【完結】愛する夫の務めとは

Ringo

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おまけ♡セドリック&レイチェル

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 花祭りの夜会後から何かと催しが続き、共に過ごす時間が増えたふたり。

 筆頭公爵家で開かれた夜会には王城と自宅それぞれから各々向かったが、着いて早々にレイチェルは奥まった客室へと連れ込まれてしまった。


「セドリック様っ、待っ、」

「待たない」


 普段は温厚なセドリックが苛立っている。

 何かあったのかと尋ねようにも些か荒々しい手付きでドレスを脱がされ、あっという間に寝台へ押し倒された。

 そしていつもの様に足を大きく開かされ、そこに顔を埋めるセドリックは音が立つほど強く秘豆を吸い上げる。


「───っ!!」


 思わず大きな嬌声をあげそうになった口を手で覆い、執拗に弄る舌から逃れようと身を捩るも鍛えたセドリックに適うわけがない。

 幾度となく達して腰が跳ねたレイチェルは、やがて秘豆からプシャッと液体を吹き出した。


「……っ………え………」


 まさか粗相をしたのかと焦るレイチェルに対しセドリックは満面の笑み。

 レイチェルが出したもので顔を濡らしているが至極嬉しそうで、瞳の奥にはギラギラと劣情を湛えている。


「普段の蜜も絶品だけどこれもイイね」


 舌なめずりをして再度顔を埋め、先程と同じように秘豆を弄り倒しているとそう時間を掛けずにまた吹き出したレイチェル。

 セドリックは秘豆を口で覆い、小水のような勢いで出るそれを飲み込んだ。


「なっ………!!」


 達し過ぎて息も絶え絶えのレイチェルはその光景に驚愕し、思わずセドリックの頭を掴みどかそうとするがビクともしない。


「も、もう出ない、からぁっ…!!」


 最後にピュッと出たものを受け止めると漸く顔を離し、喉元を晒し見せつけるように嚥下した。


「なに、なにを……っ…」


 ニヤリと笑うセドリックはレイチェルにゆっくり覆い被さると、ドレスで隠れる場所に幾つも口付けの痕を残していく。

 そうしているうちにレイチェルの体は熱を持ち始め、蜜が溢れ出したそこへ太い指が差し込まれて掻き回された。


「熱々のトロットロ…早く入りたい」


 ならば早く入ればいいのにセドリックはそうせず、じっくり焦らしてから漸く挿入。

 待ちわびた質量を受け入れたレイチェルの体は容易く昇りつめ、強烈な締め付けを食らわせる。


「あ゙、あ゙っ、」

「っ、キッツ……っ」


 痙攣する細腰を掴んで動きを制し、一気に込み上げてくる吐精感をなんとか抑え込んだ。


「───っふぅ……やっば…出るとこだったよ」


 朗らかに、そして緩やかに腰を振り始めたセドリックが話しかけるも、既に過ぎる快感で意識が飛び飛びのレイチェルとは会話にならない。

 深い場所を突くたび、浅い所を擦るたびにあんあんと喘ぎ、そんなレイチェルが可愛くて振り幅を大きく腰を前後させた。


「あっあぁんっ…やっ、んっ、」


 暫くして対面座位に体勢を変えると自重で深く突き刺さったレイチェルが大きな嬌声をあげる。


「ほんっと可愛い」


 あえてそれを聞いてから口を塞ぎ、激しく舌を絡ませながら突き上げた。

 数日前、ミレイユとの房事で口付けをしつこく迫られ躱し続けたが一瞬の隙をついて重ねられてしまい、それが苛立ちを見せていた原因。

 早く上書きをしたい、と。

 レイチェルをこよなく愛しているから受け付けないだけで、ミレイユの容姿は庇護欲を唆る可愛らしいものだと理解している。

 それでも無理なものは無理。


「もう出そう…っ、いっぱい飲んで…っ…」


 応えるようにキュッと締め付けた蜜壷へ、ガツンと突き上げ熱々の子種を流し込んだ。






 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼






 とある日の夜会は王城。

 月のものが来たと言われ落胆したセドリックだが、その様子を見かねてレイチェルはおずおずと提案を持ち掛けた。


「あの……もしお嫌でなければ…ですけど…」


 はしたないと言われてしまうかもしれない。

 そう不安に思いながらそろりとセドリックを見上げれば、目を爛々と輝かせているではないか。


「………本当に?本当にしてくれるの?」

「え?えぇ……でも、」

「すぐしよう」


 勝手知ったる王城内。

 レイチェルの手をグイグイ引いて馴染みの部屋に入ると、テレテレしながらベルトの金具を外すセドリック。


「…あんまり見つめられると恥ずかしいな」

「っ──ごめんなさいっ」

「いや、いいけど」


 流石に下半身だけ裸になるのは躊躇われ、ベルトを外して前を寛げると既に大きくなった状態のソレを取り出した。


「………では……」


 足元にしゃがみ込んだレイチェルはソレに手を添え、チロチロと舌先を這わす。

 快楽ではなくなんとも擽ったいが、初めて目にする光景だけでも出そうになる。


「……おっき………」


 ニギニギしながら凝視して、ダラダラと涎を垂らす先端にかぷっと食らいついた。


「レイ、チェル…っ……」

「んっ……お嫌ですか?それなら、」

「嫌じゃない、嫌じゃないから続けて」


 ビクンと跳ねたのが抵抗だと思って離れたレイチェルに再度咥えさせ、添える程度の力で後頭部を押さえると少しだけ頭を前後させた。


「やばい……やばい……っ………」


 小さな口に出入りする様子を見下ろしながら、思い切り振りたい衝動を抑えようと努める。

 なのにレイチェルがうるうるに潤んだ目で見上げてくるから嗜虐心が刺激され、ついつい喉奥を突いてしまった。

 当然、嘔吐いてしまう。


「───苦しいです、セドリック様……」

「ごめん…もうしないから…」


 中止は有り得ないセドリックにまた咥えさせられたが、言った通り今度は緩く前後に動かされるだけで苦しいのも我慢出来る程度。


「……気持ちいいよレイチェル……あぁこの光景を絵画にでもして残したいけど…そうなると他の奴に見せなくちゃならないのか…あっ、いい…」


 何やらおかしな事を言い出したと思いながら、前後する動きが加速したことで吐精の瞬間が近いのだと悟る。


「っレイチェル……も、出る、」


 口を離させようとするセドリックの尻をガッシリと掴み、驚き固まる彼に代わって今度はレイチェル自ら前後に動いてみせた。


「えっ、ダメ、あっ、出ちゃ、出ちゃうっ、ダメだ、レイチェル…っ、出るっ、で、あっ……!!」


 ダメダメ言いつつ後頭部から手は離さず、吐精の瞬間には腰を突き出したので必然的に喉奥へ直接流し込まれる形となってしまう。


「あっ、きも、ちぃ…っ…」


 あまりに気持ち良さそうに恍惚とするから、嘔吐きそうになるのを必死に堪えて吐き出されるものを飲み込んだ。

 最後の一滴まで搾り取ってゴクリと喉を鳴らせば、感動に打ち震えるセドリックに抱き締められチュッチュッと口付けを受ける。


「凄かった、感動した、初めて経験したっ」


 興奮する様子が可愛くてまたしてあげようと心に決めたレイチェルは、のちに王都一人気があるという閨講師の女性を自宅へ招き、密かに性技の腕をあげていった。

 何も知らないセドリックが翻弄され、よりレイチェルを愛したのは言うまでもないことである。







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