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第107話 どんな手でもヤッテやる!

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 俺は包囲されつつゴブリンを倒した。

 気は進まないがおさわりじじいを取り囲んだゴブリンも倒した。

「……ユウタか、すまんのう」

 しなびた大根のように地面に倒れるおさわりじじいを背負って門に向かった。

「おさわりじじい、もっと頑張ってくれ。頑張ってくれたら金貨をやろう。この闘いが終われば、お気に入りの子を3人同時に相手に出来るぞ」
「ふ、力が湧いて来たわい」

 心なしかおさわりじじいがシャキッとして来た。

 防壁を抜けると乱戦状態だったが、無視した。

 エルフに話しかけると状況を説明してくれた。

「今ジョーカーはワルブと戦っています」
「おさわりじじい、多分ジョーカーが勝つと思う、ワルブが倒れたらジョーカーの気を引いて欲しい。どんな手を使ってもいいから足止めしてくれ。成功したら金貨3000枚、お気に入りの子を3人相手に出来る」

「ワシも、男を見せる時が来たようじゃのう!」

 おさわりじじいの傷は完全に回復していた。
 もう大丈夫だろう。
 おさわりじじいはキリっとした顔でエルフに案内されていった。

 俺は防壁の上に向かった。

「サーラ!」
「ユウタ!」
「成長のカード!」

 サーラの成長率を1時間引き上げた。

「成長のカードのタイミングが遅くなってしまったが、もう1時間は頑張ってくれ」
「ええ、1時間なら行けますわ!」

 サーラが一定のリズムで矢を放ちモンスターを倒していった。

 俺の固有スキルが回復した。

 防壁を降りて乱戦が続く戦場に走った。

「アタックダイス! ダイスレイン! マジックハンド! ミサイルナイフ! マイク!」

 俺はマイクに向かって叫んだ。

「皆! 今からダイスレインを放つ! 巻き添えを食らうかもしれない! 衝撃に備えてくれ!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」
 ダイスレインは3の目!
 俺は乱戦が続く戦場を走った。

 チュドーン!
 ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!

 ダイスレインとアタックダイスがモンスターにぶつかって爆発した。

 ミサイルナイフが後ろからモンスターを攻撃していく。
 マジックハンドはモンスターの動きを邪魔する。

「ナイフ! アタックダイス!」

 魔法のナイフが飛んで10体のモンスターが倒れた。

 攻撃の隙間にアタックダイスを振る。

 ステッキでモンスターを倒していった。

 俺のスタミナが切れるまで無理を通して暴れ回る!


 ◇


「ユウタ!」
「はあ、はあ、アリーチェ、頼む」
「任せて」



 俺はアリーチェと人の居ない小屋に入った。
 アリーチェがビキニアーマーを外した。


 ◇


 巫女の力で俺のすべてが回復した。
 俺はアリーチェをマッサージしつつ1つになる離れ技をやってのけた。
 アリーチェも少しは回復するだろう。
 サーラの元に向かった。

「後1時間、行けるか?」
「何とか、行けますわ」
「成長のカード!」

 俺は防壁を飛び降りた。

「ダイスレイン! マジックハンド! ミサイルナイフ! アタックダイス! ナイフ!」

 ザクザクザクザク!

 チュドドドドドドドーン!

「モンスター共! よそ見をするな! 俺に殺されたいのか!」

 俺はヘイトを集めつつ強引にモンスターを倒していった。
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