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第29話
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俺は先頭を歩いた。
ごうはダンジョン配信、と見せかけてデュラハン討伐の流れをざっくりと説明して質問に答える。
ごうは大人だ。
同じ質問が何回も来るが嫌な顔をせず丁寧に答える。
ショットゴーレムが5体出て来てツインハンドで倒した。
次にギアゴーレムが8体出て来てすぐにツインハンドで倒した。
大部屋に入るとギアゴーレムとショットゴーレムが同時に100体ほど出てきた。
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
全部倒してドロップ品の落ちる音が響いた。
「ちょ、ちょっと待って! あっけなさ過ぎて、ええええええ!」
「さすが達也先生、モンスターを感知してモンスターが目の前に出てくる前に構えるその動きは参考になるよ」
「俺も前に出たくなって来たぜ」
「だーめ、私達は見学よ、ほら、ドロップ品を拾いましょう」
『何何! 何なん?』
『ゴーレムが出てきたと思ったら倒れてドロップ品に変わってた』
『ゴーレムが100体以上出て攻撃する間もなく倒されるってどゆこと!?』
『てか何で行き止まりの道に一回も当たらないんだ?』
『兄貴の説明が途中から耳に入らなくなってしまった』
『ショットゴーレムは遠距離攻撃をしてくる。そしてゴーレムは固い、普通はこんなにあっさり倒せない』
『ゴーレムが弱い錯覚をしてしまう。あいつら強いで、囲まれれば死ぬから、マジで』
「お、気づいたか? 達也は戦士の五感強化と魔力感知で何となくの道が分かる」
「完全には分からないけどすぐ先が行き止まりかどうかくらいは分かるぞ?」
『俺五感強化も魔力感知も出来るけどそれは分からんわ!』
『私も魔眼を覚えたいな』
『やり方があるのか?』
「基礎訓練を続ければ出来るようになる。五感を人はフルに使えていないから自分の内面や感覚に意識を向け続ければ出来るようになってくるよ」
『んなあほな! 仙人のような事を言う』
『でも、出来てるんだよなあ。あのダンジョンは行き止まりが多い、ちなみにワイは6人パーティーでダンジョンに潜り見事に被弾して逃げてきた』
『お前被弾だけで済むって優秀だな』
『達也は見えている世界が違うんだな』
『私26才独身です。達也さんと結婚したいです』
『旦那と結婚していなければ、達也さんと、残念』
『達也大人気じゃん』
俺はどんどん奥に進んだ。
◇
「いた、マウンテンカノンが7体いる。行ってくる」
「え、ちょ!」
『ラスボスが7体!』
『雑魚が出たから倒してくるみたいなあの言い方!』
『達也って大分感覚がずれてるよね?』
『本当に走って行った!』
『えええええええええええええええええええ! 冗談かと思ってた!』
俺は巨大な大部屋に走った。
マウンテンカノンが7体俺に気づいてチャージを始めた。
タイムアタックだ!
1分以内に全部倒せばビームは発射してこない。
1番近くにいるマウンテンカノンに飛び乗って剣で斬る。
ザン!
ドッスーン!
7体すべてを斬って倒した。
ザン!
ドッスーン!
