174 / 179
第174話
しおりを挟む
ドリルは俺に突撃する途中で両手を更に合わせて捻った。
さっきファングに使った攻撃はフェイクだ。
真の最強攻撃はツインドリルによる攻撃か。
「ツインドリルクラッシュ!」
両手にある左右のドリルはツインドリルとなって俺に襲い掛かって来る。
ツインドリルもくるくると高速回転し、手が変形したドリルも高速回転している。
当たったらまずい!
俺は後ろに下がりながら刀で攻撃する。
一気に刀の耐久力が削られていった。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
何度も火花が散り、それでもドリルの攻撃を止める事が出来ない。
ステップを踏んでも引き離す事も出来ない。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
俺の刀が欠けはがボロボロになっていく。
ドリルの動きが一瞬止まるが、その瞬間合わせていた両手が離れ、両手が鞭のようにしなりながら10メートルほど伸び、先端のドリルで執拗に俺を狙って連撃を繰り出す。
腕は鞭のようにしなり、先端のドリルは攻撃の瞬間に高速で回転し、硬化している。
俺は後ろの防壁に追い詰められ、躱したドリルが後ろの防壁を砕いていく。
「ぐらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
攻撃が止む瞬間俺の刀が折れた。
最後の攻撃を刀の根元で防ぐ。
「ふー!ふー!これを凌いだか」
俺は無言で回復弾丸を手の甲に押し付けた。
刀が新品のように蘇る。
「刀が戻ったか!それがどうした!お前の攻撃で俺は倒せない!お前の攻撃は軽すぎる!攻撃すればするほど刀はボロボロになっていくのだ!」
「刀はまた直せばいい」
「そのたびに刀をへし折ってやる!刀は耐久力が低い特性があるのだ!それにその武具強化はいつまで持つ?俺の超攻撃と超防御の前にお前は破れる!アオイの処女を奪った罪を償い苦しみながら死ね!」
そうして俺とドリルは打ち合い続けた。
刀の耐久力が減る度に回復弾丸で耐久力を回復させていく。
すべての回復弾丸を使い切ると、超強化弾丸の効果が切れた。
「武具の強化もが切れたか!もう終わりだな!」
「最大MPを消費してまだ生成できる!超強化弾丸!」
俺は全MPを消費して超強化弾丸を発動させた。
「サミス!頼む!」
「きゅう!出番です!」
「きゅう!」
きゅうが高速で走って俺の背中に飛び乗った。
「回復している?それだけか?」
「ヒメ!頼む!」
「カースウォー・ギフト!」
俺を黒と白のオーラが包み、上に向けて交わるようにオーラが上がっていく。
俺はバックステップを踏んで刀を消し、ツインハンドガンに切り替えた。
『ソウルスキルを取得しました』
『ツインハンドガンが弱体のツインハンドガンに進化しました』
俺はソウルスキルの訓練をする中で気づいた。
自分の容量といえばいいのか?
魂にはにまだ余裕がある。
自らの意思で望む力を手に入れる事が出来ると。
勘の良いドリルに気づかれないようツインハンドガンの弱体攻撃は見せなかった。
ドリルが疲れ、消耗するまで粘った。
そして一気に開放する。
俺は弱体のツインハンドガンをドリル何度もに撃ちこむ。
『ドリルの攻撃力・防御力・速度が20%低下しました』
ドリルの攻撃力・防御力・速度を20%低下させ、ヒメのカースウォー・ギフトで俺の攻撃力・防御力・速度を40%上昇する。
俺はドリルに刀の連撃を撃ちこむ。
今までコンボを決められなかったが、一気に能力値を変え虚を突く。
1撃目、2撃目と攻撃が重くなり、10撃目のコンボを決める頃にはドリルは防戦一方になっていた。
ドリルを刀の強い衝撃が何度も何度も遅い、サミスの力で弾数が回復した回復弾丸を素早く手の甲に押し当てつつコンボの連撃を続ける。
減るスタミナをきゅうと超強化弾丸の力で回復させながら全力で連撃を加え続けた。
カースウォー・ギフトの効果が切れても連撃を加え続けた。
「ぐががががががががが!」
ドリルが黒い霧になってドロップアイテムを吐き出す。
『レベルが300から400に上がりました』
俺は片膝をついて地面に座り込む。
遠くから高速でファングが近づいてくる。
「ぎゃはははははははは!ご苦労だったなあ!おいハヤト!地面に座り込んでどうした?もう立つことも出来ねえか!?あれだけ動いてりゃあ当然だ!他の奴らもボロボロじゃねえか!ぎゃははははははははははははは!」
ファングは両手を広げてゲラゲラと笑う。
「俺よりレベルの低いドリルと闘ってそのざまだ!俺様と闘えばどうなるか分かるよなあ!俺に追いつく事すら出来なかったハヤトよおおおおおおおおおおお!」
太陽が沈み、周りは暗くなっていた。
視界が悪くなりファングのうるさい声が強調される。
「まずは俺を殺したハヤト!お前は最初に殺してやる!言っておくが俺の能力は【超速】そして【超スタミナ】だ!これがどういう事か分かるか!俺を捕えることは出来ねえ!そしてドリルのように、せこいスタミナ切れも狙う事は出来ねえんだよおお!ぎゃははははははは!!」
俺は地面に座ったまま息を整えた。
「おいおい!まだあきらめてねえのか?お、武具を強化する効果は切れたようだな!俺が殺してやるよおおおおおおおお!」
ファングが俺の周りを高速で走る。
ファングの足は地面を蹴る瞬間にゴムのように伸び、それによりファングは速く動いている。
「ぎゃははは!立ち上がっても、反応出来ねえよなあ!悪あがきだぜ!死ね!」
ファングが俺に飛び込む瞬間に超強化弾丸を手に押し当てる。
ファングの両手がダガーの形に変わり、俺の刀と打ち合う。
2撃目で刀をファングの太ももにヒットさせ、3撃目でファングの腕にヒットする。
4撃目5撃目とコンボを決め、ファングに10回目のコンボをヒットさせた。
「動けなくなるまで連撃を続ける!ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
さっきファングに使った攻撃はフェイクだ。
真の最強攻撃はツインドリルによる攻撃か。
「ツインドリルクラッシュ!」
両手にある左右のドリルはツインドリルとなって俺に襲い掛かって来る。
ツインドリルもくるくると高速回転し、手が変形したドリルも高速回転している。
当たったらまずい!
俺は後ろに下がりながら刀で攻撃する。
一気に刀の耐久力が削られていった。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
何度も火花が散り、それでもドリルの攻撃を止める事が出来ない。
ステップを踏んでも引き離す事も出来ない。
ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!
俺の刀が欠けはがボロボロになっていく。
ドリルの動きが一瞬止まるが、その瞬間合わせていた両手が離れ、両手が鞭のようにしなりながら10メートルほど伸び、先端のドリルで執拗に俺を狙って連撃を繰り出す。
腕は鞭のようにしなり、先端のドリルは攻撃の瞬間に高速で回転し、硬化している。
俺は後ろの防壁に追い詰められ、躱したドリルが後ろの防壁を砕いていく。
「ぐらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
攻撃が止む瞬間俺の刀が折れた。
最後の攻撃を刀の根元で防ぐ。
「ふー!ふー!これを凌いだか」
俺は無言で回復弾丸を手の甲に押し付けた。
刀が新品のように蘇る。
「刀が戻ったか!それがどうした!お前の攻撃で俺は倒せない!お前の攻撃は軽すぎる!攻撃すればするほど刀はボロボロになっていくのだ!」
「刀はまた直せばいい」
「そのたびに刀をへし折ってやる!刀は耐久力が低い特性があるのだ!それにその武具強化はいつまで持つ?俺の超攻撃と超防御の前にお前は破れる!アオイの処女を奪った罪を償い苦しみながら死ね!」
そうして俺とドリルは打ち合い続けた。
刀の耐久力が減る度に回復弾丸で耐久力を回復させていく。
すべての回復弾丸を使い切ると、超強化弾丸の効果が切れた。
「武具の強化もが切れたか!もう終わりだな!」
「最大MPを消費してまだ生成できる!超強化弾丸!」
俺は全MPを消費して超強化弾丸を発動させた。
「サミス!頼む!」
「きゅう!出番です!」
「きゅう!」
きゅうが高速で走って俺の背中に飛び乗った。
「回復している?それだけか?」
「ヒメ!頼む!」
「カースウォー・ギフト!」
俺を黒と白のオーラが包み、上に向けて交わるようにオーラが上がっていく。
俺はバックステップを踏んで刀を消し、ツインハンドガンに切り替えた。
『ソウルスキルを取得しました』
『ツインハンドガンが弱体のツインハンドガンに進化しました』
俺はソウルスキルの訓練をする中で気づいた。
自分の容量といえばいいのか?
魂にはにまだ余裕がある。
自らの意思で望む力を手に入れる事が出来ると。
勘の良いドリルに気づかれないようツインハンドガンの弱体攻撃は見せなかった。
ドリルが疲れ、消耗するまで粘った。
そして一気に開放する。
俺は弱体のツインハンドガンをドリル何度もに撃ちこむ。
『ドリルの攻撃力・防御力・速度が20%低下しました』
ドリルの攻撃力・防御力・速度を20%低下させ、ヒメのカースウォー・ギフトで俺の攻撃力・防御力・速度を40%上昇する。
俺はドリルに刀の連撃を撃ちこむ。
今までコンボを決められなかったが、一気に能力値を変え虚を突く。
1撃目、2撃目と攻撃が重くなり、10撃目のコンボを決める頃にはドリルは防戦一方になっていた。
ドリルを刀の強い衝撃が何度も何度も遅い、サミスの力で弾数が回復した回復弾丸を素早く手の甲に押し当てつつコンボの連撃を続ける。
減るスタミナをきゅうと超強化弾丸の力で回復させながら全力で連撃を加え続けた。
カースウォー・ギフトの効果が切れても連撃を加え続けた。
「ぐががががががががが!」
ドリルが黒い霧になってドロップアイテムを吐き出す。
『レベルが300から400に上がりました』
俺は片膝をついて地面に座り込む。
遠くから高速でファングが近づいてくる。
「ぎゃはははははははは!ご苦労だったなあ!おいハヤト!地面に座り込んでどうした?もう立つことも出来ねえか!?あれだけ動いてりゃあ当然だ!他の奴らもボロボロじゃねえか!ぎゃははははははははははははは!」
ファングは両手を広げてゲラゲラと笑う。
「俺よりレベルの低いドリルと闘ってそのざまだ!俺様と闘えばどうなるか分かるよなあ!俺に追いつく事すら出来なかったハヤトよおおおおおおおおおおお!」
太陽が沈み、周りは暗くなっていた。
視界が悪くなりファングのうるさい声が強調される。
「まずは俺を殺したハヤト!お前は最初に殺してやる!言っておくが俺の能力は【超速】そして【超スタミナ】だ!これがどういう事か分かるか!俺を捕えることは出来ねえ!そしてドリルのように、せこいスタミナ切れも狙う事は出来ねえんだよおお!ぎゃははははははは!!」
俺は地面に座ったまま息を整えた。
「おいおい!まだあきらめてねえのか?お、武具を強化する効果は切れたようだな!俺が殺してやるよおおおおおおおお!」
ファングが俺の周りを高速で走る。
ファングの足は地面を蹴る瞬間にゴムのように伸び、それによりファングは速く動いている。
「ぎゃははは!立ち上がっても、反応出来ねえよなあ!悪あがきだぜ!死ね!」
ファングが俺に飛び込む瞬間に超強化弾丸を手に押し当てる。
ファングの両手がダガーの形に変わり、俺の刀と打ち合う。
2撃目で刀をファングの太ももにヒットさせ、3撃目でファングの腕にヒットする。
4撃目5撃目とコンボを決め、ファングに10回目のコンボをヒットさせた。
「動けなくなるまで連撃を続ける!ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
10
お気に入りに追加
2,646
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の選んだ末路〜嫌われ妻は愛する夫に復讐を果たします〜
ノルジャン
恋愛
モアーナは夫のオセローに嫌われていた。夫には白い結婚を続け、お互いに愛人をつくろうと言われたのだった。それでも彼女はオセローを愛していた。だが自尊心の強いモアーナはやはり結婚生活に耐えられず、愛してくれない夫に復讐を果たす。その復讐とは……?
※残酷な描写あり
⭐︎6話からマリー、9話目からオセロー視点で完結。
ムーンライトノベルズ からの転載です。
いらないと言ったのはあなたの方なのに
水谷繭
恋愛
精霊師の名門に生まれたにも関わらず、精霊を操ることが出来ずに冷遇されていたセラフィーナ。
セラフィーナは、生家から救い出して王宮に連れてきてくれた婚約者のエリオット王子に深く感謝していた。
エリオットに尽くすセラフィーナだが、関係は歪つなままで、セラよりも能力の高いアメリアが現れると完全に捨て置かれるようになる。
ある日、エリオットにお前がいるせいでアメリアと婚約できないと言われたセラは、二人のために自分は死んだことにして隣国へ逃げようと思いつく。
しかし、セラがいなくなればいいと言っていたはずのエリオットは、実際にセラが消えると血相を変えて探しに来て……。
◆表紙画像はGirly drop様からお借りしました🍬
◇いいね、エールありがとうございます!
<完結済>画面から伸びて来た手に異世界へ引きずりこまれ、公爵令嬢になりました。
詩海猫
恋愛
「今日こそ、クリアしてやるんだから……!」
そう意気込みながら手にしたコントローラを振りかざしてモンスターをぶっ飛ばしていたら、突然画面が真っ暗になり、のびてきた手に画面の中の引きずりこまれた女子高生・紫亜は目が覚めたら知らない場所にいた。
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
彼は誰
Rg
BL
戸嶋朝陽は、四年間思い続けていた相手、高比良衣知がとある事情から転がり込んできたことを“最初で最後のチャンス”だと思い軟禁する。
朝陽にとっての“愛”とは、最愛の彼を汚れた世界から守ること。
自分にとって絶対的な存在であるために、汚れた彼を更生すること。
そんな歪んだ一途な愛情が、ひっそりと血塗られた物語を描いてゆく。
[完結]悪役令嬢様。ヒロインなんかしたくないので暗躍します
紅月
恋愛
突然の事故死の後、なんでこんなアニメか乙女ゲームのヒロインの様な子に転生してるの?しかもコイツ(自分だけど)事故物件。
家とか周りに迷惑かけない様にしようとしたら……。
可愛い悪役令嬢様とも出会い、ヒロインなんてしたくないので、私、暗躍します。
悪意か、善意か、破滅か
野村にれ
恋愛
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。
婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、
悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。
その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる