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第131話 オープン
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青空の下、ファンキー王とおさわりじじいの交渉が始まった。
2人が離れて椅子に座り、俺はその間に立った。
ここまでが長かった。
もう敬語は使わない。
「で、おさわりじじいの要求を言ってくれ」
おさわりじじいはラッパを吹いた。
すると後ろにいた遊び人が2つの垂れ幕を下ろした。
『娼館の廃止は天下の悪法である!』
『カジノの廃止は即刻見直すべし!』
「この国で禁止された娼館とカジノが復活すれば良いのか?」
「その通りじゃ」
そんな事で垂れ幕を作るなよ。
テロじゃなくて普通に王と交渉しろよ!
この国もおさわりじじいもどっちもやばいな。
「ファンキー王の要求を言ってくれ」
ギュインギュインギュインギュインギュイイイイイイイイン!
何で急にギターを弾いた?
駄目だ、この兄弟は言ってくれと言っているのに答えない。
まだ垂れ幕で意思表示をしたおさわりじじいの方がマシだ。
ファンキー王は首を激しく振って踊りながらギターをかき鳴らす。
ギュインギュインギュイン!
「遊び人の襲撃はやめるヨウ! あああああああああああああああああああああああおう!」
ギュインギュインギュイン!
「おさわりじじいのレジスタンスと和平を結べばいいのか?」
「そうだヨウ!」
ギュインギュインギュイン!
「ギターを止めてくれ」
ギュインギュインギュイン!
「ギターを止めろ!!!」
「つまらないヨウ」
「おさわりじじい、2つを同時にオープンする事は出来ない。まずはカジノをオープンさせるからレジスタンスをやめてくれ」
「ユウタ、分かっとらんのう」
「ん?」
「物事には順番があるんじゃ」
「……順番を言ってくれ」
「1に娼館、2にカジノ、世に中には鉄の掟があるんじゃ! 娼館をオープンし、良いおなごを集める、そしてその後にカジノをオープンする、それがこの世の理じゃ!」
「娼館のオープン準備を進めたらレジスタンスを辞めるのか?」
「その通りじゃ」
「ファンキー王はいいのか?」
ギュインギュインギュイン!
「それでいいヨウ!」
カメのようなスピードで交渉は続いた。
◇
「もう暗くなった! 娼館をオープンさせる、建物の質よりも女性の質と早期オープンを優先する。これで和平は成立、でいいな?」
2人はこくりと頷いた。
「今日は解散!」
俺は交渉を解散させてレオナルドさんの所に向かった。
「娼館を作れば和平は決まります」
「寄付しよう。だから全部そっちでやってくれ」
金貨を貰うとアイアン王国の軍に交渉に向かった。
「寄付する。だからおさわりじじいを連れてこないでくれ。ユウタ殿が判断して決めて欲しい」
カイザー王国の軍に向かうと交渉をする前に言われた。
「おさわりじじいは無理だから、金で解決したい」
3国にお金を貰った。
おさわりじじいとファンキー王がやばすぎてサクサクお金が集まる。
次は娼館で働いてくれる娼婦を探す必要がある。
サーラの元へ向かった。
「協力しますわ。娼館で働いてくれるスタッフと娼婦を集めます。ですが」
「ファンキー王とおさわりじじいとのもめ事は俺が処理する、だろ?」
「ええ、よろしくお願いしますわ」
おさわりじじいのやばさが道を作っていく。
おさわりじじいが黙っていないと言えばみんな反対しない。
無事建物の確保が終わり、人が集まった。
傷んだ建物は軍の工兵が壁を塗り、補強し、最速で完成させると逃げるようにいなくなった。
娼館のオープン3日前になるとおさわりじじいが入り口前にテントを張った。
「ワシが一番乗りじゃワイ! ひゃっひゃっひゃ!」
俺はおさわりじじいを無視してオープンの用意を進め、1日前倒しで娼館をオープンさせた。
そして次はカジノをオープンさせ、ゴーレムと俺が接客をしつつ店を軌道に乗せた。
ゴーレムのレベルが10になった。
これでレジスタンス問題は解決したか。
大丈夫だよな?
2人が離れて椅子に座り、俺はその間に立った。
ここまでが長かった。
もう敬語は使わない。
「で、おさわりじじいの要求を言ってくれ」
おさわりじじいはラッパを吹いた。
すると後ろにいた遊び人が2つの垂れ幕を下ろした。
『娼館の廃止は天下の悪法である!』
『カジノの廃止は即刻見直すべし!』
「この国で禁止された娼館とカジノが復活すれば良いのか?」
「その通りじゃ」
そんな事で垂れ幕を作るなよ。
テロじゃなくて普通に王と交渉しろよ!
この国もおさわりじじいもどっちもやばいな。
「ファンキー王の要求を言ってくれ」
ギュインギュインギュインギュインギュイイイイイイイイン!
何で急にギターを弾いた?
駄目だ、この兄弟は言ってくれと言っているのに答えない。
まだ垂れ幕で意思表示をしたおさわりじじいの方がマシだ。
ファンキー王は首を激しく振って踊りながらギターをかき鳴らす。
ギュインギュインギュイン!
「遊び人の襲撃はやめるヨウ! あああああああああああああああああああああああおう!」
ギュインギュインギュイン!
「おさわりじじいのレジスタンスと和平を結べばいいのか?」
「そうだヨウ!」
ギュインギュインギュイン!
「ギターを止めてくれ」
ギュインギュインギュイン!
「ギターを止めろ!!!」
「つまらないヨウ」
「おさわりじじい、2つを同時にオープンする事は出来ない。まずはカジノをオープンさせるからレジスタンスをやめてくれ」
「ユウタ、分かっとらんのう」
「ん?」
「物事には順番があるんじゃ」
「……順番を言ってくれ」
「1に娼館、2にカジノ、世に中には鉄の掟があるんじゃ! 娼館をオープンし、良いおなごを集める、そしてその後にカジノをオープンする、それがこの世の理じゃ!」
「娼館のオープン準備を進めたらレジスタンスを辞めるのか?」
「その通りじゃ」
「ファンキー王はいいのか?」
ギュインギュインギュイン!
「それでいいヨウ!」
カメのようなスピードで交渉は続いた。
◇
「もう暗くなった! 娼館をオープンさせる、建物の質よりも女性の質と早期オープンを優先する。これで和平は成立、でいいな?」
2人はこくりと頷いた。
「今日は解散!」
俺は交渉を解散させてレオナルドさんの所に向かった。
「娼館を作れば和平は決まります」
「寄付しよう。だから全部そっちでやってくれ」
金貨を貰うとアイアン王国の軍に交渉に向かった。
「寄付する。だからおさわりじじいを連れてこないでくれ。ユウタ殿が判断して決めて欲しい」
カイザー王国の軍に向かうと交渉をする前に言われた。
「おさわりじじいは無理だから、金で解決したい」
3国にお金を貰った。
おさわりじじいとファンキー王がやばすぎてサクサクお金が集まる。
次は娼館で働いてくれる娼婦を探す必要がある。
サーラの元へ向かった。
「協力しますわ。娼館で働いてくれるスタッフと娼婦を集めます。ですが」
「ファンキー王とおさわりじじいとのもめ事は俺が処理する、だろ?」
「ええ、よろしくお願いしますわ」
おさわりじじいのやばさが道を作っていく。
おさわりじじいが黙っていないと言えばみんな反対しない。
無事建物の確保が終わり、人が集まった。
傷んだ建物は軍の工兵が壁を塗り、補強し、最速で完成させると逃げるようにいなくなった。
娼館のオープン3日前になるとおさわりじじいが入り口前にテントを張った。
「ワシが一番乗りじゃワイ! ひゃっひゃっひゃ!」
俺はおさわりじじいを無視してオープンの用意を進め、1日前倒しで娼館をオープンさせた。
そして次はカジノをオープンさせ、ゴーレムと俺が接客をしつつ店を軌道に乗せた。
ゴーレムのレベルが10になった。
これでレジスタンス問題は解決したか。
大丈夫だよな?
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