55 / 136
第55話 輝く世界
しおりを挟む
「ユウタは特別な人間よ。遊び人なのに努力して、努力して、皆の盾になって、自分だけ危険な目にあってユウタは本当に凄いわ」
俺とアリーチェは見つめ合う。
「私ね、ユウタに会うまでは自分は努力していると思っていたわ。でも、ユウタが努力している姿を見るうちに違うって分かったの。私はユウタ程努力していなかった。ただ、学園に通えれば強くなれるって、そう思っていたの。でも、ユウタを見て、学園は努力を助けるものであって、頑張るのは私自身なんだって分かったの。私はたくさん努力してすぐに帰って来るわ」
「ああ、待ってる。お互い頑張ろう」
「ユウタ殿は特別な存在、我々とは違う。アリーチェは十分によくやっている」
副兵士長が俺を持ち上げる。
違う、俺はただの人間だ。
みんな誤解している。
「違うんだ。皆聞いて欲しい。俺は普通の人間なんだ。今まで話してなかったけど、向こうの世界では朝から晩まで義務感だけで働いててさ、ロックショットみたいな性格の上司や同僚に責任や仕事を押し付けられていたんだ。だからロックショットの考えが読みやすかったんだ。俺の作戦は奇策とは言えないと思う」
「向こうの世界では魔物のような人間がいるのですわね?」
「性格は、そうかもしれないな。でさ、俺は、遊んで暮らしたいと思ってたんだ。その時に女神ティアの力でこの世界に来る事になった。俺も普通の人間なんだ。遊びたくて遊び人になったんだ」
「でも、ユウタは頑張っていたわ」
「皆が優しくて、何かするだけでお礼を言ってくれるのが嬉しかったし、それに、アリーチェと触れ合えるのが心地よかった。正直に言うとアリーチェの体を見てしまう事が何度もあった。他のみんなもそうだ」
「うん、気づいていたわ」
「私もですよ」
「わたくしも見られている事は分かっていましたわ」
「そ、そうか、みんな優しいな。あえて突っ込まないでいてくれたのか」
「普通ですわ」
「それだ、それを普通と言えるのが優しいんだ」
「ユウタはちらちら見るだけで、他の男性はもっとしっかりと見てきますよ。ユウタはかなりいい方です」
「そ、そうなのか」
「ユウタ殿の事が少しだけ分かりました」
「副兵士長、がっかりさせたかもしれませんね。でもこれが本当の僕なんです」
「ユウタ殿はあれだけ自分が努力しているにもかかわらず、まだ自分が普通だと思っているようだ。その自分に厳しく他人に優しい行動はロックショットとまさに対極、対を成す存在だろう!だからこそロックショットを打倒する事が出来たのだと確信した!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
「ちょ、副兵士長?そういう話じゃ」
「うむ、遊び人としておなごを求める心を持っておりながら、更にそれより強き紳士の心を持ってよこしまな心を抑え込む、さすがワシの弟子じゃ!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
「おさわりじじい!もう復活したのか!しかも前と言ってる事違くね!?」
「いやいや、俺は普通だって!今だってアリーチェと離れるのをさみしく思っている!」
「好きな女性を手元に置かず、アリーチェの夢をかなえる為に送り出すその後ろ姿、素敵ですわ」
「私も、ユウタのそういう所はとてもいいと思いますよ。後タキシードが似合っています」
「ええええええええええええ!」
「ユウタ、もう無理だ」
レオナルドさんが言った。
「最後にアリーチェにキスの1つでもしたらどうだ!?」
レオナルドさんがにやりと笑った。
「レオナルドさん?楽しんでます!?」
「ここで!?ここでなの!」
「アリーチェから2回もキスをしたんだろ?3回目はユウタからだ」
「そんな事言ったら本当にしますよ」
「しろと言っている」
アリーチェの胸が、ぷるぷると潤いのある唇に逆らえない。
「アリーチェ、いやだったら抵抗していいから」
「……」
「……」
俺はアリーチェの腰に手を回し抱きしめた。
そして、アリーチェの唇を塞いでおさわりの魔力を口から流し込み、舌を入れた。
「ン~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
長いキスが終わるとアリーチェが空気を求める。
「はあ、はあ、すご、すぎ、はあ、はあ」
「よし、出発だ!」
俺はアリーチェの後ろ姿を見送った。
アリーチェがいなくなるまでそこに立った。
ふと、考えがよぎった。
俺は、遊んで暮らしたいと、そう思っていた。
でも、そうじゃなかった。
あの会社が、街の雰囲気が、ギスギスした雰囲気が嫌なだけだった。
人を駒のように使い、自分の時間は一切使いたくないような上司。
人の手柄を奪い、自分のミスは押し付ける上司。
他の同僚ともギスギスしていた。
でも、ここで何かをするとみんな喜んでくれる。
朝おはようと言うと笑顔で返してくれる。
みんな優しくて、何かをしてお礼を言って貰えるのが気持ちいい。
また助けたいと、そう思えた。
子供の頃はそうだったような気がする。
みんなを助けたいと思っていた。
でも、嫌な人間と接する内に善意は消えていった。
女神ティアの言葉を思い出した。
『他のジョブになるとしたら商人ですが、異世界転生をするなら遊び人になって欲しいです』
あの言い方は、今思えば俺は本当は商人に向いていたようにも感じる。
商人か、皆の便利になったり役に立つことでお金を貰えるジョブ。
今の俺が一番やりたい事だ。
ただし性欲を除いてだが。
働けば感謝される世界。
何かするだけでみんなが喜んでくれる世界。
何かしてもらったら気持ちよくお礼が言える世界。
俺はこの世界が、皆が好きだ。
俺とアリーチェは見つめ合う。
「私ね、ユウタに会うまでは自分は努力していると思っていたわ。でも、ユウタが努力している姿を見るうちに違うって分かったの。私はユウタ程努力していなかった。ただ、学園に通えれば強くなれるって、そう思っていたの。でも、ユウタを見て、学園は努力を助けるものであって、頑張るのは私自身なんだって分かったの。私はたくさん努力してすぐに帰って来るわ」
「ああ、待ってる。お互い頑張ろう」
「ユウタ殿は特別な存在、我々とは違う。アリーチェは十分によくやっている」
副兵士長が俺を持ち上げる。
違う、俺はただの人間だ。
みんな誤解している。
「違うんだ。皆聞いて欲しい。俺は普通の人間なんだ。今まで話してなかったけど、向こうの世界では朝から晩まで義務感だけで働いててさ、ロックショットみたいな性格の上司や同僚に責任や仕事を押し付けられていたんだ。だからロックショットの考えが読みやすかったんだ。俺の作戦は奇策とは言えないと思う」
「向こうの世界では魔物のような人間がいるのですわね?」
「性格は、そうかもしれないな。でさ、俺は、遊んで暮らしたいと思ってたんだ。その時に女神ティアの力でこの世界に来る事になった。俺も普通の人間なんだ。遊びたくて遊び人になったんだ」
「でも、ユウタは頑張っていたわ」
「皆が優しくて、何かするだけでお礼を言ってくれるのが嬉しかったし、それに、アリーチェと触れ合えるのが心地よかった。正直に言うとアリーチェの体を見てしまう事が何度もあった。他のみんなもそうだ」
「うん、気づいていたわ」
「私もですよ」
「わたくしも見られている事は分かっていましたわ」
「そ、そうか、みんな優しいな。あえて突っ込まないでいてくれたのか」
「普通ですわ」
「それだ、それを普通と言えるのが優しいんだ」
「ユウタはちらちら見るだけで、他の男性はもっとしっかりと見てきますよ。ユウタはかなりいい方です」
「そ、そうなのか」
「ユウタ殿の事が少しだけ分かりました」
「副兵士長、がっかりさせたかもしれませんね。でもこれが本当の僕なんです」
「ユウタ殿はあれだけ自分が努力しているにもかかわらず、まだ自分が普通だと思っているようだ。その自分に厳しく他人に優しい行動はロックショットとまさに対極、対を成す存在だろう!だからこそロックショットを打倒する事が出来たのだと確信した!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
「ちょ、副兵士長?そういう話じゃ」
「うむ、遊び人としておなごを求める心を持っておりながら、更にそれより強き紳士の心を持ってよこしまな心を抑え込む、さすがワシの弟子じゃ!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
「おさわりじじい!もう復活したのか!しかも前と言ってる事違くね!?」
「いやいや、俺は普通だって!今だってアリーチェと離れるのをさみしく思っている!」
「好きな女性を手元に置かず、アリーチェの夢をかなえる為に送り出すその後ろ姿、素敵ですわ」
「私も、ユウタのそういう所はとてもいいと思いますよ。後タキシードが似合っています」
「ええええええええええええ!」
「ユウタ、もう無理だ」
レオナルドさんが言った。
「最後にアリーチェにキスの1つでもしたらどうだ!?」
レオナルドさんがにやりと笑った。
「レオナルドさん?楽しんでます!?」
「ここで!?ここでなの!」
「アリーチェから2回もキスをしたんだろ?3回目はユウタからだ」
「そんな事言ったら本当にしますよ」
「しろと言っている」
アリーチェの胸が、ぷるぷると潤いのある唇に逆らえない。
「アリーチェ、いやだったら抵抗していいから」
「……」
「……」
俺はアリーチェの腰に手を回し抱きしめた。
そして、アリーチェの唇を塞いでおさわりの魔力を口から流し込み、舌を入れた。
「ン~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
長いキスが終わるとアリーチェが空気を求める。
「はあ、はあ、すご、すぎ、はあ、はあ」
「よし、出発だ!」
俺はアリーチェの後ろ姿を見送った。
アリーチェがいなくなるまでそこに立った。
ふと、考えがよぎった。
俺は、遊んで暮らしたいと、そう思っていた。
でも、そうじゃなかった。
あの会社が、街の雰囲気が、ギスギスした雰囲気が嫌なだけだった。
人を駒のように使い、自分の時間は一切使いたくないような上司。
人の手柄を奪い、自分のミスは押し付ける上司。
他の同僚ともギスギスしていた。
でも、ここで何かをするとみんな喜んでくれる。
朝おはようと言うと笑顔で返してくれる。
みんな優しくて、何かをしてお礼を言って貰えるのが気持ちいい。
また助けたいと、そう思えた。
子供の頃はそうだったような気がする。
みんなを助けたいと思っていた。
でも、嫌な人間と接する内に善意は消えていった。
女神ティアの言葉を思い出した。
『他のジョブになるとしたら商人ですが、異世界転生をするなら遊び人になって欲しいです』
あの言い方は、今思えば俺は本当は商人に向いていたようにも感じる。
商人か、皆の便利になったり役に立つことでお金を貰えるジョブ。
今の俺が一番やりたい事だ。
ただし性欲を除いてだが。
働けば感謝される世界。
何かするだけでみんなが喜んでくれる世界。
何かしてもらったら気持ちよくお礼が言える世界。
俺はこの世界が、皆が好きだ。
0
お気に入りに追加
429
あなたにおすすめの小説
休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使う事でスキルを強化、更に新スキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった…
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…
※小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
ダンジョン菌にまみれた、様々なクエストが提示されるこの現実世界で、【クエスト簡略化】スキルを手にした俺は最強のスレイヤーを目指す
名無し
ファンタジー
ダンジョン菌が人間や物をダンジョン化させてしまう世界。ワクチンを打てば誰もがスレイヤーになる権利を与えられ、強化用のクエストを受けられるようになる。
しかし、ワクチン接種で稀に発生する、最初から能力の高いエリート種でなければクエストの攻略は難しく、一般人の佐嶋康介はスレイヤーになることを諦めていたが、仕事の帰りにコンビニエンスストアに立ち寄ったことで運命が変わることになる。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル) ~今日から地獄生物の飼育員ってマジっすか!?~
白那 又太
ファンタジー
とあるアパートの一室に住む安楽 喜一郎は仕事に忙殺されるあまり、癒しを求めてペットを購入した。ところがそのペットの様子がどうもおかしい。
日々成長していくペットに少し違和感を感じながらも(比較的)平和な毎日を過ごしていた喜一郎。
ところがある日その平和は地獄からの使者、魔王デボラ様によって粉々に打ち砕かれるのであった。
目指すは地獄の楽園ってなんじゃそりゃ!
大したスキルも無い! チートも無い! あるのは理不尽と不条理だけ!
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル)どうぞお楽しみください。
【本作は小説家になろう様、カクヨム様でも同時更新中です】
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる