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番外編 陽だまりの中で
④
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「バリで買って来た猫、可愛いな。母さんのとは別に買って来て良かった」
可愛さに惹かれて、雪哉への土産とは別に自分のも買ったのだ。ベッドのサイドテーブルに置いている。
「うん、母さんへの土産とはまた違って、これも可愛いね。でもあお君には負けるよ。あお君が子猫のように甘えてくると僕はたまらないよ」
甘えている自覚はあるけど、子猫みたいって……恥ずかしい。そんなふうに甘えているのか……。
「ねえ、にゃーって言ってみて、もっと可愛いと思うよ。どんな可愛いものが束でかかってきても、負けないくらい最強に可愛いと思うんだ」
「なっ! 何言いてるの!」
何を求めているんだ、いくら何でもそれは無い。
「ねえ、一回でいいから、言ってみて……ねっ」
彰久が甘い顔で強請る。その瞳は、期待できらきらと光る。蒼はこの瞳で見つめられると弱い。何でも聞いてやりたくなる。彰久が幼い頃からそうだった。雪哉が、蒼は彰久に甘すぎると言う故だ。
「に……にゃ~」
その瞬間彰久が蒼に抱きつく。
「うわっ! だめっ! やばい!」
「だっ、だめって……」
「いやいやっ、いいんだ、いいんだよ! あんまり可愛いから」
むしゃぶりつくと言う感じで、ぎゅっと抱きしめる力が強くなる。なんて可愛いいんだ! この人は! 可愛すぎる、本当にやばい。自分で振っておいて、まさか本当に言ってくれるとは思わなかった。
言った蒼は、さすがに恥ずかしすぎて、彰久の胸に顔を埋める。その仕種が可愛さを増していることには、無論気付いていない。彰久にはそこがまたたまらない。もっともっと甘えて欲しい。
「なんか、まだたった一週間なのに、僕はあき君に甘えているよね」
「いいじゃない、番になって結婚したんだから、もっと甘えてもいいくらいだよ」
「だめだよ、さすがにシャキッとしないと、病院へ行けなくなる」
「僕的にはそれでもいいけど、あお君のことだから、病院行ったらしっかりした蒼先生になるんだろうなあ」
実際未だ結婚休暇と言えど、蒼が甘えるのは彰久と二人だけの時だ。両親だけの時は若干気を許すようだが,それでもあからさまに甘えることはない。
この年上の美しい人が、子猫か小鳥が親に甘えるように、甘えてくるのはたまらない気持ちになる。可愛い! それこそ全身舐めまわしたいほど可愛い。いや、実際ベッドの中では蒼の全身を舐めるように愛撫する。
その滑らかで白い肌が、徐々に色付き、汗ばむさまは、彰久を至福の居地に導く。世の中にこれほど愛おしい存在があるのだろうか……。正にこれが運命の番なんだろう。
「あお君、愛しているよ。僕のオメガ、僕が守るよ。生涯かけて幸せにするよ」
「うん、ありがと。もう幸せだよ。あき君のオメガになれて良かった。僕は生まれてきて良かったと心から思える。それは、あき君のおかげだよ」
「もっと、もっと幸せにするから。ずっとそばにいて」
愛し合う二人の甘い睦言は続く。結ばれるまでに長い時を要しただけに、それを埋めるようにお互いに求めあう。それは至極自然なことでもあると、神も祝福しているように、二人を包む空気も甘く温かい。
可愛さに惹かれて、雪哉への土産とは別に自分のも買ったのだ。ベッドのサイドテーブルに置いている。
「うん、母さんへの土産とはまた違って、これも可愛いね。でもあお君には負けるよ。あお君が子猫のように甘えてくると僕はたまらないよ」
甘えている自覚はあるけど、子猫みたいって……恥ずかしい。そんなふうに甘えているのか……。
「ねえ、にゃーって言ってみて、もっと可愛いと思うよ。どんな可愛いものが束でかかってきても、負けないくらい最強に可愛いと思うんだ」
「なっ! 何言いてるの!」
何を求めているんだ、いくら何でもそれは無い。
「ねえ、一回でいいから、言ってみて……ねっ」
彰久が甘い顔で強請る。その瞳は、期待できらきらと光る。蒼はこの瞳で見つめられると弱い。何でも聞いてやりたくなる。彰久が幼い頃からそうだった。雪哉が、蒼は彰久に甘すぎると言う故だ。
「に……にゃ~」
その瞬間彰久が蒼に抱きつく。
「うわっ! だめっ! やばい!」
「だっ、だめって……」
「いやいやっ、いいんだ、いいんだよ! あんまり可愛いから」
むしゃぶりつくと言う感じで、ぎゅっと抱きしめる力が強くなる。なんて可愛いいんだ! この人は! 可愛すぎる、本当にやばい。自分で振っておいて、まさか本当に言ってくれるとは思わなかった。
言った蒼は、さすがに恥ずかしすぎて、彰久の胸に顔を埋める。その仕種が可愛さを増していることには、無論気付いていない。彰久にはそこがまたたまらない。もっともっと甘えて欲しい。
「なんか、まだたった一週間なのに、僕はあき君に甘えているよね」
「いいじゃない、番になって結婚したんだから、もっと甘えてもいいくらいだよ」
「だめだよ、さすがにシャキッとしないと、病院へ行けなくなる」
「僕的にはそれでもいいけど、あお君のことだから、病院行ったらしっかりした蒼先生になるんだろうなあ」
実際未だ結婚休暇と言えど、蒼が甘えるのは彰久と二人だけの時だ。両親だけの時は若干気を許すようだが,それでもあからさまに甘えることはない。
この年上の美しい人が、子猫か小鳥が親に甘えるように、甘えてくるのはたまらない気持ちになる。可愛い! それこそ全身舐めまわしたいほど可愛い。いや、実際ベッドの中では蒼の全身を舐めるように愛撫する。
その滑らかで白い肌が、徐々に色付き、汗ばむさまは、彰久を至福の居地に導く。世の中にこれほど愛おしい存在があるのだろうか……。正にこれが運命の番なんだろう。
「あお君、愛しているよ。僕のオメガ、僕が守るよ。生涯かけて幸せにするよ」
「うん、ありがと。もう幸せだよ。あき君のオメガになれて良かった。僕は生まれてきて良かったと心から思える。それは、あき君のおかげだよ」
「もっと、もっと幸せにするから。ずっとそばにいて」
愛し合う二人の甘い睦言は続く。結ばれるまでに長い時を要しただけに、それを埋めるようにお互いに求めあう。それは至極自然なことでもあると、神も祝福しているように、二人を包む空気も甘く温かい。
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♡注意事項~この話を読む前に~♡
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※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
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