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第6話
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【ブラックポーション社長・ゴリ視点】
「ゴリ、何故呼ばれたか分かるか?」
クラッシュが冷たく言い放った。
「それは、経営成績が悪くなったからです」
「その通りだ。前期に比べ純利益が37%も減少している。他にはあるか?」
他?他には?
何かあるのか?いや、何もないはずだ。
「その、何もありません」
「そうか、把握すらしていないか。イーグル、答えてやれ」
ブルーポーションの社長、イーグルがくいっとメガネを押し上げた。
獲物を狙うもうきん類のような鋭く青い目に威圧感を覚える。
そして青い髪に冷たさを感じる。
シルバーポーションの社長も俺を睨んでいる。
銀の瞳と銀髪で射殺すように俺を睨む。
この2人の男は怒らせたらまずい!
更にグリーンポーションの社長もまずい!
笑顔でほほ笑んではいるが、言ったらまずい事でも平気で話をしやがる!
若いこの女は言っていい事と言っちゃいけねえことの区別がついていねえ!
オーナーのクラッシュ
ブルーポーションのイーグル
シルバーポーションのシルバ
グリーンポーションのオリーブ
全員まずい!
そうこう考えている内にブルーポーションのイーグルが感情が無く抑揚に乏しい冷たい声で言った。
「ゴリが発言した内容のほかに3点あります。
1点目。
中央ギルドから『人が辞めすぎている』と警告が入っています。
2点目。
ブラックポーションの株価が暴落しました。
3点目。
ブラックポーションの悪い噂が街に広がっています。
以上がブラックポーションの問題点です」
「ゴリ、どう立て直す?案はあるのか?」
「新しい経営計画を作成しました。細かい部分は後で詰めますが大枠はここにあります」
クラッシュは経営計画を見た後鼻で笑い、紙をみんなに回して読むよう指示する。
「ゴリ、この経営計画に『新しい人材の採用』とあるが、その中にカモンの名前が入っている。お前がどうしても辞めさせたいと言って辞めさせた人材が何故入っているのだ?」
「それは、状況が変わったからです」
「具体的に言ってもらえるか?私はゴリに『カモンは無能で邪魔になっている』と聞いた。私が裁縫・採取・解体のレベル4を持っている事を質問したがお前は『カモンは働かないでサボってばかりだ』と言っていたな。私は何度も確認したがお前はそれでもカモンを辞めさせる決断をした」
クラッシュの言葉でシルバーポーションのシルバが更に眉間にしわを寄せた。
「おいゴリ!カモンがうちのヘルプに来た時はちゃんとまじめに働いていたぜ!嘘の報告をするなよ!」
「あ、あいつは外面がいいんだ」
グリーンポーションのオリーブも割って入る。
「あらあら、カモン君はそんな子に見えなかったわあ。辞めさせるなら私が欲しいくらいよ」
「おめえの所は女しかいねええだろうが!シルバーポーションが貰う!」
「男の子が入って行けない決まりは無いのよ。グリーンポーションで貰うわあ」
クラッシュが手を『パアン!』と叩いた。
それにより一瞬で場が静まる。
「話が逸れている。ゴリ、お前は一度カモンを辞めさせた。そしてこの経営計画にはカモンを採用すると書いてある。これは間違いか?それとも間違いではないのか?答えるのだ」
「間違いではないです」
「その理由は?状況が変わったと言ったが具体的に言ってくれ」
「今はレベル4以上のスキル持ちが集まらない。だからカモンを採用する、します」
「なるほど、だがゴリ、お前は『カモンは無能で邪魔になっている』と言っていたな?私が裁縫・採取・解体のレベル4を持っている事を質問したがお前はそれでも辞めさせる決断をした。私に嘘の報告をしたのか?それとも考えが変わったのか?ゴリ、質問に答えるのだ」
クラッシュの目つきが更に険しくなり場がピリピリとした空気に包まれた。
皆が俺を見てやがる。
お、俺は、追い詰められている。
「状況が変わり、考えが変わりました」
「そうか、他の皆に聞こう。裁縫・採取・解体のレベル4は有能か?無能か?イーグルから順番に答えてくれ」
「有能です。加えて言えば12才でレベル4なら将来の伸びしろも期待できます。私なら100%採用します」
「有能だぜ。俺なら採用する」
「私も2人と同じ意見よお」
「つまりゴリだけがカモンの事を無能だと、間違った評価をしている事になるのだな」
「ま、待ってください!奴はサボっていたんです!」
「ほお、今までの言葉はすべて記録させてもらう。それでいいのかね?」
「はい」
俺はだらだらと汗を掻く。
「つまり、シルバやグリーンの元ではよく働くが、ゴリが居るブラックポーションではサボると、そう言う事でいいのだな?」
「あ、あいつは外面がいいんです!」
「そう言う事を聞いたのではないがまあいい。ならば外面のいいグリーンポーションやシルバーポーションで働いてもらった方が我がグループとしては躍進できるのではないか?お前の会社では働かないのだろう?ゴリ、お前の言葉には矛盾点が多すぎるのだ」
俺はその後何度も事実を詰められた。
◇
手が震えてのどがカラカラに乾く。
緊張で汗を掻きすぎて具合が悪い。
何度も矛盾していると責められた。
何度も怒られた。
社長がコーヒーブレイクを始めると残りの3社長が俺を怒鳴り、冷徹に問題点を指摘し、言われたくない点を何度も突かれ、更にクラッシュが戻って来るとクラッシュと交代し細かく詰められ怒られた。
俺だけは休めない。
足りない人員は他の会社から補充されるが、使えない人材が補充されるだろう。
「もういい。後で改善文書を見直せ。馬鹿にも分かりやすいようにかなりやる事を絞ってある。戻っていいぞ」
「はい、失礼しました」
部屋を出ると水を一気に飲み干す。
そして貰った紙を見る。
・社長の給料を50%カットし、辞めた職員への賠償に当てる
・業績回復の為ブルーポーションから監査員の受け入れ
・信頼回復の為、休日は無償で指定されたボランティアを行う
給料を50%カットした上休日はボランティアだと!
これじゃ給料50%カットなんてもんじゃねえぜ!
俺はそんなに安い人材じゃねえ!
い、家のローンはどうすれば良いんだ!
まだローンは30年も残っている!
これじゃせっかく建てた家でくつろぐことも出来ねえ!
会社とボランティアで時間が潰れちまう!
更にまずいのが監査員の受け入れだ。
これじゃ俺は社長じゃなく、ブルーポーションの駒になっちまう!
全部カモンが悪い!
カモンのせいだ!カモンがすぐに来ないからだ!
意地でもカモンを働かせて元を取ってやる!
手紙を出したのになぜすぐにここに来ない!
あいつは社会を舐めている!
ゴリは何かあると反射的に弱い者に責任を押し付ける癖がある。
だがそれは、ゴリが追い詰められている事の裏返しでもあった。
「ゴリ、何故呼ばれたか分かるか?」
クラッシュが冷たく言い放った。
「それは、経営成績が悪くなったからです」
「その通りだ。前期に比べ純利益が37%も減少している。他にはあるか?」
他?他には?
何かあるのか?いや、何もないはずだ。
「その、何もありません」
「そうか、把握すらしていないか。イーグル、答えてやれ」
ブルーポーションの社長、イーグルがくいっとメガネを押し上げた。
獲物を狙うもうきん類のような鋭く青い目に威圧感を覚える。
そして青い髪に冷たさを感じる。
シルバーポーションの社長も俺を睨んでいる。
銀の瞳と銀髪で射殺すように俺を睨む。
この2人の男は怒らせたらまずい!
更にグリーンポーションの社長もまずい!
笑顔でほほ笑んではいるが、言ったらまずい事でも平気で話をしやがる!
若いこの女は言っていい事と言っちゃいけねえことの区別がついていねえ!
オーナーのクラッシュ
ブルーポーションのイーグル
シルバーポーションのシルバ
グリーンポーションのオリーブ
全員まずい!
そうこう考えている内にブルーポーションのイーグルが感情が無く抑揚に乏しい冷たい声で言った。
「ゴリが発言した内容のほかに3点あります。
1点目。
中央ギルドから『人が辞めすぎている』と警告が入っています。
2点目。
ブラックポーションの株価が暴落しました。
3点目。
ブラックポーションの悪い噂が街に広がっています。
以上がブラックポーションの問題点です」
「ゴリ、どう立て直す?案はあるのか?」
「新しい経営計画を作成しました。細かい部分は後で詰めますが大枠はここにあります」
クラッシュは経営計画を見た後鼻で笑い、紙をみんなに回して読むよう指示する。
「ゴリ、この経営計画に『新しい人材の採用』とあるが、その中にカモンの名前が入っている。お前がどうしても辞めさせたいと言って辞めさせた人材が何故入っているのだ?」
「それは、状況が変わったからです」
「具体的に言ってもらえるか?私はゴリに『カモンは無能で邪魔になっている』と聞いた。私が裁縫・採取・解体のレベル4を持っている事を質問したがお前は『カモンは働かないでサボってばかりだ』と言っていたな。私は何度も確認したがお前はそれでもカモンを辞めさせる決断をした」
クラッシュの言葉でシルバーポーションのシルバが更に眉間にしわを寄せた。
「おいゴリ!カモンがうちのヘルプに来た時はちゃんとまじめに働いていたぜ!嘘の報告をするなよ!」
「あ、あいつは外面がいいんだ」
グリーンポーションのオリーブも割って入る。
「あらあら、カモン君はそんな子に見えなかったわあ。辞めさせるなら私が欲しいくらいよ」
「おめえの所は女しかいねええだろうが!シルバーポーションが貰う!」
「男の子が入って行けない決まりは無いのよ。グリーンポーションで貰うわあ」
クラッシュが手を『パアン!』と叩いた。
それにより一瞬で場が静まる。
「話が逸れている。ゴリ、お前は一度カモンを辞めさせた。そしてこの経営計画にはカモンを採用すると書いてある。これは間違いか?それとも間違いではないのか?答えるのだ」
「間違いではないです」
「その理由は?状況が変わったと言ったが具体的に言ってくれ」
「今はレベル4以上のスキル持ちが集まらない。だからカモンを採用する、します」
「なるほど、だがゴリ、お前は『カモンは無能で邪魔になっている』と言っていたな?私が裁縫・採取・解体のレベル4を持っている事を質問したがお前はそれでも辞めさせる決断をした。私に嘘の報告をしたのか?それとも考えが変わったのか?ゴリ、質問に答えるのだ」
クラッシュの目つきが更に険しくなり場がピリピリとした空気に包まれた。
皆が俺を見てやがる。
お、俺は、追い詰められている。
「状況が変わり、考えが変わりました」
「そうか、他の皆に聞こう。裁縫・採取・解体のレベル4は有能か?無能か?イーグルから順番に答えてくれ」
「有能です。加えて言えば12才でレベル4なら将来の伸びしろも期待できます。私なら100%採用します」
「有能だぜ。俺なら採用する」
「私も2人と同じ意見よお」
「つまりゴリだけがカモンの事を無能だと、間違った評価をしている事になるのだな」
「ま、待ってください!奴はサボっていたんです!」
「ほお、今までの言葉はすべて記録させてもらう。それでいいのかね?」
「はい」
俺はだらだらと汗を掻く。
「つまり、シルバやグリーンの元ではよく働くが、ゴリが居るブラックポーションではサボると、そう言う事でいいのだな?」
「あ、あいつは外面がいいんです!」
「そう言う事を聞いたのではないがまあいい。ならば外面のいいグリーンポーションやシルバーポーションで働いてもらった方が我がグループとしては躍進できるのではないか?お前の会社では働かないのだろう?ゴリ、お前の言葉には矛盾点が多すぎるのだ」
俺はその後何度も事実を詰められた。
◇
手が震えてのどがカラカラに乾く。
緊張で汗を掻きすぎて具合が悪い。
何度も矛盾していると責められた。
何度も怒られた。
社長がコーヒーブレイクを始めると残りの3社長が俺を怒鳴り、冷徹に問題点を指摘し、言われたくない点を何度も突かれ、更にクラッシュが戻って来るとクラッシュと交代し細かく詰められ怒られた。
俺だけは休めない。
足りない人員は他の会社から補充されるが、使えない人材が補充されるだろう。
「もういい。後で改善文書を見直せ。馬鹿にも分かりやすいようにかなりやる事を絞ってある。戻っていいぞ」
「はい、失礼しました」
部屋を出ると水を一気に飲み干す。
そして貰った紙を見る。
・社長の給料を50%カットし、辞めた職員への賠償に当てる
・業績回復の為ブルーポーションから監査員の受け入れ
・信頼回復の為、休日は無償で指定されたボランティアを行う
給料を50%カットした上休日はボランティアだと!
これじゃ給料50%カットなんてもんじゃねえぜ!
俺はそんなに安い人材じゃねえ!
い、家のローンはどうすれば良いんだ!
まだローンは30年も残っている!
これじゃせっかく建てた家でくつろぐことも出来ねえ!
会社とボランティアで時間が潰れちまう!
更にまずいのが監査員の受け入れだ。
これじゃ俺は社長じゃなく、ブルーポーションの駒になっちまう!
全部カモンが悪い!
カモンのせいだ!カモンがすぐに来ないからだ!
意地でもカモンを働かせて元を取ってやる!
手紙を出したのになぜすぐにここに来ない!
あいつは社会を舐めている!
ゴリは何かあると反射的に弱い者に責任を押し付ける癖がある。
だがそれは、ゴリが追い詰められている事の裏返しでもあった。
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