どんどん感覚が戻っていく。
思ったよりも力を込めなくても斬れる。
「もう、終わっちゃった?」
「「……」」
『おおおお! すげええええええええ! 今度はラスボスを7体瞬殺だぜ!』
『世界記録じゃね?』
『マウンテンカノン7体のタイムアタック自体が普通は無理だぞ』
『あいつら本来はボスの上にいるレイドボスよ? ソロで倒す敵ちゃうわ』
『豆腐を斬るように斬ってたな。あれ何? 何なん!?』
『剣の光り方がおかしいよな? なんか、普通と違う』
『今まで全部が普通じゃないわな』
『マジで、子育てで冒険者を休業って、今までこんな逸材を無駄にしていたのか? 日本って何なん?』
「達也、みんなが達也の剣の輝きに疑問を持っている」
「この剣な、たまたま安く買えたんだ」
「そうか、剣が光っていただろ? あれの説明を頼む」
「ああ、身体強化の応用でこうやって剣に魔力を通す事が出来るだろ?」
俺は剣に身体強化の魔力を通した。
『これも結構難しい』
『剣にまとわりつく魔力にムラが無い! 練度が高すぎる!』
『わい剣士、体に魔力を流すその向こう側に剣に魔力を流すスキルがある感じだ、今はもやっと剣に魔力を流して戦ってる。で、達也の練度は化け物クラス』
「でもこれだけじゃ出力に限界がある。だからこんなふうに黒魔法と白魔法の魔力を合わせた」
黒魔法と白魔法を練り込んで剣の輝きを変える。
「ホース1本の圧力が低いから3本束ねて使うみたいな、そんな感じだ。才能の無い俺がもがいた結果の苦肉の策だな」
「いや天才だろ」
『天才だろ!』
『普通に天才!』
『それ才能でしかないわ!』
「いやいや、沙雪を育てる以外の時間はずっと基礎訓練で魔力3つを同時使用するために練習していた。ようやくここまで来ただけで天才じゃないだろ」
『高校からサクッと冒険者になって金を稼いで生き残れた時点で天才』
『それを毎日やれって言われてみんなが出来ないんだ! 毎日5分の筋トレさえみんな体にいいと知っててやらないしランニングも勉強も全部そうやで』
『みんなが出来ない事を続けられる時点でそれは天才だ』
『昨日達也の特番見たけど高校で冒険者をはじめてすぐに魔眼を覚える時点でおかしいからな。覚える順番がおかしい』
『俺も見た。達也の再現VTRを見て他の天才の言葉を思い出した。難しく考える必要はないんだ。右手を動かしながら左手を動かせばいいんだって言ってたわ』
『トリプルってか仙人だな』
「分かるよ、達也先生はスピリチュアル系だよね?」
『そう、それ、直感でものを言う感じが天才感があるわ』
『見えている景色がもう達也と私達で違う感じがするよね?』
『達也さんと結婚したいです。21才で顔には自信があります』
「ちょ、ちょっと待って、昨日テレビでやっていた再現VTRはカッコよく作られ過ぎてるから。盛られてるからな」
コメントがどんどん流れて止まらない状態が続いた。
俺が発言してからまた速くなった?
俺がスマホを見た瞬間に速くなったような。
みんなが何を書き込んだのか分からないほどコメントが滝のように流れ落ちる。
テレビの力を思い知った。
「達也先生、俺も戦いたいぜ」
「そ、そうだよな? おし! 新も皆も戦おう!」
流れを変える必要がある。
「みんな、大きな音を出すから耳を塞いでくれ! 配信を見ている人は音量を下げて欲しい!」
俺は黒く直径10メートルほどの大きな魔力球を作った。
薄い黒魔法の膜で空気を覆い一瞬で圧縮する。
そしてはじけさせた。
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!
起きな音がダンジョンに響いた。
大きな音で仕切り直す。
我ながらいいアイデアだ。
スマホを見るが滝のように流れるコメントが収まらない。
むしろ早くなっている。
俺はコメントを止めて確認した。
『ぎゃあああああああああああああ! 高等技術来たああああ!』
『思っていた音より10倍以上大きかった!』
『ふ、音量を1にしていた俺は勝ち組』
『やっぱり達也先生は天才だわ』
コメントを戻すと滝のように流れるコメントが酷くなっていく。
アリの巣のように枝分かれしている通路からゴーレムの足音が聞こえる。
ドスンドスンドスンドスン!
「みんなならこの程度余裕だよな?」
3人が目を合わせて頷いた。
「この程度のモンスターを倒せなければ達也先生の隣を歩く事も出来ない。そのメッセージ、受け取ったよ!」
「い、樹、力を抜いて、そう重く取らなくてもいいから!」
「達也先生がいるんだもの! 今はただの練習よ! 魔力を使い切るまで戦いましょう!」
「り、凜、無理はしなくていいから!」
「は、ははははは! 達也先生! いいねえ! この逆境! 乗り越えて一気にレベル6に上り詰めてやるぜ!」
「そ、そういう意味じゃないからな!」
コメントが滝のように流れる。
ショットゴーレムが皆を狙う。
ギアゴーレムが全方位からみんなを睨みギアチャージを開始した。
「は、ははははは! 達也! 俺は今まで悪い夢を見ていたようだ」
「……え?」
「ゴーレムが苦手だと言いつつ俺は今までチャレンジをしなくなっていた! 俺はよう、皆をまとめてる! デュラハンを倒す為に人をまとめる! そしてその上で戦いでは前に出る! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ええええええええええええええええええええ!」
『兄貴いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!』
『流石達也さん、兄貴の心に火をつけるとはおみそれしました』
『兄貴すら動かす達也、いや、達也兄貴!』
『兄貴に気づきを与えるとは流石です』
4人が全力で戦い始めた。
俺はスマホが気になりまた見てしまう。
……コメントのスクロールがありえない速度で落ちていく。
ごうはダンジョン配信、と見せかけてデュラハン討伐の流れをざっくりと説明して質問に答える。
ごうは大人だ。
同じ質問が何回も来るが嫌な顔をせず丁寧に答える。
ショットゴーレムが5体出て来てツインハンドで倒した。
次にギアゴーレムが8体出て来てすぐにツインハンドで倒した。
大部屋に入るとギアゴーレムとショットゴーレムが同時に100体ほど出てきた。
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
全部倒してドロップ品の落ちる音が響いた。
「ちょ、ちょっと待って! あっけなさ過ぎて、ええええええ!」
「さすが達也先生、モンスターを感知してモンスターが目の前に出てくる前に構えるその動きは参考になるよ」
「俺も前に出たくなって来たぜ」
「だーめ、私達は見学よ、ほら、ドロップ品を拾いましょう」
『何何! 何なん?』
『ゴーレムが出てきたと思ったら倒れてドロップ品に変わってた』
『ゴーレムが100体以上出て攻撃する間もなく倒されるってどゆこと!?』
『てか何で行き止まりの道に一回も当たらないんだ?』
『兄貴の説明が途中から耳に入らなくなってしまった』
『ショットゴーレムは遠距離攻撃をしてくる。そしてゴーレムは固い、普通はこんなにあっさり倒せない』
『ゴーレムが弱い錯覚をしてしまう。あいつら強いで、囲まれれば死ぬから、マジで』
「お、気づいたか? 達也は戦士の五感強化と魔力感知で何となくの道が分かる」
「完全には分からないけどすぐ先が行き止まりかどうかくらいは分かるぞ?」
『俺五感強化も魔力感知も出来るけどそれは分からんわ!』
『私も魔眼を覚えたいな』
『やり方があるのか?』
「基礎訓練を続ければ出来るようになる。五感を人はフルに使えていないから自分の内面や感覚に意識を向け続ければ出来るようになってくるよ」
『んなあほな! 仙人のような事を言う』
『でも、出来てるんだよなあ。あのダンジョンは行き止まりが多い、ちなみにワイは6人パーティーでダンジョンに潜り見事に被弾して逃げてきた』
『お前被弾だけで済むって優秀だな』
『達也は見えている世界が違うんだな』
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『旦那と結婚していなければ、達也さんと、残念』
『達也大人気じゃん』
俺はどんどん奥に進んだ。
◇
「いた、マウンテンカノンが7体いる。行ってくる」
「え、ちょ!」
『ラスボスが7体!』
『雑魚が出たから倒してくるみたいなあの言い方!』
『達也って大分感覚がずれてるよね?』
『本当に走って行った!』
『えええええええええええええええええええ! 冗談かと思ってた!』
俺は巨大な大部屋に走った。
マウンテンカノンが7体俺に気づいてチャージを始めた。
タイムアタックだ!
1分以内に全部倒せばビームは発射してこない。
1番近くにいるマウンテンカノンに飛び乗って剣で斬る。
ザン!
ドッスーン!
7体すべてを斬って倒した。
ザン!
ドッスーン!
どんどん感覚が戻っていく。
思ったよりも力を込めなくても斬れる。
「もう、終わっちゃった?」
「「……」」
『おおおお! すげええええええええ! 今度はラスボスを7体瞬殺だぜ!』
『世界記録じゃね?』
『マウンテンカノン7体のタイムアタック自体が普通は無理だぞ』
『あいつら本来はボスの上にいるレイドボスよ? ソロで倒す敵ちゃうわ』
『豆腐を斬るように斬ってたな。あれ何? 何なん!?』
『剣の光り方がおかしいよな? なんか、普通と違う』
『今まで全部が普通じゃないわな』
『マジで、子育てで冒険者を休業って、今までこんな逸材を無駄にしていたのか? 日本って何なん?』
「達也、みんなが達也の剣の輝きに疑問を持っている」
「この剣な、たまたま安く買えたんだ」
「そうか、剣が光っていただろ? あれの説明を頼む」
「ああ、身体強化の応用でこうやって剣に魔力を通す事が出来るだろ?」
俺は剣に身体強化の魔力を通した。
『これも結構難しい』
『剣にまとわりつく魔力にムラが無い! 練度が高すぎる!』
『わい剣士、体に魔力を流すその向こう側に剣に魔力を流すスキルがある感じだ、今はもやっと剣に魔力を流して戦ってる。で、達也の練度は化け物クラス』
「でもこれだけじゃ出力に限界がある。だからこんなふうに黒魔法と白魔法の魔力を合わせた」
黒魔法と白魔法を練り込んで剣の輝きを変える。
「ホース1本の圧力が低いから3本束ねて使うみたいな、そんな感じだ。才能の無い俺がもがいた結果の苦肉の策だな」
「いや天才だろ」
『天才だろ!』
『普通に天才!』
『それ才能でしかないわ!』
「いやいや、沙雪を育てる以外の時間はずっと基礎訓練で魔力3つを同時使用するために練習していた。ようやくここまで来ただけで天才じゃないだろ」
『高校からサクッと冒険者になって金を稼いで生き残れた時点で天才』
『それを毎日やれって言われてみんなが出来ないんだ! 毎日5分の筋トレさえみんな体にいいと知っててやらないしランニングも勉強も全部そうやで』
『みんなが出来ない事を続けられる時点でそれは天才だ』
『昨日達也の特番見たけど高校で冒険者をはじめてすぐに魔眼を覚える時点でおかしいからな。覚える順番がおかしい』
『俺も見た。達也の再現VTRを見て他の天才の言葉を思い出した。難しく考える必要はないんだ。右手を動かしながら左手を動かせばいいんだって言ってたわ』
『トリプルってか仙人だな』
「分かるよ、達也先生はスピリチュアル系だよね?」
『そう、それ、直感でものを言う感じが天才感があるわ』
『見えている景色がもう達也と私達で違う感じがするよね?』
『達也さんと結婚したいです。21才で顔には自信があります』
「ちょ、ちょっと待って、昨日テレビでやっていた再現VTRはカッコよく作られ過ぎてるから。盛られてるからな」
コメントがどんどん流れて止まらない状態が続いた。
俺が発言してからまた速くなった?
俺がスマホを見た瞬間に速くなったような。
みんなが何を書き込んだのか分からないほどコメントが滝のように流れ落ちる。
テレビの力を思い知った。
「達也先生、俺も戦いたいぜ」
「そ、そうだよな? おし! 新も皆も戦おう!」
流れを変える必要がある。
「みんな、大きな音を出すから耳を塞いでくれ! 配信を見ている人は音量を下げて欲しい!」
俺は黒く直径10メートルほどの大きな魔力球を作った。
薄い黒魔法の膜で空気を覆い一瞬で圧縮する。
そしてはじけさせた。
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!
起きな音がダンジョンに響いた。
大きな音で仕切り直す。
我ながらいいアイデアだ。
スマホを見るが滝のように流れるコメントが収まらない。
むしろ早くなっている。
俺はコメントを止めて確認した。
『ぎゃあああああああああああああ! 高等技術来たああああ!』
『思っていた音より10倍以上大きかった!』
『ふ、音量を1にしていた俺は勝ち組』
『やっぱり達也先生は天才だわ』
コメントを戻すと滝のように流れるコメントが酷くなっていく。
アリの巣のように枝分かれしている通路からゴーレムの足音が聞こえる。
ドスンドスンドスンドスン!
「みんなならこの程度余裕だよな?」
3人が目を合わせて頷いた。
「この程度のモンスターを倒せなければ達也先生の隣を歩く事も出来ない。そのメッセージ、受け取ったよ!」
「い、樹、力を抜いて、そう重く取らなくてもいいから!」
「達也先生がいるんだもの! 今はただの練習よ! 魔力を使い切るまで戦いましょう!」
「り、凜、無理はしなくていいから!」
「は、ははははは! 達也先生! いいねえ! この逆境! 乗り越えて一気にレベル6に上り詰めてやるぜ!」
「そ、そういう意味じゃないからな!」
コメントが滝のように流れる。
ショットゴーレムが皆を狙う。
ギアゴーレムが全方位からみんなを睨みギアチャージを開始した。
「は、ははははは! 達也! 俺は今まで悪い夢を見ていたようだ」
「……え?」
「ゴーレムが苦手だと言いつつ俺は今までチャレンジをしなくなっていた! 俺はよう、皆をまとめてる! デュラハンを倒す為に人をまとめる! そしてその上で戦いでは前に出る! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ええええええええええええええええええええ!」
『兄貴いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!』
『流石達也さん、兄貴の心に火をつけるとはおみそれしました』
『兄貴すら動かす達也、いや、達也兄貴!』
『兄貴に気づきを与えるとは流石です』
4人が全力で戦い始めた。
俺はスマホが気になりまた見てしまう。
……コメントのスクロールがありえない速度で落ちていく。
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