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【第五章:エデン第五区画/特殊物理学研究ラボ】
【第64話】
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「よっしゃーかかったな!! ばーか、ばーか!! ざまあ見やがれ、エテ公!!」
特殊物理兵器・バショウセンによる爆風で足止めした隙にロクリキセンの操る特殊物理兵器・コウキンジョウでサン博士と3体の戦闘用アンドロイドをまとめて縛り上げる事に成功したサンリキセン。
あまりにも上手く行った作戦大成功っぷりにヨウリキセンはバショウセンを持ったまま喜びのあまりぴょんぴょん飛び跳ねながらバンザイする。
『見苦しいぞ、ヨウリキセン!! お前の役目は身動きが取れないトドメの一撃を放たんとする俺と拘束状態を維持するロクリキセンのサポートだろうが!!』
サン博士とその仲間を縛り上げたコウキンジョウを操作すべく腕を頭上でぐるぐる回し続けているロクリキセンと同じく鞘から抜いたシチセイケンの柄を両手で握り構えたまま身動きが取れないサンリキセンのリーダー・コリキセン。
虎頭の戦闘用人型アンドロイドはフリーダムすぎる兄弟を叱りつつ命じる。
『博士、申し訳ありません!! 私、作為的にこのような体制になったわけではなく……避けられぬ事故だったのでござます!!』
モンキーマンとカッパマンの間に挟まれた態勢できつく縛り上げられてしまったサン博士。
その際にモンキーマンの胸筋&腹筋に背中を密着させられたサン博士の胸に顔を押し込またまま拘束されてしまったカッパマンは噛先端からカッパオイル垂れ流しにしつつ謝る。
「それどころじゃないわ、カッパマン……あいつら何か追撃するつもりよ!!
モンキーマンにピッグマン!! どうにかこの縄を切れないかしら!?」
全身ピッチリ黒ボディスーツ越しに胸に響く妙にハイな機械音声震動とカッパオイルでベトベトにされて行く腹部&下半身と言う不快の極み要素に構うことなくサン博士はモンキーマンとピッグマンに尋ねる。
『さっきからやろうとしているんだ!!……この金ぴかナワ何で出来てやがるんだ!? 普通のカーボンフアイバーとか合金の鋼線だったら物理的に余裕で千切れる俺でも博士の安全確保で精一杯だぜ!!』
地面に座って足を投げ出し、膝にサン博士を乗せた状態で縛られてしまったモンキーマンは鉄拳下腕全体で縄を掴み止めつつ状況確認と報告。
『オイラでも無理だブウ!! こうなりゃあのシカ野郎をぶっ殺すしかねえブウ!!』
目の前で腕をぐるぐる回し続けているロクリキセンを指さしつつ状況確認と報告をするピッグマン。
『それが出来たら苦労しませんよ、ピッグマン君!!……サン殿、何をなさっているのですか?』
そんな中で何を思ったのかある程度自由な腕で下半身のカッパオイルをなすり取り、黒ボディースーツ上半身にも塗りたくっていくサン博士。
予期せぬ行動にカッパマンは思わず尋ねてしまう。
「モンキーマンはそのままエル字お座りステイ!! ピッグマンはジャンプしてお尻から落ちて!!」
『どっ、どういう意味だブウ!?』
「いいから早く!!」
既に何かをしようとしているサン博士に気づき、腕ブンブン速度をさらに早めて拘東を強めて行くロクリキセンといざとなれば暴風を発生させる気満々のヨウリキセン。
そして抜き身の両刃剣を構えたまま不自然な程に身じろぎもしないコリキセン。
戦闘用アンドロイドの自分達でどうにもならないならばサン博士に任せるしかない。
ピッグマンは下半身に力を入れ、地面を蹴って飛び上がる。
『シチセイケン!!』
次の瞬間、振り抜かれるコリキセンの両刃剣。
サン博士がエデン第一区画でリュートから奪ったグラビディブレイドと同じ原理でありながら座標指定機能込みの遠距離破壊を可能とする特殊物理兵器の一閃は縛られた3体と1人を瞬時に引き裂くように咬殺する。
【MMS 第65話につづく】
特殊物理兵器・バショウセンによる爆風で足止めした隙にロクリキセンの操る特殊物理兵器・コウキンジョウでサン博士と3体の戦闘用アンドロイドをまとめて縛り上げる事に成功したサンリキセン。
あまりにも上手く行った作戦大成功っぷりにヨウリキセンはバショウセンを持ったまま喜びのあまりぴょんぴょん飛び跳ねながらバンザイする。
『見苦しいぞ、ヨウリキセン!! お前の役目は身動きが取れないトドメの一撃を放たんとする俺と拘束状態を維持するロクリキセンのサポートだろうが!!』
サン博士とその仲間を縛り上げたコウキンジョウを操作すべく腕を頭上でぐるぐる回し続けているロクリキセンと同じく鞘から抜いたシチセイケンの柄を両手で握り構えたまま身動きが取れないサンリキセンのリーダー・コリキセン。
虎頭の戦闘用人型アンドロイドはフリーダムすぎる兄弟を叱りつつ命じる。
『博士、申し訳ありません!! 私、作為的にこのような体制になったわけではなく……避けられぬ事故だったのでござます!!』
モンキーマンとカッパマンの間に挟まれた態勢できつく縛り上げられてしまったサン博士。
その際にモンキーマンの胸筋&腹筋に背中を密着させられたサン博士の胸に顔を押し込またまま拘束されてしまったカッパマンは噛先端からカッパオイル垂れ流しにしつつ謝る。
「それどころじゃないわ、カッパマン……あいつら何か追撃するつもりよ!!
モンキーマンにピッグマン!! どうにかこの縄を切れないかしら!?」
全身ピッチリ黒ボディスーツ越しに胸に響く妙にハイな機械音声震動とカッパオイルでベトベトにされて行く腹部&下半身と言う不快の極み要素に構うことなくサン博士はモンキーマンとピッグマンに尋ねる。
『さっきからやろうとしているんだ!!……この金ぴかナワ何で出来てやがるんだ!? 普通のカーボンフアイバーとか合金の鋼線だったら物理的に余裕で千切れる俺でも博士の安全確保で精一杯だぜ!!』
地面に座って足を投げ出し、膝にサン博士を乗せた状態で縛られてしまったモンキーマンは鉄拳下腕全体で縄を掴み止めつつ状況確認と報告。
『オイラでも無理だブウ!! こうなりゃあのシカ野郎をぶっ殺すしかねえブウ!!』
目の前で腕をぐるぐる回し続けているロクリキセンを指さしつつ状況確認と報告をするピッグマン。
『それが出来たら苦労しませんよ、ピッグマン君!!……サン殿、何をなさっているのですか?』
そんな中で何を思ったのかある程度自由な腕で下半身のカッパオイルをなすり取り、黒ボディースーツ上半身にも塗りたくっていくサン博士。
予期せぬ行動にカッパマンは思わず尋ねてしまう。
「モンキーマンはそのままエル字お座りステイ!! ピッグマンはジャンプしてお尻から落ちて!!」
『どっ、どういう意味だブウ!?』
「いいから早く!!」
既に何かをしようとしているサン博士に気づき、腕ブンブン速度をさらに早めて拘東を強めて行くロクリキセンといざとなれば暴風を発生させる気満々のヨウリキセン。
そして抜き身の両刃剣を構えたまま不自然な程に身じろぎもしないコリキセン。
戦闘用アンドロイドの自分達でどうにもならないならばサン博士に任せるしかない。
ピッグマンは下半身に力を入れ、地面を蹴って飛び上がる。
『シチセイケン!!』
次の瞬間、振り抜かれるコリキセンの両刃剣。
サン博士がエデン第一区画でリュートから奪ったグラビディブレイドと同じ原理でありながら座標指定機能込みの遠距離破壊を可能とする特殊物理兵器の一閃は縛られた3体と1人を瞬時に引き裂くように咬殺する。
【MMS 第65話につづく】
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