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第24話

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「この先、夜色魔石を持つ魔物がいます」

「分かりました、さすがは森の守護者、管理者と呼ばれるだけありますね」

「えぇ、森の中の情報なら私に分からないことはありませんから」

そのまま道無き道を進むこと10分、ブラックスパイダーが現れた。

「こいつが夜色魔石を持っているんですね」

「えぇそうです、頑張ってください」

「はい、行くよみんな」

『はい』『燃やすぞー!』『任せとけ!』『承知しました』『頑張る!』

僕も剣を抜き、ブラックスパイダーの足目掛けて剣を振り下ろす。

すると意外にも簡単にスパッと切れた。

「えっ?僕今そんなに力いれてないんだけど」

「加護の力とテイマーとしての力の相乗効果ですね」

「こんなに強くなるんだ…すごい…」

そのまま戦闘を続け、5分程度でブラックスパイダーを倒すことができた。

「Aランク魔物をこんな早く倒せるなんて…ドリヤードさんの加護の力ってすごいんですね!」

「ふふっ、ありがとうございます、では夜色魔石を取りましょう」

こうして僕たちは夜色魔石を手に入れた。

「次は空色魔石ですね、と言いたいところですが、そろそろ時間です、また明日にしましょう」

「そうですね」

もう空が徐々に暗くなってきた。

今日のところはここで野営して、また明日空色魔石を探そう。

僕たちはテントを準備して寝る体勢を取った。

「それじゃあドリヤードさん、みんな、おやすみ」

「おやすみなさい」

『おやすみなさい』『おやすみー』『よく寝ろよ』『おやすみなさいませ』『おやすみ』

「ぐぅ…」



次の日、朝早く起きて早速空色魔石を探しに行く。

「ここから30分ほど歩いたところにいますね、アイスゴーレムです」

「分かりました、みんな、気を引き締めて行くよ」

そこから30分ほど歩くと、見つけた、アイスゴーレムだ。

「アイスっていうくらいだから、火魔法が弱点だとと思うんだ、ピノ、よろしくね」

『まっかせてよ!』

ピノの先制攻撃、バーニングブレスで戦闘開始。

僕も剣で攻撃するが、さすがゴーレム、すごく硬い。

しかし、諦めずにピノ、クロ、レオが攻撃して少し脆くなったところに向けて剣で攻撃する。

10分ほどかけてアイスゴーレムを倒した。

それと同時にみんなのレベルも上限に達したようだ。

「やったー!」

『やりましたね、主』『アレンくんの勝ちー!』『俺が負けるわけないんだよな!』『さすがです、アレンさん』『ご主人つよーい!』

「ふふっ、さすがアレンですね」

「ドリヤードさんの加護のおかげだよ、もし加護が無かったらもう少し苦戦してたかも、よし、じゃあみんな、進化の時間だよ!」

『楽しみです』『やったー!』『もっと強くなるぜ!』『今度はどんな進化をするのでしょうか』『リルどうなるのかな!ワクワク!』

みんなにそれぞれの進化素材を渡す。

そしてまたあの声が聞こえてきた。

《個体名ルナ、ピノ、クロ、レオ、リルの進化条件が揃いました、進化させますか?》

「お願いします!」
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