51 / 61
第51話
しおりを挟む
ゴールワズ領から出発しこのまま王都へ。
夜、マーカス様宛にガドゥルで貴族のゴタゴタに巻き込まれたのでガドゥル王家になんとかしてもらいたい、ので会うための何かしらが欲しい、と手紙を書き、シエルに王様宛に手紙を書いたから城の門兵にでも渡してほしい、と書いた。
これでなんとかなるといいけど。
そして3日かけ王都についた。
ジェム領は素通りだ。どうせ張り紙してあるだろうしね。
王都に入るとき、特に何も言われなかったのでさすがに王都にまで張り紙をしていないか。
と思ったが、心配なので掲示板を見に行く。
うん、大丈夫そうだな。
商業ギルドへ行き露店に許可はいるのか聞いたら許可証を出してくれた。
発行に1万ダル必要とのことなので払う。
その後は宿へ行って休む。
次の日、市場へ行き場所取りをする。
空いてるところがあったので確認、誰もいないようなので屋台を出す。
そして待つ。
ガドゥルではここまでほとんど商売せずに来たからな、噂とか口コミでなんとか売っていこう。
1日目、2日目と売上はほとんど無かったが、3日目、4日目になると少しずつ売上が出てきた。
そして5日目、アイテムバッグを見ると手紙が入っていた。
マーカス様からかな?
見てみると、封筒の中にはなにやら金で出来たルベル国の紋章が入っていた。
これでガドゥルの国王と会えるはずだから持っていきなさい、中の手紙はガドゥル国王に渡してくれ、とだけ書いてあった。
よし、じゃあ早速ガドゥル国の王様に会いに行くかな。
ということで王城まで歩いて行くことに。
貴族街に入るには身分証が必要なので見せて入る。
そして王城まで真っ直ぐ行く。
城の門前で止められた。
「何用か」
「王様に会いたいんですけど」
「それは出来ないな」
「これでもダメですか?」
俺はルベル王家の紋章を見せる。
「これは…!失礼しました、少しお待ちください」
そう言い門兵の1人が城の中へと入っていった。
しばらくすると先ほどの門兵と1人、執事服の男性がやってきた。
「お待たせしました、どうぞこちらへ」
執事服の男性についていき、部屋へと案内される。
そこにも男性が1人いた。
男性が座るソファの反対側のソファに促されたので座る。
「えっと、初めまして、ダイチといいます」
「初めまして、相談役のバジルと言います」
「相談役、ですか」
「はい、陛下にお会いする前に私が先に内容を、と思いまして」
「そうですか、では、実は私商売をしているのですが、ロベルト・リーベルという辺境伯の貴族に邪魔をされてしまって、まともに商売が出来なくて、ルベル王国国王のマーカス様に相談したら、ガドゥル王国国王に相談をしてみなさいと言われまして」
「リーベルの者が、ですか、なるほど、ダイチ様の言い分が正しいかどうか、私だけでは判断出来ないので、リーベル辺境伯を呼び出し、事実確認を行います」
「そうですか、分かりました、あと、この手紙なんですけど、ガドゥル国王に渡してくれとマーカス様から言われていまして」
「分かりました、渡しておきましょう」
「よろしくお願いします、では」
「お待ちください、リーベル辺境伯からの事実確認をしたあと、結果を報告するためにしばらくは王都に留まっていてください、それと連絡はどこにすればいいでしょう?」
「あ、えっと、万力宿ってところで宿を取っているので、そちらに連絡をお願いします」
「分かりました、それでは、それまでは王都内にいるようお願いします」
「はい」
さて、あとロベルトが嘘を言わないかだけど、大丈夫かな。
夜、マーカス様宛にガドゥルで貴族のゴタゴタに巻き込まれたのでガドゥル王家になんとかしてもらいたい、ので会うための何かしらが欲しい、と手紙を書き、シエルに王様宛に手紙を書いたから城の門兵にでも渡してほしい、と書いた。
これでなんとかなるといいけど。
そして3日かけ王都についた。
ジェム領は素通りだ。どうせ張り紙してあるだろうしね。
王都に入るとき、特に何も言われなかったのでさすがに王都にまで張り紙をしていないか。
と思ったが、心配なので掲示板を見に行く。
うん、大丈夫そうだな。
商業ギルドへ行き露店に許可はいるのか聞いたら許可証を出してくれた。
発行に1万ダル必要とのことなので払う。
その後は宿へ行って休む。
次の日、市場へ行き場所取りをする。
空いてるところがあったので確認、誰もいないようなので屋台を出す。
そして待つ。
ガドゥルではここまでほとんど商売せずに来たからな、噂とか口コミでなんとか売っていこう。
1日目、2日目と売上はほとんど無かったが、3日目、4日目になると少しずつ売上が出てきた。
そして5日目、アイテムバッグを見ると手紙が入っていた。
マーカス様からかな?
見てみると、封筒の中にはなにやら金で出来たルベル国の紋章が入っていた。
これでガドゥルの国王と会えるはずだから持っていきなさい、中の手紙はガドゥル国王に渡してくれ、とだけ書いてあった。
よし、じゃあ早速ガドゥル国の王様に会いに行くかな。
ということで王城まで歩いて行くことに。
貴族街に入るには身分証が必要なので見せて入る。
そして王城まで真っ直ぐ行く。
城の門前で止められた。
「何用か」
「王様に会いたいんですけど」
「それは出来ないな」
「これでもダメですか?」
俺はルベル王家の紋章を見せる。
「これは…!失礼しました、少しお待ちください」
そう言い門兵の1人が城の中へと入っていった。
しばらくすると先ほどの門兵と1人、執事服の男性がやってきた。
「お待たせしました、どうぞこちらへ」
執事服の男性についていき、部屋へと案内される。
そこにも男性が1人いた。
男性が座るソファの反対側のソファに促されたので座る。
「えっと、初めまして、ダイチといいます」
「初めまして、相談役のバジルと言います」
「相談役、ですか」
「はい、陛下にお会いする前に私が先に内容を、と思いまして」
「そうですか、では、実は私商売をしているのですが、ロベルト・リーベルという辺境伯の貴族に邪魔をされてしまって、まともに商売が出来なくて、ルベル王国国王のマーカス様に相談したら、ガドゥル王国国王に相談をしてみなさいと言われまして」
「リーベルの者が、ですか、なるほど、ダイチ様の言い分が正しいかどうか、私だけでは判断出来ないので、リーベル辺境伯を呼び出し、事実確認を行います」
「そうですか、分かりました、あと、この手紙なんですけど、ガドゥル国王に渡してくれとマーカス様から言われていまして」
「分かりました、渡しておきましょう」
「よろしくお願いします、では」
「お待ちください、リーベル辺境伯からの事実確認をしたあと、結果を報告するためにしばらくは王都に留まっていてください、それと連絡はどこにすればいいでしょう?」
「あ、えっと、万力宿ってところで宿を取っているので、そちらに連絡をお願いします」
「分かりました、それでは、それまでは王都内にいるようお願いします」
「はい」
さて、あとロベルトが嘘を言わないかだけど、大丈夫かな。
1,265
お気に入りに追加
2,661
あなたにおすすめの小説
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
テンプレを無視する異世界生活
ss
ファンタジー
主人公の如月 翔(きさらぎ しょう)は1度見聞きしたものを完璧に覚えるIQ200を超える大天才。
そんな彼が勇者召喚により異世界へ。
だが、翔には何のスキルもなかった。
翔は異世界で過ごしていくうちに異世界の真実を解き明かしていく。
これは、そんなスキルなしの大天才が行く異世界生活である..........
hotランキング2位にランクイン
人気ランキング3位にランクイン
ファンタジーで2位にランクイン
※しばらくは0時、6時、12時、6時の4本投稿にしようと思います。
※コメントが多すぎて処理しきれなくなった時は一時的に閉鎖する場合があります。
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。
ss
ファンタジー
これは、ひょんなことから異世界へと飛ばされた青年の物語である。
高校三年生の竹林 健(たけばやし たける)を含めた地球人100名がなんらかの力により異世界で過ごすことを要求される。
そんな中、安全地帯と呼ばれている最初のリスポーン地点の「チュートリアル場所」で主人公 健はあるスキルによりレベルがMAXまで到達した。
そして、チュートリアル場所で出会った一人の青年 相斗と一緒に異世界へと身を乗り出す。
弱体した異世界を救うために二人は立ち上がる。
※基本的には毎日7時投稿です。作者は気まぐれなのであくまで目安くらいに思ってください。設定はかなりガバガバしようですので、暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
※コメントはあんまり見れないかもしれません。ランキングが上がっていたら、報告していただいたら嬉しいです。
Hotランキング 1位
ファンタジーランキング 1位
人気ランキング 2位
100000Pt達成!!
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
祖母の家の倉庫が異世界に通じているので異世界間貿易を行うことにしました。
rijisei
ファンタジー
偶然祖母の倉庫の奥に異世界へと通じるドアを見つけてしまった、祖母は他界しており、詳しい事情を教えてくれる人は居ない、自分の目と足で調べていくしかない、中々信じられない機会を無駄にしない為に異世界と現代を行き来奔走しながら、お互いの世界で必要なものを融通し合い、貿易生活をしていく、ご都合主義は当たり前、後付け設定も当たり前、よくある設定ではありますが、軽いです、更新はなるべく頑張ります。1話短めです、2000文字程度にしております、誤字は多めで初投稿で読みにくい部分も多々あるかと思いますがご容赦ください、更新は1日1話はします、多ければ5話ぐらいさくさくとしていきます、そんな興味をそそるようなタイトルを付けてはいないので期待せずに読んでいただけたらと思います、暗い話はないです、時間の無駄になってしまったらご勘弁を
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる