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第149話
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【ダンジョン5階】
「アオイ、聞き忘れていたけどそのすばやさはソウルスキルか?」
「そうよ、常時敏捷がアップするだけのソウルスキルよ」
「アオイは2つのソウルスキルを持っているのか」
「そうなるわね」
「俺も欲しいな」
「魔物が来たわ。レベルを上げればすぐよ」
そう言ってアオイが槍を構えた。
弓ゴブ8体
短剣ゴブ13体
槍持ちのリザードマンが6体か。
「ゴブリンスナイパー・アサシンゴブリン・リザードマンね。後は、ボスとしてゴブリンキングが出てくるわ。私は前衛!ハヤトはヒメを守りなさい!」
アオイが魔物を倒していく。
また俺のレベルが上がった。
ゴブリンスナイパーがヒメを狙って矢を放つ。
俺はすべての矢を刀で斬り落とした。
リザードマン3体とアサシンゴブリン4体が囲むようにヒメを狙う。
「本当に魔導士潰しだな!」
俺はヒメの周りを回転するように走り、魔物を倒した。
『レベルが87から88に上がりました』
「倒したか」
「ええ、終わったわ」
アオイの太ももから血が出ていた。
「ヒール!」
ヒメがすぐにアオイの傷を治す。
「かすり傷よ」
「ダメ!今は余裕があるから治すの!」
「ちょっと、ステータスを確認する」
ハヤト 男
レベル:88
ステータスポイント:0
スキルポイント:0
ジョブ:ハイブリッド
体力:200
魔力:160
敏捷:200
技量:160
魅力:160
スキル・ハイブリッドの紋章LV10・ハイリジェネLV10・経験値取得増加LV10・感知LV10・カウンターLV10・ステップLV10・シャドーファントムLV10・EXスキル(レベル100で解放)・きゅう???
ハイブリット武装
刀:600(攻撃モーション+50%・対象に連続ヒットする事で攻撃力が上昇、最大+50%)
ツインハンドガン:100(20/20発・一発ヒットにつき、対象の防御力を1%減少。最大10%)
ミリタリージャケット:400
回復弾丸:3/4発(武具の耐久力とハンドガンの弾数を回復する)
強化弾丸:1/2発(武具の攻撃力・防御力を技量と同じ秒数倍にする)
シャドーのEXスキルを取得してシャドーファントムにパワーアップした!
次のEXスキルはレベル100で解放か。
最近予想外の事件が起きているから、能力値は偏りが大きくならないように上げている。
それにしても、シャドーファントムが気になる。
シャドーは弱かったけど、シャドーファントムが気になる。
「ハヤト、新しいスキルを試したいのでしょう?いいわよ。次は前に出て魔物を狩りながら試したらいいと思うわ」
「ハヤト君はやらないと落ち着かないよね?」
なんだろう?
子ども扱いされている気がする。
やるけど、新しいスキルを試すけど、何か引っかかる。
グオオオオオオオオオオ!
「おお!ゴブリンキングだ!行って来る!」
魔物は50体ほどか。
中ボスもいるけどまずは取り巻きを潰す!
俺は前に出るが、後ろから声が聞こえる。
「ハヤト君!大丈夫かな?」
「大丈夫よ。ノーダメージで終わらせると思うわ」
俺は魔物に突撃しながら叫んだ。
「シャドーファントム!」
俺の影から分身が出現して俺に憑依した。
『攻撃力・防御力・速度が20%アップします』
シャドーバインドの能力は大きく変わった。
俺に憑依して俺を強化する!
使用中は1秒に1MPを消費する為、160秒で効果が切れる。
カースウォーに比べればマイルドな効果だが、代償はMPが徐々に減るだけだ!
効果時間も能力値次第で伸びていく!
俺はゴブリンキングの周りを周回するように魔物を斬り倒していく。
『レベルが88から89に上がりました』
グオオオオオオオオオオ!
ゴブリンキングが仲間を呼んだ。
「好都合だ!」
俺は素早く駆け抜けて魔物を斬り倒す。
『レベルが89から90に上がりました』
ゴブリンスナイパーが矢で攻撃してくるが躱す。
リザードマンが槍を投げてくるがすべて躱す。
リザードマンの投てきLVが低い為、投げた槍が消えて手に出現するまでタイムラグが大きい。
無防備なリザードマンを一気に斬り倒す。
『レベルが90から91上がりました』
「どうした?もう槍は投げてこないか?」
俺は距離を取ったゴブリンスナイパーに駆け寄って矢を避けながら倒していく。
ゴブリンスナイパーが邪魔だ。
あいつさえ倒せば遠距離攻撃はほぼほぼ完封できる。
当然通り道にいる魔物はゴブリンアーチャー以外もついでに倒す。
『レベルが91から92に上がりました』
ゴブリンアーチャーをほとんど倒した所で、足を止めた。
アサシンゴブリンとリザードマンが武器を投げて来たので、走って投げてきた魔物を丸腰の状態で倒す。
これにより武器を投げる魔物がいなくなった。
『レベルが92から93に上がりました』
リザードマンとアサシンゴブリンが俺に飛び掛かってきた。
「それはもっと好都合だ」
かかって来る魔物を倒していく。
カウンターを使い放題だ。
槍のリーチが長いリザードマンだけは1歩踏み込む必要があるが、カウンターを決め続けた。
シャドーファントムの効果が切れるが、危険は感じない。
アオイとヒメをちらっと見た。
距離を取っている為か危険は無いだろう。
「回復弾丸!」
回復弾丸をストレージから一瞬で取り出し、手の甲に押し付ける。
『武具の耐久力とツインハンドガンの弾数が回復しました』
俺はひたすら魔物を斬った。
『レベルが93から94に上がりました』
魔物の動きが悪いように見える。
変わったのは俺のほうなのか?
『レベルが94から95に上がりました』
『レベルが95から96に上がりました』
『レベルが96から97に上がりました』
俺は、没頭していた。
魔物が少なくなっている。
魔物の攻撃を受ける未来が見えない。
俺は、楽をしすぎているのか?
簡単にレベルが上がっていく。
簡単に魔物を倒せる。
女神の言葉を思い出す。
『今苦しいと思う道が、本当に苦しい道とは限りません。10年、20年経って振り返り、初めてあなたの道がどのような道だったか分かるのです」
意味が、分かる気がする。
俺は転移して転生してレベルリセットして何度も死にかけたけど、命の危険を感じ、苦しい思いをするほど、俺の中にある燃える何かがさらに激しく燃えるような感覚を感じていた。
今ははっきりわかる。
それは魂で、俺の体を動かしている。
カムイ、セイコウコウボウ、実力者ほど魂を重視している。
その意味が俺にもはっきりと分かるようになった。
昔の死にかけ、悩み、苦しんだあの一瞬の積み重ねが、俺の糧になっている。
俺は、苦しみを前払いしていただけで、今は、その恩恵を受け取っているんだ。
俺は、魔物を倒した。
レベルが上がり、最後に剣を持ったゴブリンキングを攻撃する。
コンボを10回決めた時点で、150%の刀攻撃を連発する。
ゴブリンキングのHPが半分になって狂化状態になっても何も変わらない。
ただ、150%の威力を持つコンボを決め続けるだけだ。
ゴブリンキングが倒れ、俺のレベルは100になった。
「アオイ、聞き忘れていたけどそのすばやさはソウルスキルか?」
「そうよ、常時敏捷がアップするだけのソウルスキルよ」
「アオイは2つのソウルスキルを持っているのか」
「そうなるわね」
「俺も欲しいな」
「魔物が来たわ。レベルを上げればすぐよ」
そう言ってアオイが槍を構えた。
弓ゴブ8体
短剣ゴブ13体
槍持ちのリザードマンが6体か。
「ゴブリンスナイパー・アサシンゴブリン・リザードマンね。後は、ボスとしてゴブリンキングが出てくるわ。私は前衛!ハヤトはヒメを守りなさい!」
アオイが魔物を倒していく。
また俺のレベルが上がった。
ゴブリンスナイパーがヒメを狙って矢を放つ。
俺はすべての矢を刀で斬り落とした。
リザードマン3体とアサシンゴブリン4体が囲むようにヒメを狙う。
「本当に魔導士潰しだな!」
俺はヒメの周りを回転するように走り、魔物を倒した。
『レベルが87から88に上がりました』
「倒したか」
「ええ、終わったわ」
アオイの太ももから血が出ていた。
「ヒール!」
ヒメがすぐにアオイの傷を治す。
「かすり傷よ」
「ダメ!今は余裕があるから治すの!」
「ちょっと、ステータスを確認する」
ハヤト 男
レベル:88
ステータスポイント:0
スキルポイント:0
ジョブ:ハイブリッド
体力:200
魔力:160
敏捷:200
技量:160
魅力:160
スキル・ハイブリッドの紋章LV10・ハイリジェネLV10・経験値取得増加LV10・感知LV10・カウンターLV10・ステップLV10・シャドーファントムLV10・EXスキル(レベル100で解放)・きゅう???
ハイブリット武装
刀:600(攻撃モーション+50%・対象に連続ヒットする事で攻撃力が上昇、最大+50%)
ツインハンドガン:100(20/20発・一発ヒットにつき、対象の防御力を1%減少。最大10%)
ミリタリージャケット:400
回復弾丸:3/4発(武具の耐久力とハンドガンの弾数を回復する)
強化弾丸:1/2発(武具の攻撃力・防御力を技量と同じ秒数倍にする)
シャドーのEXスキルを取得してシャドーファントムにパワーアップした!
次のEXスキルはレベル100で解放か。
最近予想外の事件が起きているから、能力値は偏りが大きくならないように上げている。
それにしても、シャドーファントムが気になる。
シャドーは弱かったけど、シャドーファントムが気になる。
「ハヤト、新しいスキルを試したいのでしょう?いいわよ。次は前に出て魔物を狩りながら試したらいいと思うわ」
「ハヤト君はやらないと落ち着かないよね?」
なんだろう?
子ども扱いされている気がする。
やるけど、新しいスキルを試すけど、何か引っかかる。
グオオオオオオオオオオ!
「おお!ゴブリンキングだ!行って来る!」
魔物は50体ほどか。
中ボスもいるけどまずは取り巻きを潰す!
俺は前に出るが、後ろから声が聞こえる。
「ハヤト君!大丈夫かな?」
「大丈夫よ。ノーダメージで終わらせると思うわ」
俺は魔物に突撃しながら叫んだ。
「シャドーファントム!」
俺の影から分身が出現して俺に憑依した。
『攻撃力・防御力・速度が20%アップします』
シャドーバインドの能力は大きく変わった。
俺に憑依して俺を強化する!
使用中は1秒に1MPを消費する為、160秒で効果が切れる。
カースウォーに比べればマイルドな効果だが、代償はMPが徐々に減るだけだ!
効果時間も能力値次第で伸びていく!
俺はゴブリンキングの周りを周回するように魔物を斬り倒していく。
『レベルが88から89に上がりました』
グオオオオオオオオオオ!
ゴブリンキングが仲間を呼んだ。
「好都合だ!」
俺は素早く駆け抜けて魔物を斬り倒す。
『レベルが89から90に上がりました』
ゴブリンスナイパーが矢で攻撃してくるが躱す。
リザードマンが槍を投げてくるがすべて躱す。
リザードマンの投てきLVが低い為、投げた槍が消えて手に出現するまでタイムラグが大きい。
無防備なリザードマンを一気に斬り倒す。
『レベルが90から91上がりました』
「どうした?もう槍は投げてこないか?」
俺は距離を取ったゴブリンスナイパーに駆け寄って矢を避けながら倒していく。
ゴブリンスナイパーが邪魔だ。
あいつさえ倒せば遠距離攻撃はほぼほぼ完封できる。
当然通り道にいる魔物はゴブリンアーチャー以外もついでに倒す。
『レベルが91から92に上がりました』
ゴブリンアーチャーをほとんど倒した所で、足を止めた。
アサシンゴブリンとリザードマンが武器を投げて来たので、走って投げてきた魔物を丸腰の状態で倒す。
これにより武器を投げる魔物がいなくなった。
『レベルが92から93に上がりました』
リザードマンとアサシンゴブリンが俺に飛び掛かってきた。
「それはもっと好都合だ」
かかって来る魔物を倒していく。
カウンターを使い放題だ。
槍のリーチが長いリザードマンだけは1歩踏み込む必要があるが、カウンターを決め続けた。
シャドーファントムの効果が切れるが、危険は感じない。
アオイとヒメをちらっと見た。
距離を取っている為か危険は無いだろう。
「回復弾丸!」
回復弾丸をストレージから一瞬で取り出し、手の甲に押し付ける。
『武具の耐久力とツインハンドガンの弾数が回復しました』
俺はひたすら魔物を斬った。
『レベルが93から94に上がりました』
魔物の動きが悪いように見える。
変わったのは俺のほうなのか?
『レベルが94から95に上がりました』
『レベルが95から96に上がりました』
『レベルが96から97に上がりました』
俺は、没頭していた。
魔物が少なくなっている。
魔物の攻撃を受ける未来が見えない。
俺は、楽をしすぎているのか?
簡単にレベルが上がっていく。
簡単に魔物を倒せる。
女神の言葉を思い出す。
『今苦しいと思う道が、本当に苦しい道とは限りません。10年、20年経って振り返り、初めてあなたの道がどのような道だったか分かるのです」
意味が、分かる気がする。
俺は転移して転生してレベルリセットして何度も死にかけたけど、命の危険を感じ、苦しい思いをするほど、俺の中にある燃える何かがさらに激しく燃えるような感覚を感じていた。
今ははっきりわかる。
それは魂で、俺の体を動かしている。
カムイ、セイコウコウボウ、実力者ほど魂を重視している。
その意味が俺にもはっきりと分かるようになった。
昔の死にかけ、悩み、苦しんだあの一瞬の積み重ねが、俺の糧になっている。
俺は、苦しみを前払いしていただけで、今は、その恩恵を受け取っているんだ。
俺は、魔物を倒した。
レベルが上がり、最後に剣を持ったゴブリンキングを攻撃する。
コンボを10回決めた時点で、150%の刀攻撃を連発する。
ゴブリンキングのHPが半分になって狂化状態になっても何も変わらない。
ただ、150%の威力を持つコンボを決め続けるだけだ。
ゴブリンキングが倒れ、俺のレベルは100になった。
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