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第一章
4-2.食堂までの道
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突然腕を掴まれ、痛みと驚きで怒鳴りそうになるのを寸前で堪える。
睨み付けた瞳は分厚い前髪で誤魔化せたが、それでも不機嫌になったのまでは隠せない。
「……なんだぁ?」
「す、すみません! で、でも……食堂はこっちです……」
勢い良く謝ったかと思えば、クラロの視線に耐えかねて顔を逸らす姿はおどおどとしたもの。
言われて自覚し、周囲を見る。食堂に繋がる通路の分かれ道、人影も増えた空間。今の行動で注目を浴び、それから顔をしかめる者が多いことに気付く。
……どうやら、考えに耽りすぎたようだ。
「そうだな、久すく行ってねぇから、悪かった。……おい?」
「えっ……あ、わ! す、すみませんっ!」
素直に非を認めても、腕にしっかりと食い込んだ指は剥がれず。顔は未だ逸らされたまま、無意味な沈黙は、再びクラロが声をかけるまでの数秒。
声も過剰なら、手を離す動作も同じく。両手を上げ、無抵抗を示す大袈裟な動きに呆れる息も出ないのは、その顔が真っ赤に染まっていたからだ。
……例の、アモルと名乗ったメイドが突撃してきた日からずっとこれだ。
同僚がご奉仕している姿など嫌というほど見てきたはずだ。それも上級奴隷が働く敷地内では、ここよりももっとえげつない光景も目の当たりにしてきたはず。
いつまでも生娘のように恥ずかしがる姿は、確かに珍しいし淫魔にとっては真新しいかもしれないが……実際に反応される側としてはたまったものではない。
たとえそれが日常であっても、それこそがこの世界の普通であっても、クラロにとっては忌々しい記憶には変わりないのだから。
いい加減慣れろと、そう悪態付こうとして代わりに出たのは溜め息のなり損ない。
そう、普通ならこんなことだって言わない。それが当たり前。それが、普通。
いつまでも気にしていることこそが異常なのだから、どれだけ不快でも指摘してはならないこと。
様々な思考を飲み込み、結局は無言のまま食堂へと足を進めれば、まるでこの無駄な一連はなかったかのよう。
これでは休憩になっているのか、なっていないのか。そもそも、先日の一件が頭から離れない以上、休まる時間なんてないのだろう。
普段から昼食と嘆いてはいるが、下級奴隷に配給されるのは固いパンと薄味のスープだけ。時折芋か豆がついているが、それだっておいしいとは言い難い。
ついでに言うなら、奴隷専用の食堂となれば環境だって最悪だ。
机どころか、器以外の食器さえ与えられない。地面に座って手づかみでかぶりつき、皿から直接飲む。
普段は一応人間として扱ってはいるが、待遇としては動物と同等な部分もある。
対応が均一ではない、と矛盾を感じようとも、その尺度は淫魔様にあるのだからクラロにどうこう言える立場ではない。
何も与えられず空腹のまま一日を終えるよりはマシ。いつもならそう思えただろうが、あいにく胃は虚無感で満たされたまま。
最悪は残りをこの後輩に譲るかと考えたところで、そもそも与えられる食事が違うことを思い出す。
今あげたメニューはあくまでも下級奴隷のもの。一応上級に所属しているエリオットは、淫魔様と同じ食卓で食べる権利を与えられている。
机や椅子はもちろん、食器も過不足なく。ふかふかのパンに手の込んだポタージュ、メインは魚も肉も選べるだろう。
利用した経験がなくとも、内情はよく分かっている。そして、その噂は下級奴隷にも流れ、憧れの一つとなるのだ。
……いや、彼らが憧れているのは食事内容ではなく、淫魔様と同席できるという可能性にだろうが。
とはいっても、楽しく歓談だとか可愛がってもらえるだとか、彼らが思っているような展開は大抵望めない。
そういう食事の範囲なら可能性もあるかもしれないが、そう言う場合は大抵――。
「……そういやおめ、食事会はまだか?」
「へっ!? え、あ、な、なんの……?」
ふと浮かんだ疑問をそのまま口にすれば、話しかけられると思っていなかったエリオットは動揺し、思い至らないのかそのまま問い返してくる。
「食事するどき、淫魔様からお誘いはががってねのがって聞いでんだ」
「そ、そんな恐れ多い! 僕なんかに声がかかることなんて……」
激しく首を振り、あり得ないと断言する男の反応に暫く考えるのは、その真意が理解できているか掴みかねたからだ。
そもそも、ここに来てからもあまり日が経っていない。噂ぐらいは耳にしたかもしれないが……。
「……普通さ食事すてらどきの相席でねぐで、『お食事会』だ。淫魔様さ招待されで、初めて同席でぎる方」
「え? い、いえ、ないです……けど……?」
じっと見据えた顔に、純粋な困惑しかないことで、本当に何も知らないということに気付く。
確かに、上級と言いながらしょっちゅう洗い場に顔を出していれば声もかからないというもの。そして、同じ上級奴隷の者がわざわざ教えてやる理由もない。
であれば、それはクラロも同じこと。教えずとも、エリオットであれば近いうちに経験することだろう。
「最近こっちに入ったエリオットって、君だよね?」
……まさしく、噂をすればなんとやら、である。
振り返った先、上級国民に相応しい服に身を包んだ淫魔様を視認するよりも先に一歩足を後ろに引く。
彼らの眼中には、最初から獲物――もとい、エリオットしか入っていないのだから。
というか、そうでなければ困るし、神経を疑う。あの男のような変わり者が、そうそういてはたまったものではない。
「は、はいっ! そ、そうです!」
「今からご飯だろう? よかったら招待したいんだけど……先約があるかな?」
奴隷に対して、なんと物腰の柔らかな淫魔様だろうか。その理由を知らないエリオットは、これだけでも相当混乱しているのか、即答できずに狼狽えるばかり。
「え、えっと……」
どう答えるのがいいのかと、助けを求める視線は、そのままクラロへ。
あるいは、自分と食べに行くので断るべきか……なんて、愚かな選択は取らないだろう。
上級奴隷になれば、食事会は憧れる事項の一つ。そして、新しく入った上級奴隷が避けては通れぬ道だ。
それを断るなんて、それこそ、反逆者と疑われたっておかしくはない。
なぜなら、奴隷にとって淫魔様と一緒に居られるのは名誉であり、何事にも代えがたい歓びであるのだから。
ましてや、その目的が自分の身を使ってのお遊びであるなら、これに勝る喜びはないだろう。
……が、何も知らないエリオットは、本当に純粋にどうすれば正解かわかりかねている様子。
大方、クラロがいるのについていってもいいのか。なんて配慮がその思考の大半であろう。もちろん、そんなもの全くもって無駄であるのだが。
「えがったでねか! 初めての『食事会』説明する手間も省けだす、すっかりお勤めしてくるんだぞ!」
だから自分は放っておいていいと、さりげなく何も知らないことを淫魔様にお伝えすれば、その笑みがしっかり深くなるのを目視する。
彼からすれば思わぬ収穫といったところだ。いや、その可能性もあったからエリオットを狙っていたのだろう。
むしろ、今まで招待されていなかった方が不思議である。こんな極上の餌、捕まえない方がどうかしている。
うまくいけば、そのまま専属にもなれるだろう。それこそ、普通の奴隷ならば憧れの中の憧れ。それを邪魔するなんて、とんでもないこと。
「それじゃあ行こうか。お酒は飲めるよね?」
「は、はいっ! ですが、そんな……」
「いいんだよ、だってこれは『食事会』なんだからね」
含められた意図も知らぬまま、遠ざかる背中をその場で見送る。
クラロに声がかからないのは当たり前。誰がそんな悪趣味な催し――失敬、こんな田舎者を誘う淫魔様がいるというのか。
『食事会』ができるほどだ。上級国民の中でも、相当の地位にいる者には間違いない。順調に出世街道を歩む後輩を見送るのは、その一連を眺めていた他の者も同じ。
獲物を横取りされて悔しがる者と、羨ましがる者。そして、クラロの存在に気付き顔をしかめる者。反応は様々。
むしろ、後者の反応に安心感すら抱き始めるのは相当追い詰められていた証拠か。
そう、これが普通。これが当たり前だ。そうあるべきで、そうでなければならない。
ようやく心の重荷が無くなった気がして、吐いた息も軽いもの。とはいえ空腹感は訪れず、このまま食堂に行く気はやはり起きない。
とはいえ、仕事に戻るのも、他の同僚の反応を考えれば悪手。
穴場の候補はいくつかある。誰かがお勤め中でなければ、そこで時間を潰せばいいだろう。
時間と共に突き刺さる視線の数は増し、鬱陶しがる声も耳に届く。そんな心地良い感覚を全身に受けながら、クラロはその場を立ち去った。
「あっ、いたいた! ペーターく~~~ん!」
――否。立ち去りたかった、と言うべきだった。
睨み付けた瞳は分厚い前髪で誤魔化せたが、それでも不機嫌になったのまでは隠せない。
「……なんだぁ?」
「す、すみません! で、でも……食堂はこっちです……」
勢い良く謝ったかと思えば、クラロの視線に耐えかねて顔を逸らす姿はおどおどとしたもの。
言われて自覚し、周囲を見る。食堂に繋がる通路の分かれ道、人影も増えた空間。今の行動で注目を浴び、それから顔をしかめる者が多いことに気付く。
……どうやら、考えに耽りすぎたようだ。
「そうだな、久すく行ってねぇから、悪かった。……おい?」
「えっ……あ、わ! す、すみませんっ!」
素直に非を認めても、腕にしっかりと食い込んだ指は剥がれず。顔は未だ逸らされたまま、無意味な沈黙は、再びクラロが声をかけるまでの数秒。
声も過剰なら、手を離す動作も同じく。両手を上げ、無抵抗を示す大袈裟な動きに呆れる息も出ないのは、その顔が真っ赤に染まっていたからだ。
……例の、アモルと名乗ったメイドが突撃してきた日からずっとこれだ。
同僚がご奉仕している姿など嫌というほど見てきたはずだ。それも上級奴隷が働く敷地内では、ここよりももっとえげつない光景も目の当たりにしてきたはず。
いつまでも生娘のように恥ずかしがる姿は、確かに珍しいし淫魔にとっては真新しいかもしれないが……実際に反応される側としてはたまったものではない。
たとえそれが日常であっても、それこそがこの世界の普通であっても、クラロにとっては忌々しい記憶には変わりないのだから。
いい加減慣れろと、そう悪態付こうとして代わりに出たのは溜め息のなり損ない。
そう、普通ならこんなことだって言わない。それが当たり前。それが、普通。
いつまでも気にしていることこそが異常なのだから、どれだけ不快でも指摘してはならないこと。
様々な思考を飲み込み、結局は無言のまま食堂へと足を進めれば、まるでこの無駄な一連はなかったかのよう。
これでは休憩になっているのか、なっていないのか。そもそも、先日の一件が頭から離れない以上、休まる時間なんてないのだろう。
普段から昼食と嘆いてはいるが、下級奴隷に配給されるのは固いパンと薄味のスープだけ。時折芋か豆がついているが、それだっておいしいとは言い難い。
ついでに言うなら、奴隷専用の食堂となれば環境だって最悪だ。
机どころか、器以外の食器さえ与えられない。地面に座って手づかみでかぶりつき、皿から直接飲む。
普段は一応人間として扱ってはいるが、待遇としては動物と同等な部分もある。
対応が均一ではない、と矛盾を感じようとも、その尺度は淫魔様にあるのだからクラロにどうこう言える立場ではない。
何も与えられず空腹のまま一日を終えるよりはマシ。いつもならそう思えただろうが、あいにく胃は虚無感で満たされたまま。
最悪は残りをこの後輩に譲るかと考えたところで、そもそも与えられる食事が違うことを思い出す。
今あげたメニューはあくまでも下級奴隷のもの。一応上級に所属しているエリオットは、淫魔様と同じ食卓で食べる権利を与えられている。
机や椅子はもちろん、食器も過不足なく。ふかふかのパンに手の込んだポタージュ、メインは魚も肉も選べるだろう。
利用した経験がなくとも、内情はよく分かっている。そして、その噂は下級奴隷にも流れ、憧れの一つとなるのだ。
……いや、彼らが憧れているのは食事内容ではなく、淫魔様と同席できるという可能性にだろうが。
とはいっても、楽しく歓談だとか可愛がってもらえるだとか、彼らが思っているような展開は大抵望めない。
そういう食事の範囲なら可能性もあるかもしれないが、そう言う場合は大抵――。
「……そういやおめ、食事会はまだか?」
「へっ!? え、あ、な、なんの……?」
ふと浮かんだ疑問をそのまま口にすれば、話しかけられると思っていなかったエリオットは動揺し、思い至らないのかそのまま問い返してくる。
「食事するどき、淫魔様からお誘いはががってねのがって聞いでんだ」
「そ、そんな恐れ多い! 僕なんかに声がかかることなんて……」
激しく首を振り、あり得ないと断言する男の反応に暫く考えるのは、その真意が理解できているか掴みかねたからだ。
そもそも、ここに来てからもあまり日が経っていない。噂ぐらいは耳にしたかもしれないが……。
「……普通さ食事すてらどきの相席でねぐで、『お食事会』だ。淫魔様さ招待されで、初めて同席でぎる方」
「え? い、いえ、ないです……けど……?」
じっと見据えた顔に、純粋な困惑しかないことで、本当に何も知らないということに気付く。
確かに、上級と言いながらしょっちゅう洗い場に顔を出していれば声もかからないというもの。そして、同じ上級奴隷の者がわざわざ教えてやる理由もない。
であれば、それはクラロも同じこと。教えずとも、エリオットであれば近いうちに経験することだろう。
「最近こっちに入ったエリオットって、君だよね?」
……まさしく、噂をすればなんとやら、である。
振り返った先、上級国民に相応しい服に身を包んだ淫魔様を視認するよりも先に一歩足を後ろに引く。
彼らの眼中には、最初から獲物――もとい、エリオットしか入っていないのだから。
というか、そうでなければ困るし、神経を疑う。あの男のような変わり者が、そうそういてはたまったものではない。
「は、はいっ! そ、そうです!」
「今からご飯だろう? よかったら招待したいんだけど……先約があるかな?」
奴隷に対して、なんと物腰の柔らかな淫魔様だろうか。その理由を知らないエリオットは、これだけでも相当混乱しているのか、即答できずに狼狽えるばかり。
「え、えっと……」
どう答えるのがいいのかと、助けを求める視線は、そのままクラロへ。
あるいは、自分と食べに行くので断るべきか……なんて、愚かな選択は取らないだろう。
上級奴隷になれば、食事会は憧れる事項の一つ。そして、新しく入った上級奴隷が避けては通れぬ道だ。
それを断るなんて、それこそ、反逆者と疑われたっておかしくはない。
なぜなら、奴隷にとって淫魔様と一緒に居られるのは名誉であり、何事にも代えがたい歓びであるのだから。
ましてや、その目的が自分の身を使ってのお遊びであるなら、これに勝る喜びはないだろう。
……が、何も知らないエリオットは、本当に純粋にどうすれば正解かわかりかねている様子。
大方、クラロがいるのについていってもいいのか。なんて配慮がその思考の大半であろう。もちろん、そんなもの全くもって無駄であるのだが。
「えがったでねか! 初めての『食事会』説明する手間も省けだす、すっかりお勤めしてくるんだぞ!」
だから自分は放っておいていいと、さりげなく何も知らないことを淫魔様にお伝えすれば、その笑みがしっかり深くなるのを目視する。
彼からすれば思わぬ収穫といったところだ。いや、その可能性もあったからエリオットを狙っていたのだろう。
むしろ、今まで招待されていなかった方が不思議である。こんな極上の餌、捕まえない方がどうかしている。
うまくいけば、そのまま専属にもなれるだろう。それこそ、普通の奴隷ならば憧れの中の憧れ。それを邪魔するなんて、とんでもないこと。
「それじゃあ行こうか。お酒は飲めるよね?」
「は、はいっ! ですが、そんな……」
「いいんだよ、だってこれは『食事会』なんだからね」
含められた意図も知らぬまま、遠ざかる背中をその場で見送る。
クラロに声がかからないのは当たり前。誰がそんな悪趣味な催し――失敬、こんな田舎者を誘う淫魔様がいるというのか。
『食事会』ができるほどだ。上級国民の中でも、相当の地位にいる者には間違いない。順調に出世街道を歩む後輩を見送るのは、その一連を眺めていた他の者も同じ。
獲物を横取りされて悔しがる者と、羨ましがる者。そして、クラロの存在に気付き顔をしかめる者。反応は様々。
むしろ、後者の反応に安心感すら抱き始めるのは相当追い詰められていた証拠か。
そう、これが普通。これが当たり前だ。そうあるべきで、そうでなければならない。
ようやく心の重荷が無くなった気がして、吐いた息も軽いもの。とはいえ空腹感は訪れず、このまま食堂に行く気はやはり起きない。
とはいえ、仕事に戻るのも、他の同僚の反応を考えれば悪手。
穴場の候補はいくつかある。誰かがお勤め中でなければ、そこで時間を潰せばいいだろう。
時間と共に突き刺さる視線の数は増し、鬱陶しがる声も耳に届く。そんな心地良い感覚を全身に受けながら、クラロはその場を立ち去った。
「あっ、いたいた! ペーターく~~~ん!」
――否。立ち去りたかった、と言うべきだった。
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