10 / 11
近づく影
しおりを挟む
なんやかんやあって数週間経ちました。
え、早いって?まぁ特に大した変化は起こらなかったし良いかなって。一応変わった事といえば俺が接触した攻略者たちの態度が少しばかり変わった事くらいだ。
まずラスは何かと俺を気にかけて話しかけてくる様になった。やっぱり初っ端から性格出し過ぎたかな、、。反省だな。
ジェミニ先生はなんか口説きの練習?を俺になぜかしてくるようになった。恐らく人馴れをするために脇役的にも関わり易い俺を選んだと思われる。やっぱり人馴れしてなかったウブな攻めだったか。
初めておでこ触った時なんか顔がゆでダコになってたもんな。まぁそのおかげで何かと俺に対しての印象を付けることが出来たんじゃないかと思ってる。
一応人馴れ克服の為なので俺も練習に付き合い冗談半分に口説き返す時が多いのだがその度に「コイツ、、分かってないな、、」と悲しそうかつ呆れた顔で言われるのがいまだに意味不明である。分かってない、て何よ。一から十まで全て理解してますけど?
うーん、ジェミニ先生はこんなに理解困難なキャラクターでは無かったはずだけどやっぱりリアルだと色々とミステリアス要素含まれてんのか?ま、どっちにしろ攻略するのは俺じゃなくて主人公だし良いか。全て主人公に投げやりになっている気がするが気にしない。
そんな事を考えながら今日も今日とて平和に昼飯を中庭でラスと食べる俺。いつも通り何のたわいもない話をしながらラスと楽しむ昼になる、、筈が今日は違った。
何故なら目の前から厳つそうな男がジトッと昼飯を食している俺を睨みながら近づいてくるのだ。
、、、いやなんで?と疑問に思うのは勿論、はっきり言って怖すぎるのだが俺は彼に見覚えがある事に気付いた。
何故なら彼もこのゲーム攻略者の一人、一匹狼としても良く知られている不良男子。
スコーピオ・ワイツマンだからである。
え、早いって?まぁ特に大した変化は起こらなかったし良いかなって。一応変わった事といえば俺が接触した攻略者たちの態度が少しばかり変わった事くらいだ。
まずラスは何かと俺を気にかけて話しかけてくる様になった。やっぱり初っ端から性格出し過ぎたかな、、。反省だな。
ジェミニ先生はなんか口説きの練習?を俺になぜかしてくるようになった。恐らく人馴れをするために脇役的にも関わり易い俺を選んだと思われる。やっぱり人馴れしてなかったウブな攻めだったか。
初めておでこ触った時なんか顔がゆでダコになってたもんな。まぁそのおかげで何かと俺に対しての印象を付けることが出来たんじゃないかと思ってる。
一応人馴れ克服の為なので俺も練習に付き合い冗談半分に口説き返す時が多いのだがその度に「コイツ、、分かってないな、、」と悲しそうかつ呆れた顔で言われるのがいまだに意味不明である。分かってない、て何よ。一から十まで全て理解してますけど?
うーん、ジェミニ先生はこんなに理解困難なキャラクターでは無かったはずだけどやっぱりリアルだと色々とミステリアス要素含まれてんのか?ま、どっちにしろ攻略するのは俺じゃなくて主人公だし良いか。全て主人公に投げやりになっている気がするが気にしない。
そんな事を考えながら今日も今日とて平和に昼飯を中庭でラスと食べる俺。いつも通り何のたわいもない話をしながらラスと楽しむ昼になる、、筈が今日は違った。
何故なら目の前から厳つそうな男がジトッと昼飯を食している俺を睨みながら近づいてくるのだ。
、、、いやなんで?と疑問に思うのは勿論、はっきり言って怖すぎるのだが俺は彼に見覚えがある事に気付いた。
何故なら彼もこのゲーム攻略者の一人、一匹狼としても良く知られている不良男子。
スコーピオ・ワイツマンだからである。
10
お気に入りに追加
163
あなたにおすすめの小説
誤解なんですが。~とある婚約破棄の場で~
舘野寧依
恋愛
「王太子デニス・ハイランダーは、罪人メリッサ・モスカートとの婚約を破棄し、新たにキャロルと婚約する!」
わたくしはメリッサ、ここマーベリン王国の未来の王妃と目されている者です。
ところが、この国の貴族どころか、各国のお偉方が招待された立太式にて、馬鹿四人と見たこともない少女がとんでもないことをやらかしてくれました。
驚きすぎて声も出ないか? はい、本当にびっくりしました。あなた達が馬鹿すぎて。
※話自体は三人称で進みます。
【完結】側妃は愛されるのをやめました
なか
恋愛
「君ではなく、彼女を正妃とする」
私は、貴方のためにこの国へと貢献してきた自負がある。
なのに……彼は。
「だが僕は、ラテシアを見捨てはしない。これから君には側妃になってもらうよ」
私のため。
そんな建前で……側妃へと下げる宣言をするのだ。
このような侮辱、恥を受けてなお……正妃を求めて抗議するか?
否。
そのような恥を晒す気は無い。
「承知いたしました。セリム陛下……私は側妃を受け入れます」
側妃を受けいれた私は、呼吸を挟まずに言葉を続ける。
今しがた決めた、たった一つの決意を込めて。
「ですが陛下。私はもう貴方を支える気はありません」
これから私は、『捨てられた妃』という汚名でなく、彼を『捨てた妃』となるために。
華々しく、私の人生を謳歌しよう。
全ては、廃妃となるために。
◇◇◇
設定はゆるめです。
読んでくださると嬉しいです!
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
悪の秘密結社、活動中
朔夜
BL
昔から悪者が大好きだった
戦隊モノの変身シーンを見てはなんでこの隙に攻撃しないのかと敵がやられる様を見ながら思ったものだし、あの有名な探偵の小説は黒幕が数学教授であることを知らない時から好きだった
そんな俺の夢は悪の総帥になること
手始めに入学した全寮制男子校で秘密結社を作るぜ!
ちゃんと王道学園BLです
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜
藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。
__婚約破棄、大歓迎だ。
そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った!
勝負は一瞬!王子は場外へ!
シスコン兄と無自覚ブラコン妹。
そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。
周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!?
短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています
カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる