64 / 106
御曹司のやんごとなき恋愛事情.64
しおりを挟む
ホテルに到着し、チェックインを済ませる。
こんな風に俊介のことを待つのは初めてだ・・・。
咄嗟のことで、ホテルまでとってしまったが、本当にこれでよかったのか、いまだに分からない。
仮にも今は出張中だ・・・。
その合間に逢引?いや、これを何と呼べばいいのかは分からない。
優子の気持ちはそんな宙ぶらりんのままだが、伊波や、他人に言わせれば立派な浮気だ。
それでも自分は選んでしまった・・・。
俊介が来るまでの数時間は長かったはずなのに、正直な気持ちを言えば、彼に会えることの喜びがあまりに大きくて、まったく気にならなかった。
そんなことは決して知られてはならないけれど・・・。
ドアのロックが解除され、俊介が部屋に入ってきた。
「優子・・・、会いたかった」
顔を見るなり、優子のことを強く抱きしめた。
俊介はその熱い思いをストレートに優子にぶつけてくる。
「こんな無茶苦茶なこと・・・、もう少し考えて行動して・・・んんっ」
言葉は最後まで言わせてもらえなかった。
俊介の熱いキスが優子の唇を塞いでしまったから。
「んっ・・・、んんっ・・・、・・・ふっ・・・、ん、・・・んんっ・・・」
キスをしながら、俊介は自分の服を脱ぎ捨てた。
そして、優子の服にも手をかける。
「坊ちゃん・・・、いけません・・・。今は海外視察の・・・最中・・・で・・・あっ・・・はぁっ・・・」
キスの合間を縫って抗議をするも、部屋までとっておいてそんなことが通用するはずがないことは、優子自身も十分分かっている。
「ああっ・・・坊ちゃん・・・、ダメです・・・。そんなつもりで来たんじゃ・・・ありません・・・あっ、ああっ」
下着だけになった優子を抱きしめると、ベッドに押し倒した。
「坊ちゃん・・・私の・・・話を・・・あっ、あああっ・・・聞いて・・・んんっ・・・」
完全に勃ちあがったそれを腹におしつけられ、熱いキスを受けながら体中をまさぐられた。
「優子が・・・来てくれて・・・嬉しい」
耳朶をねっとりと舐めながら囁かれ、優子は返す言葉を失った。
そのまま俊介の舌は優子の耳の中でくちゅくちゅと音をたてて動き回った。
柔らかな乳房を優しく、そして時にキツく揉みしだく。
「あっ・・・、はあっ・・・」
優子は見苦しい言い訳をするのはやめた。
「好きだ・・・好きだよ・・・優子・・・」
俊介はそう呟きながら切ない表情で優子のことを見つめる。
その言葉に、「私も・・・」と答えることができない苦しさが胸を締め付ける。
「今日はとても優しくできない・・・ごめん・・・」
俊介はそう言うと、すぐに優子の下半身に手を伸ばした。
そこが充分に濡れていることを確かめると、すぐさまはち切れそうになった自身で優子のことを貫いた。
「はっ・・・、あああっ!」
あまりに激しい挿入に優子は思わず声をあげた。
こんな風に俊介のことを待つのは初めてだ・・・。
咄嗟のことで、ホテルまでとってしまったが、本当にこれでよかったのか、いまだに分からない。
仮にも今は出張中だ・・・。
その合間に逢引?いや、これを何と呼べばいいのかは分からない。
優子の気持ちはそんな宙ぶらりんのままだが、伊波や、他人に言わせれば立派な浮気だ。
それでも自分は選んでしまった・・・。
俊介が来るまでの数時間は長かったはずなのに、正直な気持ちを言えば、彼に会えることの喜びがあまりに大きくて、まったく気にならなかった。
そんなことは決して知られてはならないけれど・・・。
ドアのロックが解除され、俊介が部屋に入ってきた。
「優子・・・、会いたかった」
顔を見るなり、優子のことを強く抱きしめた。
俊介はその熱い思いをストレートに優子にぶつけてくる。
「こんな無茶苦茶なこと・・・、もう少し考えて行動して・・・んんっ」
言葉は最後まで言わせてもらえなかった。
俊介の熱いキスが優子の唇を塞いでしまったから。
「んっ・・・、んんっ・・・、・・・ふっ・・・、ん、・・・んんっ・・・」
キスをしながら、俊介は自分の服を脱ぎ捨てた。
そして、優子の服にも手をかける。
「坊ちゃん・・・、いけません・・・。今は海外視察の・・・最中・・・で・・・あっ・・・はぁっ・・・」
キスの合間を縫って抗議をするも、部屋までとっておいてそんなことが通用するはずがないことは、優子自身も十分分かっている。
「ああっ・・・坊ちゃん・・・、ダメです・・・。そんなつもりで来たんじゃ・・・ありません・・・あっ、ああっ」
下着だけになった優子を抱きしめると、ベッドに押し倒した。
「坊ちゃん・・・私の・・・話を・・・あっ、あああっ・・・聞いて・・・んんっ・・・」
完全に勃ちあがったそれを腹におしつけられ、熱いキスを受けながら体中をまさぐられた。
「優子が・・・来てくれて・・・嬉しい」
耳朶をねっとりと舐めながら囁かれ、優子は返す言葉を失った。
そのまま俊介の舌は優子の耳の中でくちゅくちゅと音をたてて動き回った。
柔らかな乳房を優しく、そして時にキツく揉みしだく。
「あっ・・・、はあっ・・・」
優子は見苦しい言い訳をするのはやめた。
「好きだ・・・好きだよ・・・優子・・・」
俊介はそう呟きながら切ない表情で優子のことを見つめる。
その言葉に、「私も・・・」と答えることができない苦しさが胸を締め付ける。
「今日はとても優しくできない・・・ごめん・・・」
俊介はそう言うと、すぐに優子の下半身に手を伸ばした。
そこが充分に濡れていることを確かめると、すぐさまはち切れそうになった自身で優子のことを貫いた。
「はっ・・・、あああっ!」
あまりに激しい挿入に優子は思わず声をあげた。
0
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
極道に大切に飼われた、お姫様
真木
恋愛
珈涼は父の組のため、生粋の極道、月岡に大切に飼われるようにして暮らすことになる。憧れていた月岡に甲斐甲斐しく世話を焼かれるのも、教え込まれるように夜ごと結ばれるのも、珈涼はただ恐ろしくて殻にこもっていく。繊細で怖がりな少女と、愛情の伝え方が下手な極道の、すれ違いラブストーリー。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
元カノと復縁する方法
なとみ
恋愛
「別れよっか」
同棲して1年ちょっとの榛名旭(はるな あさひ)に、ある日別れを告げられた無自覚男の瀬戸口颯(せとぐち そう)。
会社の同僚でもある二人の付き合いは、突然終わりを迎える。
自分の気持ちを振り返りながら、復縁に向けて頑張るお話。
表紙はまるぶち銀河様からの頂き物です。素敵です!
婚姻届の罠に落ちたら
神原オホカミ【書籍発売中】
恋愛
年下の彼は有無を言わさず強引に追い詰めてきて――
中途採用で就社した『杏子(きょうこ)』の前に突如現れた海外帰りの営業職。
そのうちの一人は、高校まで杏子をいじめていた年下の幼馴染だった。
幼馴染の『晴(はる)』は過去に書いた婚姻届をちらつかせ
彼氏ができたら破棄するが、そうじゃなきゃ俺のものになれと迫ってきて……。
恋愛下手な地味女子×ぐいぐいせまってくる幼馴染
オフィスで繰り広げられる
溺愛系じれじれこじらせラブコメ。
内容が無理な人はそっと閉じてネガティヴコメントは控えてください、お願いしますm(_ _)m
◆レーティングマークは念のためです。
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆アルファポリスさん/エブリスタさん/カクヨムさん/なろうさんで掲載してます。
〇構想執筆:2020年、改稿投稿:2024年
溺愛なんてされるものではありません
彩里 咲華
恋愛
社長御曹司と噂されている超絶イケメン
平国 蓮
×
干物系女子と化している蓮の話相手
赤崎 美織
部署は違うが同じ会社で働いている二人。会社では接点がなく会うことはほとんどない。しかし偶然だけど美織と蓮は同じマンションの隣同士に住んでいた。蓮に誘われて二人は一緒にご飯を食べながら話をするようになり、蓮からある意外な悩み相談をされる。 顔良し、性格良し、誰からも慕われるそんな完璧男子の蓮の悩みとは……!?
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる