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テイカーの失敗続き⑧
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テイカーはブラック領に帰った後も怒りが収まらない。
ハルトの奴!また卑怯な手を使いやがって!
俺が負けるわけがない!
俺の手足を切り落とし、大勢の前で恥をかかせた!
テイカーは取り巻きを殴り飛ばす。
「俺の周りには無能しかいない!優秀な俺の足を引っ張り続ける!」
完全に八つ当たりだが、テイカーに逆らえるものは居ないのだ。
その後は学園へと向かい、選手全員を呼びつけ怒鳴る。
「お前らいい加減にしろよ!俺の足を引っ張りやがって!無能どもが、無能なら無能で努力しろよ!」
選手たちは黙って受け流す。
まったく、俺が言ってやらないとこいつら何もしない。
無能の管理はこれだから疲れる。
ハルトを殺そう。暗殺の準備だ。
「おい!ハルトを殺す。暗殺の準備をしろ!」
「それが、どうやら王都で保護されているようです。」
「何だと!」
また王家に取り入って逃げ回るのか!
卑怯な手を使いやがって!
「それと、ハルトのレベルですが、」
「その話は必要ないと言っただろう!」
「レベル33でしたが、必要ありませんでしたか、失礼しました。」
「待て!レベル33と言ったか?」
「はい、33だったようです。」
俺のレベルは22、俺のレベルをはるかに超えている。
そう、テイカーのレベルはそこまで高くなかった。
明らかにブラック6強の方が強い。
だが、テイカーは自らが最強と勘違いしたのだ。
騙したな!あいつ騙しやがった!
非戦闘職の弱いふりをして、俺をずっと騙していたんだ!
「何故報告しなかった!」
「で、ですから何度も報告しようとしました。」
「黙れ!」
取り巻きを殴り飛ばす。
「ごっほ!」
取り巻きは壁に叩きつけられる。
テイカーは狂っている。
自身の都合の良いようにしか考えず、何か起きればすべて周りのせいにした。
このことにより、人が離れ、少しずつ居なくなっていた。
そうだ!ダンジョン20階だ!
そこまで到達できればもっとレベルを上げられる!
ダンジョンは20階まで到達すれば、次から20階までワープしてスタート出来る。
つまり、無駄な移動を省略し、簡単にレベルアップ出来るのだ。
こうしてテイカーは精鋭20人を連れてダンジョン20階へと向かう。
ダンジョン17階
「ひいい!」
俺は今アサルトブルの群れから逃げ回っている。
「くそくそくそ!数が多すぎる!」
テイカーは他の精鋭に比べ明らかに弱く、常に逃げ回った。
20人の精鋭の力で何とかアサルトブルを倒す。
ダンジョンに魔物が溢れた原因はテイカーにある。
テイカーの無駄な指示により、魔物の討伐が遅れ、ダンジョンの上の階に魔物が大量発生したのだ。
だが、
「お前ら!なぜダンジョンの魔物を野放しにした!お前らのせいで20階に行けねーだろーが!」
テイカーは何か起こると常に人のせいにする。
「では、一旦帰還し、我らは部隊を編成し、20階到達までの魔物狩りを開始します。ただ、20名だけでは魔物の数を十分に減らすまでに1年以上かかるかと思います。そこで大量の人員の追加をお願いします。」
「ち!無能どもが、仕方がない。人員を補充してやる!」
こうして大量の人材を補充し、ダンジョンの魔物の間引きが始まる。
その間テイカーはレベル上げを一切しなかった。
テイカーの部下たちは上機嫌で魔物の間引きを開始した。
「しっかし、お前の発言には助けられたよ。」
「ああ、魔物狩りをしている間はテイカーと顔を合わせなくて済むんだ。」
「殴られる覚悟で言ったが、成功して良かった。ここでレベルを上げたら、俺は王都に家族を連れて行き、冒険者になろうと思う。」
「王都で冒険者か。それも良いかもな。テイカーが領主になる前は良かったんだが、今はブラック領の資産が枯渇したみたいだぜ。」
「だな、今はまだ黒字経営みたいだが、テイカーの金の使い方はおかしい。このままじゃ経営自体が傾き、俺達の給料さえ払われなくなってくる。」
ブラック領の経営自体は黒字だが、テイカーはその利益を使いつぶし続けたのだ。
「確かにな、今はまだ良いが、未来は明るくない。俺も冒険者になるか。ちょっと考えてみる。」
「今は、俺達のレベルを上げようぜ。」
こうしてあっという間にダンジョンの間引きは終わる。
20人の精鋭を連れ、テイカーは再び20階を目指す。
「前と顔ぶれがだいぶ変わっているな。前のメンバーはどうした?」。
「それが、家族が病気になり、お金を稼ぐため王都の冒険者になったようです。」
「まったく、無能の病弱どもが、俺のように有能な人間と違い、欠陥だらけのようだな。」
「・・・・・」
こうしてテイカーは、有能な部下を失い、ダンジョンの20階へと到達する。
くっくっく!これで素早くレベルアップ出来るようになる。
ハルトは今までズルをしてダンジョンの20階まで到達し、レベルを上げてきたんだろう。
だが俺が同じ条件に並べば、あいつに負けるわけがない。
これでハルトに勝てる!
「ホワイト家との対決のため、ポーション増産と魔物狩りを行いませんか?」
ホワイト家か。
あいつらも気に入らない。
格下の貴族のくせにブラック領との納品対決で俺に勝とうとしてくる。
身の程を知らない無能どもが。
そうだ!ホワイト領を潰せばいいんだ!
「シーフ家を呼べ!」
シーフ家、斥候能力に長けたブラック領傘下の貴族だ。
主にブラック領の為の情報収集係として活躍する。
「魔物狩りを手伝ってもらうのですか?」
「お前には関係ない!いいから呼べ!」
こうしてシーフ家の当主が呼び出される。
「盗賊に偽装してホワイト領を襲え!儲けは全部くれてやる!」
「待ってくれねーかい。それで王家に目をつけられたら厄介だぜ。」
「危なくなったら撤退する事を許す。お前らの潜伏や探知能力を使えば簡単だろう?」
「準備にしばらくかかる。準備しねーと王家にばれちまう。」
「ち!急いで準備を進めろ。」
こうしてキュキュクラブの居ないホワイト領に危機が迫る。
ハルトの奴!また卑怯な手を使いやがって!
俺が負けるわけがない!
俺の手足を切り落とし、大勢の前で恥をかかせた!
テイカーは取り巻きを殴り飛ばす。
「俺の周りには無能しかいない!優秀な俺の足を引っ張り続ける!」
完全に八つ当たりだが、テイカーに逆らえるものは居ないのだ。
その後は学園へと向かい、選手全員を呼びつけ怒鳴る。
「お前らいい加減にしろよ!俺の足を引っ張りやがって!無能どもが、無能なら無能で努力しろよ!」
選手たちは黙って受け流す。
まったく、俺が言ってやらないとこいつら何もしない。
無能の管理はこれだから疲れる。
ハルトを殺そう。暗殺の準備だ。
「おい!ハルトを殺す。暗殺の準備をしろ!」
「それが、どうやら王都で保護されているようです。」
「何だと!」
また王家に取り入って逃げ回るのか!
卑怯な手を使いやがって!
「それと、ハルトのレベルですが、」
「その話は必要ないと言っただろう!」
「レベル33でしたが、必要ありませんでしたか、失礼しました。」
「待て!レベル33と言ったか?」
「はい、33だったようです。」
俺のレベルは22、俺のレベルをはるかに超えている。
そう、テイカーのレベルはそこまで高くなかった。
明らかにブラック6強の方が強い。
だが、テイカーは自らが最強と勘違いしたのだ。
騙したな!あいつ騙しやがった!
非戦闘職の弱いふりをして、俺をずっと騙していたんだ!
「何故報告しなかった!」
「で、ですから何度も報告しようとしました。」
「黙れ!」
取り巻きを殴り飛ばす。
「ごっほ!」
取り巻きは壁に叩きつけられる。
テイカーは狂っている。
自身の都合の良いようにしか考えず、何か起きればすべて周りのせいにした。
このことにより、人が離れ、少しずつ居なくなっていた。
そうだ!ダンジョン20階だ!
そこまで到達できればもっとレベルを上げられる!
ダンジョンは20階まで到達すれば、次から20階までワープしてスタート出来る。
つまり、無駄な移動を省略し、簡単にレベルアップ出来るのだ。
こうしてテイカーは精鋭20人を連れてダンジョン20階へと向かう。
ダンジョン17階
「ひいい!」
俺は今アサルトブルの群れから逃げ回っている。
「くそくそくそ!数が多すぎる!」
テイカーは他の精鋭に比べ明らかに弱く、常に逃げ回った。
20人の精鋭の力で何とかアサルトブルを倒す。
ダンジョンに魔物が溢れた原因はテイカーにある。
テイカーの無駄な指示により、魔物の討伐が遅れ、ダンジョンの上の階に魔物が大量発生したのだ。
だが、
「お前ら!なぜダンジョンの魔物を野放しにした!お前らのせいで20階に行けねーだろーが!」
テイカーは何か起こると常に人のせいにする。
「では、一旦帰還し、我らは部隊を編成し、20階到達までの魔物狩りを開始します。ただ、20名だけでは魔物の数を十分に減らすまでに1年以上かかるかと思います。そこで大量の人員の追加をお願いします。」
「ち!無能どもが、仕方がない。人員を補充してやる!」
こうして大量の人材を補充し、ダンジョンの魔物の間引きが始まる。
その間テイカーはレベル上げを一切しなかった。
テイカーの部下たちは上機嫌で魔物の間引きを開始した。
「しっかし、お前の発言には助けられたよ。」
「ああ、魔物狩りをしている間はテイカーと顔を合わせなくて済むんだ。」
「殴られる覚悟で言ったが、成功して良かった。ここでレベルを上げたら、俺は王都に家族を連れて行き、冒険者になろうと思う。」
「王都で冒険者か。それも良いかもな。テイカーが領主になる前は良かったんだが、今はブラック領の資産が枯渇したみたいだぜ。」
「だな、今はまだ黒字経営みたいだが、テイカーの金の使い方はおかしい。このままじゃ経営自体が傾き、俺達の給料さえ払われなくなってくる。」
ブラック領の経営自体は黒字だが、テイカーはその利益を使いつぶし続けたのだ。
「確かにな、今はまだ良いが、未来は明るくない。俺も冒険者になるか。ちょっと考えてみる。」
「今は、俺達のレベルを上げようぜ。」
こうしてあっという間にダンジョンの間引きは終わる。
20人の精鋭を連れ、テイカーは再び20階を目指す。
「前と顔ぶれがだいぶ変わっているな。前のメンバーはどうした?」。
「それが、家族が病気になり、お金を稼ぐため王都の冒険者になったようです。」
「まったく、無能の病弱どもが、俺のように有能な人間と違い、欠陥だらけのようだな。」
「・・・・・」
こうしてテイカーは、有能な部下を失い、ダンジョンの20階へと到達する。
くっくっく!これで素早くレベルアップ出来るようになる。
ハルトは今までズルをしてダンジョンの20階まで到達し、レベルを上げてきたんだろう。
だが俺が同じ条件に並べば、あいつに負けるわけがない。
これでハルトに勝てる!
「ホワイト家との対決のため、ポーション増産と魔物狩りを行いませんか?」
ホワイト家か。
あいつらも気に入らない。
格下の貴族のくせにブラック領との納品対決で俺に勝とうとしてくる。
身の程を知らない無能どもが。
そうだ!ホワイト領を潰せばいいんだ!
「シーフ家を呼べ!」
シーフ家、斥候能力に長けたブラック領傘下の貴族だ。
主にブラック領の為の情報収集係として活躍する。
「魔物狩りを手伝ってもらうのですか?」
「お前には関係ない!いいから呼べ!」
こうしてシーフ家の当主が呼び出される。
「盗賊に偽装してホワイト領を襲え!儲けは全部くれてやる!」
「待ってくれねーかい。それで王家に目をつけられたら厄介だぜ。」
「危なくなったら撤退する事を許す。お前らの潜伏や探知能力を使えば簡単だろう?」
「準備にしばらくかかる。準備しねーと王家にばれちまう。」
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