私は初めて恋を知った

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仕方ない。
ファンタジー読むか！
私は別にファンタジーが嫌いなわけじゃあない。
もともと本が好きなので本当はどちらでもいいのか？
いやまぁ本が好きなのはかわりない。
まぁ本を読もう！そんなことを思いながらページを開くこと数分後｢えっ？｣思わず声を漏らしてしまった。
ん？ん？なんで？！なんで！？頭のなかがこんがらがってる。
だって中身が恋愛小説なんだから。
あっ！多分だけど樹里なりに気を使ってくれたのだろう。
私は一度樹里に恋愛小説を借りたことがあった。
だけど回りの人から｢え～葵～恋愛小説読むの～。マジ以外やわ～。｣そう言って罵られたことがあったのだ。
私は一人で本を読んでいる樹里のところに行き｢ありがと！｣とニッコリと笑って言った。
そうすると樹里が｢私の才能目覚めたかも！？いいえいいえ｣　
｢ある意味才能やな笑笑ひとをビックリさせる笑笑｣｢でしょでしょ～｣　
そんなことを言いながら放課後が訪れた。　
｢いちねーーーん！｣先輩だ！
｢先輩～｣　
｢葵めっちゃ元気だな笑笑｣
｢はっ？なんか文句あんの？｣　
｢そんなに怒んなよ～｣　
｢あっ？｣　
そんなことを言っている私だがこの人が私の好きなひとになるとはこのときは思いもしなかった...