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第20話
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試合が終わると訓練場を抜け出し、俺はマッチョにお礼を言いに行った。
「まさか紋章術の課題に気づいていたとは思わなかった」
「たまたまだ。手が傷ついてるぜ。大丈夫か?」
「そこまで分かっていたのか!錬金術と体術レベルを上げないと手がボロボロになるし、さっきみたいに爆炎を使いこなす事も出来ない」
手の甲に刻んだ紋章。
これは錬金術を使って魔力の塊にして定着させているからMPがある時に時間を掛けて刻む必要がある。
つまり戦闘中に紋章を使ってしまえばしばらく使えない。
使えば手を痛め、腕が痺れる。
威力が高い反面使いどころが難しい。
「また絡まれたらいやだな。魔物を倒してレベルを上げておこうかな」
「出来るだけ俺が守る。まずは回復魔法を覚えてくれ」
「アキ君!」
ミルクさんが抱き着いてくる。
「ありがとう。うう、頑張ったねえ」
ミルクさんは泣いていた。
「ギルド長もありがとうございますう」
「お。おう。何かあったらまたアキが守ってくれるぜ」
「や、やっぱり!そ、そこまで考えてくれていたんですねえ」
ミルクさんが涙ぐんだ。
「手がボロボロ、ヒール!」
ミルクさんが俺の手を取って癒す。
ミルクさんとの距離が一気に近くなった気がする。
「ミルク、まだ治療は出来るか?」
「はい、頑張りますう」
ミルクさんは俺の手を引いてギルドに戻っていく。
俺はその日ミルクさんの横でヒールのものまねを続けた。
「今日はありがとうございました」
「私はただヒールを使ってただけだよう」
「いえ、何回もものまねを出来て助かります」
「私もアキ君が一緒にいると安心だよお」
「それでは、今日はお疲れさまでした」
「うん、お疲れ様あ」
俺はギルドを出て宿屋に向かう。
宿屋に入るとミルクさんも入ってきた。
「え?」
「もしかして、同じ宿屋かなあ?」
「そうみたいですね」
「……」
ミルクさんが俺の手を取った。
「毎日一緒にギルドに通って欲しいのお」
「えーと、それは?」
「歩いているとよく男の人に声を掛けられて怖いのお」
「いいですよ」
「ありがとう」
ミルクさんが俺に抱きつく。
距離が近くなった瞬間にスキンシップが凄い!
「その人誰?」
後ろからプリンの声が聞こえた。
「ミルクさんだよ。光魔法の先生だ」
「よろしくねえ」
プリンはミルクと俺の間に入り込む。
素早い!
「護衛はもういいよね。行きましょう」
俺はプリンに引っ張られて部屋に向かった。
チョコはそれを見て笑いながら俺とプリンの頭を撫でる。
【次の日】
ギルドに向かうが、右腕にはミルクさんが絡みつき、左腕にはチョコが絡みつく。
そしてプリンの頬が膨れる。
手刀で俺から2人を引き離そうとするがミルクさんが抵抗する。
「こうしていれば男の人が声をかけてこないんです!」
「く、チョコ!私をからかって遊んでるでしょ!」
「そうですよ?」
「離れなさい!」
プリンはチョコの動きに翻弄させ続けながらギルドにたどり着いた。
「よう、アキ、両手に華じゃねえか」
マッチョがにやにやと笑う。
「く、マッチョめ!」
「がははははは!今日も早朝訓練開始だぜ」
俺はマッチョと体術訓練を続け、プリンとチョコはスキル訓練を続ける。
それが終わるとプリンとチョコが出かけていこうとする。
「魔物狩りか!クエストか!」
「そうよ。一緒に来る?」
「アキはしばらくスキル訓練だ」
「俺も行きたい」
「アキ君は私を守ってくれないんですかあ?」
ミルクさんが俺の服を掴んだ。
「アキ、ミルクを一人にするな。今は本当に危ない。下手すりゃ裏路地に引きずり込まれて犯されるぜ」
「わ、分かった」
俺はミルクさんの隣でヒールのものまねを続けた。
「ヒール!」
「ヒール!」
ミルクさんがMP不足で俺に倒れ掛かって来る。
放置するとミルクさんは体を触られたり、ギルドの外に運ばれて男に弄ばれる可能性があった。
俺はミルクさんを護衛しつつマッチョと体術訓練を重ね、ミルクさんの隣でヒールの練習を毎日続ける。
しばらくものまね訓練を続けたある日。
「ヒール!」
「ヒール!」
『光魔法レベル2→3』
前方にやさしい癒しの光が発生した。
「出来た?今出来た!?」
ミルクさんが俺に抱きつく。
「頑張ったねえ!」
ギルド長が走って来る。
「覚えたか!」
「ヒール!」
俺はマッチョにヒールを使った。
「今からヒールのクエストを出すぜ。それと、まだGランクのままだろ?プレートを変えておきな」
「そう言えばそうだった。すぐに変えよう」
俺はFランクになった。
俺が回復魔法を覚えた事でミルクさんに余裕が生まれ始める。
そして、マッチョとの訓練も変化が起き始めた。
俺は何度もマッチョの動きをマネする。
『体術レベル4→5』
「またレベルが上がったか?」
何度も拳で打ち合う。
「5になった!」
勢いをつけた蹴りを打ち合う。
「俺の体術も身体強化もレベル5だ!もう教えられることは無い!」
「ありがとうございました!」
俺はマッチョに頭を下げた。
「最後に爆炎パンチを見せてくれねえか?」
俺は両腕の紋章を発動させて左右の正拳突きを放つ。
ある程度爆炎を制御して撃ちだせるようになった。
そして両手を見ると傷が無い。
前より、確実に使いこなせるようになっている!
アキ 人族 男
レベル 13
HP 180/230【+120】
MP 101/230【+120】
攻撃 230【+120】
防御 230【+120】
魔法攻撃 230【+120】
魔法防御 230【+120】
敏捷 230【+120】
ジョブ ものまね士
スキル『ものまねレベル7』『短剣レベル5』『刀レベル5』『剣レベル5』『槍レベル5』『斧レベル5』『体術レベル【2→5】』『弓レベル5』『投てきレベル5』『炎魔法レベル3』『水魔法レベル3』『風魔法レベル5』『土魔法レベル3』『光魔法レベル【2→3】』『闇魔法レベル2』『錬金術レベル7』『HP自動回復レベル5』『スタミナ自動回復レベル5』『瞑想レベル5』『訓練効果アップレベル5』『身体強化レベル5』『速度強化レベル5』『隠密レベル5』『感知レベル5』『分析レベル5』『暗視レベル5』『遠目レベル5』『透視レベル5』『採取レベル5』『運搬レベル5』『ストレージレベル5』
「まさか紋章術の課題に気づいていたとは思わなかった」
「たまたまだ。手が傷ついてるぜ。大丈夫か?」
「そこまで分かっていたのか!錬金術と体術レベルを上げないと手がボロボロになるし、さっきみたいに爆炎を使いこなす事も出来ない」
手の甲に刻んだ紋章。
これは錬金術を使って魔力の塊にして定着させているからMPがある時に時間を掛けて刻む必要がある。
つまり戦闘中に紋章を使ってしまえばしばらく使えない。
使えば手を痛め、腕が痺れる。
威力が高い反面使いどころが難しい。
「また絡まれたらいやだな。魔物を倒してレベルを上げておこうかな」
「出来るだけ俺が守る。まずは回復魔法を覚えてくれ」
「アキ君!」
ミルクさんが抱き着いてくる。
「ありがとう。うう、頑張ったねえ」
ミルクさんは泣いていた。
「ギルド長もありがとうございますう」
「お。おう。何かあったらまたアキが守ってくれるぜ」
「や、やっぱり!そ、そこまで考えてくれていたんですねえ」
ミルクさんが涙ぐんだ。
「手がボロボロ、ヒール!」
ミルクさんが俺の手を取って癒す。
ミルクさんとの距離が一気に近くなった気がする。
「ミルク、まだ治療は出来るか?」
「はい、頑張りますう」
ミルクさんは俺の手を引いてギルドに戻っていく。
俺はその日ミルクさんの横でヒールのものまねを続けた。
「今日はありがとうございました」
「私はただヒールを使ってただけだよう」
「いえ、何回もものまねを出来て助かります」
「私もアキ君が一緒にいると安心だよお」
「それでは、今日はお疲れさまでした」
「うん、お疲れ様あ」
俺はギルドを出て宿屋に向かう。
宿屋に入るとミルクさんも入ってきた。
「え?」
「もしかして、同じ宿屋かなあ?」
「そうみたいですね」
「……」
ミルクさんが俺の手を取った。
「毎日一緒にギルドに通って欲しいのお」
「えーと、それは?」
「歩いているとよく男の人に声を掛けられて怖いのお」
「いいですよ」
「ありがとう」
ミルクさんが俺に抱きつく。
距離が近くなった瞬間にスキンシップが凄い!
「その人誰?」
後ろからプリンの声が聞こえた。
「ミルクさんだよ。光魔法の先生だ」
「よろしくねえ」
プリンはミルクと俺の間に入り込む。
素早い!
「護衛はもういいよね。行きましょう」
俺はプリンに引っ張られて部屋に向かった。
チョコはそれを見て笑いながら俺とプリンの頭を撫でる。
【次の日】
ギルドに向かうが、右腕にはミルクさんが絡みつき、左腕にはチョコが絡みつく。
そしてプリンの頬が膨れる。
手刀で俺から2人を引き離そうとするがミルクさんが抵抗する。
「こうしていれば男の人が声をかけてこないんです!」
「く、チョコ!私をからかって遊んでるでしょ!」
「そうですよ?」
「離れなさい!」
プリンはチョコの動きに翻弄させ続けながらギルドにたどり着いた。
「よう、アキ、両手に華じゃねえか」
マッチョがにやにやと笑う。
「く、マッチョめ!」
「がははははは!今日も早朝訓練開始だぜ」
俺はマッチョと体術訓練を続け、プリンとチョコはスキル訓練を続ける。
それが終わるとプリンとチョコが出かけていこうとする。
「魔物狩りか!クエストか!」
「そうよ。一緒に来る?」
「アキはしばらくスキル訓練だ」
「俺も行きたい」
「アキ君は私を守ってくれないんですかあ?」
ミルクさんが俺の服を掴んだ。
「アキ、ミルクを一人にするな。今は本当に危ない。下手すりゃ裏路地に引きずり込まれて犯されるぜ」
「わ、分かった」
俺はミルクさんの隣でヒールのものまねを続けた。
「ヒール!」
「ヒール!」
ミルクさんがMP不足で俺に倒れ掛かって来る。
放置するとミルクさんは体を触られたり、ギルドの外に運ばれて男に弄ばれる可能性があった。
俺はミルクさんを護衛しつつマッチョと体術訓練を重ね、ミルクさんの隣でヒールの練習を毎日続ける。
しばらくものまね訓練を続けたある日。
「ヒール!」
「ヒール!」
『光魔法レベル2→3』
前方にやさしい癒しの光が発生した。
「出来た?今出来た!?」
ミルクさんが俺に抱きつく。
「頑張ったねえ!」
ギルド長が走って来る。
「覚えたか!」
「ヒール!」
俺はマッチョにヒールを使った。
「今からヒールのクエストを出すぜ。それと、まだGランクのままだろ?プレートを変えておきな」
「そう言えばそうだった。すぐに変えよう」
俺はFランクになった。
俺が回復魔法を覚えた事でミルクさんに余裕が生まれ始める。
そして、マッチョとの訓練も変化が起き始めた。
俺は何度もマッチョの動きをマネする。
『体術レベル4→5』
「またレベルが上がったか?」
何度も拳で打ち合う。
「5になった!」
勢いをつけた蹴りを打ち合う。
「俺の体術も身体強化もレベル5だ!もう教えられることは無い!」
「ありがとうございました!」
俺はマッチョに頭を下げた。
「最後に爆炎パンチを見せてくれねえか?」
俺は両腕の紋章を発動させて左右の正拳突きを放つ。
ある程度爆炎を制御して撃ちだせるようになった。
そして両手を見ると傷が無い。
前より、確実に使いこなせるようになっている!
アキ 人族 男
レベル 13
HP 180/230【+120】
MP 101/230【+120】
攻撃 230【+120】
防御 230【+120】
魔法攻撃 230【+120】
魔法防御 230【+120】
敏捷 230【+120】
ジョブ ものまね士
スキル『ものまねレベル7』『短剣レベル5』『刀レベル5』『剣レベル5』『槍レベル5』『斧レベル5』『体術レベル【2→5】』『弓レベル5』『投てきレベル5』『炎魔法レベル3』『水魔法レベル3』『風魔法レベル5』『土魔法レベル3』『光魔法レベル【2→3】』『闇魔法レベル2』『錬金術レベル7』『HP自動回復レベル5』『スタミナ自動回復レベル5』『瞑想レベル5』『訓練効果アップレベル5』『身体強化レベル5』『速度強化レベル5』『隠密レベル5』『感知レベル5』『分析レベル5』『暗視レベル5』『遠目レベル5』『透視レベル5』『採取レベル5』『運搬レベル5』『ストレージレベル5』
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