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第一部
36,一年の成果〔6〕
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「なかなかいいじゃないか」
顔にとある液体を丁寧に優しく塗り込んでいく。どこか懐かしい香りである。
年が明けてすぐに研究開発をしてきたものがある。
化粧水や乳液などの肌に関わる商品である。田中哲朗の知識と経験が一番に発揮される部門だ。
幸いにして土の精霊のモグ子に必要な草や花を見つけてきてもらい、水の精霊のヘビ男にも多くの水の源泉場所を教えてもらい、材料は一通り揃った。
ただ、不思議なのは太陽の紫外線が地球と異なるのか、日焼けをしない人が多い。
そういう設定なのかはわからないが、通常外にいる時間が長いと肌がどれだけ日焼けするかは予測が付いていたのだが、地球よりも緩やかに思えた。
やはり、この世界の人体構造も少し異なるのかもしれない。
だいたい、染髪したわけじゃないのに地毛が赤や青、紫、緑と地球ではあまり考えられない人たちもいるわけで、まったく同じ構造をしているようには思えない。
私とアリーシャ、王族や貴族たちの多くは金色で、カーティスは紫色で、確かヒロインは黒髪だった。
何のことかいまだに上手く意味を掴み切れていないのだが、川上さん曰わく、登場する貴公子たちにはカラーというものがあるらしい。
まあ、不可解なことも多いが、それでもシミやソバカスなどができる人はいるので、こういう商品の開発も必要だと思った。
この手の研究者もいた。
この時期にはもはや確信になっていたのだが、どうやらこの世界というのは1800年の日本に、2000年に生きている研究者がいる、そういう感覚がある。
だから、ヒロインの助言や提案、おそらくヒロインに助力する高位貴族たちの影響によって、埋もれていた研究者の隠しもっていた科学的な知識や技術が一挙に花開いた、爆発的に散布したということが起きた。
実際、研究者たちは一度頭の中でつながると、連鎖反応のようにその次の段階や可能性に思い至っている。さすがにその速度は早すぎると感じたくらいである。
この世界の不幸でもあるが、私たちソーランド公爵家にとっては幸運である。今のうちに時代を進められるだけ進めていけばいい。
なお、化粧品関連に関しては、他の部門以上に念入りにパッチテストを行った。
肌は敏感である。
同じ化粧水でも肌に合わない人には全く合わない。
その原因はたいてい人間の方にあるが、ごく少数とはいえ肌荒れを起こしてしまうと大問題になる。
だから、慎重に慎重を重ねて、何百人もの人たちに試して、さらに肌荒れを起こしてしまう人にも安心して使える商品も同時に開発するようにしている。
ハサミだって右利き用が多いが、左利きの人たちがいるわけだ。世界人口では左利きの人間は1割だと聞いたことがある。誰にでも利用できて安心できるものを作りたいと思う。
なお、慎重に商品化を進めることについては研究者倫理、開発者の矜恃の問題として、みなに共有してもらっていることだ。
守秘義務もそうだが、商品開発のプロセスは幾重にもあり、その厳しい審査に耐え抜いたものこそ、安心で安全のものとなる。
一度でも疑われてしまえば、信用は一夜にして台無しになる。
だから、早く成果を出したい、商品化したいという欲を抑え、焦らずに冷静に膨大なデータを蓄積して分析していく。
ここには成果主義はなく、追い立てて予算をちらつかせて、実際に減らしたり脅したりする愚鈍な人間はいないし、いらない。
仮説を立てて緻密に検証していき、疑義があれば多角的に分析して解決していく。そしてそれは一人に任せるのではなくチームとして受け持って共有して考えていく。こういうプロセスを決して軽視してはいけない。
こちらの方はなかなか時間がかかっており、まだ発展途上だが、すでにいくつかのサンプルも出来ており、私も朝晩に利用している。
バカラは34歳の男だ。34歳が「もう」なのか「まだ」なのか、この認識の違いは大きい。老若男女、肌の手入れを充分にした方がいい。
アリーシャやカレン先生やカミラなど、また希望する邸内の人間にも使う許可を出している。
クリスだけは頑なに拒否をした。変な意地があるようだ。
「カーティス、お前も使ってみるといい」
カーティスが別邸に戻ってきた時に薦めてみた。料理長のオーランやロータスまでも使っていることを知って、もやっとした表情を浮かべていたからだ。
「わ、私がですか? そういうものは女性や貴婦人が使われるのではないですか?」
「なぜ?」
私のその発言がなぜ、という表情をカーティスはする。
「だって……」
「……」
「……」
「だって? なんだい?」
「…………いえ……はい」
女性が使うものだからと、自分で言った理由をさらに掘り下げて、なぜ女性が使うのか、それは美しくありたいから、美しさを保ちたいから、じゃあそれは女性だけなのか……、このあたりにまでカーティスが深めていった思考の流れと変化が「だって」、「いえ」、「はい」なのだと思う。
「まあ、カーティスはこんなものを使わなくても美肌だな」と言うと、「そんなことは!」とムキになって否定をするのだけど、16歳という年相応の反応は嬉しい。
いや、でも実際、日本の高校生くらいにあたると言っても、なかなかお目にかかれない肌である。これはアリーシャも同じだ。親のひいき目というのは多分にあるとしても、それを差し引いてもシミもニキビもホクロも産毛さえも見えない。
男性と女性の肌は違うし、10代と30代とでもまた違う。サンプルのいくつかは子供たち用のもあるが、今は多くは作れていない。
市場に出回るのはもう少し後になるが、こちらもまずは富裕層をターゲットにして顧客を獲得できればと思う。だが、いずれは安価なものにしたい。
美を追求する人たちはたくさんいる。金に糸目をつけない人たちもいる。そういう人々を抱え込むことが、ドジャース商会の地盤と影響力を強くしていくことにつながる。
逆にいえば、ドジャース商会を踏みにじることは美を求める人たちをも踏みにじるということだ。そういう打算はある。
顔にとある液体を丁寧に優しく塗り込んでいく。どこか懐かしい香りである。
年が明けてすぐに研究開発をしてきたものがある。
化粧水や乳液などの肌に関わる商品である。田中哲朗の知識と経験が一番に発揮される部門だ。
幸いにして土の精霊のモグ子に必要な草や花を見つけてきてもらい、水の精霊のヘビ男にも多くの水の源泉場所を教えてもらい、材料は一通り揃った。
ただ、不思議なのは太陽の紫外線が地球と異なるのか、日焼けをしない人が多い。
そういう設定なのかはわからないが、通常外にいる時間が長いと肌がどれだけ日焼けするかは予測が付いていたのだが、地球よりも緩やかに思えた。
やはり、この世界の人体構造も少し異なるのかもしれない。
だいたい、染髪したわけじゃないのに地毛が赤や青、紫、緑と地球ではあまり考えられない人たちもいるわけで、まったく同じ構造をしているようには思えない。
私とアリーシャ、王族や貴族たちの多くは金色で、カーティスは紫色で、確かヒロインは黒髪だった。
何のことかいまだに上手く意味を掴み切れていないのだが、川上さん曰わく、登場する貴公子たちにはカラーというものがあるらしい。
まあ、不可解なことも多いが、それでもシミやソバカスなどができる人はいるので、こういう商品の開発も必要だと思った。
この手の研究者もいた。
この時期にはもはや確信になっていたのだが、どうやらこの世界というのは1800年の日本に、2000年に生きている研究者がいる、そういう感覚がある。
だから、ヒロインの助言や提案、おそらくヒロインに助力する高位貴族たちの影響によって、埋もれていた研究者の隠しもっていた科学的な知識や技術が一挙に花開いた、爆発的に散布したということが起きた。
実際、研究者たちは一度頭の中でつながると、連鎖反応のようにその次の段階や可能性に思い至っている。さすがにその速度は早すぎると感じたくらいである。
