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第90話
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冒険者の男パーティーが無双するゲットを見て話をする。
「見たか?ゲットのあの動き」
「ああ、見た!動きが早すぎる!ありゃ異常だ」
「俺は動きよりあのオーラがやばいと思ったぜ」
「鬼気迫る顔をしていた」
「威圧感すら感じるぜ。ダンジョンに入った瞬間何かが乗り移ったように表情が変わる。ダンジョンに入ったゲットはいつもと別の人間に見えるぜ」
「俺さ、雑魚狩り最強はエムルだと思ってたんだ。でも違うな」
「最強はゲットなんだろ?それにゲットがエクスファイアを使っていない。気づいているか?」
「そう言えば、エクスファイアの跡が見えない!」
「なんでだ?」
「分からねえか?必要ねえんだ。ファイアを1発撃っただけでスライムを10体以上倒していた。つまり、ファイアとハイファイアのLVを100にして、しかも要領よく攻撃する事で少ないMPを効率的に使って魔物を倒してやがる」
他の冒険者が走って来る。
「おい!聞いたか!ゲットが2階に進む転移陣を見つけたみたいだ!」
「「「何だって!」」」
ゲットのレベルはカンストしていた。
だが、ゲットの心にはわずかな変化があった。
それにより周りから畏怖の念で見られるようになっていた。
【ゲット視点】
俺はすぐにエースを集めた。
エステル・クレア・アリシア・エムル・リリス・ダイヤ・ライターが前に出て、その周りを兵士や冒険者が囲んで見物する。
「問題は内部をどうやって確認するかなのだ」
「いや、時間が無い」
俺は一人で転移陣に乗った。
「ま、待つのだ!」
俺はライターの言葉を無視して転移陣でワープした。
そして周囲を見渡してすぐに戻る。
元の場所に戻るとライターが怒り出す。
「未知のダンジョンはどこに飛ばされるか分からないのだ!」
確かにここはゲームに出てこないダンジョンだ。
ライターの言う事は分かる。
「そうだな。だが時間が無い。シャドウジャイアかルンバ、それか2人が手を組んでここに攻めてきたら厄介だ。話を進めたい」
「2階はどうなっていましたの?」
「ドラゴンやドラゴンキラータイガー、それと銀色のオークがいた。エース以外の者が入れば、死ぬだろう。エースだけで2階を進みたい」
「分かりましたわ。ですが攻略は明日からにしましょう」
「そうだな」
ぐうううううううううう~
リリスのお腹が鳴る。
竜族であるリリスは多くの食事を必要とする。
俺はストレージからパンサンドを出してリリスに渡した。
リリスは素早く受け取って食事に集中する。
クールでミステリアスな外見だが、リリスの性格はそれと一致しない。
「早めに帰ろうか。食いしん坊に何か食べさせないとな」
みんなからリリスに視線を戻すと、パンサンドが無くなっていた。
リリスが俺のローブを掴む。
「もっと欲しいのか?」
リリスがこくりと頷く。
俺は食べやすいように2つに折ったピザを5枚ストレージから取り出してリリスに渡す。
リリスは飲み込むように食べだす。
「もっとゆっくり食べていいんだ」
「無駄なのだ。リリスはいつもこうなのだ」
ダイヤが諦めたような言い方で言う。
「早く帰ろうか」
「それがいいだろう」
俺達は走ってダンジョンから出て街に向かった。
街に着くとエースを連れて街に1件しかないバイキングの店に入ろうとする。
「待つのだ。リリスは出入り禁止を食らっている」
ダイヤに肩を掴まれた。
「ん?何でだ?」
「リリスが入れば食べすぎて店を潰してしまうのだ」
リリスを見ると悲しそうな表情を浮かべる。
「ここ、お気に入りなのに、残念」
「皆は休んでくれ。俺とリリスで交渉してみる。金を多めに払えばまた入れるかもしれない」
店に入ると女性店員が笑顔で挨拶した。
「いらっしゃ……店長!大変です!黒き呑竜(どんりゅう)が現れました!」
と思えば店員の表情が変わり後ろに下がっていく。
まるで魔物に遭遇したかのような反応だ。
「なんだとおおおお!!!」
店長の男が走って来る。
飲食店で走るのは良くないとは思ったが緊急事態なのだろう。
「も、もう勘弁してくれ!頼む!店が潰れてしまう!雇用もすべて失ってしまうんだ!」
店長が頭を下げた。
「待ってくれ、100倍払おう。ここの料金は3000ゴールドだが、300000ゴールドを出そう」
「300000ゴールド?だ、だが店員がリリスの食事量についていけるか分からないんだ。バイキングのメニューは他のお客様も食べる。リリスに吸い込まれたら店が機能しなくなってしまう!」
「今はちょうど夕食より前の時間帯だ。今試してみよう。もし無理なら無理でそれでもかまわない」
「チャレンジ、大事」
「……分かった。いえ、分かりました。すぐに対応します!黒き呑竜と英雄ゲット、2名をご案内します!」
店長、今何を決意した?
まるで戦場に向かう兵士のような表情を浮かべ、厨房に消えて行った。
「リリス、席につこうか」
リリスと俺が席に着くと、リリスが俺を見つめた。
「持って来て」
リリスはこういう性格だよな。
特にお腹がすくと動かなくなる。
俺はリリス用のプレートに食事を適当に盛り付けて席に置き、自分の分を盛って席に戻るとリリスのプレートが空になっている。
プレートが小さすぎる。
俺は持ったプレートをリリスに渡して接客を探すが誰もいない。
厨房を覗き込むと、店員が叫んでいた。
「黒き呑竜に俺達が打ち勝てるのか!」
「だが、やると決めた!やるしかない!やるしかないんだ!」
店長はまるで自分自身に言い聞かせるように言った。
3回言ったし。
「鍋に火をかけろ!違う!一番大きい鍋に水を張って火にかけるんだ!この水がドロドロになるまでパスタをゆで続ける!」
「そうだ!正攻法では駄目だ!それでいい!」
「一番大きなフライパンでパスタソースを作れ!1人じゃ足りない!2人態勢で臨め!あるべき姿は炊き出しの大量生産だ!」
どうやら大量に作れるパスタをたくさん作る作戦のようだ。
「栗を茹でろ!皮ごと茹でて出せば時間を稼げる!」
考えたな。
呑竜対策として剥くのに時間がかかる栗は有効だろう。
「すまない、大きめのプレートを使いたい。リリスはすぐに食べつくしてしまうんだ」
俺は料理用の大きなボールを手渡された。
これ業務用で皿じゃないよな?
いや、今は緊急事態だ。
これで行こう。
俺はリリスの元に戻った。
「リリス、料理のソースが混ざってしまうけど大丈夫か?」
「大丈夫」
俺はボールにパンを10入れ、その上からカレー・オムレツ・ハンバーグ・パスタ・チキンステーキ・焼き魚を入れていく。
リリスに渡すと黙々と食べ始めた。
リリスを見ているとあまり噛まずに飲み込んでいく。
呑竜か、確かにそうだな。
しかし、本当においしそうに食べるな。
もう、無くなるのか?
ボールの中身が無くなるとリリスは俺を見る。
「分かった分かった。持ってこよう」
俺はこの後3往復した。
バイキングのメニューからとって来るとお客さんの分が無くなるぞ?
店長、行けるか?
「栗をお持ちしました」
殻を剝いていない栗を見たリリスの表情が曇る。
「殻、嫌い」
「なん、だと」
店員が汗を掻く。
「お、俺が剥く!みんなは仕事を続けてくれ!」
店員が俺に敬礼した。
リリスは剥ける栗をじっと見つめる。
やっと10個剥き終わ……一口で10個口に入れるのか!
しかも俺の剥き作業が遅くてリリスの機嫌が悪い。
これ罰ゲームだろ!
「リリス、栗は好きか?」
「好き、でももっと早く」
「分かったよ!早く剥く!」
そこに店員が笑顔でやって来る。
「完成しました!食べてください!」
ボールに盛られたパスタが山盛りで運ばれてくる。
リリスはこくりと頷いてパスタを飲み込む。
「嚙んでないのか?」
パスタは一切噛まずに飲み込んでいく。
リリスは黙々とボールパスタを飲み込み、間食した後時間差で言った。
「パスタは、飲み物」
「違うだろ」
「いい喉ごし」
「違うだろ」
リリスはまた俺を見た。
「さっぱりした物も、食べたい」
俺は自分の食事が出来ないまま給仕係を務め、時間が出来るとひたすら栗を剥いていた。
満腹になったリリスが眠る。
その瞬間店員の歓声が聞こえる。
「やり切ったぞ!」
「俺達はやったんだ!」
「皆の勝利よ!」
リリスの口元を拭いておんぶして帰るが、その後に気づいた。
「リリスの好感度が20もアップしてる!」
ゲームと同じで食べ物さえ出しておけばいいのか……
「見たか?ゲットのあの動き」
「ああ、見た!動きが早すぎる!ありゃ異常だ」
「俺は動きよりあのオーラがやばいと思ったぜ」
「鬼気迫る顔をしていた」
「威圧感すら感じるぜ。ダンジョンに入った瞬間何かが乗り移ったように表情が変わる。ダンジョンに入ったゲットはいつもと別の人間に見えるぜ」
「俺さ、雑魚狩り最強はエムルだと思ってたんだ。でも違うな」
「最強はゲットなんだろ?それにゲットがエクスファイアを使っていない。気づいているか?」
「そう言えば、エクスファイアの跡が見えない!」
「なんでだ?」
「分からねえか?必要ねえんだ。ファイアを1発撃っただけでスライムを10体以上倒していた。つまり、ファイアとハイファイアのLVを100にして、しかも要領よく攻撃する事で少ないMPを効率的に使って魔物を倒してやがる」
他の冒険者が走って来る。
「おい!聞いたか!ゲットが2階に進む転移陣を見つけたみたいだ!」
「「「何だって!」」」
ゲットのレベルはカンストしていた。
だが、ゲットの心にはわずかな変化があった。
それにより周りから畏怖の念で見られるようになっていた。
【ゲット視点】
俺はすぐにエースを集めた。
エステル・クレア・アリシア・エムル・リリス・ダイヤ・ライターが前に出て、その周りを兵士や冒険者が囲んで見物する。
「問題は内部をどうやって確認するかなのだ」
「いや、時間が無い」
俺は一人で転移陣に乗った。
「ま、待つのだ!」
俺はライターの言葉を無視して転移陣でワープした。
そして周囲を見渡してすぐに戻る。
元の場所に戻るとライターが怒り出す。
「未知のダンジョンはどこに飛ばされるか分からないのだ!」
確かにここはゲームに出てこないダンジョンだ。
ライターの言う事は分かる。
「そうだな。だが時間が無い。シャドウジャイアかルンバ、それか2人が手を組んでここに攻めてきたら厄介だ。話を進めたい」
「2階はどうなっていましたの?」
「ドラゴンやドラゴンキラータイガー、それと銀色のオークがいた。エース以外の者が入れば、死ぬだろう。エースだけで2階を進みたい」
「分かりましたわ。ですが攻略は明日からにしましょう」
「そうだな」
ぐうううううううううう~
リリスのお腹が鳴る。
竜族であるリリスは多くの食事を必要とする。
俺はストレージからパンサンドを出してリリスに渡した。
リリスは素早く受け取って食事に集中する。
クールでミステリアスな外見だが、リリスの性格はそれと一致しない。
「早めに帰ろうか。食いしん坊に何か食べさせないとな」
みんなからリリスに視線を戻すと、パンサンドが無くなっていた。
リリスが俺のローブを掴む。
「もっと欲しいのか?」
リリスがこくりと頷く。
俺は食べやすいように2つに折ったピザを5枚ストレージから取り出してリリスに渡す。
リリスは飲み込むように食べだす。
「もっとゆっくり食べていいんだ」
「無駄なのだ。リリスはいつもこうなのだ」
ダイヤが諦めたような言い方で言う。
「早く帰ろうか」
「それがいいだろう」
俺達は走ってダンジョンから出て街に向かった。
街に着くとエースを連れて街に1件しかないバイキングの店に入ろうとする。
「待つのだ。リリスは出入り禁止を食らっている」
ダイヤに肩を掴まれた。
「ん?何でだ?」
「リリスが入れば食べすぎて店を潰してしまうのだ」
リリスを見ると悲しそうな表情を浮かべる。
「ここ、お気に入りなのに、残念」
「皆は休んでくれ。俺とリリスで交渉してみる。金を多めに払えばまた入れるかもしれない」
店に入ると女性店員が笑顔で挨拶した。
「いらっしゃ……店長!大変です!黒き呑竜(どんりゅう)が現れました!」
と思えば店員の表情が変わり後ろに下がっていく。
まるで魔物に遭遇したかのような反応だ。
「なんだとおおおお!!!」
店長の男が走って来る。
飲食店で走るのは良くないとは思ったが緊急事態なのだろう。
「も、もう勘弁してくれ!頼む!店が潰れてしまう!雇用もすべて失ってしまうんだ!」
店長が頭を下げた。
「待ってくれ、100倍払おう。ここの料金は3000ゴールドだが、300000ゴールドを出そう」
「300000ゴールド?だ、だが店員がリリスの食事量についていけるか分からないんだ。バイキングのメニューは他のお客様も食べる。リリスに吸い込まれたら店が機能しなくなってしまう!」
「今はちょうど夕食より前の時間帯だ。今試してみよう。もし無理なら無理でそれでもかまわない」
「チャレンジ、大事」
「……分かった。いえ、分かりました。すぐに対応します!黒き呑竜と英雄ゲット、2名をご案内します!」
店長、今何を決意した?
