたいです」



「うふふ。
早くこの子を見せたいわ」



「きっと心配していらっしゃると思います。」






ななななな、何だ!?
泣き声が赤ちゃんなんだが?



大きい(多分大人)に抱かれて
なでなでされてるし。




客観的に観て



生まれ変わり
赤ちゃんになったらしい。



しかも
異世界に転生したんじゃないかな?



だって
聴こえてくる言葉はわからないし
髪の毛はありえない色だし



とりあえず



母親らしい人はピンク!
桃色というか濃いピンクだね

目も湖面のような薄いブルー
優しげな可愛らしい美人さんだ



後からやってきた父親らしき人は
髪はプラチナシルバー
ブロンドじゃないシルバー

目は夕闇のような紫に近い碧眼
凛々しい中に
男臭さがない中世的な美人さん



じゃあ私は?
美人と美人を併せて
さぞかし
美人に生まれたと思うじゃん?



薄茶色の髪
(光に翳せば金にも見えなくもない)
と焦茶色の目。なんでだよっ!!

顔もなんか地味だしなぁ
本当にあなた達から受け継いだ遺伝子かよ泣



まぁこの世界は両親から
同じ色や形を受け継ぐのは稀らしい
母親に説明されて納得した
浮気はしなかったみたいよ



不義な子ではなくてよかった



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