この世界の不幸でもあるが、私たちソーランド公爵家にとっては幸運である。今のうちに時代を進められるだけ進めていけばいい。
なお、化粧品関連に関しては、他の部門以上に念入りにパッチテストを行った。
肌は敏感である。
同じ化粧水でも肌に合わない人には全く合わない。
その原因はたいてい人間の方にあるが、ごく少数とはいえ肌荒れを起こしてしまうと大問題になる。
だから、慎重に慎重を重ねて、何百人もの人たちに試して、さらに肌荒れを起こしてしまう人にも安心して使える商品も同時に開発するようにしている。
ハサミだって右利き用が多いが、左利きの人たちがいるわけだ。世界人口では左利きの人間は1割だと聞いたことがある。誰にでも利用できて安心できるものを作りたいと思う。
なお、慎重に商品化を進めることについては研究者倫理、開発者の矜恃の問題として、みなに共有してもらっていることだ。
守秘義務もそうだが、商品開発のプロセスは幾重にもあり、その厳しい審査に耐え抜いたものこそ、安心で安全のものとなる。
一度でも疑われてしまえば、信用は一夜にして台無しになる。
だから、早く成果を出したい、商品化したいという欲を抑え、焦らずに冷静に膨大なデータを蓄積して分析していく。
ここには成果主義はなく、追い立てて予算をちらつかせて、実際に減らしたり脅したりする愚鈍な人間はいないし、いらない。
仮説を立てて緻密に検証していき、疑義があれば多角的に分析して解決していく。そしてそれは一人に任せるのではなくチームとして受け持って共有して考えていく。こういうプロセスを決して軽視してはいけない。
こちらの方はなかなか時間がかかっており、まだ発展途上だが、すでにいくつかのサンプルも出来ており、私も朝晩に利用している。
バカラは34歳の男だ。34歳が「もう」なのか「まだ」なのか、この認識の違いは大きい。老若男女、肌の手入れを充分にした方がいい。
アリーシャやカレン先生やカミラなど、また希望する邸内の人間にも使う許可を出している。
クリスだけは頑なに拒否をした。変な意地があるようだ。
「カーティス、お前も使ってみるといい」
カーティスが別邸に戻ってきた時に薦めてみた。料理長のオーランやロータスまでも使っていることを知って、もやっとした表情を浮かべていたからだ。
「わ、私がですか? そういうものは女性や貴婦人が使われるのではないですか?」
「なぜ?」
私のその発言がなぜ、という表情をカーティスはする。
「だって……」
「……」
「……」
「だって? なんだい?」
「…………いえ……はい」
女性が使うものだからと、自分で言った理由をさらに掘り下げて、なぜ女性が使うのか、それは美しくありたいから、美しさを保ちたいから、じゃあそれは女性だけなのか……、このあたりにまでカーティスが深めていった思考の流れと変化が「だって」、「いえ」、「はい」なのだと思う。
「まあ、カーティスはこんなものを使わなくても美肌だな」と言うと、「そんなことは!」とムキになって否定をするのだけど、16歳という年相応の反応は嬉しい。
いや、でも実際、日本の高校生くらいにあたると言っても、なかなかお目にかかれない肌である。これはアリーシャも同じだ。親のひいき目というのは多分にあるとしても、それを差し引いてもシミもニキビもホクロも産毛さえも見えない。
男性と女性の肌は違うし、10代と30代とでもまた違う。サンプルのいくつかは子供たち用のもあるが、今は多くは作れていない。
市場に出回るのはもう少し後になるが、こちらもまずは富裕層をターゲットにして顧客を獲得できればと思う。だが、いずれは安価なものにしたい。
美を追求する人たちはたくさんいる。金に糸目をつけない人たちもいる。そういう人々を抱え込むことが、ドジャース商会の地盤と影響力を強くしていくことにつながる。
逆にいえば、ドジャース商会を踏みにじることは美を求める人たちをも踏みにじるということだ。そういう打算はある。
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