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◇式前30日の記録
5.テオルド、夫への道⑶
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「し、失敗って.........な、何を.........指して言うんだよ」
「テオルド様、言っておきますが閨房は暗いですよ?手探りなんですから。貴方女性の身体の事解ってますか?」
ガーーーーーーーン!
「う.........た、確かに.........深くは.......知らない、けど..」
辿々しく下を向くテオルド。
「...........まさかの未経験......うちの長男はなんて初々しいんだろう.........。育て方間違ったかな?」
「.......で、でも.........何となくなら.........話に聞いたし.........」
誤魔化す様に酒をパカパカ飲み続ける。
「今から行きましょう、テオルド様」
「は?何処へ?」
「娼館へですよ!」
「ヤダよ!何でだよ!」
「一回教えて貰っときゃ後楽でしょ!」
「い、今更.........いや、絶対行かない!俺は.........っ」
「何ですか?」
「や、やるなら.........リリアと.........勉強するから。他の女は.........多分無理」
そう言うとテオルドは左手で顔を隠してしまう。
「「....................拗らせたな~」」
うぅ.........と呻くテオルド。自分でも痛い程分かっている。だが、仕方が無いのだ。10年待てば手に入ると信じてリリアだけを見て色々突き進んで来た。
ちょっと突き進み過ぎた22歳。
「はぁ~~~~~~.........。分かりました」
「ん?」
「テオルド様には結婚式までの間に完璧な男性、いや、夫になって頂くべく座学レッスンを受けて頂きましょう。後、リリア様との日々のノルマを設定致します。ええ、もうこうなりゃ私がやらせて頂きますよ。後、部隊の中から女にモテる奴を講師に迎えましょう。トーザ以外で」
そう言いながらシューマはグイッと酒を呷った。
「ん?.........トーザ以外?」
「あやつはリリア様に惚れてますから」
「は?は?嘘だろ?俺の騎士だぞ?」
「初めてリリア様のお姿を見た日「リリア!俺と逃げよう!」って言ってたんで油断は禁物です。まあ、テオルド様と結婚するとは知らなかったからなんですが。部隊の者もリリア様の剥き出しの御御足の話を未だに.........まだ夜暗くて良かった。あれは私もヤバかっ......ゴホンッ。いや、これからはリリア様も皆の前に顔を晒す事が増えて来ます。奴等だけじゃなくなるかも知れませんよ?.........あの美しさは規格外.........です」
「.........くっ!身内に敵が多数居るとは.........!」
テオルドも更にワインを呷る。
「女性騎士の育成を急ぎましょう。中々強い者が居ないのが現状なのですが.........」
「ああ、頼む」
「しかし、ノルマなんて何をするんだい?」
公爵がクピッとワインを飲みながら聞いた。
「勿論ボディタッチのレッスンですよ」
「.........」
「他の女性が嫌ならリリア様を触るしかないでしょ」
「触るくらいなら大丈夫だ」グビッ
「部分的に指定しますから」グビッ
「何だよ部分って!」
「手とか脚とか耳とかですよ」
「それなんの意味が.........」
「これからしっかり勉強致しましょうね?」
「?.................分かった」
素直なテオルド。
「そう言えば.........オウエンお付き合いしている女性が居るらしいよ?1年前かららしくて、語学の教師をしている平民の6歳年上の女性らしい。猛アタックしたんだって。もう手を出しちゃってて、婚約者のエリルカーナ侯爵子女と婚約破棄したいと言って来た。困ったな~」
「「え!えええぇぇぇー!!」」
その日の夜、ヤケ酒でグデングデンに酔っ払った2人の男達は次の日二日酔いで倒れる事になった。
公爵の爆弾発言より、益々肩身が狭くなったテオルド。
エスコートは難なく出来ても、弟(13歳)に男として色々負けてしまっているピュアな次期公爵当主の、リリアの承諾無しに決まってしまった夫(男)になる為のレッスンが
........それから3日後、座学から始まった。
「テオルド様、言っておきますが閨房は暗いですよ?手探りなんですから。貴方女性の身体の事解ってますか?」
ガーーーーーーーン!
「う.........た、確かに.........深くは.......知らない、けど..」
辿々しく下を向くテオルド。
「...........まさかの未経験......うちの長男はなんて初々しいんだろう.........。育て方間違ったかな?」
「.......で、でも.........何となくなら.........話に聞いたし.........」
誤魔化す様に酒をパカパカ飲み続ける。
「今から行きましょう、テオルド様」
「は?何処へ?」
「娼館へですよ!」
「ヤダよ!何でだよ!」
「一回教えて貰っときゃ後楽でしょ!」
「い、今更.........いや、絶対行かない!俺は.........っ」
「何ですか?」
「や、やるなら.........リリアと.........勉強するから。他の女は.........多分無理」
そう言うとテオルドは左手で顔を隠してしまう。
「「....................拗らせたな~」」
うぅ.........と呻くテオルド。自分でも痛い程分かっている。だが、仕方が無いのだ。10年待てば手に入ると信じてリリアだけを見て色々突き進んで来た。
ちょっと突き進み過ぎた22歳。
「はぁ~~~~~~.........。分かりました」
「ん?」
「テオルド様には結婚式までの間に完璧な男性、いや、夫になって頂くべく座学レッスンを受けて頂きましょう。後、リリア様との日々のノルマを設定致します。ええ、もうこうなりゃ私がやらせて頂きますよ。後、部隊の中から女にモテる奴を講師に迎えましょう。トーザ以外で」
そう言いながらシューマはグイッと酒を呷った。
「ん?.........トーザ以外?」
「あやつはリリア様に惚れてますから」
「は?は?嘘だろ?俺の騎士だぞ?」
「初めてリリア様のお姿を見た日「リリア!俺と逃げよう!」って言ってたんで油断は禁物です。まあ、テオルド様と結婚するとは知らなかったからなんですが。部隊の者もリリア様の剥き出しの御御足の話を未だに.........まだ夜暗くて良かった。あれは私もヤバかっ......ゴホンッ。いや、これからはリリア様も皆の前に顔を晒す事が増えて来ます。奴等だけじゃなくなるかも知れませんよ?.........あの美しさは規格外.........です」
「.........くっ!身内に敵が多数居るとは.........!」
テオルドも更にワインを呷る。
「女性騎士の育成を急ぎましょう。中々強い者が居ないのが現状なのですが.........」
「ああ、頼む」
「しかし、ノルマなんて何をするんだい?」
公爵がクピッとワインを飲みながら聞いた。
「勿論ボディタッチのレッスンですよ」
「.........」
「他の女性が嫌ならリリア様を触るしかないでしょ」
「触るくらいなら大丈夫だ」グビッ
「部分的に指定しますから」グビッ
「何だよ部分って!」
「手とか脚とか耳とかですよ」
「それなんの意味が.........」
「これからしっかり勉強致しましょうね?」
「?.................分かった」
素直なテオルド。
「そう言えば.........オウエンお付き合いしている女性が居るらしいよ?1年前かららしくて、語学の教師をしている平民の6歳年上の女性らしい。猛アタックしたんだって。もう手を出しちゃってて、婚約者のエリルカーナ侯爵子女と婚約破棄したいと言って来た。困ったな~」
「「え!えええぇぇぇー!!」」
その日の夜、ヤケ酒でグデングデンに酔っ払った2人の男達は次の日二日酔いで倒れる事になった。
公爵の爆弾発言より、益々肩身が狭くなったテオルド。
エスコートは難なく出来ても、弟(13歳)に男として色々負けてしまっているピュアな次期公爵当主の、リリアの承諾無しに決まってしまった夫(男)になる為のレッスンが
........それから3日後、座学から始まった。
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