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第80話 異境の村
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「あんたには、悪かったと思ってるよ。いつもならああいう依頼は絶対断るんだけど、今回はどうしてもまとまった金が入り用だったんだ。
でも助かったよ。おかげで、金貨50枚! 大丈夫、あんたの面倒は俺がちゃんと見るから! ここでの快適な生活は俺が保証する!
なに、5年もすればほとぼりも覚めて、あんたも安心して国にも戻れるだろ」
男は俺の肩を励ますようにポンポンと叩いた。
――ちょっと、待て。
俺は青ざめる。
「5年っ!? 国に戻れる? 一体何の話だよ、っていうか、ここ、どこ!?」
「ここはエディマだよ。厳密に言うと、エディマの首都から少し離れたポルって村だ」
プラチナブロンドの褐色肌の美しい男は、当たり前のようにさらりと答えた。
「エ、ディ、マ、だってええ????!!!!」
俺は大声を出し、天を仰いだ。
エディマといえば、俺のいた国から西の砂漠を超えた遠く離れた異境だ!
「あのっ! 助けていただいて大変感謝していますが、俺、帰らないと困るんですっ! 俺は甥っ子の面倒を見なくちゃいけなくて! しかもその子の誕生日はもうすぐで、それに加えて俺はその子と喧嘩して怒らせたままここに来ちゃったわけで、早々に仲直りしないといけないんですっ!!」
目の前のハシバミ色の瞳をした男は、きょとんとした顔をする。
「あんた、自分の置かれた立場わかってるのか!?」
「立場……?」
男はその不思議な色の瞳を細めて俺を見た。
「俺に依頼をしてきたあの爺さんは、間違いなく王宮のなかでもきわめて政権の中枢に近い人物だ。そんな男からあんたは、王女を誑かす超危険人物と認定された。もし、今何事もなかったように国に戻ってみろ。今度は確実にあんたを消すために、もっと凶暴な組織があんただけじゃなく、あんたの家族も狙ってくるぜ」
「……」
事態はどうやら俺が考えていたより、ずっと深刻らしい。
黙り込んだ俺の頭を、男はポンと叩いた。
「まあ、そんなに悲観することもないって。こういう仕事をしてるとわかるんだ。だいたい、何か悪だくみをして人を殺そうとするやつなんて、そのうち絶対どこかでぼろを出すにきまってる。『天網恢恢疎にして漏らさず』だ。5年もすれば、政権の節目も変わって、あんたの無実も証明されるはずだ。そしたら、あんたは大手を振って、国に戻れるってわけだ。その方が、あんたの大事な家族にも危険が及ばないだろ?」
「でも、どうしてあなたには、俺が無実だってわかるんですか? それに、なんで見ず知らずの俺を助けてくれるんですか?」
そもそも、俺を捕まえたのは目の前のこの男なのだ! 俺はこの男の言うことを鵜呑みにしていいのだろうか!?
俺の問いに、男はニイっと笑った。美しく白い歯が並んでいた。その整った容貌も相まって、悪い人間には見えない……。
「俺を見くびってもらっちゃ困るよ! 俺は裏の世界じゃちょっとは名の知れた工作員だぜ。今回はやむを得ない事情があって引き受けたけど、もともと依頼のときからきな臭い仕事だってわかってたんだ。……情報も全部小出しで、あの爺さんにとって都合のいいネタしか俺に提供してこなかったからな。俺にはろくに捜査もさせないで……。
だからーー、初めてあんたを見たときから、こうやって助けてやろうと思ってたってわけ!」
男はベッドに腰掛けると、親し気に俺の肩を抱いた。
「初めて、見たときって……?」
「大きな荷物を持った老人に変装した俺に、慌てて駆け寄ってきたあんたを見た瞬間、絶対違うなって思ったよ。人の本質を見抜くのが商売だからね。
あんたは……、良くも悪くも、国家を揺るがすような陰謀を抱くような人物には到底見えなかった。あんたはただの善良な人間だよ」
――一応、褒められているのだろうか?
「あと、あんたは尋問の最中で急に黙ってしまったよな。おそらく、誰かに危害が及ぶことを恐れたからだ。
自分が罪をかぶることで、大切な人を守りたかったんだろ?」
「……っ」
図星だった。さすがは、現役工作員!
それにてしても、名の知れた工作員だって……!? ってつまりは、スパイ? この男が!?
――スパイって本当にいるんだ!! 物語や舞台の中だけの話だと思っていたけれども!
……俺はちょっとだけ興奮した。
でもその時俺は、とても大切なことに気が付いた。
「でもっ、俺って死んだことになってるんですよねっ!? だったら、5年後にもし国に戻れたところで家族もみんなびっくりするんじゃ……、
それに……」
俺が死んだと知ったら、家族はどう思うだろう。
それになにより、テオドールは……!
一人残してきてしまったテオドールのことを思うと、俺の胸は張り裂けそうになる。
「ああ、そこは大丈夫。あんたのあの指輪が、きっといい仕事してくれてるはずだよ!」
「指輪……?」
そういえば、形見だとか言ってあの年長の男の元にテオドールからもらった指輪がわたっていた。
「あの指輪……、あんたを、すごく大事に想ってる人がくれたんだよな……?」
「うん……」
あの指輪をはめた俺を見て、テオドールはすごくうれしそうにしていた。
その指輪が俺の「形見」として戻ってきたら、テオドールはどれほどショックを受けるだろう……。
「あの指輪が、アンタの家族の元に渡ったら、指輪を贈った人間の手元に戻る可能性はあるか?」
「多分……、あると思う……」
テオドールはもうすでにダンデス家の一員だ。
「なら、大丈夫だっ!」
男は俺の背中を力任せに叩いた。
「ぐえっ……!」
「あの指輪を贈った人物が、あの指輪を見れば、あんたが無事でぴんぴんしてるってことは
確実にわかるはずだ」
「……なんで!?」
俺は純粋な疑問を口にする。
「……やっぱり知らされてないんだな」
男は悪戯っぽく微笑んだ。
「は?」
「じゃあ、あんたは知らないままの方がいい。きっと指輪を贈った本人も、そう思ってるだろうから……。
でもあんたがどこかで生きてるって、ちゃんとわかってくれてるよ。だから安心して!」
なぜだかわからないが、男の言葉には妙に説得力があった。
「……あの、助けてくれて、ありがとう、ございます」
ちらりと男を見て言うと、男はクスクスと笑い始めた。
「ああ、アンタって本当に、飽きない人だね! おっと、自己紹介がまだだったな。俺は、ファウロス、よろしく、ジュール卿!」
大きな手を俺に差し出してきた。俺はその手をおっかなびっくり握った。
固くてがっしりとした手だった。
「ジュールでいいよ。ファウロス、さん」
「俺も、ファウロスでいいよ、ジュール! これからよろしくな!」
なんだかすごく不思議な気分だった。さっきまで俺の命を狙っていた?と思われた男と、俺は今、友達同士みたいに握手している。
「わあっ!」
「”#($#)!」
「)=((##!!」
俺という存在にすっかり慣れてしまったのか、褐色の肌をした黒髪の子どもたちが、わいわい言いながら俺のベッドの上にあがり、俺の服やら髪やらを引っ張り始めた。
「おいこらお前たち、この人は大切なお客様だ! 粗相するなよ!」
ファウロスは、ベッドの上に乗った子どもたちの首根っこをつかんで、一人一人床に落としていく。
「とにかく、俺としても助かってるんだ。ジュール。この国じゃ、金貨50枚は信じられないくらいの大金だ!
あんたのおかげで、俺たちは九死に一生を得たってわけ。だから……、ジュールが無事に国に戻るまで、俺がここで責任をもって面倒をみるから!」
「あ……、うん……」
何かよくわからないが、とにかく俺の身の安全は保障された、らしい……。
「調べさせてもらったけど、ジュールって、特に仕事もしないでふらふらしてただけだろ?
甥の面倒を見てるとかいってたけど、面倒もなにも、甥っ子ってもういい年だったよな?
まあ、そういうわけだから、ここにいるときも、自分の家だと思って、何もせずにのんびり構えてくれていたらいいから!
さすがに貴族様みたいな豪華な暮らしはできないけど、住めば都って言うし、5年くらいあっという間だって!」
「……え、は? いや、それは……っ! いろいろな理由があって……!」
ほぼ初対面に近い男に、いきなり俺の自堕落な生活ぶりを指摘され、俺は赤面した。
――そうだよっ! どうせ俺は、独身の無職男ですよっ!!!!
でも助かったよ。おかげで、金貨50枚! 大丈夫、あんたの面倒は俺がちゃんと見るから! ここでの快適な生活は俺が保証する!
なに、5年もすればほとぼりも覚めて、あんたも安心して国にも戻れるだろ」
男は俺の肩を励ますようにポンポンと叩いた。
――ちょっと、待て。
俺は青ざめる。
「5年っ!? 国に戻れる? 一体何の話だよ、っていうか、ここ、どこ!?」
「ここはエディマだよ。厳密に言うと、エディマの首都から少し離れたポルって村だ」
プラチナブロンドの褐色肌の美しい男は、当たり前のようにさらりと答えた。
「エ、ディ、マ、だってええ????!!!!」
俺は大声を出し、天を仰いだ。
エディマといえば、俺のいた国から西の砂漠を超えた遠く離れた異境だ!
「あのっ! 助けていただいて大変感謝していますが、俺、帰らないと困るんですっ! 俺は甥っ子の面倒を見なくちゃいけなくて! しかもその子の誕生日はもうすぐで、それに加えて俺はその子と喧嘩して怒らせたままここに来ちゃったわけで、早々に仲直りしないといけないんですっ!!」
目の前のハシバミ色の瞳をした男は、きょとんとした顔をする。
「あんた、自分の置かれた立場わかってるのか!?」
「立場……?」
男はその不思議な色の瞳を細めて俺を見た。
「俺に依頼をしてきたあの爺さんは、間違いなく王宮のなかでもきわめて政権の中枢に近い人物だ。そんな男からあんたは、王女を誑かす超危険人物と認定された。もし、今何事もなかったように国に戻ってみろ。今度は確実にあんたを消すために、もっと凶暴な組織があんただけじゃなく、あんたの家族も狙ってくるぜ」
「……」
事態はどうやら俺が考えていたより、ずっと深刻らしい。
黙り込んだ俺の頭を、男はポンと叩いた。
「まあ、そんなに悲観することもないって。こういう仕事をしてるとわかるんだ。だいたい、何か悪だくみをして人を殺そうとするやつなんて、そのうち絶対どこかでぼろを出すにきまってる。『天網恢恢疎にして漏らさず』だ。5年もすれば、政権の節目も変わって、あんたの無実も証明されるはずだ。そしたら、あんたは大手を振って、国に戻れるってわけだ。その方が、あんたの大事な家族にも危険が及ばないだろ?」
「でも、どうしてあなたには、俺が無実だってわかるんですか? それに、なんで見ず知らずの俺を助けてくれるんですか?」
そもそも、俺を捕まえたのは目の前のこの男なのだ! 俺はこの男の言うことを鵜呑みにしていいのだろうか!?
俺の問いに、男はニイっと笑った。美しく白い歯が並んでいた。その整った容貌も相まって、悪い人間には見えない……。
「俺を見くびってもらっちゃ困るよ! 俺は裏の世界じゃちょっとは名の知れた工作員だぜ。今回はやむを得ない事情があって引き受けたけど、もともと依頼のときからきな臭い仕事だってわかってたんだ。……情報も全部小出しで、あの爺さんにとって都合のいいネタしか俺に提供してこなかったからな。俺にはろくに捜査もさせないで……。
だからーー、初めてあんたを見たときから、こうやって助けてやろうと思ってたってわけ!」
男はベッドに腰掛けると、親し気に俺の肩を抱いた。
「初めて、見たときって……?」
「大きな荷物を持った老人に変装した俺に、慌てて駆け寄ってきたあんたを見た瞬間、絶対違うなって思ったよ。人の本質を見抜くのが商売だからね。
あんたは……、良くも悪くも、国家を揺るがすような陰謀を抱くような人物には到底見えなかった。あんたはただの善良な人間だよ」
――一応、褒められているのだろうか?
「あと、あんたは尋問の最中で急に黙ってしまったよな。おそらく、誰かに危害が及ぶことを恐れたからだ。
自分が罪をかぶることで、大切な人を守りたかったんだろ?」
「……っ」
図星だった。さすがは、現役工作員!
