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第88話 快楽の果て
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あっ、ああんっ、ファウロスっ、ファウロスっ!」
俺は身体をくねらせ、ねだっていた。
「はー、まじでヤバい。ジュール、エロすぎだろ!」
ファウロスは粘性の液体を、全裸に剥いた俺の身体に塗り込んでいた。ぬるぬるとした手触りで全身を愛撫されると、ひっきりなしに俺から嬌声が上がる。
「あんっ、もっと、触って……!」
「いいよっ、ピンクの乳首、すごくカワイイね」
「はあっ、あ、あんっ」
「ここ、気持ちいいの?」
乳首を指でこねられると、腰が揺れた。
「んっ、きもちいいっ、もっと……」
「いい子だね。じゃあ、いっぱい舐めて吸ってあげる」
「はあ、あ、あああああんっ」
乳首を吸われて、甘噛されるともっともっと刺激が欲しくなる。
俺は、知らず識らずのうちに脚を開いてファウロスを誘う。
「あー、可愛すぎ。全身、真っ赤になっちゃって、ジュールもビンビンだね」
ファウロスが優しい手付きで俺のペニスをしごき始める。
「ふぁっ、あ、ああ、あ!!」
「こうやって、いっつもいやらしく男を誘惑してるの? ジュールは悪い子なんだ? ここ、パクパクしてるの、何で?」
そっと後孔を指で触られると、俺はたまらなくなる。
「あっ、んっ、ファウロスの指、欲しいよおっ!」
「指、どうしてほしいの?」
孔の部分を指でくすぐられ、俺はファウロスにすがりつく。
「指、奥までいれて、いっぱいグチュグチュしてほしいっ、あ、ああんっ、お願い、ファウロスっ」
媚薬で敏感になった身体は、もっともっとと貪欲になっていく。
「オッケー、じゃ、ちょっと力抜いて。いっぱいクチュクチュしてあげるね」
指をグンっと奥まで差し入れられると、俺の身体は弓なりに沿った。
「あ、ああああ、あ!!」
「あー、キツく締め付けてくる。気持ちいい? ジュール」
敏感な部分を指で刺激されると、もうたまらなくなって俺は身体を痙攣させていた。
「あ、ああ、気持ちいいっ、んっ、もっと! あ、はあっ、すご、すごいよぉ、ファウロスっ、あんっ」
腹の内側をトントンと叩くようにされると、俺はもう何がなんだかわからなくなる。
「すごく感じちゃってるね。指増やそうか? ここで俺のペニスもギューってしてもらいたいな。ねえ、ジュール?」
「あ、あんっ、俺もっ、ファウロスのおっきいの欲しいっ! いっぱい奥まで突いてほしいっ!」
「ジュール、ヤバいって……、こんなの、ハマらないほうがおかしいだろ! ったく、許せねえ、こんなエロい淫紋をジュールに刻みやがって!」
ファウロスは舌打ちすると、俺の両足を更に大きく広げた。
「ファウロス、後ろから、して?」
俺はファウロスの腕を掴んだ。
「ダーメ! ジュールの可愛い顔見ながら挿れたい」
「ああっ!」
体勢を変えようとしていた俺を、ファウロスはぐるんと表向きにした。
「さ、お楽しみはこれからだよ」
「はあ、あ……」
ファウロスの瞳は、獲物を前にした野獣のそれだった。
ファウロスは俺の太ももを撫でて力を抜かせると、ぐっと腰を進めてきた。
「あ、あ、あ、あ、あ!」
ゆっくりとファウロスの剛直が、俺の中に押し入ってくる。
「ああ、すごいよ、ジュール、どんどん、飲み込んでいく……、くっ、はあ、俺も、だいぶキてる……っ」
「ああっ、ん、ファウロス、のっ、すごい、硬い……、んあっ!」
ファウロスは俺の腰を掴むと、一気に引き寄せた。
「はっ、全部入った。ジュール、ジュールは今、俺とセックスしてる。俺のペニスを飲み込んでるんだよ」
ドクドクと俺の中で熱いものが脈打っている。
「は、あ、あ、ファウロスっ、んっ、中っ、気持ちいいよぉ!」
「さあ、どうしようかな? ジュール、動いてもいい? 俺はしばらくこのままでもいいよ」
ファウロスは俺の太ももと尻を撫でながら、意地悪く聞いてくる。
「早くっ、動いてっ、いっぱい、いっぱい、欲しいよぉ、ファウロスっ!」
「いいよ、いっぱい気持ちよくしてあげる」
腰をいったん引いて、また戻される。繰り返されると、頭が馬鹿になりそうなくらい気持ちよかった。
「ヒィっ、あ、あ、あ!」
何度も抽送を繰り返され、俺はあられもない声をあげる。
「ああ、すごいっ、くそっ、俺もあんまり、もたない、かも……っ。とりあえず、一回中出しして、いい?」
「あ、ああ、ファウロスの熱いの、いっぱい中に出して!」
俺はファウロスのたくましい褐色の腕にキスをする。
「そんなこと簡単に言って、後悔してもしらないからなっ!」
両手を持たれて、引き寄せられるように身体を繋がれた。
「ヒィっ、くはっ、あ、あ、あ!」
「ジュールの狭いとこ、はいったよ。くっ、気持ち、良すぎだろっ、これっ!」
結腸をあっさり抜かれ、グニグニと刺激されると、もうなにもかもがどうでもよくなった。
「あ、は、はあっ、気持ちいいっ、気持ちいいよぉ、おかしくなるぅ、ファウロスっ!!」
俺はファウロスの首にかじりつく。
「あー、ヤバい。こんなの、ほっとけるわけ、ないだろ……、くっ、どうすんだよっ!」
ファウロスは俺の顎をつかむと、噛みつくようなキスをしてきた。
「ん、あ、あ、くぅっ……!」
激しいキスをしながら突き上げらげると、あっさりと意識を手放してしまいそうになる。
「まだ、飛ぶなよっ、ジュール、出すぞっ!」
「あ、はぁっ、あああああああああ!!」
俺の内側でファウロスの精が弾けたとき、俺は快楽の果てを見たような気がした……。
「あっ、ああんっ、ファウロスっ、ファウロスっ!」
俺は身体をくねらせ、ねだっていた。
「はー、まじでヤバい。ジュール、エロすぎだろ!」
ファウロスは粘性の液体を、全裸に剥いた俺の身体に塗り込んでいた。ぬるぬるとした手触りで全身を愛撫されると、ひっきりなしに俺から嬌声が上がる。
「あんっ、もっと、触って……!」
「いいよっ、ピンクの乳首、すごくカワイイね」
「はあっ、あ、あんっ」
「ここ、気持ちいいの?」
乳首を指でこねられると、腰が揺れた。
「んっ、きもちいいっ、もっと……」
「いい子だね。じゃあ、いっぱい舐めて吸ってあげる」
「はあ、あ、あああああんっ」
乳首を吸われて、甘噛されるともっともっと刺激が欲しくなる。
俺は、知らず識らずのうちに脚を開いてファウロスを誘う。
「あー、可愛すぎ。全身、真っ赤になっちゃって、ジュールもビンビンだね」
ファウロスが優しい手付きで俺のペニスをしごき始める。
「ふぁっ、あ、ああ、あ!!」
「こうやって、いっつもいやらしく男を誘惑してるの? ジュールは悪い子なんだ? ここ、パクパクしてるの、何で?」
そっと後孔を指で触られると、俺はたまらなくなる。
「あっ、んっ、ファウロスの指、欲しいよおっ!」
「指、どうしてほしいの?」
孔の部分を指でくすぐられ、俺はファウロスにすがりつく。
「指、奥までいれて、いっぱいグチュグチュしてほしいっ、あ、ああんっ、お願い、ファウロスっ」
媚薬で敏感になった身体は、もっともっとと貪欲になっていく。
「オッケー、じゃ、ちょっと力抜いて。いっぱいクチュクチュしてあげるね」
指をグンっと奥まで差し入れられると、俺の身体は弓なりに沿った。
「あ、ああああ、あ!!」
「あー、キツく締め付けてくる。気持ちいい? ジュール」
敏感な部分を指で刺激されると、もうたまらなくなって俺は身体を痙攣させていた。
「あ、ああ、気持ちいいっ、んっ、もっと! あ、はあっ、すご、すごいよぉ、ファウロスっ、あんっ」
腹の内側をトントンと叩くようにされると、俺はもう何がなんだかわからなくなる。
「すごく感じちゃってるね。指増やそうか? ここで俺のペニスもギューってしてもらいたいな。ねえ、ジュール?」
「あ、あんっ、俺もっ、ファウロスのおっきいの欲しいっ! いっぱい奥まで突いてほしいっ!」
「ジュール、ヤバいって……、こんなの、ハマらないほうがおかしいだろ! ったく、許せねえ、こんなエロい淫紋をジュールに刻みやがって!」
ファウロスは舌打ちすると、俺の両足を更に大きく広げた。
「ファウロス、後ろから、して?」
俺はファウロスの腕を掴んだ。
「ダーメ! ジュールの可愛い顔見ながら挿れたい」
「ああっ!」
体勢を変えようとしていた俺を、ファウロスはぐるんと表向きにした。
「さ、お楽しみはこれからだよ」
「はあ、あ……」
ファウロスの瞳は、獲物を前にした野獣のそれだった。
ファウロスは俺の太ももを撫でて力を抜かせると、ぐっと腰を進めてきた。
「あ、あ、あ、あ、あ!」
ゆっくりとファウロスの剛直が、俺の中に押し入ってくる。
「ああ、すごいよ、ジュール、どんどん、飲み込んでいく……、くっ、はあ、俺も、だいぶキてる……っ」
「ああっ、ん、ファウロス、のっ、すごい、硬い……、んあっ!」
ファウロスは俺の腰を掴むと、一気に引き寄せた。
「はっ、全部入った。ジュール、ジュールは今、俺とセックスしてる。俺のペニスを飲み込んでるんだよ」
ドクドクと俺の中で熱いものが脈打っている。
「は、あ、あ、ファウロスっ、んっ、中っ、気持ちいいよぉ!」
「さあ、どうしようかな? ジュール、動いてもいい? 俺はしばらくこのままでもいいよ」
ファウロスは俺の太ももと尻を撫でながら、意地悪く聞いてくる。
「早くっ、動いてっ、いっぱい、いっぱい、欲しいよぉ、ファウロスっ!」
「いいよ、いっぱい気持ちよくしてあげる」
腰をいったん引いて、また戻される。繰り返されると、頭が馬鹿になりそうなくらい気持ちよかった。
「ヒィっ、あ、あ、あ!」
何度も抽送を繰り返され、俺はあられもない声をあげる。
「ああ、すごいっ、くそっ、俺もあんまり、もたない、かも……っ。とりあえず、一回中出しして、いい?」
「あ、ああ、ファウロスの熱いの、いっぱい中に出して!」
俺はファウロスのたくましい褐色の腕にキスをする。
「そんなこと簡単に言って、後悔してもしらないからなっ!」
両手を持たれて、引き寄せられるように身体を繋がれた。
「ヒィっ、くはっ、あ、あ、あ!」
「ジュールの狭いとこ、はいったよ。くっ、気持ち、良すぎだろっ、これっ!」
結腸をあっさり抜かれ、グニグニと刺激されると、もうなにもかもがどうでもよくなった。
「あ、は、はあっ、気持ちいいっ、気持ちいいよぉ、おかしくなるぅ、ファウロスっ!!」
俺はファウロスの首にかじりつく。
「あー、ヤバい。こんなの、ほっとけるわけ、ないだろ……、くっ、どうすんだよっ!」
ファウロスは俺の顎をつかむと、噛みつくようなキスをしてきた。
「ん、あ、あ、くぅっ……!」
激しいキスをしながら突き上げらげると、あっさりと意識を手放してしまいそうになる。
「まだ、飛ぶなよっ、ジュール、出すぞっ!」
「あ、はぁっ、あああああああああ!!」
俺の内側でファウロスの精が弾けたとき、俺は快楽の果てを見たような気がした……。
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