24 / 60
スライムツイストドロー〜目指せ最速のその先へ〜
新たな相棒
しおりを挟む
「ロレンいっそのことパスを繋いだら?」
そう提案をするのはビアンカだ。
「なんて?」
「だってそのスライム成体じゃない。」
「ファニは成体じゃないの?」
「スライムは体長5センチ未満で幼体。30センチで成体。ファニはその中間の子供体よ。一応成体からも体長は大きくなるけど一番早く大きくなるのが30センチまでだからそう言われているらしいわよ。」
「でも僕にはファニが居るよ。」
「でも成体のスライムなんて中々居るものじゃないしせっかくだから契約したらって思ったの。ほら父さんだって千に百に十っていっぱい強いモンスターと契約しているじゃない。」
「うん、じゃあパスを繋いでみる。」
ロレンは手をスライムの前に出す。
「継承者の名ロレンを持って汝陣を持つものと共に千を極めんとす。」
ファニの時とは違い何か繋がるものを感じられた。
「ねえロレン。この子の名前はどうする?」
とりあえずファニの時のように触ってみるロレン。
プルプル、モチモチ、ムギュ!
「モチモチ!」
ブレないロレンのネーミングセンス
「いや、それただの感触でしょう。ちゃんと名前を考えなさいよ。」
ビアンカが余りにもそれは可哀想だと思いロレンに注意する。
「じゃあ何がいいかな。ファニの時みたいににドラゴンの名前から取れば良いかな?」
「ファニは何のドラゴンの名前から取ったのロレン君。」
ミーナがロレンに質問する。
「ファフニールから。」
「うーん、それじゃあ今度はドラゴンではなくてレナちゃんみたいに食べ物の名前から取ってみたら。」
ロレンはマッコリの名前が食べ物から来ていたことに驚きレナに思わず質問する。
「レナ姉さんマッコリってどんな食べ物なの?」
「マッコリは父さんが旅をしていた時に最初に訪れた国のお酒。家でも昔の友人から送られてきたのをたまに飲んでいるよ。」
「へえマッコリみたいに白いのお酒なの?」
「白いものが多かったかな。」
少々煮え切らない答え方だがロレンには十分伝わったようで頷いていた。
「じゃあ透明な食べ物って何があるかな。」
スライムの半透明な色から名前を決めようとするロレン。
「透明な食べ物、ゼリーかな。」
ミーナが答える。
「後は葛桜っていうお菓子をユウイチのおっさんが持ってきてくれたことがあったぜ。」
そう答えるはラルだ。
「葛桜?」
「叔父さんが持ってきたのは餡子っていう紅い豆をすり潰したものを透明な皮で包んだ食べ物のことよ。」
ビアンカが美味しかったなあと言いながら話す。
「うーん、サクランボ、ピンク?」
「桜は桜とも読める字だからなにか付け足してみたらどうかなロレン君。」
ミーナがアドバイスをする。
「なんか違う気がする。チェリー?銀木犀、シルバーそうだチェシル、チェシルにしよう。」
ミーナのアドバイスを無に帰して、チェシルと名前の決まったスライムはロレンに擦り寄る。
ぐぎゅるるるる~
「ねえそろそろおやつにしない?」
ビアンカはお腹が空いたのか提案する。
ザパァ
スワンヌが上がってきた。
「うんそうだね。スワンヌも上がってきた見たいだしレナちゃん、ロレン君もそれでいいよね。」
「「うん。」」
ロレンとビアンカは息を揃えて答える。
「じゃあビアンカちゃんとロレン君はこのシートを敷いておいて。私とレナちゃんはお菓子の準備をするから。」
「わかったわミーナ。」
「うんミーナお姉さん。」
ミーナとレナにお菓子の準備を任せロレンとビアンカはシートを地面敷こうとする。
ビュウ
バサッ
風でシートが舞ってしまう。
「ロレンもうちょっと力強く引っ張れない?」
「うんわかったビアンカ姉さん。」
ビアンカの指示を聞き先程よりも若干だが力を込め引っ張る。
「おとと。ロレン、力を込め過ぎよ。」
「うんごめんビアンカ姉さん。」
ロレンはそこまで力を入れたわけではないのにあそこまで力が出たのに疑問を持ちながらシートを敷いていく。
「ファニ、チェシル大きな石を持ってきて。」
ファニは触手で5センチ程の石をぴょんぴょんとシートの端に置いていく
新たな相棒チェシルは20センチ程の大きな礫岩なっていた石を持ってくる。
「チェシルそれは大きすぎよ。でももったいないわね。じゃああそこのちょっと盛り上がってる草の上に置いて。」
チェシルはビアンカの言っていることを理解していないのか別のところに置こうとする。
「チェシル、そっちじゃなくてこっちだよ。」
ロレンが指示するとチェシルは指示通りに動いた。
「うーんやっぱりパスを繋いだばっかりの野生のスライムじゃあ言葉が通じないか。」
ビアンカがしょうがないと言わんばかりのため息をつく。
「でも僕のことは聞いてくれるよ?」
「それはロレンがパスを繋いでいるからよ。相棒となったモンスターは指示するときにパスを通してから言葉を認識しているのだからパスが無い私の言葉に対する受け答えはもう少し時間がかかるわ。」
「そっか。ファニ、チェシルこっちきて。」
ファニとチェシルは触手で頭にクエスチョンマークを浮かべながら(チェシルは幻影)こちらにやってくる。
「ファニ、チェシルに触手の使い方を教えてあげて。」
ファニは丸印を出す。
「ロレン君、ビアンカちゃん準備できたから食べよう!」
「うん。」
ビアンカとロレンが話しているうちにミーナとレナは木皿にお菓子を盛りそれを載せている小さなテーブルを出していた。
「お菓子は何が………。」
バサッ
ビアンカは白目を向いて倒れた。
「野菜チップス如きで倒れるとはビアンカの野菜嫌いは筋金入りだな。」
ラルはビアンカの天敵を指指しながら言う。指差す先には皿に盛られていたのは人参、かぼちゃ、干し玉ねぎの野菜チップスであった。
「んー母さんから渡されたので一番食べれそうなのを出したんだけど。」
レナはどうしようかとアタフタとしている。
するとチェシルが前に出る。
モチッ
ビアンカの頭の下に入り込んで枕となった。
「気持ち良さそう。」
ロレンは羨ましそうにビアンカを見つめる。チェシルはビアンカの頭をこぼさないよう身体を伸縮させていた。身体の小さいファニではこうはいかない。そんな風景を眺めるロレンの眼差しは大きなぬいぐるみを見つめる年相応の可愛らしい瞳であった。
「ロレン君羨ましそうにしているときに悪いけどビアンカちゃんを起こしてあげて私達だけで食べちゃうとビアンカちゃんにも悪いし、野菜で作ったお菓子はアンネおばさんの手作りなんでしょう。だからちゃんと食べさせないと。」
ロレンの可愛い姿に心を奪われながらも建前としてはビアンカのことを想ってのことだが本音はビアンカが気絶する事で逃げようとするビアンカを逃さないための巧妙な罠であった。
「うん、ファニ優しく起こしてあげて。」
しかしロレン、ミーナが本音をうっかり漏らしているにも関わらず気づかない。
ぺちぺち
「…や…い……だ…。」
ビアンカは魘されている。
パーーーーーン
ファニは痺れを切らしチェシルをダルマ落としのように打つ。実はファニ、主人であるロレンがチェシルに見惚れているのを見てイライラしていたのだ。その鬱憤を晴らそうとチェシルに八つ当たりの意味を込めて弾き落としたのだ。
「痛ッたーーーーー!!!」
ビアンカは地面に直撃した痛みで起きる。どうやらちょうどしたに小石か何か落ちていたらしい。幸いにも頭は凹んでおらず無傷のようだ。
「コラッ!!ファニそんな危ない事するな!」
ロレンの口調が急変した。
ファニはプルプル震えている。
「ファニそんな事してビアンカ姉さんに何かあったらどうするの!!」
ロレンは未だかつて無いほどに怒っていた。
「ファニ、頭を打ったらどんなことが起きるかわからないんだよ。」
ファニはロレンがそこまで怒る理由がわからなかった。ファニの記憶にはここまで怒られる記憶が無かったのだ。
しかしロレンの言っていることは正しい。小学生に椅子の座り方を注意する理由をご存知だろうか。実はあれで後頭部を打って脳幹が切断し脳死するという事故が存在したのだ。ロレンは母アンネにアカデーメイアでそれに近い事故があったことを聞かされておりイタズラなどでそう言ったことはやってはいけないとファニが来る前から教育されていた。
「ロレン君まあまあ落ち着いて。ファニも反省してるみたいだしね。ロレン君をチェシルに取られたく無かったんだよ。だから大目に見てあげて。」
「うん、ファニ次は絶対やっちゃダメだからね。」
ファニは身体をしならせ土下座の表現をする。
「ファーニィーーー!!!」
しかしここで許さない人物がいた。うっすらと般若を出現させたビアンカだ。やはり血は争えない。もしくはファニのせいで眠っていた力を覚醒させてしまったのだろうか。
いずれにせよファニの受難は続く。
そう提案をするのはビアンカだ。
「なんて?」
「だってそのスライム成体じゃない。」
「ファニは成体じゃないの?」
「スライムは体長5センチ未満で幼体。30センチで成体。ファニはその中間の子供体よ。一応成体からも体長は大きくなるけど一番早く大きくなるのが30センチまでだからそう言われているらしいわよ。」
「でも僕にはファニが居るよ。」
「でも成体のスライムなんて中々居るものじゃないしせっかくだから契約したらって思ったの。ほら父さんだって千に百に十っていっぱい強いモンスターと契約しているじゃない。」
「うん、じゃあパスを繋いでみる。」
ロレンは手をスライムの前に出す。
「継承者の名ロレンを持って汝陣を持つものと共に千を極めんとす。」
ファニの時とは違い何か繋がるものを感じられた。
「ねえロレン。この子の名前はどうする?」
とりあえずファニの時のように触ってみるロレン。
プルプル、モチモチ、ムギュ!
「モチモチ!」
ブレないロレンのネーミングセンス
「いや、それただの感触でしょう。ちゃんと名前を考えなさいよ。」
ビアンカが余りにもそれは可哀想だと思いロレンに注意する。
「じゃあ何がいいかな。ファニの時みたいににドラゴンの名前から取れば良いかな?」
「ファニは何のドラゴンの名前から取ったのロレン君。」
ミーナがロレンに質問する。
「ファフニールから。」
「うーん、それじゃあ今度はドラゴンではなくてレナちゃんみたいに食べ物の名前から取ってみたら。」
ロレンはマッコリの名前が食べ物から来ていたことに驚きレナに思わず質問する。
「レナ姉さんマッコリってどんな食べ物なの?」
「マッコリは父さんが旅をしていた時に最初に訪れた国のお酒。家でも昔の友人から送られてきたのをたまに飲んでいるよ。」
「へえマッコリみたいに白いのお酒なの?」
「白いものが多かったかな。」
少々煮え切らない答え方だがロレンには十分伝わったようで頷いていた。
「じゃあ透明な食べ物って何があるかな。」
スライムの半透明な色から名前を決めようとするロレン。
「透明な食べ物、ゼリーかな。」
ミーナが答える。
「後は葛桜っていうお菓子をユウイチのおっさんが持ってきてくれたことがあったぜ。」
そう答えるはラルだ。
「葛桜?」
「叔父さんが持ってきたのは餡子っていう紅い豆をすり潰したものを透明な皮で包んだ食べ物のことよ。」
ビアンカが美味しかったなあと言いながら話す。
「うーん、サクランボ、ピンク?」
「桜は桜とも読める字だからなにか付け足してみたらどうかなロレン君。」
ミーナがアドバイスをする。
「なんか違う気がする。チェリー?銀木犀、シルバーそうだチェシル、チェシルにしよう。」
ミーナのアドバイスを無に帰して、チェシルと名前の決まったスライムはロレンに擦り寄る。
ぐぎゅるるるる~
「ねえそろそろおやつにしない?」
ビアンカはお腹が空いたのか提案する。
ザパァ
スワンヌが上がってきた。
「うんそうだね。スワンヌも上がってきた見たいだしレナちゃん、ロレン君もそれでいいよね。」
「「うん。」」
ロレンとビアンカは息を揃えて答える。
「じゃあビアンカちゃんとロレン君はこのシートを敷いておいて。私とレナちゃんはお菓子の準備をするから。」
「わかったわミーナ。」
「うんミーナお姉さん。」
ミーナとレナにお菓子の準備を任せロレンとビアンカはシートを地面敷こうとする。
ビュウ
バサッ
風でシートが舞ってしまう。
「ロレンもうちょっと力強く引っ張れない?」
「うんわかったビアンカ姉さん。」
ビアンカの指示を聞き先程よりも若干だが力を込め引っ張る。
「おとと。ロレン、力を込め過ぎよ。」
「うんごめんビアンカ姉さん。」
ロレンはそこまで力を入れたわけではないのにあそこまで力が出たのに疑問を持ちながらシートを敷いていく。
「ファニ、チェシル大きな石を持ってきて。」
ファニは触手で5センチ程の石をぴょんぴょんとシートの端に置いていく
新たな相棒チェシルは20センチ程の大きな礫岩なっていた石を持ってくる。
「チェシルそれは大きすぎよ。でももったいないわね。じゃああそこのちょっと盛り上がってる草の上に置いて。」
チェシルはビアンカの言っていることを理解していないのか別のところに置こうとする。
「チェシル、そっちじゃなくてこっちだよ。」
ロレンが指示するとチェシルは指示通りに動いた。
「うーんやっぱりパスを繋いだばっかりの野生のスライムじゃあ言葉が通じないか。」
ビアンカがしょうがないと言わんばかりのため息をつく。
「でも僕のことは聞いてくれるよ?」
「それはロレンがパスを繋いでいるからよ。相棒となったモンスターは指示するときにパスを通してから言葉を認識しているのだからパスが無い私の言葉に対する受け答えはもう少し時間がかかるわ。」
「そっか。ファニ、チェシルこっちきて。」
ファニとチェシルは触手で頭にクエスチョンマークを浮かべながら(チェシルは幻影)こちらにやってくる。
「ファニ、チェシルに触手の使い方を教えてあげて。」
ファニは丸印を出す。
「ロレン君、ビアンカちゃん準備できたから食べよう!」
「うん。」
ビアンカとロレンが話しているうちにミーナとレナは木皿にお菓子を盛りそれを載せている小さなテーブルを出していた。
「お菓子は何が………。」
バサッ
ビアンカは白目を向いて倒れた。
「野菜チップス如きで倒れるとはビアンカの野菜嫌いは筋金入りだな。」
ラルはビアンカの天敵を指指しながら言う。指差す先には皿に盛られていたのは人参、かぼちゃ、干し玉ねぎの野菜チップスであった。
「んー母さんから渡されたので一番食べれそうなのを出したんだけど。」
レナはどうしようかとアタフタとしている。
するとチェシルが前に出る。
モチッ
ビアンカの頭の下に入り込んで枕となった。
「気持ち良さそう。」
ロレンは羨ましそうにビアンカを見つめる。チェシルはビアンカの頭をこぼさないよう身体を伸縮させていた。身体の小さいファニではこうはいかない。そんな風景を眺めるロレンの眼差しは大きなぬいぐるみを見つめる年相応の可愛らしい瞳であった。
「ロレン君羨ましそうにしているときに悪いけどビアンカちゃんを起こしてあげて私達だけで食べちゃうとビアンカちゃんにも悪いし、野菜で作ったお菓子はアンネおばさんの手作りなんでしょう。だからちゃんと食べさせないと。」
ロレンの可愛い姿に心を奪われながらも建前としてはビアンカのことを想ってのことだが本音はビアンカが気絶する事で逃げようとするビアンカを逃さないための巧妙な罠であった。
「うん、ファニ優しく起こしてあげて。」
しかしロレン、ミーナが本音をうっかり漏らしているにも関わらず気づかない。
ぺちぺち
「…や…い……だ…。」
ビアンカは魘されている。
パーーーーーン
ファニは痺れを切らしチェシルをダルマ落としのように打つ。実はファニ、主人であるロレンがチェシルに見惚れているのを見てイライラしていたのだ。その鬱憤を晴らそうとチェシルに八つ当たりの意味を込めて弾き落としたのだ。
「痛ッたーーーーー!!!」
ビアンカは地面に直撃した痛みで起きる。どうやらちょうどしたに小石か何か落ちていたらしい。幸いにも頭は凹んでおらず無傷のようだ。
「コラッ!!ファニそんな危ない事するな!」
ロレンの口調が急変した。
ファニはプルプル震えている。
「ファニそんな事してビアンカ姉さんに何かあったらどうするの!!」
ロレンは未だかつて無いほどに怒っていた。
「ファニ、頭を打ったらどんなことが起きるかわからないんだよ。」
ファニはロレンがそこまで怒る理由がわからなかった。ファニの記憶にはここまで怒られる記憶が無かったのだ。
しかしロレンの言っていることは正しい。小学生に椅子の座り方を注意する理由をご存知だろうか。実はあれで後頭部を打って脳幹が切断し脳死するという事故が存在したのだ。ロレンは母アンネにアカデーメイアでそれに近い事故があったことを聞かされておりイタズラなどでそう言ったことはやってはいけないとファニが来る前から教育されていた。
「ロレン君まあまあ落ち着いて。ファニも反省してるみたいだしね。ロレン君をチェシルに取られたく無かったんだよ。だから大目に見てあげて。」
「うん、ファニ次は絶対やっちゃダメだからね。」
ファニは身体をしならせ土下座の表現をする。
「ファーニィーーー!!!」
しかしここで許さない人物がいた。うっすらと般若を出現させたビアンカだ。やはり血は争えない。もしくはファニのせいで眠っていた力を覚醒させてしまったのだろうか。
いずれにせよファニの受難は続く。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
あなたの冒険者資格は失効しました〜最強パーティが最下級から成り上がるお話
此寺 美津己
ファンタジー
祖国が田舎だってわかってた。
電車もねえ、駅もねえ、騎士さま馬でぐーるぐる。
信号ねえ、あるわけねえ、おらの国には電気がねえ。
そうだ。西へ行こう。
西域の大国、別名冒険者の国ランゴバルドへ、ぼくらはやってきた。迷宮内で知り合った仲間は強者ぞろい。
ここで、ぼくらは名をあげる!
ランゴバルドを皮切りに世界中を冒険してまわるんだ。
と、思ってた時期がぼくにもありました…
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる