410 / 476
第28章 勇者が誘う、最後の舞台
第410話 追憶の果ての再会
しおりを挟む
祖父イトーさんと孫ミライの対面。
ロギウスとリョウの電撃婚約。
……ジフウの入院。
一日の間に衝撃的な出来事が立て続けに起こり、流石に俺も疲れ気味だった。
そんなわけで俺はここ数日、部屋でゆっくりしていた。
「パパー! おんぶー!」
「ミライ、お父さんは少し疲れてるんだ。休ませてくれないか? 頭の上に乗るのもやめてくれ」
「ぶ~~」
そうして休んでいる俺の頭の上で、愛娘のミライがブーブー言っている。
仕方がないので両手で抱きかかえて眼前に降ろすと、顔を膨らませて不機嫌そうだ。
――かわいいな。
なんだか、疲れが吹き飛んだ。
「仕方ないな……ミライ。今日はお父さんと一緒に、外に出かけてみるか?」
「いいのー!? わたし、お外行きたい! わはーい!」
ミライも大分落ち着いてくれた。
テンションは相変わらず高いが、それでも分別はわきまえてくれている。
この子には、これから多くの出会いが待っている。
人間の世界で生きていくために、それは必要なことだ。
そういえば、オクバの子供達とミライは同じぐらいの世代だな。
いきなり人間の同世代と友達になるのは難しいだろうが、オクバ達のような魔物となら、かえってミライには好都合だろう。
幸い改革が進んだことで、ルクガイア王国内でも知性を持った魔物との交流が行われつつある。
そう考えると、俺がミライと再会するまでにたどった道のりは、本当に意味のあるものだったんだな――
「ゼロラ殿。親子団らん中に申し訳ない。少しお時間をよろしいかな?」
そんな俺とミライの元に、ロギウスがやってきた。
「どうしたんだ、ロギウス? 何か急用でもあるのか? 俺は娘をかわいがるのに忙しい」
「すっかり子煩悩だね、ゼロラ殿……。まあ、いいことだけど。ただ、こちらの要件も重要だ。ミライちゃんと一緒に、ボクについてきてほしい」
「『ついてきてほしい』?」
俺だけでなく、ミライにも来てほしい要件なのか?
疑問には思ったが、ロギウスの表情に重苦しい気配はない。
こいつもリョウとの婚約が決まって忙しい身なのに、わざわざ来てくれたんだ。
無碍に断るのも失礼だろう。
「分かった。ただ、ミライはまともに外に出るのは初めてなんだ」
「そこは承知してる。馬車を用意してあるから、それに乗ってくれ。まずは目的地まで案内するよ」
「馬車ー!? お馬さーん!? わはーい!」
ミライも外へ出ることへの抵抗はなくなり、むしろ好奇心が上回っている。
これなら問題なさそうだ。
俺とミライはロギウスに案内され、目的地への馬車に乗った――
■
「着いたね。早速この中に入ろうか」
「ここは確か……"シアの洞穴"だったか?」
ロギウスに連れられた俺とミライがたどり着いた場所。
そこはスタアラ魔法聖堂の近くにある、シアの洞穴だった。
思えばだいぶ前の話だが、ラルフルがここに入ってミリアのために、清白蓮華の花を取りに行ったんだよな。
――確かその場所の名前は、"追憶の領域"。
ここに連れてきたロギウスを始めとする、四人が"共通の目的"のために守られている場所。
ラルフルが入ったのはそこの手前までらしいが――
「ロギウス。俺達をここに連れてきたのは、"追憶の領域"に関することか?」
「そうだね。ここからは徒歩になるけど、道のりは険しくない。しばらくついてきてほしい」
ロギウスはそう言って、今度はシアの洞穴の中へと足を進める。
「洞穴ー!? 冒険っぽいー! わはーい!」
ミライは事態が分からないため、ただただはしゃいでいる。
俺にも詳しいことは分からないが、"追憶の領域"はこれまで、何人たりとも立ち入らせなかった場所だ。
そしてそこには、ユメに関する"何か"が守られている。
そんな場所に俺とミライが招かれている。
この先にあるものは俺とミライにとって、重大なものであることは想像に難くない――
■
「フン、やっと来たか。貴様達親子が来るのを待っていたぞ」
「俺もこの日のために、一時的に釈放だ~。"共通の目的"を持った四人全員がいねーと、意味ねーからな~」
「ゼロラ、ミライ。よく、ここまで来てくれたな……」
洞穴の奥へと進むと、バクト、フロスト、イトーさんの三人が待っていた。
ロギウスも含めた"追憶の領域"を守る四人――
それが今、ここに一堂に会している。
案内された場所は、少し広いスペースだ。
そしてそこには"清白蓮華"の花が、所どころに咲いている。
懐かしいな。
俺もユメに告白された時、送られたんだよな――
「ロギウス。やっぱり、"追憶の領域"に関することなのか?」
「ご名答。ゼロラ殿とミライちゃんには、この"追憶の領域"に入る資格がある」
感傷に浸りながらも、俺はロギウスに要件を尋ねた。
俺とミライに資格がある――か。
やはりこの"追憶の領域"にあるのは、ユメに関係のあるものなんだろう。
「ねーねー? おじいちゃーん? ここに何があるのー?」
「ミライ……。ここにはお前さんにとって、大事なものが守られてるんだよ」
「あまり焦らすことでもないですしね。早速、封印を解くとしましょう」
興味津々のミライをイトーさんが諭す。
そんな様子を見て、ロギウス達は早々に何やら準備を始めた。
「――よーし、これで準備できたぜ~。"追憶の領域"を守るシステムの解除工程も、残るは俺達四人の"言葉だけ"だ~」
「やっと準備できたのか。よし、ならさっさと始めるぞ」
フロストによってその準備が整い、残る最後の工程のためなのか、四人全員が一つの壁の前に並び立つ。
ロギウス、バクト、フロスト、イトーさん。
それぞれ違う目的を持ちながら、"追憶の領域"を守るという"共通の目的"を持った四人が、今まさにその封印を解こうとしていた――
「ロギウス"殿"下」
「バクト"公"爵」
「"ドク"ター・フロスト」
「イトー理刀"斎"」
四人全員が、壁に向かって各々の名前を出す。
それが合言葉だったのだろう。
これまで洞窟と一体化していた壁は、その姿を変えていく――
ジジッ―― ジジジ――
「これは……? 岩の壁が鉄の扉に……?」
「俺が作った擬態装置だ~。俺達四人の合言葉がねーと、これを解除することすらできねーからな~」
フロストが作った"追憶の領域"を守るためのシステム。
鉄の扉へと姿が変わった後、その扉がゆっくりと開かれていく――
「すまないが、俺に先に入らせてくれないか? 俺もずっと、"あの子"に会いたかったからな……」
「"あの子"……?」
扉が開ききると同時に、イトーさんが先に中へと入っていく。
俺とミライも他の三人に案内され、中へと足を踏み入れる。
そこにあったものは、外からの光がわずかに差し込む空間――
そしてその中央にあるものは、一つの墓標だった。
「なあ、これってもしかして――」
「ゼロラ殿のお察しの通りだよ」
「俺達が"追憶の領域"で守り続けてきたものが、これだ」
「余計な輩に、荒らされるわけにはいかねーからな~」
ロギウス達の言葉で全てを察した。
先に墓標へと向かったイトーさんも、俺とミライに目の前の墓標の正体を教えてくれる――
「これは……ユメの墓だ」
ロギウスとリョウの電撃婚約。
……ジフウの入院。
一日の間に衝撃的な出来事が立て続けに起こり、流石に俺も疲れ気味だった。
そんなわけで俺はここ数日、部屋でゆっくりしていた。
「パパー! おんぶー!」
「ミライ、お父さんは少し疲れてるんだ。休ませてくれないか? 頭の上に乗るのもやめてくれ」
「ぶ~~」
そうして休んでいる俺の頭の上で、愛娘のミライがブーブー言っている。
仕方がないので両手で抱きかかえて眼前に降ろすと、顔を膨らませて不機嫌そうだ。
――かわいいな。
なんだか、疲れが吹き飛んだ。
「仕方ないな……ミライ。今日はお父さんと一緒に、外に出かけてみるか?」
「いいのー!? わたし、お外行きたい! わはーい!」
ミライも大分落ち着いてくれた。
テンションは相変わらず高いが、それでも分別はわきまえてくれている。
この子には、これから多くの出会いが待っている。
人間の世界で生きていくために、それは必要なことだ。
そういえば、オクバの子供達とミライは同じぐらいの世代だな。
いきなり人間の同世代と友達になるのは難しいだろうが、オクバ達のような魔物となら、かえってミライには好都合だろう。
幸い改革が進んだことで、ルクガイア王国内でも知性を持った魔物との交流が行われつつある。
そう考えると、俺がミライと再会するまでにたどった道のりは、本当に意味のあるものだったんだな――
「ゼロラ殿。親子団らん中に申し訳ない。少しお時間をよろしいかな?」
そんな俺とミライの元に、ロギウスがやってきた。
「どうしたんだ、ロギウス? 何か急用でもあるのか? 俺は娘をかわいがるのに忙しい」
「すっかり子煩悩だね、ゼロラ殿……。まあ、いいことだけど。ただ、こちらの要件も重要だ。ミライちゃんと一緒に、ボクについてきてほしい」
「『ついてきてほしい』?」
俺だけでなく、ミライにも来てほしい要件なのか?
疑問には思ったが、ロギウスの表情に重苦しい気配はない。
こいつもリョウとの婚約が決まって忙しい身なのに、わざわざ来てくれたんだ。
無碍に断るのも失礼だろう。
「分かった。ただ、ミライはまともに外に出るのは初めてなんだ」
「そこは承知してる。馬車を用意してあるから、それに乗ってくれ。まずは目的地まで案内するよ」
「馬車ー!? お馬さーん!? わはーい!」
ミライも外へ出ることへの抵抗はなくなり、むしろ好奇心が上回っている。
これなら問題なさそうだ。
俺とミライはロギウスに案内され、目的地への馬車に乗った――
■
「着いたね。早速この中に入ろうか」
「ここは確か……"シアの洞穴"だったか?」
ロギウスに連れられた俺とミライがたどり着いた場所。
そこはスタアラ魔法聖堂の近くにある、シアの洞穴だった。
思えばだいぶ前の話だが、ラルフルがここに入ってミリアのために、清白蓮華の花を取りに行ったんだよな。
――確かその場所の名前は、"追憶の領域"。
ここに連れてきたロギウスを始めとする、四人が"共通の目的"のために守られている場所。
ラルフルが入ったのはそこの手前までらしいが――
「ロギウス。俺達をここに連れてきたのは、"追憶の領域"に関することか?」
「そうだね。ここからは徒歩になるけど、道のりは険しくない。しばらくついてきてほしい」
ロギウスはそう言って、今度はシアの洞穴の中へと足を進める。
「洞穴ー!? 冒険っぽいー! わはーい!」
ミライは事態が分からないため、ただただはしゃいでいる。
俺にも詳しいことは分からないが、"追憶の領域"はこれまで、何人たりとも立ち入らせなかった場所だ。
そしてそこには、ユメに関する"何か"が守られている。
そんな場所に俺とミライが招かれている。
この先にあるものは俺とミライにとって、重大なものであることは想像に難くない――
■
「フン、やっと来たか。貴様達親子が来るのを待っていたぞ」
「俺もこの日のために、一時的に釈放だ~。"共通の目的"を持った四人全員がいねーと、意味ねーからな~」
「ゼロラ、ミライ。よく、ここまで来てくれたな……」
洞穴の奥へと進むと、バクト、フロスト、イトーさんの三人が待っていた。
ロギウスも含めた"追憶の領域"を守る四人――
それが今、ここに一堂に会している。
案内された場所は、少し広いスペースだ。
そしてそこには"清白蓮華"の花が、所どころに咲いている。
懐かしいな。
俺もユメに告白された時、送られたんだよな――
「ロギウス。やっぱり、"追憶の領域"に関することなのか?」
「ご名答。ゼロラ殿とミライちゃんには、この"追憶の領域"に入る資格がある」
感傷に浸りながらも、俺はロギウスに要件を尋ねた。
俺とミライに資格がある――か。
やはりこの"追憶の領域"にあるのは、ユメに関係のあるものなんだろう。
「ねーねー? おじいちゃーん? ここに何があるのー?」
「ミライ……。ここにはお前さんにとって、大事なものが守られてるんだよ」
「あまり焦らすことでもないですしね。早速、封印を解くとしましょう」
興味津々のミライをイトーさんが諭す。
そんな様子を見て、ロギウス達は早々に何やら準備を始めた。
「――よーし、これで準備できたぜ~。"追憶の領域"を守るシステムの解除工程も、残るは俺達四人の"言葉だけ"だ~」
「やっと準備できたのか。よし、ならさっさと始めるぞ」
フロストによってその準備が整い、残る最後の工程のためなのか、四人全員が一つの壁の前に並び立つ。
ロギウス、バクト、フロスト、イトーさん。
それぞれ違う目的を持ちながら、"追憶の領域"を守るという"共通の目的"を持った四人が、今まさにその封印を解こうとしていた――
「ロギウス"殿"下」
「バクト"公"爵」
「"ドク"ター・フロスト」
「イトー理刀"斎"」
四人全員が、壁に向かって各々の名前を出す。
それが合言葉だったのだろう。
これまで洞窟と一体化していた壁は、その姿を変えていく――
ジジッ―― ジジジ――
「これは……? 岩の壁が鉄の扉に……?」
「俺が作った擬態装置だ~。俺達四人の合言葉がねーと、これを解除することすらできねーからな~」
フロストが作った"追憶の領域"を守るためのシステム。
鉄の扉へと姿が変わった後、その扉がゆっくりと開かれていく――
「すまないが、俺に先に入らせてくれないか? 俺もずっと、"あの子"に会いたかったからな……」
「"あの子"……?」
扉が開ききると同時に、イトーさんが先に中へと入っていく。
俺とミライも他の三人に案内され、中へと足を踏み入れる。
そこにあったものは、外からの光がわずかに差し込む空間――
そしてその中央にあるものは、一つの墓標だった。
「なあ、これってもしかして――」
「ゼロラ殿のお察しの通りだよ」
「俺達が"追憶の領域"で守り続けてきたものが、これだ」
「余計な輩に、荒らされるわけにはいかねーからな~」
ロギウス達の言葉で全てを察した。
先に墓標へと向かったイトーさんも、俺とミライに目の前の墓標の正体を教えてくれる――
「これは……ユメの墓だ」
0
お気に入りに追加
137
あなたにおすすめの小説
幸せな人生を目指して
える
ファンタジー
不慮の事故にあいその生涯を終え異世界に転生したエルシア。
十八歳という若さで死んでしまった前世を持つ彼女は今度こそ幸せな人生を送ろうと努力する。
精霊や魔法ありの異世界ファンタジー。

母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。


アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる