228 / 476
第17章 追憶の番人『公』
第228話 絆、紡ぎし者
しおりを挟む
「俺の能力をもう一度測るのか?」
「ああ。ボクの"心当たり"が確かなものかどうか、もう一度あの日以来の確認をとりたいんだ」
俺が記憶を失って、魔力がゼロであることを確認し、"ゼロラ"という名前に至るために行ったリョウの鑑定能力。
それをもう一度、俺の<灰色のオーラ>の正体を解き明かすために行うということか。
「分かった。そういうことなら俺の方からも頼む」
「あの時と同じようにしてくれたまえ。……今度は君の能力の奥底にまで入って確認する」
最初の時は表面的にしか見てなかったってことか。
それなのに今は俺のために奥底まで確認してくれるとは……こいつとの関係も変わったもんだ。
「ハァアア……!!」
リョウが俺の体に触れながら強く念じ始める。
俺に触れているリョウの手の平に魔法陣が描かれ、前回以上に入念に調べているのが分かる。
「す、すごい……。リョウさんって魔法ならなんでもできるんですね……!」
「『なんでも』じゃないよ。ボクはミリア様のような回復魔法は使えない。それでも、【七色魔力の響音】の二つ名に相応しい実力は持ってると思うけどね」
マカロンの声にリョウは多少謙遜しながら答えるが、【七色魔力の響音】の二つ名の通り、リョウの魔法に関する知識と技量は本物だ。
今はそのリョウの力を信じよう。
「――見える――わずかだが――ゼロラ殿の内の能力が――ほんの少し――」
リョウは目を閉じながら必死に念じて俺の能力を読み取っている。
暫くすると魔法陣が消え、リョウも目を開けた。
「ふむ……。まず分かったことだけど、やはりゼロラ殿の魔力はゼロのようだね」
「そ、それならやっぱりゼロラさんが出してた<灰色のオーラ>は魔法によるものではないんですか……?」
「そうだね。少なくとも<灰色のオーラ>は魔法によるものではない」
俺の能力を鑑定してリョウが出した結論は、『<灰色のオーラ>は魔法ではない』ということだった。
マカロンは俺に魔力が宿ったと思っていたようだが、やはり違うようだ。
「……ただ、これで合点がいったよ。ボクはマカロンが見たという<灰色のオーラ>と同じ現象を見たことがある」
「同じ現象?」
俺が気になってリョウに問い詰めると、そのことを話してくれた。
「ボクの二人の兄。ジフ兄とシシ兄が一度本気で戦いあったことがあってね。まだシシ兄に両目があった時の話さ。ボクもその戦いを傍で見てたんだよ」
ジフウと両目が健在のシシバの本気の戦いか。それは想像を絶するものなんだろうな。
「戦った切っ掛け自体は大したことないよ。ただお互いに『どちらの方が強いかはっきりさせよう』ってだけの話。二人とも上着を脱ぎ捨てて気合いを入れて、出せる技と力の全てを出し合って本気で戦ってた」
どちらが上かはっきりさせるためにそこまで全力で戦うとは……あの二人らしい。
「それでね、その戦いを見てたボクは目にしたんだ。ジフ兄の体に<青色のオーラ>が纏われ、シシ兄の体に<赤色のオーラ>が纏われる姿を……!」
「そ、それって……もしかしてゼロラさんの<灰色のオーラ>と同じ……?」
マカロンと同じことを俺も思った。
「最終的にあの戦いはシシ兄が勝ったけど、お互いの実力は拮抗してた。それはそれは凄まじい戦いだった。魔力を使った技も使っていたけど、二人のオーラ自体は魔法の類ではなかった。そしてここから考えられるのはボクの仮説――」
リョウは兄二人の戦いの様子を思い出しながら、俺も出していた<灰色のオーラ>について一つの仮説を打ち立てた。
「ジフ兄、シシ兄。そしてゼロラ殿が発したというそれぞれの色のオーラ――それは"人間が本来持つ心技体の力"が、"魔法という神秘的な力"に追いついたものなんじゃないか……ってね」
人間の持つ力が……魔法に追いついた……?
「魔力や魔法というものは、本来人が生きていくためには必要のないものだ。神が人に与えたギフト――神秘の力が魔力や魔法だと言われている。だけど人が本来持っていて、古来より生きていくために必要な力は別に存在する。心も、技も、体も……。それらは全て人を人たらしめる最も根源的な力だと言ってもいい」
「それはつまり……"人の力が神の領域に達した"ということか?」
「そう言って差し支えないかな。そしてゼロラ殿達が発したオーラは"互いに心技体が拮抗した者同士がぶつかり合うことで初めて発せられる"と思うんだよ。だから今、ゼロラ殿は意図的に<灰色のオーラ>を発することができない。兄さん達がオーラを発したのも、お互いが全力でぶつかり合ったからだろうね。最初に<灰色のオーラ>を発することができたのは、『変な奴』ってのが関わったことによる偶発的なものだろう」
リョウが自ら打ち立てた仮説について解説してくれた。
その話が本当ならば、今後俺が精神的にも肉体的にも同レベルの相手と戦うことになった時、<灰色のオーラ>は再度自然と発現するのだろう。
「でも、リョウさん。そのオーラが体に纏われると、実際にどんな効果があるんですか?」
「効果自体は単純な能力強化だろうね。ジフ兄とシシ兄がオーラを纏いながら戦っていた時も、発せられる力は普段以上だった。傍で見ていたボクも思わず腰が抜けちゃたよ」
話を聞いていたマカロンも気になったことを口にし始めた。
それにしてもどこまで本気でやりあってんだ、あの兄弟は……。
「でも、ゼロラさんが<灰色のオーラ>を出した時は、"相手もゼロラさんと同レベルで同じようにオーラを出せる"ってことですよね? それだと戦いが激化するだけで、ゼロラさんが有利にならないってことじゃ……?」
「そうだね。だからこれらのオーラについては"能力強化"というよりは"一つの指標"という見方をした方がいい。相手と自分の力量を測るのには役立つだろう」
<灰色のオーラ>で俺が有利にならないということを聞いて、マカロンは悲しそうにしている。
こいつも随分俺のことを心配してくれるようになったもんだ……。嬉しい話だ。
「<灰色のオーラ>についてのボクの考察は以上かな」
「ありがとな、リョウ。少しは俺もモヤモヤしたものがスッキリしたぜ」
「そう言っていただけて光栄だね。……だけど、話はまだ終わらないんだ」
礼を言う俺に、リョウは話をさらに続けた。
「今回ボクはゼロラ殿の能力を奥底まで確認した。そして……一つ分かったことがある。君は記憶を失ってからこれまでの間、多くの人間と出会い、その人々を繋いできた。そんな君の人間性を表した"称号"をボクの鑑定能力で見つけることができたよ。それは――」
リョウは少し緊張しながらも、俺の目をしっかり見ながら、自らが鑑定した称号の名称を述べてくれた。
「――【絆、紡ぎし者】。それが今のゼロラ殿に付けられた称号だね」
「ああ。ボクの"心当たり"が確かなものかどうか、もう一度あの日以来の確認をとりたいんだ」
俺が記憶を失って、魔力がゼロであることを確認し、"ゼロラ"という名前に至るために行ったリョウの鑑定能力。
それをもう一度、俺の<灰色のオーラ>の正体を解き明かすために行うということか。
「分かった。そういうことなら俺の方からも頼む」
「あの時と同じようにしてくれたまえ。……今度は君の能力の奥底にまで入って確認する」
最初の時は表面的にしか見てなかったってことか。
それなのに今は俺のために奥底まで確認してくれるとは……こいつとの関係も変わったもんだ。
「ハァアア……!!」
リョウが俺の体に触れながら強く念じ始める。
俺に触れているリョウの手の平に魔法陣が描かれ、前回以上に入念に調べているのが分かる。
「す、すごい……。リョウさんって魔法ならなんでもできるんですね……!」
「『なんでも』じゃないよ。ボクはミリア様のような回復魔法は使えない。それでも、【七色魔力の響音】の二つ名に相応しい実力は持ってると思うけどね」
マカロンの声にリョウは多少謙遜しながら答えるが、【七色魔力の響音】の二つ名の通り、リョウの魔法に関する知識と技量は本物だ。
今はそのリョウの力を信じよう。
「――見える――わずかだが――ゼロラ殿の内の能力が――ほんの少し――」
リョウは目を閉じながら必死に念じて俺の能力を読み取っている。
暫くすると魔法陣が消え、リョウも目を開けた。
「ふむ……。まず分かったことだけど、やはりゼロラ殿の魔力はゼロのようだね」
「そ、それならやっぱりゼロラさんが出してた<灰色のオーラ>は魔法によるものではないんですか……?」
「そうだね。少なくとも<灰色のオーラ>は魔法によるものではない」
俺の能力を鑑定してリョウが出した結論は、『<灰色のオーラ>は魔法ではない』ということだった。
マカロンは俺に魔力が宿ったと思っていたようだが、やはり違うようだ。
