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第47話
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【味方右翼】
ライダーが敗走する前に時間はさかのぼる。
右翼の戦いが始まろうとしていた。
「俺と変態仙人、マッチョは最前線だな」
「ああ、よろしく頼むぜ!」
「ふぉっふぉっふぉ、本気を出せるのお!」
「私もいるわ」
プリンが手裏剣を構えた。
「期待している。奈落のダンジョンでプリンの力は知っているからな」
「任せなさい!」
そう言って自分の大きな胸を叩く。
「私も援護しますよ」
チョコが弓を楽器のように鳴らす。
「うん、心強いぞ」
プリンとチョコは遠距離攻撃も近接攻撃も両方出来る。
俺達の少し後ろで戦うのだ。
「始まったな!出鼻をくじいてやる!」
「「おーーーーーー!」」
俺は右翼の先頭に立ち、矢を躱しながら敵部隊に近づく。
その斜め後ろからマッチョと変態仙人が、少し後ろからプリンとチョコがついてくる。
敵の戦士部隊とぶつかる少し前に俺はバックパックからナイフを取り出した。
これはクラフトから貰った秘密兵器だ。
数日前の会議で秘密兵器を見た時は驚いた。
「これが秘密兵器、か!」
「そうなのだ。バックパックに50本の爆炎ナイフを入れてあるのだ」
バックパックの側面を見るとナイフの持ち手が大量についていた。
左右についた持ち手を抜くと爆炎ナイフを取り出せる。
「試しに背負ってみたい」
「うむ、すぐに試すのだ」
「重!重すぎないか!何キロあるんだ?」
「大丈夫だ、問題無い。60キロ無いくらいだ」
「大人1人分じゃないか、でも、有りだな」
「有りなのだ!」
俺とクラフトは笑う。
周りのみんなはおかしな人を見るような目で俺とクラフトを見ていた。
俺は背中からナイフを抜いて投げる。
敵兵士に到達した瞬間ナイフが爆発した。
1撃で数十人が吹き飛ばされた。
そして周りの動きが少しだけ止まった。
俺はその瞬間にすべての爆炎ナイフを投げて戦士部隊の陣を崩した。
俺を追いこしてマッチョと変態仙人が前に出る。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「きええええええええええええええい!!」
マッチョが拳で攻撃し、変態仙人が二刀で攻撃し、更に敵陣をかき回すように混乱させる。
後ろからはチョコが矢を放ち、プリンが手裏剣を投げる。
そして後ろから指揮官が叫んだ。
「今だ!戦士部隊!突撃いいいいい!陣を立て直す暇を与えるなあああ!!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
俺は後ろに下がってストレージを使い、バックパックを取り換えた。
爆炎ナイフはまだまだある!
俺がバックパックを背負って前に出た事で敵は俺を警戒した。
「奴のナイフは爆発する!陣を広く展開しろ!」
俺は口角を釣り上げた。
「いいぞ!どんどん広く陣を展開してくれ!」
味方の指揮官が叫ぶ。
「総員、各個撃破せよ!数人で1人を囲んで潰せえええ!!」
敵戦士部隊は孤立し囲まれて打ち取られていった。
敵が叫ぶ。
「あいつを!ボマーを倒せええええ!」
俺はボマーになったのか。
戦士部隊が俺に殺到した。
「助かる!やられに来てくれたか!」
俺は殺到する戦士に爆炎ナイフを投げて一網打尽にした。
「ボマーに矢を放て!」
確かにそれなら俺は防戦一方に回る。
だがそれでもいい。
俺は速度強化と風魔法をまとう事で矢の雨を回避するように敵陣の側面に走った。
俺に矢を放った分、俺以外の味方全員が自分のペースで攻撃出来る。
「うおおおおおおおお!マッスルナックル!」
マッチョが敵兵を殴り飛ばし、その後ろの兵に当たる。
まるでボーリングのように後ろの兵が倒れた。
「ふぉっふぉ、双牙・斬!(そうが・ざん!)」
変態仙人のすばやい刀攻撃で敵の大男が倒れる。
チョコは矢が切れて矢筒を地面に落とす。
「ナイフダンス!」
チョコの持つ2つのナイフと空を飛びながら攻撃するナイフで敵を斬り刻んでいく。
プリンも刀を抜いて固有スキルを使う。
「強い敵は私が倒すわ!ソニックタイム!」
プリンの体が輝き、周りが苦戦していた強敵を高速で斬り刻んでいく。
全員固有スキルで厄介な相手を潰し、後ろの味方の勢いは増していく。
味方の指揮官が叫ぶ。
「後方の魔法部隊と弓部隊を殲滅する!戦士部隊突破いいいいいい!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
勢いを増した味方部隊は戦士部隊に穴を開けるように後方部隊を目指して突撃を開始した。
うまい!味方指揮官が優秀だ。
元ライダーの部下だったか?
これにより俺への攻撃が止んだ。
俺は弧を描くようにバックパックのナイフをすべて投てきする。
狙うは裏にいる魔法部隊!
魔法部隊に爆炎が直撃し、その隙に味方戦士部隊が魔導士を倒していった。
「ボマーのナイフが切れた!戦士部隊!ボマーに突撃しろ!」
確かに一瞬でストレージは発動できない。
ストレージの発動には時間がかかるのだ。
俺の後ろに走って来た斥候が新しいバックパックを俺に投げる。
急いでバックパックを受け取りナイフを投げて戦士に爆炎をお見舞いした。
敵部隊は戦士部隊を大きくやられ、魔導士部隊は壊滅的な被害を受けた。
そして後ろにいる弓兵は敗走する。
味方指揮官に指示により敵本陣を横から攻撃し、俺は爆炎ナイフでその援護を続けた。
右翼部隊は大勝を納め、夕方になると両軍は後方の森に下がって行った。
「私達勝ってるわよね?」
「勝ってるに決まってるぜ!」
「敵は総崩れじゃわい」
「あっさり勝てました。アキ君のおかげです」
「ああ……右翼は、勝ったな」
右翼の指揮官が俺に話しかけてくる。
「アキ殿、あなたのおかげで右翼は勝利出来ました」
「いや、指揮が良かったからやりやすかったんだ」
「いえ、こちらの意図を読むような気の効いた攻撃で助かっています」
「なあ、俺達余裕で勝てるんじゃねえか?」
指揮官の顔が曇った。
俺は、斥候スキルを上げた為遠くの反応まで分かるようになり気づいていた。
「いえ、今日の戦い、我々の負けです」
そう、勝ったのは右翼だけだ。
本陣の味方は数を大きく減らし、左翼も押し負けていた。
トータルで俺達は負けている。
ライダーが敗走する前に時間はさかのぼる。
右翼の戦いが始まろうとしていた。
「俺と変態仙人、マッチョは最前線だな」
「ああ、よろしく頼むぜ!」
「ふぉっふぉっふぉ、本気を出せるのお!」
「私もいるわ」
プリンが手裏剣を構えた。
「期待している。奈落のダンジョンでプリンの力は知っているからな」
「任せなさい!」
そう言って自分の大きな胸を叩く。
「私も援護しますよ」
チョコが弓を楽器のように鳴らす。
「うん、心強いぞ」
プリンとチョコは遠距離攻撃も近接攻撃も両方出来る。
俺達の少し後ろで戦うのだ。
「始まったな!出鼻をくじいてやる!」
「「おーーーーーー!」」
俺は右翼の先頭に立ち、矢を躱しながら敵部隊に近づく。
その斜め後ろからマッチョと変態仙人が、少し後ろからプリンとチョコがついてくる。
敵の戦士部隊とぶつかる少し前に俺はバックパックからナイフを取り出した。
これはクラフトから貰った秘密兵器だ。
数日前の会議で秘密兵器を見た時は驚いた。
「これが秘密兵器、か!」
「そうなのだ。バックパックに50本の爆炎ナイフを入れてあるのだ」
バックパックの側面を見るとナイフの持ち手が大量についていた。
左右についた持ち手を抜くと爆炎ナイフを取り出せる。
「試しに背負ってみたい」
「うむ、すぐに試すのだ」
「重!重すぎないか!何キロあるんだ?」
「大丈夫だ、問題無い。60キロ無いくらいだ」
「大人1人分じゃないか、でも、有りだな」
「有りなのだ!」
俺とクラフトは笑う。
周りのみんなはおかしな人を見るような目で俺とクラフトを見ていた。
俺は背中からナイフを抜いて投げる。
敵兵士に到達した瞬間ナイフが爆発した。
1撃で数十人が吹き飛ばされた。
そして周りの動きが少しだけ止まった。
俺はその瞬間にすべての爆炎ナイフを投げて戦士部隊の陣を崩した。
俺を追いこしてマッチョと変態仙人が前に出る。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「きええええええええええええええい!!」
マッチョが拳で攻撃し、変態仙人が二刀で攻撃し、更に敵陣をかき回すように混乱させる。
後ろからはチョコが矢を放ち、プリンが手裏剣を投げる。
そして後ろから指揮官が叫んだ。
「今だ!戦士部隊!突撃いいいいい!陣を立て直す暇を与えるなあああ!!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
俺は後ろに下がってストレージを使い、バックパックを取り換えた。
爆炎ナイフはまだまだある!
俺がバックパックを背負って前に出た事で敵は俺を警戒した。
「奴のナイフは爆発する!陣を広く展開しろ!」
俺は口角を釣り上げた。
「いいぞ!どんどん広く陣を展開してくれ!」
味方の指揮官が叫ぶ。
「総員、各個撃破せよ!数人で1人を囲んで潰せえええ!!」
敵戦士部隊は孤立し囲まれて打ち取られていった。
敵が叫ぶ。
「あいつを!ボマーを倒せええええ!」
俺はボマーになったのか。
戦士部隊が俺に殺到した。
「助かる!やられに来てくれたか!」
俺は殺到する戦士に爆炎ナイフを投げて一網打尽にした。
「ボマーに矢を放て!」
確かにそれなら俺は防戦一方に回る。
だがそれでもいい。
俺は速度強化と風魔法をまとう事で矢の雨を回避するように敵陣の側面に走った。
俺に矢を放った分、俺以外の味方全員が自分のペースで攻撃出来る。
「うおおおおおおおお!マッスルナックル!」
マッチョが敵兵を殴り飛ばし、その後ろの兵に当たる。
まるでボーリングのように後ろの兵が倒れた。
「ふぉっふぉ、双牙・斬!(そうが・ざん!)」
変態仙人のすばやい刀攻撃で敵の大男が倒れる。
チョコは矢が切れて矢筒を地面に落とす。
「ナイフダンス!」
チョコの持つ2つのナイフと空を飛びながら攻撃するナイフで敵を斬り刻んでいく。
プリンも刀を抜いて固有スキルを使う。
「強い敵は私が倒すわ!ソニックタイム!」
プリンの体が輝き、周りが苦戦していた強敵を高速で斬り刻んでいく。
全員固有スキルで厄介な相手を潰し、後ろの味方の勢いは増していく。
味方の指揮官が叫ぶ。
「後方の魔法部隊と弓部隊を殲滅する!戦士部隊突破いいいいいい!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
勢いを増した味方部隊は戦士部隊に穴を開けるように後方部隊を目指して突撃を開始した。
うまい!味方指揮官が優秀だ。
元ライダーの部下だったか?
これにより俺への攻撃が止んだ。
俺は弧を描くようにバックパックのナイフをすべて投てきする。
狙うは裏にいる魔法部隊!
魔法部隊に爆炎が直撃し、その隙に味方戦士部隊が魔導士を倒していった。
「ボマーのナイフが切れた!戦士部隊!ボマーに突撃しろ!」
確かに一瞬でストレージは発動できない。
ストレージの発動には時間がかかるのだ。
俺の後ろに走って来た斥候が新しいバックパックを俺に投げる。
急いでバックパックを受け取りナイフを投げて戦士に爆炎をお見舞いした。
敵部隊は戦士部隊を大きくやられ、魔導士部隊は壊滅的な被害を受けた。
そして後ろにいる弓兵は敗走する。
味方指揮官に指示により敵本陣を横から攻撃し、俺は爆炎ナイフでその援護を続けた。
右翼部隊は大勝を納め、夕方になると両軍は後方の森に下がって行った。
「私達勝ってるわよね?」
「勝ってるに決まってるぜ!」
「敵は総崩れじゃわい」
「あっさり勝てました。アキ君のおかげです」
「ああ……右翼は、勝ったな」
右翼の指揮官が俺に話しかけてくる。
「アキ殿、あなたのおかげで右翼は勝利出来ました」
「いや、指揮が良かったからやりやすかったんだ」
「いえ、こちらの意図を読むような気の効いた攻撃で助かっています」
「なあ、俺達余裕で勝てるんじゃねえか?」
指揮官の顔が曇った。
俺は、斥候スキルを上げた為遠くの反応まで分かるようになり気づいていた。
「いえ、今日の戦い、我々の負けです」
そう、勝ったのは右翼だけだ。
本陣の味方は数を大きく減らし、左翼も押し負けていた。
トータルで俺達は負けている。
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