それにてしても、名の知れた工作員だって……!? ってつまりは、スパイ? この男が!?
――スパイって本当にいるんだ!! 物語や舞台の中だけの話だと思っていたけれども!
……俺はちょっとだけ興奮した。
でもその時俺は、とても大切なことに気が付いた。
「でもっ、俺って死んだことになってるんですよねっ!? だったら、5年後にもし国に戻れたところで家族もみんなびっくりするんじゃ……、
それに……」
俺が死んだと知ったら、家族はどう思うだろう。
それになにより、テオドールは……!
一人残してきてしまったテオドールのことを思うと、俺の胸は張り裂けそうになる。
「ああ、そこは大丈夫。あんたのあの指輪が、きっといい仕事してくれてるはずだよ!」
「指輪……?」
そういえば、形見だとか言ってあの年長の男の元にテオドールからもらった指輪がわたっていた。
「あの指輪……、あんたを、すごく大事に想ってる人がくれたんだよな……?」
「うん……」
あの指輪をはめた俺を見て、テオドールはすごくうれしそうにしていた。
その指輪が俺の「形見」として戻ってきたら、テオドールはどれほどショックを受けるだろう……。
「あの指輪が、アンタの家族の元に渡ったら、指輪を贈った人間の手元に戻る可能性はあるか?」
「多分……、あると思う……」
テオドールはもうすでにダンデス家の一員だ。
「なら、大丈夫だっ!」
男は俺の背中を力任せに叩いた。
「ぐえっ……!」
「あの指輪を贈った人物が、あの指輪を見れば、あんたが無事でぴんぴんしてるってことは
確実にわかるはずだ」
「……なんで!?」
俺は純粋な疑問を口にする。
「……やっぱり知らされてないんだな」
男は悪戯っぽく微笑んだ。
「は?」
「じゃあ、あんたは知らないままの方がいい。きっと指輪を贈った本人も、そう思ってるだろうから……。
でもあんたがどこかで生きてるって、ちゃんとわかってくれてるよ。だから安心して!」
なぜだかわからないが、男の言葉には妙に説得力があった。
「……あの、助けてくれて、ありがとう、ございます」
ちらりと男を見て言うと、男はクスクスと笑い始めた。
「ああ、アンタって本当に、飽きない人だね! おっと、自己紹介がまだだったな。俺は、ファウロス、よろしく、ジュール卿!」
大きな手を俺に差し出してきた。俺はその手をおっかなびっくり握った。
固くてがっしりとした手だった。
「ジュールでいいよ。ファウロス、さん」
「俺も、ファウロスでいいよ、ジュール! これからよろしくな!」
なんだかすごく不思議な気分だった。さっきまで俺の命を狙っていた?と思われた男と、俺は今、友達同士みたいに握手している。
「わあっ!」
「”#($#)!」
「)=((##!!」
俺という存在にすっかり慣れてしまったのか、褐色の肌をした黒髪の子どもたちが、わいわい言いながら俺のベッドの上にあがり、俺の服やら髪やらを引っ張り始めた。
「おいこらお前たち、この人は大切なお客様だ! 粗相するなよ!」
ファウロスは、ベッドの上に乗った子どもたちの首根っこをつかんで、一人一人床に落としていく。
「とにかく、俺としても助かってるんだ。ジュール。この国じゃ、金貨50枚は信じられないくらいの大金だ!
あんたのおかげで、俺たちは九死に一生を得たってわけ。だから……、ジュールが無事に国に戻るまで、俺がここで責任をもって面倒をみるから!」
「あ……、うん……」
何かよくわからないが、とにかく俺の身の安全は保障された、らしい……。
「調べさせてもらったけど、ジュールって、特に仕事もしないでふらふらしてただけだろ?
甥の面倒を見てるとかいってたけど、面倒もなにも、甥っ子ってもういい年だったよな?
まあ、そういうわけだから、ここにいるときも、自分の家だと思って、何もせずにのんびり構えてくれていたらいいから!
さすがに貴族様みたいな豪華な暮らしはできないけど、住めば都って言うし、5年くらいあっという間だって!」
「……え、は? いや、それは……っ! いろいろな理由があって……!」
ほぼ初対面に近い男に、いきなり俺の自堕落な生活ぶりを指摘され、俺は赤面した。
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