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第27話
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イートトードが3体、俺達にジャンプして迫って来た。
イートトードは大きいカエルでゲコゲコと泣きながら舌を伸ばしてくる。
「行きます!」
アクアマリンが飛び込んだ。
問題無く3体を切り倒す。
だが粘液を浴びてしまう。
沼地の難易度はアサルトアントと同レベルだ。
沼地は人気がない。
粘液を浴びて、沼地フィールド自体が泥でほぼ汚れる為だ。
『おおおおお!ぬるぬるアクアマリン!いい!』
『期待できるぜ!』
『滑って危ないが目が離せない!』
『アクアマリンのバトルドレスは丈が短い、そして滑りやすい、後は分かるな?』
『ゴクリ!』
「アクアマリン、カノン、ここでいいか?いやならアサルトアントに変えてもいいぞ?」
「大丈夫です!」
「行けます、頑張りますわ!」
アクリスピが木に向かって何かを投げた。
「魔物を呼び押せる気か?」
「ん、大漁に狩る。今食料が足りない、らしい」
イートトードが集まって来る。
「お前、パープルメアの特注品を使っただろ!あれは強力すぎる」
アクリスピはフルフルと首を横に振った。
「丁度、いい」
「100体以上来る」
「アクア、カノン、2人だけで、やってみる?」
「やります!」
「頑張りますわ!」
「ん、」
アクリスピは木の上にジャンプした。
そして俺に手招きする。
俺も木に登った。
『おお!アクリスピのパンツが見える!』
『コメが少なくて笑える』
『男ども、賢者タイムか』
アクアマリンにイートトードが迫る。
イートトードの強さは働きアリと同じ程度だ。
倒すのは問題無いだろう。
アクアマリンは粘液を浴びながらイートトードを倒していく。
「ウォーター!やああ!」
剣で斬るたびに、舌を斬り落とし、魔法を当てる度にアクアマリンに粘液が飛び散る。
「サンダー!サンダー!ハイサンダー!サンダーチェイン!」
カノンはサンダーで牽制した後サンダーの上位魔法、ハイサンダーで複数ヒットさせ倒していった。
更に近づいたイートトードにサンダーチェインを使った。
サンダーチェインはヒットした敵の近くにいる敵に連鎖的にヒットしていく。
だが粘液を浴びている。
全滅させると2人は粘液まみれになった。
アクアマリンはスリップしてパンツが見えていた。
「はあ、はあ、おわり、ました」
「はあ、もう、魔力が、はあ、はあ、ありませんわ」
「はあ!カノンの登録者数が5万を超えている!」
ぬるぬる粘液とスリップ効果か。
「アクアマリン、もっと戦うべき、疲れても戦う、これ重要」
そう言ってカノンに瓶を投げた。
「これは、魔力ポーションですわ!こんな高価なもの、いただけませんわ!」
「いいから飲む。早く強くなってお母さんを助ける、これ重要」
「分かりましたわ!」
「どんどん、いく」
こうしてイートトードを狩りに狩った。
◇
「はあ、はあ、もう、うごけ、ません」
「はあ、はあ、魔力ポーションを飲みすぎて、頭が、痛いですわ」
「さすがに休憩しようか」
俺は温水を放つ。
「気持ち、いいです」
「助かり、ますわ」
「休んだら、うな竜を倒す」
うな竜はぬめぬめした魚だ。
正確には竜ではない。
甘いたれで焼いて食べるとうまいため食料としての需要が高い。
アサルトアント・ソルジャーと同じくらいの強さだがこいつも沼地にいて粘液まみれになる為冒険者に人気がない。
だが、
人気がない=狩り放題で値崩れしにくい
「また粘液まみれになるだろう。大丈夫か?」
「大丈夫です!」
「行けます、頑張りますわ!」
ウナアアアアアギイイイイイイイ!
うな竜が雄たけびを上げた。
俺の背丈の倍ほどの大きさで、ヘビのように動き回る。
「サンダー!今ですわ!」
雷撃でうな竜の動きが止まった瞬間にアクアマリンの連撃で一気に仕留めた。
粘液まみれになったがそれ以外は順調だ。
「ん、どんどん行ける」
アクリスピがまたビンを投げた。
うな竜が集まって来る。
「どんどん行けます!」
「魔力が尽きるまで!戦い続けますわ!」
こうしてうな竜を狩りに狩って行った。
【ギルド】
アクリスピはイートトードの唐揚げを口にほおりこみ、酒を煽った。
そしてライスにうな竜のタレ焼きを口に含んでおいしそうに食べる。
アクリスピは脂がのっているうな竜と唐揚げが好きなのだ。
「メシウマ!」
「唐揚げとうな竜が食いたかったか?」
「ん、それもある。しばらく、2人を育てる」
「うな竜とイートトードでか?」
「ん、明日もから揚げ」
しばらくアクリスピに任せるか。
2人の連携は悪くない、続ければもっと良くなる。
アクアマリンは貧乏だったせいかみんなが嫌がるぬめぬめは大丈夫らしい。
カノンも真面目なのか頑張ってこなす。
俺は、その間にやる事をやっておこう。
「分かった。しばらく頼んだ」
「ん、メシウマ!」
イートトードは大きいカエルでゲコゲコと泣きながら舌を伸ばしてくる。
「行きます!」
アクアマリンが飛び込んだ。
問題無く3体を切り倒す。
だが粘液を浴びてしまう。
沼地の難易度はアサルトアントと同レベルだ。
沼地は人気がない。
粘液を浴びて、沼地フィールド自体が泥でほぼ汚れる為だ。
『おおおおお!ぬるぬるアクアマリン!いい!』
『期待できるぜ!』
『滑って危ないが目が離せない!』
『アクアマリンのバトルドレスは丈が短い、そして滑りやすい、後は分かるな?』
『ゴクリ!』
「アクアマリン、カノン、ここでいいか?いやならアサルトアントに変えてもいいぞ?」
「大丈夫です!」
「行けます、頑張りますわ!」
アクリスピが木に向かって何かを投げた。
「魔物を呼び押せる気か?」
「ん、大漁に狩る。今食料が足りない、らしい」
イートトードが集まって来る。
「お前、パープルメアの特注品を使っただろ!あれは強力すぎる」
アクリスピはフルフルと首を横に振った。
「丁度、いい」
「100体以上来る」
「アクア、カノン、2人だけで、やってみる?」
「やります!」
「頑張りますわ!」
「ん、」
アクリスピは木の上にジャンプした。
そして俺に手招きする。
俺も木に登った。
『おお!アクリスピのパンツが見える!』
『コメが少なくて笑える』
『男ども、賢者タイムか』
アクアマリンにイートトードが迫る。
イートトードの強さは働きアリと同じ程度だ。
倒すのは問題無いだろう。
アクアマリンは粘液を浴びながらイートトードを倒していく。
「ウォーター!やああ!」
剣で斬るたびに、舌を斬り落とし、魔法を当てる度にアクアマリンに粘液が飛び散る。
「サンダー!サンダー!ハイサンダー!サンダーチェイン!」
カノンはサンダーで牽制した後サンダーの上位魔法、ハイサンダーで複数ヒットさせ倒していった。
更に近づいたイートトードにサンダーチェインを使った。
サンダーチェインはヒットした敵の近くにいる敵に連鎖的にヒットしていく。
だが粘液を浴びている。
全滅させると2人は粘液まみれになった。
アクアマリンはスリップしてパンツが見えていた。
「はあ、はあ、おわり、ました」
「はあ、もう、魔力が、はあ、はあ、ありませんわ」
「はあ!カノンの登録者数が5万を超えている!」
ぬるぬる粘液とスリップ効果か。
「アクアマリン、もっと戦うべき、疲れても戦う、これ重要」
そう言ってカノンに瓶を投げた。
「これは、魔力ポーションですわ!こんな高価なもの、いただけませんわ!」
「いいから飲む。早く強くなってお母さんを助ける、これ重要」
「分かりましたわ!」
「どんどん、いく」
こうしてイートトードを狩りに狩った。
◇
「はあ、はあ、もう、うごけ、ません」
「はあ、はあ、魔力ポーションを飲みすぎて、頭が、痛いですわ」
「さすがに休憩しようか」
俺は温水を放つ。
「気持ち、いいです」
「助かり、ますわ」
「休んだら、うな竜を倒す」
うな竜はぬめぬめした魚だ。
正確には竜ではない。
甘いたれで焼いて食べるとうまいため食料としての需要が高い。
アサルトアント・ソルジャーと同じくらいの強さだがこいつも沼地にいて粘液まみれになる為冒険者に人気がない。
だが、
人気がない=狩り放題で値崩れしにくい
「また粘液まみれになるだろう。大丈夫か?」
「大丈夫です!」
「行けます、頑張りますわ!」
ウナアアアアアギイイイイイイイ!
うな竜が雄たけびを上げた。
俺の背丈の倍ほどの大きさで、ヘビのように動き回る。
「サンダー!今ですわ!」
雷撃でうな竜の動きが止まった瞬間にアクアマリンの連撃で一気に仕留めた。
粘液まみれになったがそれ以外は順調だ。
「ん、どんどん行ける」
アクリスピがまたビンを投げた。
うな竜が集まって来る。
「どんどん行けます!」
「魔力が尽きるまで!戦い続けますわ!」
こうしてうな竜を狩りに狩って行った。
【ギルド】
アクリスピはイートトードの唐揚げを口にほおりこみ、酒を煽った。
そしてライスにうな竜のタレ焼きを口に含んでおいしそうに食べる。
アクリスピは脂がのっているうな竜と唐揚げが好きなのだ。
「メシウマ!」
「唐揚げとうな竜が食いたかったか?」
「ん、それもある。しばらく、2人を育てる」
「うな竜とイートトードでか?」
「ん、明日もから揚げ」
しばらくアクリスピに任せるか。
2人の連携は悪くない、続ければもっと良くなる。
アクアマリンは貧乏だったせいかみんなが嫌がるぬめぬめは大丈夫らしい。
カノンも真面目なのか頑張ってこなす。
俺は、その間にやる事をやっておこう。
「分かった。しばらく頼んだ」
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