まるで戦場に向かう兵士のような表情を浮かべ、厨房に消えて行った。
「リリス、席につこうか」
リリスと俺が席に着くと、リリスが俺を見つめた。
「持って来て」
リリスはこういう性格だよな。
特にお腹がすくと動かなくなる。
俺はリリス用のプレートに食事を適当に盛り付けて席に置き、自分の分を盛って席に戻るとリリスのプレートが空になっている。
プレートが小さすぎる。
俺は持ったプレートをリリスに渡して接客を探すが誰もいない。
厨房を覗き込むと、店員が叫んでいた。
「黒き呑竜に俺達が打ち勝てるのか!」
「だが、やると決めた!やるしかない!やるしかないんだ!」
店長はまるで自分自身に言い聞かせるように言った。
3回言ったし。
「鍋に火をかけろ!違う!一番大きい鍋に水を張って火にかけるんだ!この水がドロドロになるまでパスタをゆで続ける!」
「そうだ!正攻法では駄目だ!それでいい!」
「一番大きなフライパンでパスタソースを作れ!1人じゃ足りない!2人態勢で臨め!あるべき姿は炊き出しの大量生産だ!」
どうやら大量に作れるパスタをたくさん作る作戦のようだ。
「栗を茹でろ!皮ごと茹でて出せば時間を稼げる!」
考えたな。
呑竜対策として剥くのに時間がかかる栗は有効だろう。
「すまない、大きめのプレートを使いたい。リリスはすぐに食べつくしてしまうんだ」
俺は料理用の大きなボールを手渡された。
これ業務用で皿じゃないよな?
いや、今は緊急事態だ。
これで行こう。
俺はリリスの元に戻った。
「リリス、料理のソースが混ざってしまうけど大丈夫か?」
「大丈夫」
俺はボールにパンを10入れ、その上からカレー・オムレツ・ハンバーグ・パスタ・チキンステーキ・焼き魚を入れていく。
リリスに渡すと黙々と食べ始めた。
リリスを見ているとあまり噛まずに飲み込んでいく。
呑竜か、確かにそうだな。
しかし、本当においしそうに食べるな。
もう、無くなるのか?
ボールの中身が無くなるとリリスは俺を見る。
「分かった分かった。持ってこよう」
俺はこの後3往復した。
バイキングのメニューからとって来るとお客さんの分が無くなるぞ?
店長、行けるか?
「栗をお持ちしました」
殻を剝いていない栗を見たリリスの表情が曇る。
「殻、嫌い」
「なん、だと」
店員が汗を掻く。
「お、俺が剥く!みんなは仕事を続けてくれ!」
店員が俺に敬礼した。
リリスは剥ける栗をじっと見つめる。
やっと10個剥き終わ……一口で10個口に入れるのか!
しかも俺の剥き作業が遅くてリリスの機嫌が悪い。
これ罰ゲームだろ!
「リリス、栗は好きか?」
「好き、でももっと早く」
「分かったよ!早く剥く!」
そこに店員が笑顔でやって来る。
「完成しました!食べてください!」
ボールに盛られたパスタが山盛りで運ばれてくる。
リリスはこくりと頷いてパスタを飲み込む。
「嚙んでないのか?」
パスタは一切噛まずに飲み込んでいく。
リリスは黙々とボールパスタを飲み込み、間食した後時間差で言った。
「パスタは、飲み物」
「違うだろ」
「いい喉ごし」
「違うだろ」
リリスはまた俺を見た。
「さっぱりした物も、食べたい」
俺は自分の食事が出来ないまま給仕係を務め、時間が出来るとひたすら栗を剥いていた。
満腹になったリリスが眠る。
その瞬間店員の歓声が聞こえる。
「やり切ったぞ!」
「俺達はやったんだ!」
「皆の勝利よ!」
リリスの口元を拭いておんぶして帰るが、その後に気づいた。
「リリスの好感度が20もアップしてる!」
ゲームと同じで食べ物さえ出しておけばいいのか……
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