59 / 70
4章。限界突破の外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
59話。アンジェラとの決着
しおりを挟む
父上が光の粒子となって消滅していく。
僕はそれを呆然と見つめた。
アンジェラは、父上はこの世に未練があって戦いたがっていた、と言っていた。自分はその背中を押しただけだと。
「シグルド様は、アベル様の成長を見届けたかったのですね」
ティファがやって来て、告げた。
「生前。アベル様に剣を直接、教えられなかったのが、残念だとおっしゃっていました……」
「そうか……」
だから、満足して天に昇っていったんだな。
父上の魂が、今度こそ迷わないように僕は祈りを捧げた。
「アベル……傷の手当てをするね」
リディアが寄ってきて、僕の背中に手を当てた。注ぎ込まれた回復魔法が、身体の痛みを取り去っていく。
「私も祈るわ。お父様の安らかな眠りを……」
「ありがとう。リディア」
大聖女の祈りを受ければ、もう父上がアンデッド化することはないだろう。
できれば、もっと父上と話がしたかったけれど。これ以上の奇跡を望んだら、きっとバチが当たるだろうな。
「嘘っ……私の最強の騎士がっ。シグルドが……!」
その時、アンデッドの馬に乗ったアンジェラが、呆然自失とした様子でやって来た。
「これで、あなたの自慢の三騎士はすべて、アベル様に破れましたね」
「なぜ、それを……?」
ティファの言葉に、アンジェラは表情を強張らせる。
「三騎士に指定したアンデッドの能力を3倍に引き上げ、弱点属性の耐性も与える。それが、あなたのスキルの力なのでしょ?
知ってしまえば、なんということはありません。バフ・マスターの劣化版ではありませんか!」
「確かにそうね! シグルド様にドラゴンゾンビ。強力なアンデッドを騎士にしてこそ、真価を発揮する力だわ。
シグルド様クラスの存在なんて、そうそういないし。もう、あなたなんて怖くないわ!」
リディアも強気で言い放った。
【死霊使い(ネクロマンサー)】の強さとは、支配するアンデッドの強さによって決まる。
アンジェラは攻撃系の暗黒魔法も習得しているが、もう僕たちの敵ではない。
「アンジェラ。降伏して魔物の軍勢を撤退させろ。そうすれば、命までは取らない」
「……やさしいのね。でも私に敗北は許されないの」
アンジェラは懐から、何か赤い宝石のような物を取り出した。
「勝ち目が無いなら。あなた達、全員、道連れにするだけよ」
「アベル様……! あれは強力な魔法爆弾です!」
ティファの鋭い叫び。魔法爆弾は城壁を壊するのに使う新型の攻城兵器だ。それを至近距離で使うとは……
まさかアンジェラは自爆するつもりか?
「【敏捷性】を限界突破!」
そう直感した僕は、アンジェラに向けて疾風となって突進する。
「【筋力】を限界突破!」
アンジェラの宝石を奪い取って、空に向かって放り投げた。
その瞬間、宝石が爆発し、すさまじい爆風が大地を叩いた。
「きゃう!?」
僕たちは、吹き飛ばされて地面を転がる。
リディアもティファも、うめいてはいるが怪我をした様子は無かった。
それは尻もちをついたアンジェラも同じだった。
「まさか、最後の切り札も通用しないなんて……」
「ちょっと、アンジェラ。私たちごと自爆しようなんて、どういうつもり!?」
リディアが立ち上がって、アンジェラに詰め寄った。
「せっかくアベルが、降伏すれば命までは取らないって、言ってあげてるんでしょうが!?」
「……交渉の余地は無いということです、リディア様。アンジェラ王女はここで斬りましょう」
ティファが瞳に怒りの火を灯す。
「ティファ、待て。アンジェラ、自爆してまで、勝利にこだわる理由はなんだ?」
アンジェラを倒すのは、もはや簡単だ。それなら降伏してもらった方が、ありがたい。
魔物の軍勢はアンジェラを倒したところで、好き勝手に暴れるだけだ。
無秩序化した3万もの魔物の討伐は困難だ。こちらも大きな被害を受けて、フォルガナに付け入るすきを与えかねない。
できればアンジェラの命令で、魔物の軍勢を撤退させた方が得策だった。
「……同じことなのよ。アーデルハイドの攻略に失敗したら、私は無能としてお父様に処刑されるわ。
私は実験的に生まれた半魔族。使えないなら消されるだけよ」
「なんですって?」
自嘲気味な笑みを浮かべるアンジェラに、リディアは面食らう。
「そうしたら、お母様も廃棄処分にされる。私は何としても、あなた達の命を奪わなければならないの」
アンジェラは立ち上がって、戦う姿勢を見せた。
「さぁ、続けましょう。ラストワルツよ」
「はあっ!? お母様のため? あなたバカじゃないの!? あなたのお母様が、あなたが死ぬことなんか、望んでいると思う!?」
「な、なにを……?」
リディアはアンジェラの腕を掴んで、【解呪(ディスペル)】の魔法を使った。
アンジェラが発動しようとしていた暗黒魔法が、霧散して消える。
「おい、リディア!」
危険極まりない行動に、僕はリディアを制止しようとしたが、彼女は構わず続けた。
「あなたのお母様は、あなたに生きていて欲しいと思っているハズだわ。それにあなたが、私たちを巻き添えにして死んだところで、お母様が無事のままでいられる保証なんて無いでしょう!?」
「アンジェラ。キミのお母さんは魔族の女性で、フォルガナの王宮にずっと幽閉されているんだろう?
キミがいなくなったら、それこそ処分されてしまうんじゃないか?」
フォルガナ王がアンジェラの母親を閉じ込めて生かしているのは、アンジェラに言うことを聞かせるためだろう。
「それは……」
アンジェラが動揺を見せた。その点には思い至っていたが、他に手立てが無かったのだろう。
「僕はこれ以上、血を流すのを望んでいない。魔物の軍勢を撤退させるのなら、キミの母親を取り戻す交渉をすると約束する。
それでもうフォルガナには加担せず、親子ふたりで仲良く暮らしたらどうだ?」
関係者全員が得をする道という奴だ。
「えっ? ……それは本気で言っているの? 私のお母様を助けてくれるって。
私はシグルドを……あなたのお父様をアンデッドにして使っていたのよ?
この国を滅ぼそうとしていたのよ?」
「そのおかげで、父上と再会できた訳だし。3万もの魔物とやり合うのは、正直、骨が折れる。
とりあえず判断するのは、僕がどうやってキミのお母さんを助けるつもりか、その策を聞いてからにしてもらえないか?」
アンジェラは、こくんと頷いた。
僕はそれを呆然と見つめた。
アンジェラは、父上はこの世に未練があって戦いたがっていた、と言っていた。自分はその背中を押しただけだと。
「シグルド様は、アベル様の成長を見届けたかったのですね」
ティファがやって来て、告げた。
「生前。アベル様に剣を直接、教えられなかったのが、残念だとおっしゃっていました……」
「そうか……」
だから、満足して天に昇っていったんだな。
父上の魂が、今度こそ迷わないように僕は祈りを捧げた。
「アベル……傷の手当てをするね」
リディアが寄ってきて、僕の背中に手を当てた。注ぎ込まれた回復魔法が、身体の痛みを取り去っていく。
「私も祈るわ。お父様の安らかな眠りを……」
「ありがとう。リディア」
大聖女の祈りを受ければ、もう父上がアンデッド化することはないだろう。
できれば、もっと父上と話がしたかったけれど。これ以上の奇跡を望んだら、きっとバチが当たるだろうな。
「嘘っ……私の最強の騎士がっ。シグルドが……!」
その時、アンデッドの馬に乗ったアンジェラが、呆然自失とした様子でやって来た。
「これで、あなたの自慢の三騎士はすべて、アベル様に破れましたね」
「なぜ、それを……?」
ティファの言葉に、アンジェラは表情を強張らせる。
「三騎士に指定したアンデッドの能力を3倍に引き上げ、弱点属性の耐性も与える。それが、あなたのスキルの力なのでしょ?
知ってしまえば、なんということはありません。バフ・マスターの劣化版ではありませんか!」
「確かにそうね! シグルド様にドラゴンゾンビ。強力なアンデッドを騎士にしてこそ、真価を発揮する力だわ。
シグルド様クラスの存在なんて、そうそういないし。もう、あなたなんて怖くないわ!」
リディアも強気で言い放った。
【死霊使い(ネクロマンサー)】の強さとは、支配するアンデッドの強さによって決まる。
アンジェラは攻撃系の暗黒魔法も習得しているが、もう僕たちの敵ではない。
「アンジェラ。降伏して魔物の軍勢を撤退させろ。そうすれば、命までは取らない」
「……やさしいのね。でも私に敗北は許されないの」
アンジェラは懐から、何か赤い宝石のような物を取り出した。
「勝ち目が無いなら。あなた達、全員、道連れにするだけよ」
「アベル様……! あれは強力な魔法爆弾です!」
ティファの鋭い叫び。魔法爆弾は城壁を壊するのに使う新型の攻城兵器だ。それを至近距離で使うとは……
まさかアンジェラは自爆するつもりか?
