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第1章 異世界で暮らそう
21話EXTRA 入浴
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「細かい話は後で聞かせてくださいね」
そう耳打ちしてユニさんはイヴァンさんを連れてお風呂を上がっていった。
一緒に入ろうとは言ったんだけど、もうのぼせてしまうと苦笑いされた。
そりゃそうだ。
ユニさん主従が去ったあと、僕たち主従だけが残された浴室に濃い甘い匂いが漂いだす。
精油よりも濃く強いこの匂いはイヴァンさんが去る前に炊いてくれた香炉から漂ってきている。
なんでもリラックス効果の強いお香なんだそうな。
たしかになんかフワフワと浮いたような感じがしてきて気分がいい。
これなら、僕とユニさんのキスを見て勃っちゃって恥ずかしそうにしているみんなもリラックスしてくれるだろう。
……いや本当にごめん。やりすぎた。
とりあえずユニさんたちがいなくなってからは、みんな盛り上がってるバスタオルを恥ずかしげもなく晒している。
ミゲルくんなんかはまるで見せつけるみたいに少し腰を突き出してすらいる。
……恥ずかしがってないのは良かったけど、それはそれでどうかと思う。
「えっと、それで、とりあえずは何だっけ……?」
お香のお陰でリラックスしすぎているのか微妙に頭が回っていない。
まずなにするんだっけ?
「ご主人さま、まずはかけ湯だよ」
「ああ、そうだったね、ミゲル偉い」
そうそう、まずはかけ湯だ。
思い出させてくれたミゲルを褒めると、撫でてほしそうに頭を出してきたので思う存分撫でくりまわす。
照れているミゲルくんがかわいくて、ついでにおでこにキスもした。
驚いた顔をしていたけど、嬉しそうに笑ってたから良し。
ムーサくんに手を引かれて、フラフラした足取りで椅子のところに歩いていく。
案内できたムーサくんも偉いので頭を撫でて、ついでにおでこにチューだ。
「ご、ご主人さまっ!?」
驚いているムーサくんも可愛いから、もう一度今度はほっぺにチュー。
そしたらムーサくんは俯いて黙ってしまった。
「い、嫌だった?」
ムーサくんは俯いたまんまだけど首をふるふるふって嫌じゃないって言ってくれた。
なら良しだ。あははは。
椅子に座るとメファートくんがかけ湯をしてくれた。
「メファート、実にいい温度だ。偉いっ!」
褒めると頭を突き出してきたので撫でる。
撫で終わったら、今度はほっぺたを突き出してきた。
そうかそうか、ほっぺがいいか、ういやつめ。
ご希望どおりにほっぺにチューをすると、メファートくんは嬉しそうにして今度は反対の頬をむけてきた。
「ん?こっちも?オッケー」
メファートくんが差し出してきたほっぺにチューする……と見せかけてぺろんと舐めた。
「ひゃあっ!?」
びっくりした?
びっくりさせられて睨んでるメファートくんも可愛いからよしっ!
ごめんねの気持ちを込めて、今度はちゃんとほっぺにキスをする。
機嫌は直ったみたいだ。良し。
かけ湯が終わって、お風呂に入るのかな?と思ったらなんか三人に導かれて寝椅子に寝かされた。
色々と気分が良くて、寝っ転がってると本当に眠くなってきて……目を閉じた。
――――――
ウトウトと夢現でいたら脱衣所からモレスくんが入ってきた。
そういえば、モレスくんいなかったな。
いつからいなかったんだっけ?
メファートくんを褒めていたときはいた気がするけど……。
「イヴァン様に伺ったところ、ヒューマン種の方は時折このように酔っ払ったようになる方がいるそうです。
極度にリラックスしてしまって夢見心地なだけで体に悪影響はないそうなので、転ばないようにと溺れないようにだけ気をつければ問題ないとのことでした」
「「「良かった……」」」
なんかわかんないけど、モレスくんが難しい話をしている。
難しいことが話せてモレスくんは偉いっ!
「モレス、こっち来なさい」
素直にこっちによってくるモレスくんの頭を撫でる。
「モレスはいつも最後になっちゃってるから、ご褒美にどこにチューしてほしいか好きなところを選ばせてあげよう」
モレスくんは少し悩んだあと、唇を突き出した。
「えぇっ!?そこありなのっ!?」
なんか、ミゲルくんが驚いた声を上げてるけど、気にせずにモレスくんの希望通り唇にチューをする。
チューされたモレスくんは照れ笑いを浮かべながら唇を撫でてる。
うむ、可愛い。
「つ、次は僕の番だよっ!」
今度はミゲルくんが僕の手を取って湯船に導いてくれる。
なんかやけに足元がふらふらするけど、4人で支えてくれてるので転んだりはしない。
「うんっ!よく案内できたっ!ミゲル偉いっ!」
ミゲルくんにご褒美をあげようとそっちを見ると、なんか真っ赤な顔で目をつぶってベロを目一杯突き出していた。
ベロにチューしてほしいって事かな?
なんか他の三人が『マジか』って顔でミゲルくんのことを見てるけど、まあいいか。
「ミゲルはエッチだなぁ。
でも、可愛いからよしっ!」
ミゲルくんのベロにチューする……んじゃなくて、吸い付いた。
ジュルジュル音を立てて吸い付いて、そのまま僕の口の中にお招きする。
かわいくていい子のミゲルくんには特別ご褒美だ。
僕の口の中に招き入れるだけじゃなくて、今度はミゲルくんの口の中に僕のベロを差し入れる。
ミゲルくんの口の中はなんか甘い味がして実に居心地が良い。
そのまま思う存分舐め回していたら、ミゲルくんがへたり込んでしまった。
「で、出ちゃった……」
「「「そ、そんなにっ!?」」」
なんかムーサくんたち三人が驚いているけどどうしたんだろう?
えっと、次はどうすればいいんだっけ?
ああ、そうそう、湯船に浸かるんだ。
「危ないっ!」
湯船に入ろうと足を上げたら、フラッとして、倒れかけたところをムーサくんが支えてくれた。
偉いっ!ムーサくん100万点っ!
そのままムーサくんは僕を半ば抱き上げるようにして湯船に寝かせてくれる。
横になってから気づいたけど、この湯船だいぶ浅い。
普通に入ったらせいぜい腰が浸かるか程度しかない。
ムーサくんがやってくれたように寝転がって入る用のお風呂みたいだ。
湯船に寝転がった僕の頭をムーサくんが優しくなんか柔らかい布の上に下ろしてくれる。
枕なのかな?お湯は温かいし、なんかプカプカ浮かんでるみたいで気持ちいいし、極楽極楽。
「ムーサ、ありがとう」
僕がお礼を言うと、ムーサくんは寝転がる僕の顔に顔を寄せてきて、目を閉じてベロを突き出す。
「ムーサもかー、このエッチさんめー」
ムーサくんの顔が赤くなった。可愛い。
可愛いからムーサくんの頭を手で押さえつけて、ジュルジュルとベロを吸う。
はじめはびっくりしてるみたいに固まってたムーサくんのベロが、僕のベロの動きに答えるように絡みつき出した。
生意気にも僕のベロを気持ちよくしてきたので、反撃として全力でムーサくんのベロを舐めしゃぶる。
僕の全力に驚いたムーサくんが慌てて頭を引こうとするので、むしろ思いっきり頭を引き寄せて歯が当たるくらい密着してクチュクチュと音が響くくらいムーサくんの口内をかき回した。
やがてムーサくんのベロが動かなくなってぺたんと座り込んでしまったので、手を離して開放してあげる。
ムーサくんの股間を見るとタオルの突き上げられた部分に大きなシミが出来ていた。
「いえーい、2連勝ー。
次はメファート、かかってきなさい」
名前を呼ばれたメファートくんは一度ビクンッと大きく体を震わせたあと、泣きそうな顔で近寄ってきた。
あれ……これは?
「嫌だった?」
いくら可愛い子でも嫌がる相手にまでするつもりはない。
そう思って聞いたんだけど、メファートくんはふるふると首をふると、真っ赤な顔で目をギュッと閉じて顔を近づいてきた。
ああ、怖いんだなーと思って、優しく頭を引き寄せるとチュッと軽く唇の脇らへんにキスをする。
驚いた顔で目を見開いているメファートくんにすかさず唇の反対側にチュッと軽くキスをする。
「ご主人さま……あの、そうじゃなくて……」
不満そうにしているメファートくんに、今度こそ唇にキスをする。
また軽くチュって。
「むぅ……」
メファートくんがむくれてしまった。
かわいい。
可愛いので今度は唇にキスをしたあと、ハムハムと唇でメファートくんの唇を挟む。
柔らかくて美味しそう。
「ご、ご主人さまくすぐったい……」
おや、それはいけない。
これくらいでくすぐったいと言ってるようじゃ僕の使用人としては失格なので、今度は舌先でメファートくんの唇をチロチロと舐める。
くすぐったそうに身を捩るメファートくんの頭を押さえつけて、今度は口の中をチロチロと舐めていく。
唇の裏っかわ、前歯、歯茎、ほっぺた、奥で縮こまっちゃったメファートくんのベロ。
全部丁寧にチロチロと舐めていく。
顎の上の部分をチロチロしたところで、メファートくんが体を震わせて射精した。
「さーんれんしょー。
最後はモレス、きなさーい」
「は、はい……」
真っ赤な顔をしたモレスくんがゆっくりと顔を近づけてくる。
モレスくんはどうしようかなーと考えながら、とりあえずキスをして舌を絡める。
「んうっ!?うっんんんんんんっ♡♡」
舌を絡めた瞬間、モレスくんが射精をしてしまった。
さ、さすがオチ担当モレスくん……予想外なことをしてくれる。
いや、まあ先に三人のを見せつけられて興奮しちゃったんだろうけど。
かわいそうなのでそれからはずっとモレスくんとキスしっぱなしでいてあげた。
ごめん、泣きそうなモレスくんが可愛くて、僕がキスしたいだけです。
――――――
気がついたら寝てた。
キス大会の後、みんなにお風呂で寝たまま髪を洗ってもらって、マッサージ受けて極楽気分でそのままうつらうつらとしていたらいつの間にやら寝てた。
というか、まだこれは夢の中だと思う。
そもそもキス大会の時点で夢の中だった気もする。
だって、今僕は最初に三人に寝かされた寝椅子に横になっているんだから。
その先にあったことは全部夢だったんだろう。
そして今も夢の中だ。
だって、僕の使用人たちがみんなして僕の体を舐め回してるんだから。
これは間違いなく夢だ。
ちょっとくすぐったい気もするけど、すごく気持ちいいからいい夢だ。
ムーサくんは僕の左手を舐めている。
指の一本一本をペロペロと丹念に舐めてくれている。
ちょっと、ペニスを舐められている気分になって勃起してしまっているペニスによろしくない。
メファートくんは右腕を舐めている。
二の腕の辺りをメファートくんのベロが這い回っていて、一往復するたびに脇に鼻まで突っ込んで念入りに舐めていく。
あんまり生えてなくて恥ずかしいから止めてほしいけど、メファートくんがとても嬉しそうに舐めているから止めることも出来ない。
モレスくんは両足の指を舐めてる。
一本一本咥えて舌で転がしてキレイにしてくれている。
指のあとは指の股のところまでベロを伸ばして舐めてくれる。
そんなところ汚いからいいのにと思うけど、モレスくんはなんかとても美味しそうに舐めるから止めない方が良いのかな?
そしてミゲルくんは、と言うと……僕の勃起したペニスを握ってこちらを見ていた。
「ご主人さま、ボク、ご主人さまのオチンチンを洗いたい。
いい?」
オチンチンを洗う……なんか大変なことを言われてる気がするのでよく回らない頭で精一杯考える。
お風呂に入ればチンチンは洗うものだ。
思考終了。
「うん、いいよ」
なんかひどく間違ったことを言ってしまった気がするけど、よくわからない。
まあなんか間違ってても夢の中だから大丈夫だろう。
僕の返事を聞いたミゲルくんがニッコリと笑って、見せつけるように大きく口を開けると僕のペニスを飲み込んでいく。
みんなほどの大きさはないけどミゲルくんの口の中におさまるサイズじゃないのに、みるみる飲み込まれていく。
亀頭が温かい肉に包まれてすごく気持ちいい。
ミゲルくんは僕のペニスを根本まで飲み込むとゆっくりと頭を上下に振りだした。
僕のペニスがミゲルくんの口の中に消えては出ていく光景から僕も……他の三人も目が離せない。
カリ首が柔らかくて温かい肉を何度も何度も削ぎ落とす快感がたまらない。
あっという間に限界が近づいてくる。
「ミゲル、もうっ出そう……っ!」
限界を告げる僕の声を聞いたミゲルくんが、頭を振る速度を早くしてくれる。
「イクッ♡イクよっ♡ミゲルっ♡♡ミゲルの口の中に出しちゃうからねっ♡♡♡」
僕の言葉にミゲルくんが苦しそうにしながらもニコッと笑ったのを見た瞬間。
僕はペニスを大きく震わせてミゲルくんの喉奥に大量に射精した。
射精の快感に意識が薄れていく中で確信する。
やっぱりこれは夢だ。
ミゲルくんがこんなにエロいはずがない。
――――――
目を覚ましたらまだ夢の中だった。
いや、夢の中だから目は覚ましてないのか。
僕はまた別の夢を見ていた。
なんか、みんなして寝転がった僕に向かって勃起したペニスをしごいている。
「えっと……なにをしてるのかな?」
みんなでっかいペニスしてるから、視界の殆どがペニスでなんかペニスに話しかけている気分だ。
こうやって並べてみてみると、みんなそれぞれ個性的なペニスをしていた。
とりあえず三人が皮かぶりの中モレスくんだけがズル剥けだった。
ほとんど毛が生えてないくせに大きさも一番大きくてユニさんと同じくらいあるかもしれない。
メファートくんのは長さはないけどすごい太かった。
僕の手首より間違いなく太いと思う。
ムーサくんのは亀頭がすごくでっかかった。
カリの段差もすごくて皮は余っているのにカリに引っかかって戻りきってない。
ミゲルくんのは……なんていうか普通っ!
でっかいけど、普通。普通が一番。
しかし、本当にみんなして僕に向かってオナニーなんて、なにしてるんだろう?
「えっと……♡モレスくんが……♡」
ミゲルくんがしごきながら答えてくれる。
「大昔の貴族はスキンケアとして精液塗ってたって言うから……♡」
あー……なんかそんな話僕も聞いたことあるけど、それってエロネタ話だよね?
この世界にもあるんだ?
なんていうか、モレスくんは本当に何考えてるかいまいち分からないなー。
言われてみればもうすでに僕の体は彼らの精液まみれだ。
なにをしてくれてるんだろう。この駄馬たちは。
……まあ、エロいしいいか。
ダメ主人はそんな事を考えて、駄馬たちの精液をかけられる感触を感じながら寝なおすために目を閉じた。
お休み、僕の可愛い使用人たち。
夢から覚めたらまともになっててね……。
そう耳打ちしてユニさんはイヴァンさんを連れてお風呂を上がっていった。
一緒に入ろうとは言ったんだけど、もうのぼせてしまうと苦笑いされた。
そりゃそうだ。
ユニさん主従が去ったあと、僕たち主従だけが残された浴室に濃い甘い匂いが漂いだす。
精油よりも濃く強いこの匂いはイヴァンさんが去る前に炊いてくれた香炉から漂ってきている。
なんでもリラックス効果の強いお香なんだそうな。
たしかになんかフワフワと浮いたような感じがしてきて気分がいい。
これなら、僕とユニさんのキスを見て勃っちゃって恥ずかしそうにしているみんなもリラックスしてくれるだろう。
……いや本当にごめん。やりすぎた。
とりあえずユニさんたちがいなくなってからは、みんな盛り上がってるバスタオルを恥ずかしげもなく晒している。
ミゲルくんなんかはまるで見せつけるみたいに少し腰を突き出してすらいる。
……恥ずかしがってないのは良かったけど、それはそれでどうかと思う。
「えっと、それで、とりあえずは何だっけ……?」
お香のお陰でリラックスしすぎているのか微妙に頭が回っていない。
まずなにするんだっけ?
「ご主人さま、まずはかけ湯だよ」
「ああ、そうだったね、ミゲル偉い」
そうそう、まずはかけ湯だ。
思い出させてくれたミゲルを褒めると、撫でてほしそうに頭を出してきたので思う存分撫でくりまわす。
照れているミゲルくんがかわいくて、ついでにおでこにキスもした。
驚いた顔をしていたけど、嬉しそうに笑ってたから良し。
ムーサくんに手を引かれて、フラフラした足取りで椅子のところに歩いていく。
案内できたムーサくんも偉いので頭を撫でて、ついでにおでこにチューだ。
「ご、ご主人さまっ!?」
驚いているムーサくんも可愛いから、もう一度今度はほっぺにチュー。
そしたらムーサくんは俯いて黙ってしまった。
「い、嫌だった?」
ムーサくんは俯いたまんまだけど首をふるふるふって嫌じゃないって言ってくれた。
なら良しだ。あははは。
椅子に座るとメファートくんがかけ湯をしてくれた。
「メファート、実にいい温度だ。偉いっ!」
褒めると頭を突き出してきたので撫でる。
撫で終わったら、今度はほっぺたを突き出してきた。
そうかそうか、ほっぺがいいか、ういやつめ。
ご希望どおりにほっぺにチューをすると、メファートくんは嬉しそうにして今度は反対の頬をむけてきた。
「ん?こっちも?オッケー」
メファートくんが差し出してきたほっぺにチューする……と見せかけてぺろんと舐めた。
「ひゃあっ!?」
びっくりした?
びっくりさせられて睨んでるメファートくんも可愛いからよしっ!
ごめんねの気持ちを込めて、今度はちゃんとほっぺにキスをする。
機嫌は直ったみたいだ。良し。
かけ湯が終わって、お風呂に入るのかな?と思ったらなんか三人に導かれて寝椅子に寝かされた。
色々と気分が良くて、寝っ転がってると本当に眠くなってきて……目を閉じた。
――――――
ウトウトと夢現でいたら脱衣所からモレスくんが入ってきた。
そういえば、モレスくんいなかったな。
いつからいなかったんだっけ?
メファートくんを褒めていたときはいた気がするけど……。
「イヴァン様に伺ったところ、ヒューマン種の方は時折このように酔っ払ったようになる方がいるそうです。
極度にリラックスしてしまって夢見心地なだけで体に悪影響はないそうなので、転ばないようにと溺れないようにだけ気をつければ問題ないとのことでした」
「「「良かった……」」」
なんかわかんないけど、モレスくんが難しい話をしている。
難しいことが話せてモレスくんは偉いっ!
「モレス、こっち来なさい」
素直にこっちによってくるモレスくんの頭を撫でる。
「モレスはいつも最後になっちゃってるから、ご褒美にどこにチューしてほしいか好きなところを選ばせてあげよう」
モレスくんは少し悩んだあと、唇を突き出した。
「えぇっ!?そこありなのっ!?」
なんか、ミゲルくんが驚いた声を上げてるけど、気にせずにモレスくんの希望通り唇にチューをする。
チューされたモレスくんは照れ笑いを浮かべながら唇を撫でてる。
うむ、可愛い。
「つ、次は僕の番だよっ!」
今度はミゲルくんが僕の手を取って湯船に導いてくれる。
なんかやけに足元がふらふらするけど、4人で支えてくれてるので転んだりはしない。
「うんっ!よく案内できたっ!ミゲル偉いっ!」
ミゲルくんにご褒美をあげようとそっちを見ると、なんか真っ赤な顔で目をつぶってベロを目一杯突き出していた。
ベロにチューしてほしいって事かな?
なんか他の三人が『マジか』って顔でミゲルくんのことを見てるけど、まあいいか。
「ミゲルはエッチだなぁ。
でも、可愛いからよしっ!」
ミゲルくんのベロにチューする……んじゃなくて、吸い付いた。
ジュルジュル音を立てて吸い付いて、そのまま僕の口の中にお招きする。
かわいくていい子のミゲルくんには特別ご褒美だ。
僕の口の中に招き入れるだけじゃなくて、今度はミゲルくんの口の中に僕のベロを差し入れる。
ミゲルくんの口の中はなんか甘い味がして実に居心地が良い。
そのまま思う存分舐め回していたら、ミゲルくんがへたり込んでしまった。
「で、出ちゃった……」
「「「そ、そんなにっ!?」」」
なんかムーサくんたち三人が驚いているけどどうしたんだろう?
えっと、次はどうすればいいんだっけ?
ああ、そうそう、湯船に浸かるんだ。
「危ないっ!」
湯船に入ろうと足を上げたら、フラッとして、倒れかけたところをムーサくんが支えてくれた。
偉いっ!ムーサくん100万点っ!
そのままムーサくんは僕を半ば抱き上げるようにして湯船に寝かせてくれる。
横になってから気づいたけど、この湯船だいぶ浅い。
普通に入ったらせいぜい腰が浸かるか程度しかない。
ムーサくんがやってくれたように寝転がって入る用のお風呂みたいだ。
湯船に寝転がった僕の頭をムーサくんが優しくなんか柔らかい布の上に下ろしてくれる。
枕なのかな?お湯は温かいし、なんかプカプカ浮かんでるみたいで気持ちいいし、極楽極楽。
「ムーサ、ありがとう」
僕がお礼を言うと、ムーサくんは寝転がる僕の顔に顔を寄せてきて、目を閉じてベロを突き出す。
「ムーサもかー、このエッチさんめー」
ムーサくんの顔が赤くなった。可愛い。
可愛いからムーサくんの頭を手で押さえつけて、ジュルジュルとベロを吸う。
はじめはびっくりしてるみたいに固まってたムーサくんのベロが、僕のベロの動きに答えるように絡みつき出した。
生意気にも僕のベロを気持ちよくしてきたので、反撃として全力でムーサくんのベロを舐めしゃぶる。
僕の全力に驚いたムーサくんが慌てて頭を引こうとするので、むしろ思いっきり頭を引き寄せて歯が当たるくらい密着してクチュクチュと音が響くくらいムーサくんの口内をかき回した。
やがてムーサくんのベロが動かなくなってぺたんと座り込んでしまったので、手を離して開放してあげる。
ムーサくんの股間を見るとタオルの突き上げられた部分に大きなシミが出来ていた。
「いえーい、2連勝ー。
次はメファート、かかってきなさい」
名前を呼ばれたメファートくんは一度ビクンッと大きく体を震わせたあと、泣きそうな顔で近寄ってきた。
あれ……これは?
「嫌だった?」
いくら可愛い子でも嫌がる相手にまでするつもりはない。
そう思って聞いたんだけど、メファートくんはふるふると首をふると、真っ赤な顔で目をギュッと閉じて顔を近づいてきた。
ああ、怖いんだなーと思って、優しく頭を引き寄せるとチュッと軽く唇の脇らへんにキスをする。
驚いた顔で目を見開いているメファートくんにすかさず唇の反対側にチュッと軽くキスをする。
「ご主人さま……あの、そうじゃなくて……」
不満そうにしているメファートくんに、今度こそ唇にキスをする。
また軽くチュって。
「むぅ……」
メファートくんがむくれてしまった。
かわいい。
可愛いので今度は唇にキスをしたあと、ハムハムと唇でメファートくんの唇を挟む。
柔らかくて美味しそう。
「ご、ご主人さまくすぐったい……」
おや、それはいけない。
これくらいでくすぐったいと言ってるようじゃ僕の使用人としては失格なので、今度は舌先でメファートくんの唇をチロチロと舐める。
くすぐったそうに身を捩るメファートくんの頭を押さえつけて、今度は口の中をチロチロと舐めていく。
唇の裏っかわ、前歯、歯茎、ほっぺた、奥で縮こまっちゃったメファートくんのベロ。
全部丁寧にチロチロと舐めていく。
顎の上の部分をチロチロしたところで、メファートくんが体を震わせて射精した。
「さーんれんしょー。
最後はモレス、きなさーい」
「は、はい……」
真っ赤な顔をしたモレスくんがゆっくりと顔を近づけてくる。
モレスくんはどうしようかなーと考えながら、とりあえずキスをして舌を絡める。
「んうっ!?うっんんんんんんっ♡♡」
舌を絡めた瞬間、モレスくんが射精をしてしまった。
さ、さすがオチ担当モレスくん……予想外なことをしてくれる。
いや、まあ先に三人のを見せつけられて興奮しちゃったんだろうけど。
かわいそうなのでそれからはずっとモレスくんとキスしっぱなしでいてあげた。
ごめん、泣きそうなモレスくんが可愛くて、僕がキスしたいだけです。
――――――
気がついたら寝てた。
キス大会の後、みんなにお風呂で寝たまま髪を洗ってもらって、マッサージ受けて極楽気分でそのままうつらうつらとしていたらいつの間にやら寝てた。
というか、まだこれは夢の中だと思う。
そもそもキス大会の時点で夢の中だった気もする。
だって、今僕は最初に三人に寝かされた寝椅子に横になっているんだから。
その先にあったことは全部夢だったんだろう。
そして今も夢の中だ。
だって、僕の使用人たちがみんなして僕の体を舐め回してるんだから。
これは間違いなく夢だ。
ちょっとくすぐったい気もするけど、すごく気持ちいいからいい夢だ。
ムーサくんは僕の左手を舐めている。
指の一本一本をペロペロと丹念に舐めてくれている。
ちょっと、ペニスを舐められている気分になって勃起してしまっているペニスによろしくない。
メファートくんは右腕を舐めている。
二の腕の辺りをメファートくんのベロが這い回っていて、一往復するたびに脇に鼻まで突っ込んで念入りに舐めていく。
あんまり生えてなくて恥ずかしいから止めてほしいけど、メファートくんがとても嬉しそうに舐めているから止めることも出来ない。
モレスくんは両足の指を舐めてる。
一本一本咥えて舌で転がしてキレイにしてくれている。
指のあとは指の股のところまでベロを伸ばして舐めてくれる。
そんなところ汚いからいいのにと思うけど、モレスくんはなんかとても美味しそうに舐めるから止めない方が良いのかな?
そしてミゲルくんは、と言うと……僕の勃起したペニスを握ってこちらを見ていた。
「ご主人さま、ボク、ご主人さまのオチンチンを洗いたい。
いい?」
オチンチンを洗う……なんか大変なことを言われてる気がするのでよく回らない頭で精一杯考える。
お風呂に入ればチンチンは洗うものだ。
思考終了。
「うん、いいよ」
なんかひどく間違ったことを言ってしまった気がするけど、よくわからない。
まあなんか間違ってても夢の中だから大丈夫だろう。
僕の返事を聞いたミゲルくんがニッコリと笑って、見せつけるように大きく口を開けると僕のペニスを飲み込んでいく。
みんなほどの大きさはないけどミゲルくんの口の中におさまるサイズじゃないのに、みるみる飲み込まれていく。
亀頭が温かい肉に包まれてすごく気持ちいい。
ミゲルくんは僕のペニスを根本まで飲み込むとゆっくりと頭を上下に振りだした。
僕のペニスがミゲルくんの口の中に消えては出ていく光景から僕も……他の三人も目が離せない。
カリ首が柔らかくて温かい肉を何度も何度も削ぎ落とす快感がたまらない。
あっという間に限界が近づいてくる。
「ミゲル、もうっ出そう……っ!」
限界を告げる僕の声を聞いたミゲルくんが、頭を振る速度を早くしてくれる。
「イクッ♡イクよっ♡ミゲルっ♡♡ミゲルの口の中に出しちゃうからねっ♡♡♡」
僕の言葉にミゲルくんが苦しそうにしながらもニコッと笑ったのを見た瞬間。
僕はペニスを大きく震わせてミゲルくんの喉奥に大量に射精した。
射精の快感に意識が薄れていく中で確信する。
やっぱりこれは夢だ。
ミゲルくんがこんなにエロいはずがない。
――――――
目を覚ましたらまだ夢の中だった。
いや、夢の中だから目は覚ましてないのか。
僕はまた別の夢を見ていた。
なんか、みんなして寝転がった僕に向かって勃起したペニスをしごいている。
「えっと……なにをしてるのかな?」
みんなでっかいペニスしてるから、視界の殆どがペニスでなんかペニスに話しかけている気分だ。
こうやって並べてみてみると、みんなそれぞれ個性的なペニスをしていた。
とりあえず三人が皮かぶりの中モレスくんだけがズル剥けだった。
ほとんど毛が生えてないくせに大きさも一番大きくてユニさんと同じくらいあるかもしれない。
メファートくんのは長さはないけどすごい太かった。
僕の手首より間違いなく太いと思う。
ムーサくんのは亀頭がすごくでっかかった。
カリの段差もすごくて皮は余っているのにカリに引っかかって戻りきってない。
ミゲルくんのは……なんていうか普通っ!
でっかいけど、普通。普通が一番。
しかし、本当にみんなして僕に向かってオナニーなんて、なにしてるんだろう?
「えっと……♡モレスくんが……♡」
ミゲルくんがしごきながら答えてくれる。
「大昔の貴族はスキンケアとして精液塗ってたって言うから……♡」
あー……なんかそんな話僕も聞いたことあるけど、それってエロネタ話だよね?
この世界にもあるんだ?
なんていうか、モレスくんは本当に何考えてるかいまいち分からないなー。
言われてみればもうすでに僕の体は彼らの精液まみれだ。
なにをしてくれてるんだろう。この駄馬たちは。
……まあ、エロいしいいか。
ダメ主人はそんな事を考えて、駄馬たちの精液をかけられる感触を感じながら寝なおすために目を閉じた。
お休み、僕の可愛い使用人たち。
夢から覚めたらまともになっててね……。
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膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
竜王陛下、番う相手、間違えてますよ
てんつぶ
BL
大陸の支配者は竜人であるこの世界。
『我が国に暮らすサネリという夫婦から生まれしその長子は、竜王陛下の番いである』―――これが俺たちサネリ
姉弟が生まれたる数日前に、竜王を神と抱く神殿から発表されたお触れだ。
俺の双子の姉、ナージュは生まれる瞬間から竜王妃決定。すなわち勝ち組人生決定。 弟の俺はいつかかわいい奥さんをもらう日を夢みて、平凡な毎日を過ごしていた。 姉の嫁入りである18歳の誕生日、何故か俺のもとに竜王陛下がやってきた!? 王道ストーリー。竜王×凡人。
20230805 完結しましたので全て公開していきます。
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
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