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第185話
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神殿ハザマで金棒を振り回しシャドーと変わる生活を再開した。
イナゴの第三形態(人型)が増えた。
5体か。
コマのように回転して第三形態を集中的に狙って倒した。
『第三形態は特級冒険者を同じ力を持っている。でもあっさり倒すよな』
『でも、コマに弾かれてたから何回か攻撃しないと倒せないっぽいよな』
『早すぎて目で追えないよな』
『待て! 待て待て! 増えてるぞ!』
第三形態が6体現れた。
10体、20体、どんどん増えていった。
『矢の道が効かない!』
『フトシを殺す意思を感じる、まずいぞ、確実に対策を取ってきてる!』
そうか、レギオンは意識を共有している。
俺を潰すために向こうも改善している!
第三形態が俺の腕に蹴りを食らわせた。
「おりゃああああ!」
コマのように周り第三形態を倒すが別の第三形態が俺の背中を殴った。
無傷とはいかない、100%無傷はありえない!
カッコ悪くてもいい。
泥臭くて良い。
俺には器用なのは向かない。
ただ金棒を範囲内で振り回すだけだ。
「おりゃああああああああああああああああ!」
俺は徐々に攻撃を受けつつ戦いを続けた。
シャドーと変わり休むがシャドーの消耗が激しい!
シャドーは俺より弱い!
1時間持つか!
ユイの言った言葉を思い出した。
『フトシと矢は合わない気がする』
そう、か。
俺はユイの矢が羨ましかった。
でも、そういう器用な攻撃は俺には向かない。
ユイの言った通りだ。
シャドーの力をまだ引き出せていない。
矢の道がリソースを食っていた。
矢の道を消して、その分をシャドーにあげよう、そうした方が俺らしい戦いが出来る。
矢の道が徐々に消えていく。
そしてその魔力が徐々にシャドーに流れる。
ビフォー
第一階層 矢の道
第二階層 小さなドーム
第三階層 小さなプライベートルーム
↓
アフター
第一階層 小さなドーム
第二階層 小さなプライベートルーム
シャドーが持たない。
金棒を伸ばす以外の能力値は俺と同じになったがそれでも第三形態の蹴りや拳を受ける。
1撃1撃はそれほど強くない。
でも、体力を奪われる。
短い休憩を終えてシャドーに変わり俺がドームで戦う。
シャドーは1時間も持たない。
俺はまだ回復していない。
第三形態が増えている。
このままの俺じゃ、死ぬ。
景色が色を失い、スローモーションのように時間が遅くなった。
俺の動きは無駄だらけだ。
動きが遅く感じるようになってようやくそれが分かった。
金棒の握り方を決めるな!
金棒を伸ばし続けるな!
第三形態を相手に金棒を伸ばし続ければ回転を止められる。
回転を止めてはいけない!
金棒の巨大化はチャンスがある時だけ使えばいい!
型を決めて楽をするな!
まだ俺は完成されていない!
「レッドオーラ!」
出し惜しみも無しだ!
今、俺は戦い方を掴もうとしている。
それまでレッドオーラで持たせればいい!
ジャンプして宙返りしながら回転を続けた。
これにより、逆回転の攻撃を繰り出した。
第三形態が対応しきれず攻撃をまともに受けていく。
モンスターを倒すと入って来るモンスターが第三形態だけになった。
レッドオーラを4回使い尽くすがレギオンの勢いは衰えない。
俺は必死で戦った。
◇
シャドーが回復してシャドーと戦いを変わった。
俺の改善した動きでシャドーが戦う事でシャドーが攻撃を受けずらくなった。
第三形態の魔石を取りこむとシャドーの強さが強化された。
それでも足りない。
城から差し出せるリソースはもう無い。
これ以上俺らしい何かはあるのか?
……そうか、普通のダンジョンにはダンジョンコアがあった。
でも、俺の城にはコアが無い、じゃあコアはどこにある?
答えはコアを細かく分散させて壁に配置している。
コアを分散させることで破壊されるリスクは回避できる。
でもそれは、俺のスキルの力を抑制していた。
プライベートルームにコアを作ろう、これが城の、いや、城ですらない。
見栄を張るな。
怯えるな。
俺は、小さくて良いんだ。
俺は、考え方を工夫をする事で自分の行動を変えてきた。
でも俺は、本当の俺は、一皮むけばただの弱い人間だ。
弱い自分を、怖がっている自分を認めろ!
それだけでいいんだ!
「俺のスキルは城じゃない、ただの、マイルームだ」
その瞬間に城が輝いた。
今の状態を維持したまま徐々に進化を完了させる。
今の俺なら出来るはずだ!
『マイルームに進化しましす』
『城状態を維持したままマイルームへの進化を開始します』
『進化終了まで三カ月かかります』
後、三カ月!
三カ月が長い!
イナゴの第三形態(人型)が増えた。
5体か。
コマのように回転して第三形態を集中的に狙って倒した。
『第三形態は特級冒険者を同じ力を持っている。でもあっさり倒すよな』
『でも、コマに弾かれてたから何回か攻撃しないと倒せないっぽいよな』
『早すぎて目で追えないよな』
『待て! 待て待て! 増えてるぞ!』
第三形態が6体現れた。
10体、20体、どんどん増えていった。
『矢の道が効かない!』
『フトシを殺す意思を感じる、まずいぞ、確実に対策を取ってきてる!』
そうか、レギオンは意識を共有している。
俺を潰すために向こうも改善している!
第三形態が俺の腕に蹴りを食らわせた。
「おりゃああああ!」
コマのように周り第三形態を倒すが別の第三形態が俺の背中を殴った。
無傷とはいかない、100%無傷はありえない!
カッコ悪くてもいい。
泥臭くて良い。
俺には器用なのは向かない。
ただ金棒を範囲内で振り回すだけだ。
「おりゃああああああああああああああああ!」
俺は徐々に攻撃を受けつつ戦いを続けた。
シャドーと変わり休むがシャドーの消耗が激しい!
シャドーは俺より弱い!
1時間持つか!
ユイの言った言葉を思い出した。
『フトシと矢は合わない気がする』
そう、か。
俺はユイの矢が羨ましかった。
でも、そういう器用な攻撃は俺には向かない。
ユイの言った通りだ。
シャドーの力をまだ引き出せていない。
矢の道がリソースを食っていた。
矢の道を消して、その分をシャドーにあげよう、そうした方が俺らしい戦いが出来る。
矢の道が徐々に消えていく。
そしてその魔力が徐々にシャドーに流れる。
ビフォー
第一階層 矢の道
第二階層 小さなドーム
第三階層 小さなプライベートルーム
↓
アフター
第一階層 小さなドーム
第二階層 小さなプライベートルーム
シャドーが持たない。
金棒を伸ばす以外の能力値は俺と同じになったがそれでも第三形態の蹴りや拳を受ける。
1撃1撃はそれほど強くない。
でも、体力を奪われる。
短い休憩を終えてシャドーに変わり俺がドームで戦う。
シャドーは1時間も持たない。
俺はまだ回復していない。
第三形態が増えている。
このままの俺じゃ、死ぬ。
景色が色を失い、スローモーションのように時間が遅くなった。
俺の動きは無駄だらけだ。
動きが遅く感じるようになってようやくそれが分かった。
金棒の握り方を決めるな!
金棒を伸ばし続けるな!
第三形態を相手に金棒を伸ばし続ければ回転を止められる。
回転を止めてはいけない!
金棒の巨大化はチャンスがある時だけ使えばいい!
型を決めて楽をするな!
まだ俺は完成されていない!
「レッドオーラ!」
出し惜しみも無しだ!
今、俺は戦い方を掴もうとしている。
それまでレッドオーラで持たせればいい!
ジャンプして宙返りしながら回転を続けた。
これにより、逆回転の攻撃を繰り出した。
第三形態が対応しきれず攻撃をまともに受けていく。
モンスターを倒すと入って来るモンスターが第三形態だけになった。
レッドオーラを4回使い尽くすがレギオンの勢いは衰えない。
俺は必死で戦った。
◇
シャドーが回復してシャドーと戦いを変わった。
俺の改善した動きでシャドーが戦う事でシャドーが攻撃を受けずらくなった。
第三形態の魔石を取りこむとシャドーの強さが強化された。
それでも足りない。
城から差し出せるリソースはもう無い。
これ以上俺らしい何かはあるのか?
……そうか、普通のダンジョンにはダンジョンコアがあった。
でも、俺の城にはコアが無い、じゃあコアはどこにある?
答えはコアを細かく分散させて壁に配置している。
コアを分散させることで破壊されるリスクは回避できる。
でもそれは、俺のスキルの力を抑制していた。
プライベートルームにコアを作ろう、これが城の、いや、城ですらない。
見栄を張るな。
怯えるな。
俺は、小さくて良いんだ。
俺は、考え方を工夫をする事で自分の行動を変えてきた。
でも俺は、本当の俺は、一皮むけばただの弱い人間だ。
弱い自分を、怖がっている自分を認めろ!
それだけでいいんだ!
「俺のスキルは城じゃない、ただの、マイルームだ」
その瞬間に城が輝いた。
今の状態を維持したまま徐々に進化を完了させる。
今の俺なら出来るはずだ!
『マイルームに進化しましす』
『城状態を維持したままマイルームへの進化を開始します』
『進化終了まで三カ月かかります』
後、三カ月!
三カ月が長い!
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