「【敏捷性】を限界突破!」
そう直感した僕は、アンジェラに向けて疾風となって突進する。
「【筋力】を限界突破!」
アンジェラの宝石を奪い取って、空に向かって放り投げた。
その瞬間、宝石が爆発し、すさまじい爆風が大地を叩いた。
「きゃう!?」
僕たちは、吹き飛ばされて地面を転がる。
リディアもティファも、うめいてはいるが怪我をした様子は無かった。
それは尻もちをついたアンジェラも同じだった。
「まさか、最後の切り札も通用しないなんて……」
「ちょっと、アンジェラ。私たちごと自爆しようなんて、どういうつもり!?」
リディアが立ち上がって、アンジェラに詰め寄った。
「せっかくアベルが、降伏すれば命までは取らないって、言ってあげてるんでしょうが!?」
「……交渉の余地は無いということです、リディア様。アンジェラ王女はここで斬りましょう」
ティファが瞳に怒りの火を灯す。
「ティファ、待て。アンジェラ、自爆してまで、勝利にこだわる理由はなんだ?」
アンジェラを倒すのは、もはや簡単だ。それなら降伏してもらった方が、ありがたい。
魔物の軍勢はアンジェラを倒したところで、好き勝手に暴れるだけだ。
無秩序化した3万もの魔物の討伐は困難だ。こちらも大きな被害を受けて、フォルガナに付け入るすきを与えかねない。
できればアンジェラの命令で、魔物の軍勢を撤退させた方が得策だった。
「……同じことなのよ。アーデルハイドの攻略に失敗したら、私は無能としてお父様に処刑されるわ。
私は実験的に生まれた半魔族。使えないなら消されるだけよ」
「なんですって?」
自嘲気味な笑みを浮かべるアンジェラに、リディアは面食らう。
「そうしたら、お母様も廃棄処分にされる。私は何としても、あなた達の命を奪わなければならないの」
アンジェラは立ち上がって、戦う姿勢を見せた。
「さぁ、続けましょう。ラストワルツよ」
「はあっ!? お母様のため? あなたバカじゃないの!? あなたのお母様が、あなたが死ぬことなんか、望んでいると思う!?」
「な、なにを……?」
リディアはアンジェラの腕を掴んで、【解呪(ディスペル)】の魔法を使った。
アンジェラが発動しようとしていた暗黒魔法が、霧散して消える。
「おい、リディア!」
危険極まりない行動に、僕はリディアを制止しようとしたが、彼女は構わず続けた。
「あなたのお母様は、あなたに生きていて欲しいと思っているハズだわ。それにあなたが、私たちを巻き添えにして死んだところで、お母様が無事のままでいられる保証なんて無いでしょう!?」
「アンジェラ。キミのお母さんは魔族の女性で、フォルガナの王宮にずっと幽閉されているんだろう?
キミがいなくなったら、それこそ処分されてしまうんじゃないか?」
フォルガナ王がアンジェラの母親を閉じ込めて生かしているのは、アンジェラに言うことを聞かせるためだろう。
「それは……」
アンジェラが動揺を見せた。その点には思い至っていたが、他に手立てが無かったのだろう。
「僕はこれ以上、血を流すのを望んでいない。魔物の軍勢を撤退させるのなら、キミの母親を取り戻す交渉をすると約束する。
それでもうフォルガナには加担せず、親子ふたりで仲良く暮らしたらどうだ?」
関係者全員が得をする道という奴だ。
「えっ? ……それは本気で言っているの? 私のお母様を助けてくれるって。
私はシグルドを……あなたのお父様をアンデッドにして使っていたのよ?
この国を滅ぼそうとしていたのよ?」
「そのおかげで、父上と再会できた訳だし。3万もの魔物とやり合うのは、正直、骨が折れる。
とりあえず判断するのは、僕がどうやってキミのお母さんを助けるつもりか、その策を聞いてからにしてもらえないか?」
アンジェラは、こくんと頷いた。
0
お気に入りに追加
2,033
あなたにおすすめの小説
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
【完結】拾ったおじさんが何やら普通ではありませんでした…
三園 七詩
ファンタジー
カノンは祖母と食堂を切り盛りする普通の女の子…そんなカノンがいつものように店を閉めようとすると…物音が…そこには倒れている人が…拾った人はおじさんだった…それもかなりのイケおじだった!
次の話(グレイ視点)にて完結になります。
お読みいただきありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる