美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ

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第49話

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 僕は左手で食事を摂る。
 ヒマリは僕と腕を組みながら、ちらちら僕を見ながら食事を摂り、ヒマリの腕が更に汗ばみ温かくなってくる。

 ヒマリは落ち着かないように何度も右手をうちわにして赤く染まって汗を掻く顔を何度も仰ぐ。

 ガツンと来るハンバーグを食べるたびに僕の体温も上がっていく。
 ワンピースを着たヒマリの胸が汗で張り付いてブラが少し透けてきた。
 ヒマリが左腕で胸を隠そうとすると、僕の腕がヒマリの胸に押し付けられる。

 ヒマリは焦って右腕で胸を隠す。

「それじゃ食べられないよね?」
「す、少し休むわ」


 僕は食べ終わるけど、ヒマリの食事が終わらない。
 
「量が多すぎたかな?」
「うんう、少し暑くて」

 僕はヒマリをお姫様抱っこして冷蔵庫に向かう。

「ふぇ!」
「腕を絡められないからこうなるよね?」
「そ、そう、なの?」
「そうだよ」

 ヒマリがお姫様抱っこされたまま冷蔵庫からアイスコーヒーを取り出す。
 コップを2つ取り出してアイスコーヒーを注ぎ、席に戻る。

 ヒマリを椅子に座らせてまた腕を組む。

「汗が、シャワーを浴びたいな」
「腕を組んで一緒に入ろうか」
「や、やっぱり後にする!」

「……ねえ、時間を分割しましょう」
「え!まだ30分も経っていないよ!」
「そ、そうだけどぉ、あ、汗が」

「一緒に」
「ダメ!」



 こうして1時間が立つと、ヒマリはソファに横になった。
 息が荒く、まるでサウナから出た後のように体が火照っている。
 そしてブラが透けているけど、仰向けのまま空気を求める姿に僕の体はさらに熱くなった。

「まだ、1日目、なの?もう、もう、はあ、はあ、熱くて」

 その日は、ヒマリが長いシャワーを浴び、そのわずかな音が耳に残った。



【2日目】

『今日から2人下着姿で食事とお風呂以外はシュウの部屋で過ごす』

 が追加される。

 ヒマリは下着姿で覗き込むようにリビングに入って来る。
 僕はトランクス以外着用していない。
 ヒマリはグリーンで面積が多めの下着をつけて、下着を隠すようにしていた。

 ヒマリが恥ずかしそうに食事を済ませると、僕はヒマリを見た。

「な、なに?」
 
 今日は、腕を1時間組む+下着姿をキープするコンボが待っている。

「部屋に行って早速済ませよう」

 ヒマリは背後から回り込むように僕の腕に絡みついた。
 ヒマリの脇が腕に当たって柔らかい感触が伝わる。
 こ、これは!
 思ったより破壊力が凄い!
 
 それに2人の内どちらからが動くとヒマリの胸に腕が当たる。

「あ、当たってるよ」

 僕は無言でヒマリの腕を引き寄せた。

「僕側に引き寄せるよ」

 これはこれで密着度が高くなる。
 同じことなのだ。

 ヒマリは腕を組み終わった後と、いつもの時間、2回シャワーを浴びた。
 ヒマリが入った後にシャワーを浴びると、温度を冷水のまま戻し忘れていて、ヒマリが動揺している事が分かった。

 


【3日目】

『今日から1時間以上シュウがヒマリを抱っこしてシュウがヒマリちゃんの体を触り続ける』

 が追加された。

 だが、ヒマリは下着状態で母さんと話をしている。

「はい、次はキスにします。その次は……一緒にベッドで寝ます」

 母さんから連絡が来る。




【1日目から】今日から1時間以上2人で腕を組んで過ごす(スマホタイマー必須!)
【2日目から】今日から2人下着姿で食事とお風呂以外はシュウの部屋で過ごす
【3日目から】今日から1時間以上シュウがヒマリを抱っこしてシュウがヒマリちゃんの体を触り続ける(スマホタイマー必須!)
【4日目から】今日からシュウは1時間以上抱き合ってキスをする(キスはヒマリちゃんの舌に絡ませるのが絶対条件です!)
【5日目から】今日からシュウのベッドで寝る(服はを着て寝るのは禁止)
・今日から2人で一緒にお風呂に入る(30分タイマー必須で、シュウがヒマリちゃんを洗う事!)
・シュウとヒマリちゃんがコンドームでスル



 今日はヒマリにとって試練になった。
 僕の部屋でヒマリは僕を椅子にするように座った。
 僕はヒマリを後ろから抱きかかえるように包み込んだ。

「タイマーを1時間セットしよう」
「わ、分かったわ」

 ヒマリは何度も顔に手を当てる。
 1時間下着姿で腕を組んだ後のこれだ。
 もうヒマリの体は熱くなっている。

 ヒマリの体を触ると、大事な部分は一切触っていないのにビクンと動いて声を出す。

「ん!あ!はひ!ふー!ふー!」
「ヒマリってくすぐられるのが苦手だよね?」
「くすぐられるの、ダメ、なの」

「うん、足の指先から力を抜いて。まだ1時間あるんだ」



 ◇



 ヒマリが倒れて顔を両手で隠す。

「ふー!ふー!、もう、もうもうもう、ダメ」
「ヒマリ、今日はキスにしておいた方が良かったんじゃない?」

「だってぇ、顔がぁ」

 そう言って顔を隠し続けた。
 ヒマリは夕日のせいか赤く照らされていた。



【4日目】

「あふ、んん!ひふ、んあ!」

 ヒマリと抱き合ってキスをする。



 ◇



 僕とヒマリは息を荒げる。

「1時間のキスは、はあ、はあ無理があるよ。息が苦しい」
「はあ、はあ」

 ヒマリは横になって息を整えた後、母さんに連絡していた。


「え!抱っこされて触られるのを2時間ですか!?」

 ヒマリと母さんが話し込んでいた。

 

 ヒマリが僕の腕に手を当てた。
 母さんから連絡が来る。




【1日目から】今日から1時間以上2人で腕を組んで過ごす(スマホタイマー必須!)
【2日目から】今日から2人下着姿で食事とお風呂以外はシュウの部屋で過ごす
【3日目から】今日から2時間以上シュウがヒマリを抱っこしてシュウがヒマリちゃんの体を触り続ける(スマホタイマー必須!)


【5日目から】今日からシュウのベッドで寝る(服はを着て寝るのは禁止)
・今日から2人で一緒にお風呂に入る(30分タイマー必須で、シュウがヒマリちゃんを洗う事!)
・シュウとヒマリちゃんがコンドームでスル



 4日目のキスが消えて、ヒマリを抱っこして体を触る時間が1時間から2時間になっていた。

「はあ、っはあ、明日は、5日目か」


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