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「応答せよ、応答せよ。」

「おーい、このままだと鷹が軍事オタの名セリフ吐き続けるから応答してくれ。」

二人の決死の呼びかけになんとか息を吹き返せた。

「お、おう二人とも生きてるか。」

「貴様まさか、かの大賢者になる礎を捨てたと言うのか。」

「貴様!恥を知れ、ここは戦場だぞ。
 敬愛なる隣人を愛せと叫ぶ神は居ない。 
 我々が代行者たることを忘れたか。」

「いやなんで二人とも噛ませ犬キャラだったけど、声優さんの頑張りによって最強のライバルキャラに成りあがったやつの
 セリフっぽく自分のオタク感だしてるんだよ。」

「「的確なツッコミありがとよ。
  それで、魔法使いの資格を失った気分はどうだった。」」

「資格はまだ失ってねえよ。」

「ほう、どの面下げて言ってるんだ。
 その水晶に写っているちっぱいサキュバス様に捧げたんだろ。
 お前は何気に貧乳というか、保護欲の湧き立てる子が好きだからな。
 ロリコン気味だった貴様が犯罪に手を染めなくていいと思う反面ひんぬーさきゅばす様など、
 SSRに程がある御方が生まれたままの姿で傍にいて捨てていない筈が無いだろうが。
 その手のプラモはな特注で作らされる代物だ。
 某大手マンガよりもライトノベル発アニメの方がレアもの多いんだぞ。」

「今からカチコミに行ってやるよ。
 ま、後ろにデカいウミヘビ連れてくるから、
 崩壊は確実だと思うがな。」

海のダンジョンには現在、巨大海蛇が占拠しており、脱出は特殊な方法を用いなければ困難を極めている。

「どうした何があった。」

「対物ライフルにちょいと特殊弾と消音機を使って試し打ちしたら、運悪く蛇に当たった。」

「オワタな。
 それで、御流碁 砂手の方は何があったんだ。
 だいぶ顔色が良くなってるし、
 良いモノ食べてるのが分かるぞ。」

顔色がだいぶ回復していることからダンジョンに何かしらの変化があったのは確実だった。

「ネコの大群が砂漠のダンジョンに来店成されているから、今はダンジョンポイントが大量にある。」

「そうか、砂漠のダンジョンは一先ず大丈夫だってことだな。
 俺のところはあらかた兵士は撃退してある。
 今はアンデットを呼び、彼らからこの世界の知識を生で取り寄せている。
 でも、ここ最近死んだ人たちじゃないから、そこまで鮮度の良い情報は期待できないけどな。」

「なら俺のところのウミヘビも知ってるのか?」

「聞いてみるけどデータは送れるのか。」

「送れる、こっちがダンジョンポイントを払えば送れるから今すぐ取り次いでくれ。」
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