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第二章 冒険、始めます
第四七話 素晴らしき従魔
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そこまで待つことなく、ルークを連れたルイーサさんが戻ってきた。
ルイーサさんに抱かれたルークは口の周りをハンカチで優しく拭かれ、『うむ、苦しゅうない』と言って王様ごっこをしていた。
「早かったけど、どんな取引をしたの?」
『何も。ルイーサの大切な人だと話を聞いていたからな』
「ありがとう」
『うむ、良い』
それといなくなった騎士団の代わりに、今まで食堂でルークを可愛がっていたナディアさんが見学に来た。
「部下がすまない」
「いえ。疑われているみたいなので、代わりに見ていってください」
ナディアさんは、ルイーサさんに視線を向け許可を求めた。
「静かにしているのよ?」
「はい」
「それでディル、原因とかについて教えてくれる?」
カルテらしきものを取り出すルイーサさんに、王弟の屋敷で得た知識と原因を説明していく。
「病名は【魔脈瘴気瘤】と言います。生物は魔力が空気と同じくらい大切で、健康な体では体の隅々まで循環しています。しかし、この病気になると魔力の巡りが悪くなるのです」
「そうね。魔法や技能が使いづらくなったって言ってたわ」
「そうですね。使っていくほど悪化していきます。さらに瘴気も溜まりやすくなり、魔脈を詰まらせることで完全に循環できなくなります。そうなると、その……循環されていない身体部位は欠損扱いとなり、回復魔法を受け付けなくなるのです」
「「──っ」」
「通常では治療法はなく、不治の病として医学書に載っていました。明確な発症理由は分かっていませんが、魔法を多用する職業に就いている人がなりやすいそうです」
「不治の病……」
「でも、ディルは治せるって言ってたわよね?」
「えぇ。僕は通常の治療法ではないので」
チラッとルークを見る。
椅子の上で丸まっているルークも話を聞いていたようで、視線を向けられたことに気づき胸を張った。
「ルークはその姿で魔法を使えるの?」
『戦闘ではないなら問題ない』
「ルークは除去と回復と再生を担当してもらおう思っている」
『ふむ』
初めて行う治療だから、連携がかなり重要になる。
ほとんどルーク任せになるけど、俺も【神字】の長時間維持をする必要があり、結構神経をすり減らしている。
というのも、個人的には初の手術だ。
かなり緊張する。
まずは部屋を閉め切り、ルークに浄化してもらう。
次に、血栓のように詰まっている瘴気塊を取り除く。これは【念動】で魔力刀を作りメスとし、止血などは全て【念動】任せだ。
取り除いた後はルークに治してもらい、瘤になっている箇所も順に治してもらう。
一ヶ所ずつ丁寧に治していき、最後に欠損扱いになっている四肢などをルークに再生してもらえば、一応の治療は終わる。
ただ、魔力の回復が必要だったり病人食から始めたりと、ある程度のリハビリは必要だろう。
『手順は分かった。だが、この子は痛そうだな』
ルークからしたら「この子」になるのかもしれないけど、ルイーサさんとあまり変わらないような見た目なんだよね。
女性の年齢はただでさえ分かりにくいのに、エルフなどの長命種は余計に分からん。
「意識があることは良いことだよ。意識がないと脳に魔力が巡ってないことだから、流石に僕も自信がないよ」
『ふーん。でも痛いんだろ?』
「うん。麻酔があればなぁ」
「麻酔?」
「麻痺させて痛みを感じにくくする……薬ですが、毒とも言えますね」
「薬ならないけど、麻痺毒ならあるわよ。効果も同じだわ」
「じゃあ、それを使いましょう」
「そうね。解毒剤もあるしルークもいるし、何も心配はいらないわね」
『うむ。任せよ』
ルイーサさんが革手袋をつけて毒針を患者に刺した。
即効性とはいえ、少しだけ待つ必要がある。
その間にルークと打ち合わせを重ねた。
『オレにかかっているわけだな』
「緊張してる?」
『いや、全く』
そうだよね。患者の胸で遊んでるくらいだもんね。
『イムレの方が良いな』
「しっ」
ルークは猫になったときの枕を探していたようだが、やっぱりイムレに勝てる枕はなかったらしい。
イムレもルークが自分と一緒に寝なくなったら悲しむだろうから、新しい枕は探さないでほしい。
「効いてきたみたい」
「では、始めましょうか」
「二人ともお願いね」
「はい」
『うむ』
部屋を閉め切り、部屋全体と俺たち全員にルークが浄化を施す。
──《光属性魔法:照明》
光源を用意し、もう一度精密検査を行い切開箇所をマーキングする。
──〈魔力掌握〉
──《無属性魔法:探知》
──【神字:病理】
──【神字:推理】
──【念動】
全部で五ヶ所。
四肢の付け根と、腹部に一ヶ所。
この腹部の一ヶ所のせいで魔力量が回復せず、徐々に減り続けているのだろう。
「あまり時間がないから五ヶ所同時に行うよ」
『うむ』
──【神字:理体】
魔力を操作する精度や、複数の魔法や技能を同時に操作するために【神字:推理】を【神字:理体】に変える。
いつも技能〈魔力操作〉だけで【念動】を扱うが、今日はより鮮明なイメージを持つために両手を添えて切開していく。
当然出血はするが、魔力鉗子によって止血する。
瘴気塊は【念動】で取り出し、瘤は面倒だから部位ごと切除して欠損扱いにしてしまう。
一番集中して行った腹部の処置が終わった頃には、他の四ヶ所の処置も終えていた。
技能〈並速思考〉が常時発動しているが、それでもギリギリなほど神経がすり減っている。
「ルーク、欠損再生して」
『おう』
血管を再生し、傷口を治していく。
同時に麻痺毒も解毒し、欠損扱いだった四肢なども再生していく。
どれも【青炎】の効果であるため、切開したところから徐々に青い炎が広がり、最後には炎が全身を覆い尽くした。
しかも俺が【念動】で浮かせていることもあり、どこか神聖な儀式をしているように見える。
『浄化はサービスだ』
炎が鎮まりだしたところを見計らい、患者をベッドに下ろす。
土色だった肌に赤みが戻り、肌艶もよくなっているように見える。
「ルイ──じゃなかった。母上、お願いします」
「えぇ……えぇ……」
患者から許可をもらっているルイーサさんが〈鑑定〉を使って、ステータスの状態項目を見ることになっている。
「──治ってるわ……」
おそらく、まだ魔力枯渇状態だったり栄養失調による衰弱状態だったりするのだろうけど、それらはこれから治療のプロであるルイーサさんに任せれば問題なく回復すると思う。
「──ふぅ……。疲れた……」
『そうか?』
「ルークとは体のつくりが違うんだよ」
『可愛いということか?』
「それもあるけど、能力が高いってことだよ」
『ん? オレと血の契約を交わしたんだぞ? お前も能力が上がっているはずだが?』
「え? そうなの?」
『うむ。使い方がなっとらん。オレが教えてやろう』
「じゃあ寝る前にお願い」
『うむ。師匠って呼んでもいいんだからな?』
「……そのときは呼ぼうかな」
『楽しみだ』
テオがブルーノさんのことを「師匠」と呼んでいるのを見て影響を受けたのかな?
「──うっ」
『──むっ」
ベッド横の椅子座りルークを抱いて癒やされていると、突然ベアハグ並みの衝撃を受けた。
【神字:理体】を解除していなくてよかった。
「二人ともありがとうっ」
「『…………』」
ポタポタと頭上から降り注ぐ水滴の前に、俺たちはただただ黙ってルイーサさんが落ち着くのを待った。
ルイーサさんが落ち着いて顔を上げた頃を見計らって、俺たちはルイーサさんへ返事をする。
「『どういたしまして』」
ルイーサさんの笑顔を見れたことが、俺たちにとって最高の報酬だろう。
ルイーサさんに抱かれたルークは口の周りをハンカチで優しく拭かれ、『うむ、苦しゅうない』と言って王様ごっこをしていた。
「早かったけど、どんな取引をしたの?」
『何も。ルイーサの大切な人だと話を聞いていたからな』
「ありがとう」
『うむ、良い』
それといなくなった騎士団の代わりに、今まで食堂でルークを可愛がっていたナディアさんが見学に来た。
「部下がすまない」
「いえ。疑われているみたいなので、代わりに見ていってください」
ナディアさんは、ルイーサさんに視線を向け許可を求めた。
「静かにしているのよ?」
「はい」
「それでディル、原因とかについて教えてくれる?」
カルテらしきものを取り出すルイーサさんに、王弟の屋敷で得た知識と原因を説明していく。
「病名は【魔脈瘴気瘤】と言います。生物は魔力が空気と同じくらい大切で、健康な体では体の隅々まで循環しています。しかし、この病気になると魔力の巡りが悪くなるのです」
「そうね。魔法や技能が使いづらくなったって言ってたわ」
「そうですね。使っていくほど悪化していきます。さらに瘴気も溜まりやすくなり、魔脈を詰まらせることで完全に循環できなくなります。そうなると、その……循環されていない身体部位は欠損扱いとなり、回復魔法を受け付けなくなるのです」
「「──っ」」
「通常では治療法はなく、不治の病として医学書に載っていました。明確な発症理由は分かっていませんが、魔法を多用する職業に就いている人がなりやすいそうです」
「不治の病……」
「でも、ディルは治せるって言ってたわよね?」
「えぇ。僕は通常の治療法ではないので」
チラッとルークを見る。
椅子の上で丸まっているルークも話を聞いていたようで、視線を向けられたことに気づき胸を張った。
「ルークはその姿で魔法を使えるの?」
『戦闘ではないなら問題ない』
「ルークは除去と回復と再生を担当してもらおう思っている」
『ふむ』
初めて行う治療だから、連携がかなり重要になる。
ほとんどルーク任せになるけど、俺も【神字】の長時間維持をする必要があり、結構神経をすり減らしている。
というのも、個人的には初の手術だ。
かなり緊張する。
まずは部屋を閉め切り、ルークに浄化してもらう。
次に、血栓のように詰まっている瘴気塊を取り除く。これは【念動】で魔力刀を作りメスとし、止血などは全て【念動】任せだ。
取り除いた後はルークに治してもらい、瘤になっている箇所も順に治してもらう。
一ヶ所ずつ丁寧に治していき、最後に欠損扱いになっている四肢などをルークに再生してもらえば、一応の治療は終わる。
ただ、魔力の回復が必要だったり病人食から始めたりと、ある程度のリハビリは必要だろう。
『手順は分かった。だが、この子は痛そうだな』
ルークからしたら「この子」になるのかもしれないけど、ルイーサさんとあまり変わらないような見た目なんだよね。
女性の年齢はただでさえ分かりにくいのに、エルフなどの長命種は余計に分からん。
「意識があることは良いことだよ。意識がないと脳に魔力が巡ってないことだから、流石に僕も自信がないよ」
『ふーん。でも痛いんだろ?』
「うん。麻酔があればなぁ」
「麻酔?」
「麻痺させて痛みを感じにくくする……薬ですが、毒とも言えますね」
「薬ならないけど、麻痺毒ならあるわよ。効果も同じだわ」
「じゃあ、それを使いましょう」
「そうね。解毒剤もあるしルークもいるし、何も心配はいらないわね」
『うむ。任せよ』
ルイーサさんが革手袋をつけて毒針を患者に刺した。
即効性とはいえ、少しだけ待つ必要がある。
その間にルークと打ち合わせを重ねた。
『オレにかかっているわけだな』
「緊張してる?」
『いや、全く』
そうだよね。患者の胸で遊んでるくらいだもんね。
『イムレの方が良いな』
「しっ」
ルークは猫になったときの枕を探していたようだが、やっぱりイムレに勝てる枕はなかったらしい。
イムレもルークが自分と一緒に寝なくなったら悲しむだろうから、新しい枕は探さないでほしい。
「効いてきたみたい」
「では、始めましょうか」
「二人ともお願いね」
「はい」
『うむ』
部屋を閉め切り、部屋全体と俺たち全員にルークが浄化を施す。
──《光属性魔法:照明》
光源を用意し、もう一度精密検査を行い切開箇所をマーキングする。
──〈魔力掌握〉
──《無属性魔法:探知》
──【神字:病理】
──【神字:推理】
──【念動】
全部で五ヶ所。
四肢の付け根と、腹部に一ヶ所。
この腹部の一ヶ所のせいで魔力量が回復せず、徐々に減り続けているのだろう。
「あまり時間がないから五ヶ所同時に行うよ」
『うむ』
──【神字:理体】
魔力を操作する精度や、複数の魔法や技能を同時に操作するために【神字:推理】を【神字:理体】に変える。
いつも技能〈魔力操作〉だけで【念動】を扱うが、今日はより鮮明なイメージを持つために両手を添えて切開していく。
当然出血はするが、魔力鉗子によって止血する。
瘴気塊は【念動】で取り出し、瘤は面倒だから部位ごと切除して欠損扱いにしてしまう。
一番集中して行った腹部の処置が終わった頃には、他の四ヶ所の処置も終えていた。
技能〈並速思考〉が常時発動しているが、それでもギリギリなほど神経がすり減っている。
「ルーク、欠損再生して」
『おう』
血管を再生し、傷口を治していく。
同時に麻痺毒も解毒し、欠損扱いだった四肢なども再生していく。
どれも【青炎】の効果であるため、切開したところから徐々に青い炎が広がり、最後には炎が全身を覆い尽くした。
しかも俺が【念動】で浮かせていることもあり、どこか神聖な儀式をしているように見える。
『浄化はサービスだ』
炎が鎮まりだしたところを見計らい、患者をベッドに下ろす。
土色だった肌に赤みが戻り、肌艶もよくなっているように見える。
「ルイ──じゃなかった。母上、お願いします」
「えぇ……えぇ……」
患者から許可をもらっているルイーサさんが〈鑑定〉を使って、ステータスの状態項目を見ることになっている。
「──治ってるわ……」
おそらく、まだ魔力枯渇状態だったり栄養失調による衰弱状態だったりするのだろうけど、それらはこれから治療のプロであるルイーサさんに任せれば問題なく回復すると思う。
「──ふぅ……。疲れた……」
『そうか?』
「ルークとは体のつくりが違うんだよ」
『可愛いということか?』
「それもあるけど、能力が高いってことだよ」
『ん? オレと血の契約を交わしたんだぞ? お前も能力が上がっているはずだが?』
「え? そうなの?」
『うむ。使い方がなっとらん。オレが教えてやろう』
「じゃあ寝る前にお願い」
『うむ。師匠って呼んでもいいんだからな?』
「……そのときは呼ぼうかな」
『楽しみだ』
テオがブルーノさんのことを「師匠」と呼んでいるのを見て影響を受けたのかな?
「──うっ」
『──むっ」
ベッド横の椅子座りルークを抱いて癒やされていると、突然ベアハグ並みの衝撃を受けた。
【神字:理体】を解除していなくてよかった。
「二人ともありがとうっ」
「『…………』」
ポタポタと頭上から降り注ぐ水滴の前に、俺たちはただただ黙ってルイーサさんが落ち着くのを待った。
ルイーサさんが落ち着いて顔を上げた頃を見計らって、俺たちはルイーサさんへ返事をする。
「『どういたしまして』」
ルイーサさんの笑顔を見れたことが、俺たちにとって最高の報酬だろう。
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