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復讐開始!
夫に報告(かりんside)
しおりを挟む私は、社長である夫悠矢にあの事を話した。
「なんだと…?」
「ほんとうよ…。」
「わかった…副社長らと相談する。性被害のことは警察へ。」
「ええ、わかってる…。」
「大丈夫か?」
「う、うん。」
「そりゃ、そうだよな。娘同然に育てたあの子が性被害を受けたのは傷つくよな…。なぁ、かりん…。明後日、央輔に断罪を行う。来るか?」
「…ええ!」
「わかった…。無理するなよ?育児で忙しいなら無理するなよ?」
「ありがとう!」
夫は無口で口が乱暴なところがあるが優しい人だ。
「…まぁ、いい…。他に性被害があった人も呼べるか?」
「もちろんよ!全員、央輔と知り合いだし。」
「そうか…わかった。」
「お前はもう休め。2人は俺が寝かす。」
「でも…?仕事で…。」
「大丈夫だ。お前は10日以上寝てないじゃないか。1日ぐらいぐっすり寝ろ。」
「ありがと!」
「お休み。」
ーーー
悠矢side
驚いた…。央輔は、見た目は真面目だがそんな男だったとは…。許せん…しかも、俺の妻にも手を出そうとしてたと圭介から密かに連絡があった…。
あの時はまぁ、何もされなかったからいいかと思ったが…やはり判断が誤ってたな…。
2人が妻と寝たあとインターホンが鳴った。
圭介だ。
「やぁ、叔父さん。」
「やはり、圭介か?妻のことか?」
「うん、叔母さんの件について密かに調べてね…あと警察からも相談があったっていってたし。」
「そうか…。」
恐らく、かりんは社長でいそがしい俺を案じ1人で解決しようと思ったのだろう…。
「それでさ、どうする?叔母さんのことも?」
「ああ、そのつもりだ。」
「わかった。そのことも含めて準備しておく。」
「頼んだぞ…。」
「もちろんさ。」
そして、外に出た。
「じゃあね、叔父さん。」
「ああ。」
双子でもあんなに違うんだなとおもったものだ。
「ふぅ。」
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