「……ただ、これで合点がいったよ。ボクはマカロンが見たという<灰色のオーラ>と同じ現象を見たことがある」
「同じ現象?」
俺が気になってリョウに問い詰めると、そのことを話してくれた。
「ボクの二人の兄。ジフ兄とシシ兄が一度本気で戦いあったことがあってね。まだシシ兄に両目があった時の話さ。ボクもその戦いを傍で見てたんだよ」
ジフウと両目が健在のシシバの本気の戦いか。それは想像を絶するものなんだろうな。
「戦った切っ掛け自体は大したことないよ。ただお互いに『どちらの方が強いかはっきりさせよう』ってだけの話。二人とも上着を脱ぎ捨てて気合いを入れて、出せる技と力の全てを出し合って本気で戦ってた」
どちらが上かはっきりさせるためにそこまで全力で戦うとは……あの二人らしい。
「それでね、その戦いを見てたボクは目にしたんだ。ジフ兄の体に<青色のオーラ>が纏われ、シシ兄の体に<赤色のオーラ>が纏われる姿を……!」
「そ、それって……もしかしてゼロラさんの<灰色のオーラ>と同じ……?」
マカロンと同じことを俺も思った。
「最終的にあの戦いはシシ兄が勝ったけど、お互いの実力は拮抗してた。それはそれは凄まじい戦いだった。魔力を使った技も使っていたけど、二人のオーラ自体は魔法の類ではなかった。そしてここから考えられるのはボクの仮説――」
リョウは兄二人の戦いの様子を思い出しながら、俺も出していた<灰色のオーラ>について一つの仮説を打ち立てた。
「ジフ兄、シシ兄。そしてゼロラ殿が発したというそれぞれの色のオーラ――それは"人間が本来持つ心技体の力"が、"魔法という神秘的な力"に追いついたものなんじゃないか……ってね」
人間の持つ力が……魔法に追いついた……?
「魔力や魔法というものは、本来人が生きていくためには必要のないものだ。神が人に与えたギフト――神秘の力が魔力や魔法だと言われている。だけど人が本来持っていて、古来より生きていくために必要な力は別に存在する。心も、技も、体も……。それらは全て人を人たらしめる最も根源的な力だと言ってもいい」
「それはつまり……"人の力が神の領域に達した"ということか?」
「そう言って差し支えないかな。そしてゼロラ殿達が発したオーラは"互いに心技体が拮抗した者同士がぶつかり合うことで初めて発せられる"と思うんだよ。だから今、ゼロラ殿は意図的に<灰色のオーラ>を発することができない。兄さん達がオーラを発したのも、お互いが全力でぶつかり合ったからだろうね。最初に<灰色のオーラ>を発することができたのは、『変な奴』ってのが関わったことによる偶発的なものだろう」
リョウが自ら打ち立てた仮説について解説してくれた。
その話が本当ならば、今後俺が精神的にも肉体的にも同レベルの相手と戦うことになった時、<灰色のオーラ>は再度自然と発現するのだろう。
「でも、リョウさん。そのオーラが体に纏われると、実際にどんな効果があるんですか?」
「効果自体は単純な能力強化だろうね。ジフ兄とシシ兄がオーラを纏いながら戦っていた時も、発せられる力は普段以上だった。傍で見ていたボクも思わず腰が抜けちゃたよ」
話を聞いていたマカロンも気になったことを口にし始めた。
それにしてもどこまで本気でやりあってんだ、あの兄弟は……。
「でも、ゼロラさんが<灰色のオーラ>を出した時は、"相手もゼロラさんと同レベルで同じようにオーラを出せる"ってことですよね? それだと戦いが激化するだけで、ゼロラさんが有利にならないってことじゃ……?」
「そうだね。だからこれらのオーラについては"能力強化"というよりは"一つの指標"という見方をした方がいい。相手と自分の力量を測るのには役立つだろう」
<灰色のオーラ>で俺が有利にならないということを聞いて、マカロンは悲しそうにしている。
こいつも随分俺のことを心配してくれるようになったもんだ……。嬉しい話だ。
「<灰色のオーラ>についてのボクの考察は以上かな」
「ありがとな、リョウ。少しは俺もモヤモヤしたものがスッキリしたぜ」
「そう言っていただけて光栄だね。……だけど、話はまだ終わらないんだ」
礼を言う俺に、リョウは話をさらに続けた。
「今回ボクはゼロラ殿の能力を奥底まで確認した。そして……一つ分かったことがある。君は記憶を失ってからこれまでの間、多くの人間と出会い、その人々を繋いできた。そんな君の人間性を表した"称号"をボクの鑑定能力で見つけることができたよ。それは――」
リョウは少し緊張しながらも、俺の目をしっかり見ながら、自らが鑑定した称号の名称を述べてくれた。
「――【絆、紡ぎし者】。それが今のゼロラ殿に付けられた称号だね」
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
どうせ俺はNPCだから 2nd BURNING!
枕崎 純之助
ファンタジー
下級悪魔と見習い天使のコンビ再び!
天国の丘と地獄の谷という2つの国で構成されたゲーム世界『アメイジア』。
手の届かぬ強さの極みを欲する下級悪魔バレットと、天使長イザベラの正当後継者として不正プログラム撲滅の使命に邁進する見習い天使ティナ。
互いに相容れない存在であるはずのNPCである悪魔と天使が手を組み、遥かな頂を目指す物語。
堕天使グリフィンが巻き起こした地獄の谷における不正プラグラムの騒動を乗り切った2人は、新たな道を求めて天国の丘へと向かった。
天使たちの国であるその場所で2人を待ち受けているものは……?
敵対する異種族バディが繰り広げる二度目のNPC冒険活劇。
再び開幕!
*イラストACより作者「Kamesan」のイラストを使わせていただいております。
王国の女王即位を巡るレイラとカンナの双子王女姉妹バトル
ヒロワークス
ファンタジー
豊かな大国アピル国の国王は、自らの跡継ぎに悩んでいた。長男がおらず、2人の双子姉妹しかいないからだ。
しかも、その双子姉妹レイラとカンナは、2人とも王妃の美貌を引き継ぎ、学問にも武術にも優れている。
甲乙つけがたい実力を持つ2人に、国王は、相談してどちらが女王になるか決めるよう命じる。
2人の相談は決裂し、体を使った激しいバトルで決着を図ろうとするのだった。
学年一の不良が図書館で勉強してた。
山法師
恋愛
春休み。4月になったら高校2年になる成川光海(なりかわみつみ)は、2年の予習をしようと、図書館に来た。そしてそこで、あり得ないものを見る。
同じクラスの不良、橋本涼(はしもとりょう)が、その図書館で、その学習席で、勉強をしていたのだ。
「勉強、教えてくんねぇ?」
橋本に頼まれ、光海は渋々、橋本の勉強を見ることに。
何が、なんで、どうしてこうなった。
光海がそう思う、この出会いが。入学して、1年経っての初の関わりが。
光海の人生に多大な影響を及ぼすとは、当の本人も、橋本も、まだ知らない。
◇◇◇◇◇◇◇◇
なるべく調べて書いていますが、設定に緩い部分が少なからずあります。ご承知の上、温かい目でお読みくださると、有り難いです。
◇◇◇◇◇◇◇◇
他サイトでも掲載しています。
呪われ姫の絶唱
朝露ココア
ファンタジー
――呪われ姫には近づくな。
伯爵令嬢のエレオノーラは、他人を恐怖させてしまう呪いを持っている。
『呪われ姫』と呼ばれて恐れられる彼女は、屋敷の離れでひっそりと人目につかないように暮らしていた。
ある日、エレオノーラのもとに一人の客人が訪れる。
なぜか呪いが効かない公爵令息と出会い、エレオノーラは呪いを抑える方法を発見。
そして彼に導かれ、屋敷の外へ飛び出す。
自らの呪いを解明するため、エレオノーラは貴族が通う学園へと入学するのだった。
父と母は転生者!そして私は悪役令嬢・・らしいです?
naturalsoft
ファンタジー
皆様初めまして。
私はミスレイン公爵家の長女、シオン・ミスレインです。兄妹に1つ上のお兄様がいます。私はごく平凡な貴族の御令嬢で、少し魔法が使える程度の者ですが、私のお父様とお母様がとても素晴らしい方で私の自慢の両親なのです。
【私の婚約破棄】などと言う状況よりも、皆様に私の敬愛する両親のお話しをしましょう!大好きなお父様、お母様の話しを聞いて下さい!
そして、敬愛する両親を罵倒した愚か者の末路をお楽しみ下さいませ。フフフ・・・
【不定期更新】です。他の小説の合間に読んで貰えると嬉しいです。
(愚者の声で作中に参加してます)
同作品
『悪役令嬢戦記!大切な人のために戦います』
と、コラボしています。同じ世界観で絡んできます。
素人の執筆で至らない所が多々あるかと思いますが生暖かい目で読んで頂けたらと思います。
5/3:HOTランキング23位ありがとうございます!
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる