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第40話 地下室
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「すんすん、ユキナの匂いがするような気が、します」
「あかりの匂いは無いのか?」
「あかりの匂いは、しません」
「突撃する」
これで俺は犯罪者だ。
だが、関係ない!
俺は市長の家に突撃した。
「な、なんだ貴様は!」
俺は家にいる男を殴って気絶させた。
護衛が出てくるが、すべて倒した。
「ユウヤさん!ここからユキナの匂いがします!」
俺は壁を殴った。
「隠し階段か、進むぞ!」
俺は走って地下に降りた。
地下にいた男を気絶させた。
地下に降りると、受付嬢のお姉さんと薬をつけられたユキナがいた。
「レディーキラーで漬け込まれています!」
受付のお姉さんは意識が無い。
「ユキナ!大丈夫か!」
「わた、しは、大丈夫よ。それよりもあかりがいない、の。意識を失っていたからどこにいるか分からないのよ。攫った相手、男たちは『ジンさん』、そして『Aランク』後は『ハゲ』と呼び合っていたわ」
「今すぐ地上に戻ろう」
俺は受付のお姉さんとユキナに水をかけて薬を落とした。
そして服を着せて両脇に抱えて走った。
人通りを避けてから魔道スマホをオンにする。
『おい!仙道!無茶をしていないか!』
「市長の家には地下に繋がる隠し階段がありました!ユキナと受付のお姉さんが監禁されていました!」
『殴りこんだのか!』
俺は大河さんに事情を説明した。
『……ジン・Aランク・ハゲか。分かったすぐ知り合いに連絡する。それと捜査員がそっちに向かっている。念の為もう一度確認した。やはりA市の警察も冒険者の一部も市長と繋がっている恐れがあるらしい!警察や冒険者に捕まえられそうになっても従うな!逃げろ!』
「そこのお前!すぐに止まれ!」
「け、警察が、追ってきました」
『逃げろ!絶対に捕まるな!』
くそ!あかりは見つからない。
おまけに守りながらの逃走か!
この市は信頼できない。
他の市は安全かどうか、そもそも土地勘が無い。
誰が敵で誰が味方なんだ!?
「く、異界に逃げます。通話を切ります!」
「ヨウカ!異界の村まで走る!」
「はい!」
俺は2人を抱えて走った。
「待て!お前には犯罪の容疑がかかっている!」
俺は警察に追われた。
異界に逃げ込むが冒険者も一緒に追ってくる。
警察も冒険者も市長の息がかかっている!
ヨウカを一人にしたら今度はヨウカが攫われるかもしれない。
「ヨウカ!俺は村まで全力で走る!遅れてもいい。ついて来てくれ!」
「分かりました!」
俺は全力で走った。
そしてヨバイの村で2人を置き、反転して戻ろうとした。
「きゅう!」
「きゅう、来い!」
「きゅう!!」
きゅうが俺に乗った。
「全力で走る」
「きゅう!!」
俺は走った。
「ヨウカ!!」
「はい!」
ヨウカが俺の手を取って素早くおんぶした。
更に走る。
さっきとは違う魔法陣を通って俺はA市に帰った。
エレメントカワウソと合流する。
「きゅう!」
「あかりは見つかっていないそうです」
「分かった。ユキナは村に置いてきた!残るはあかりだけだ」
エレメントカワウソが散っていった。
「くそ!あかり、どこだ!?」
大河さんと連絡を取る。
「ユキナと受付嬢はダンジョンの村に置いてきました。でもあかりが見つかりません!」
『分かった事がある。ジンの正体は恐らく二重 陣という男だ!』
「二重製薬の!?」
『そうだ』
「今から向かいます。うまくいけばあかりを救出して異界の村に戻ります!切ります!」
俺は二重製薬に向かった。
会社に入る。
「な、なんですか?」
従業員がびっくりしたように声を上げた。
「ヨウカ、きゅう、匂いはするか?」
「きゅう」
「あかりの匂いはしません、きゅうも匂いは無いと言っています」
「次は裏口だ」
俺は裏口に向かった。
扉を蹴り開ける。
「ここはどうだ?」
「きゅう」
「ここも駄目です」
「分かった。きゅう、今度は二重陣の家に向かう」
二重陣の家が放火されて引越しをした事で街で噂になった。
そしてなぜか安い街はずれの物件を買ってガラの悪い冒険者と一緒に住んでいる。
モンスターを街から守る為壁になっているとか、不器用な冒険者を優しく迎え入れるお人好しだと噂が流れていた。
今思えば人の寄り付かない家を買ったのは女性を拘束する為。
ガラの悪い冒険者は市長や二重陣の手がかかっていると考えた方がしっくりくる。
人通りが少ない方があかりを誘拐して監禁するにはちょうどいい。
「きゅう、エレメントカワウソを集めろ!俺の匂いを追ってこい!」
「きゅう!」
きゅうが飛び降りて走り去った。
二重陣の家に走る。
「少しだけ、あかりの匂いがします」
「ああ、なんだお前!ここは私有地だ!入って来るな」
「そうかそうか、取り巻きの反応もいい!当たりか!!」
俺は絡んできた冒険者の腕を切り落とした。
犯罪者の仲間入りだが関係ない!
場合によっては殺す!
「ぐぎゃあああああああああ!」
「ヨウカ!乗り込むぞ!」
「はい!」
「あかりの匂いは無いのか?」
「あかりの匂いは、しません」
「突撃する」
これで俺は犯罪者だ。
だが、関係ない!
俺は市長の家に突撃した。
「な、なんだ貴様は!」
俺は家にいる男を殴って気絶させた。
護衛が出てくるが、すべて倒した。
「ユウヤさん!ここからユキナの匂いがします!」
俺は壁を殴った。
「隠し階段か、進むぞ!」
俺は走って地下に降りた。
地下にいた男を気絶させた。
地下に降りると、受付嬢のお姉さんと薬をつけられたユキナがいた。
「レディーキラーで漬け込まれています!」
受付のお姉さんは意識が無い。
「ユキナ!大丈夫か!」
「わた、しは、大丈夫よ。それよりもあかりがいない、の。意識を失っていたからどこにいるか分からないのよ。攫った相手、男たちは『ジンさん』、そして『Aランク』後は『ハゲ』と呼び合っていたわ」
「今すぐ地上に戻ろう」
俺は受付のお姉さんとユキナに水をかけて薬を落とした。
そして服を着せて両脇に抱えて走った。
人通りを避けてから魔道スマホをオンにする。
『おい!仙道!無茶をしていないか!』
「市長の家には地下に繋がる隠し階段がありました!ユキナと受付のお姉さんが監禁されていました!」
『殴りこんだのか!』
俺は大河さんに事情を説明した。
『……ジン・Aランク・ハゲか。分かったすぐ知り合いに連絡する。それと捜査員がそっちに向かっている。念の為もう一度確認した。やはりA市の警察も冒険者の一部も市長と繋がっている恐れがあるらしい!警察や冒険者に捕まえられそうになっても従うな!逃げろ!』
「そこのお前!すぐに止まれ!」
「け、警察が、追ってきました」
『逃げろ!絶対に捕まるな!』
くそ!あかりは見つからない。
おまけに守りながらの逃走か!
この市は信頼できない。
他の市は安全かどうか、そもそも土地勘が無い。
誰が敵で誰が味方なんだ!?
「く、異界に逃げます。通話を切ります!」
「ヨウカ!異界の村まで走る!」
「はい!」
俺は2人を抱えて走った。
「待て!お前には犯罪の容疑がかかっている!」
俺は警察に追われた。
異界に逃げ込むが冒険者も一緒に追ってくる。
警察も冒険者も市長の息がかかっている!
ヨウカを一人にしたら今度はヨウカが攫われるかもしれない。
「ヨウカ!俺は村まで全力で走る!遅れてもいい。ついて来てくれ!」
「分かりました!」
俺は全力で走った。
そしてヨバイの村で2人を置き、反転して戻ろうとした。
「きゅう!」
「きゅう、来い!」
「きゅう!!」
きゅうが俺に乗った。
「全力で走る」
「きゅう!!」
俺は走った。
「ヨウカ!!」
「はい!」
ヨウカが俺の手を取って素早くおんぶした。
更に走る。
さっきとは違う魔法陣を通って俺はA市に帰った。
エレメントカワウソと合流する。
「きゅう!」
「あかりは見つかっていないそうです」
「分かった。ユキナは村に置いてきた!残るはあかりだけだ」
エレメントカワウソが散っていった。
「くそ!あかり、どこだ!?」
大河さんと連絡を取る。
「ユキナと受付嬢はダンジョンの村に置いてきました。でもあかりが見つかりません!」
『分かった事がある。ジンの正体は恐らく二重 陣という男だ!』
「二重製薬の!?」
『そうだ』
「今から向かいます。うまくいけばあかりを救出して異界の村に戻ります!切ります!」
俺は二重製薬に向かった。
会社に入る。
「な、なんですか?」
従業員がびっくりしたように声を上げた。
「ヨウカ、きゅう、匂いはするか?」
「きゅう」
「あかりの匂いはしません、きゅうも匂いは無いと言っています」
「次は裏口だ」
俺は裏口に向かった。
扉を蹴り開ける。
「ここはどうだ?」
「きゅう」
「ここも駄目です」
「分かった。きゅう、今度は二重陣の家に向かう」
二重陣の家が放火されて引越しをした事で街で噂になった。
そしてなぜか安い街はずれの物件を買ってガラの悪い冒険者と一緒に住んでいる。
モンスターを街から守る為壁になっているとか、不器用な冒険者を優しく迎え入れるお人好しだと噂が流れていた。
今思えば人の寄り付かない家を買ったのは女性を拘束する為。
ガラの悪い冒険者は市長や二重陣の手がかかっていると考えた方がしっくりくる。
人通りが少ない方があかりを誘拐して監禁するにはちょうどいい。
「きゅう、エレメントカワウソを集めろ!俺の匂いを追ってこい!」
「きゅう!」
きゅうが飛び降りて走り去った。
二重陣の家に走る。
「少しだけ、あかりの匂いがします」
「ああ、なんだお前!ここは私有地だ!入って来るな」
「そうかそうか、取り巻きの反応もいい!当たりか!!」
俺は絡んできた冒険者の腕を切り落とした。
犯罪者の仲間入りだが関係ない!
場合によっては殺す!
「ぐぎゃあああああああああ!」
「ヨウカ!乗り込むぞ!」
「はい!」
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