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それでも俺が好きだと言ってみろ.25
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「まだ、彼として、イったことはありません」
「お前、それで満足なの?」
「そんなこと・・・」
聞かないでくださいと言いたかったけれど、飲み込んだ。
「まあいい、今日は俺がたっぷり可愛がってやるから」
「・・・っ!」
いいです、というのも変だし、だからといって、よろしくお願いしますと言うわけにもいかず、和香はただ黙ってそこに立ち尽くしていた。
「ベッド行けよ」
「・・・はい」
「セックスするときは、彼氏の部屋、それともお前の部屋?」
なんでそんなこと答えなきゃいけないんだろう・・・。
だけど、変にたてついたって結局言い負かされるんだ。
「どっちも、あります・・・」
「ふうん・・・」
桜庭はそのことについて、それ以上何も言わなかった。
「下着脱いで仰向けに寝ろ」
和香は言われた通り下着をとり、ベッドに身体を横たえた。
「膝立てて、足開け」
「・・・」
いつもは挿入のために、そして今日は和香をイかせるために足を開けという。
それだけの違いなのに、何だかいつもより何倍も恥ずかしい。
いつもは桜庭の欲求だけを満たすものが、今日は和香の性欲を満たす行為が追加されるわけだ。
何だかどんどん共犯者になっていくような気がして、この関係から抜けられなくなる怖さを感じる。
桜庭はジェルを手に取ると和香のあそこに塗り付けた。
冷たさと敏感な部分への刺激で、和香の体はピクッと反応した。
「やーらしい恰好」
自分で指示しておいてその言い方はないだろう・・・。
桜庭は無表情のままジェルをまんべんなく行き渡らせると、両手を使って刺激を始めた。
「お前、声我慢しないで出せよ」
「・・・はい」
桜庭はゆっくりと中に指を侵入させながら、もう片方の手で割れ目の中をくちゅくちゅと刺激した。
「あっ・・・、・・・あっ・・・」
最初はただの物理的刺激だったそれが、徐々に和香をおかしな気持ちにさせていく。
桜庭は挿入していた指を抜き出すと、突然太ももをゆっくりと撫で回した。
そしてまた和香の中をかき回すという、イレギュラーな動きで、和香を翻弄した。
桜庭の指が二本に増やされると、和香の内壁を圧迫しながらの動きになった。
「あっ・・・、はぁっ・・・」
指が抜かれると、もっと続けて欲しいという欲望を感じていることを実感した。
「いい子だ。もっとエロい声出せよ」
そして何より、そんなことを自分にしている桜庭の姿は、いつもセックスで和香を貫いている時よりも、なぜか淫猥に感じられ、和香はたまらなくなる。
「お前、それで満足なの?」
「そんなこと・・・」
聞かないでくださいと言いたかったけれど、飲み込んだ。
「まあいい、今日は俺がたっぷり可愛がってやるから」
「・・・っ!」
いいです、というのも変だし、だからといって、よろしくお願いしますと言うわけにもいかず、和香はただ黙ってそこに立ち尽くしていた。
「ベッド行けよ」
「・・・はい」
「セックスするときは、彼氏の部屋、それともお前の部屋?」
なんでそんなこと答えなきゃいけないんだろう・・・。
だけど、変にたてついたって結局言い負かされるんだ。
「どっちも、あります・・・」
「ふうん・・・」
桜庭はそのことについて、それ以上何も言わなかった。
「下着脱いで仰向けに寝ろ」
和香は言われた通り下着をとり、ベッドに身体を横たえた。
「膝立てて、足開け」
「・・・」
いつもは挿入のために、そして今日は和香をイかせるために足を開けという。
それだけの違いなのに、何だかいつもより何倍も恥ずかしい。
いつもは桜庭の欲求だけを満たすものが、今日は和香の性欲を満たす行為が追加されるわけだ。
何だかどんどん共犯者になっていくような気がして、この関係から抜けられなくなる怖さを感じる。
桜庭はジェルを手に取ると和香のあそこに塗り付けた。
冷たさと敏感な部分への刺激で、和香の体はピクッと反応した。
「やーらしい恰好」
自分で指示しておいてその言い方はないだろう・・・。
桜庭は無表情のままジェルをまんべんなく行き渡らせると、両手を使って刺激を始めた。
「お前、声我慢しないで出せよ」
「・・・はい」
桜庭はゆっくりと中に指を侵入させながら、もう片方の手で割れ目の中をくちゅくちゅと刺激した。
「あっ・・・、・・・あっ・・・」
最初はただの物理的刺激だったそれが、徐々に和香をおかしな気持ちにさせていく。
桜庭は挿入していた指を抜き出すと、突然太ももをゆっくりと撫で回した。
そしてまた和香の中をかき回すという、イレギュラーな動きで、和香を翻弄した。
桜庭の指が二本に増やされると、和香の内壁を圧迫しながらの動きになった。
「あっ・・・、はぁっ・・・」
指が抜かれると、もっと続けて欲しいという欲望を感じていることを実感した。
「いい子だ。もっとエロい声出せよ」
そして何より、そんなことを自分にしている桜庭の姿は、いつもセックスで和香を貫いている時よりも、なぜか淫猥に感じられ、和香はたまらなくなる。
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