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それでも俺が好きだと言ってみろ.89
しおりを挟む服をはだけ、もどかしそうにブラのホックを外すと、桜庭の熱くて大きな掌が胸をまさぐった。
どんなにこの感触を求めていたことだろう・・・。
欲しい・・・、もっと激しく・・・、もっと強く・・・。
スカートの中に侵入した桜庭の手は容易く下着の中の大切な場所にたどり着く。
「なんだ・・・?、お漏らしでもしたのか?ここ、ぐしょぐしょだぞ?」
そうだ・・・、身体の芯はさっきからどうしようもなく疼いて、桜庭のそれを欲しがっている。
「何とか言えよ?」
「桜庭さんがいけないんです・・・。こんな風になっちゃうのは全部桜庭さんのせいです・・・。だから、責任を取ってください・・・」
和香はこれ以上ないくらい顔を真っ赤にして、桜庭のことを見つめ返した。
「いい子だ・・・。だけど、まだ言葉が足りないな」
「ここにください・・・、桜庭さんの大きいの・・・。それで・・・、お、奥まで突いてください!」
「まったく・・・、参るね。一ヶ月我慢してた身には堪えるな・・・」
「えっ・・・」
和香がその意味を考える隙を与えず、あっという間に下着が剥ぎ取られ、桜庭の先端があてがわれた。
十分に濡れたそこは、容易く桜庭の侵入を許した。
「ああああっ!!」
一気に最奥まで貫かれ、和香は悲鳴に近い嬌声を上げた。
「どうだ、気持ちいいか?」
桜庭は最初から手加減することなく、激しく腰を動かした。
「いいっ・・・、いいです・・・。ああっ・・・、桜庭さんの・・・、熱くて・・・、硬くて・・・、おっきくて・・・、気持ちいい・・・」
「・・・くっ、言うようになったな」
桜庭はあまりに感情をあからさまに表現する和香の奔放さに、自分から仕掛けたくせに、逆にやられそうになって焦る。
「ああっ、もっと・・・、欲しい・・・。ああ、いいっ、ああん、桜庭さん・・・、もっと、もっと・・・、奥まで・・・、あああん・・・」
一旦壊れた堰は止められない。
和香の口からは感情が垂れ流しになる。
「バカ・・・、調子に乗りやがって・・・」
桜庭はもう格好などつけていられない状況に追い込まれる。
「はっ・・・、もう・・・、イクッ・・・」
桜庭の精が和香の体内に放たれた。
「嬉しい・・・、桜庭さんのがいっぱい・・・。全部ください・・・、桜庭さんの熱いの・・・、全部」
「お前の口は大丈夫か?」
煽っておきながら言うのも何だが、感情が決壊した和香は無敵だった。
「大丈夫です。キスも欲しい・・・」
和香は桜庭の後頭部に手を回すと、自分の方に引き寄せ自分から唇を重ねた。
「んんっ、・・・ふっ・・・、んんっ・・・」
甘い、とろける様なキス・・・。
舌と舌を絡めるのが死ぬほど気持ちいい・・・。
「こらっ・・・、竹内・・・」
調子に乗りすぎだと釘を刺そうとしたが、もう一度引き戻されさらに熱いくちづけを交わした。
今までのセックスとは格段に違う高揚感に二人は包まれていた。
「もう一回欲しいです・・・」
くちづけを解いたそばから、和香の口からそんな言葉が飛び出した。
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