4 / 113
投資の基本は節約と自己投資だよな
経験値投資
しおりを挟む
「うさぎ族か」
「はい、うさぎ族のジョブはファーマーや錬金術師などの生産ジョブの方ばかりです。交渉次第で安くポーションを手に入れることが出来るかもしれません」
「紹介して欲しい」
「ですが、その、」
「ん?」
「うさぎ族はスキルレベルが低い者が大半です。うまく交渉できてもポーション作りの成功率は低いと思います。短期的には普通にポーションを買うか、熟練の錬金術師から直にポーションを卸してもらった方が安上がりです」
うさぎ族は最弱の種族と言われている。
原因は戦闘系のジョブの者がおらず、レベルを上げにくい為だ。
スキルは使う事で強化されていくが、ステータスレベルが低く魔力が低い状態ではすぐに疲れたり魔力が切れる。
思うようにスキルの強化を出来ないのだ。
スキルが弱いと錬金術のポーション作成は失敗率は高くなりコストがかさむ。
普通にポーションを買うより高くつく可能性もあるのだ。
「出来れば、ポーションを買うついでにうさぎ族を救ってもらえればうれしいなーと……駄目ですかね?」
「紹介して欲しい。話をしてみたい」
「分かりました、では今から行きましょう。準備してきます」
何故かフィルはパン屋に行って大量のパンを買い込む。
パンを背負ったままうさぎ族の元に向かった。
俺はフィルと一緒にうさぎ族の住処に着く。
ボロボロの小屋のような建物が並ぶ。
「ここ一帯にうさぎ族が住んでいます」
歩くうさぎ族を見るとボロボロの服を着ているし、頬もコケて皆痩せていた。
フィルは大量のパンをうさぎ族に渡した。
「配る為に買ったのか」
「そうですね。ジュンさんには期待していますよ」
俺はレベル5で戦闘力も5、そこらに居る兵士や冒険者の方が強いだろう。
俺に力があるとは思えない。
うさぎ族の見た目は人間だが、頭からうさぎの耳と腰の下から丸いうさぎの尻尾が生えている。
「うさぎ族ってみんな貧乏なのか?」
「そう、ですね。あ、長老のウサットさんです。ウサットさん!」
「フィル、どうしたんだい?」
ウサットは30才ほどに見える男性で痩せていた。
長老なのに若い。
長老ですら満足に食べられないのだろう。
俺は元の世界のニュースで見た難民を思い出した。
余裕が無ければ日本のように老人が生きていくことは出来ない。
「実は……」
フィルがウサットに事情を説明した。
「なるほど、話は分かったよ」
ウサットが俺の事を凝視した。
「よろしくお願いします」
俺は頭を下げる。
「そうだね、試しに1人の錬金術師と協力してみて欲しいんだ。今呼んでくるよ」
ウサットはすぐに戻って来る。
後ろにはブルーの髪とブルーの瞳をしたうさぎ族が居た。
本来は美人なのだろうが、あまりにも痩せている。
体のラインから子供ではない事は分かるが、背が小さい。
「ラビイなのです。よろしくなのです」
「立ち話もなんだ。古くて狭いが私の家で話をしよう」
家に着くが椅子が足りず隣の家から椅子を借りていた。
相当大変な生活である事が伺えた。
4人で椅子に座ると、ウサットが口を開いた。
「ジュン君は英雄のようだが、ラビイと協力するとして具体的に何をするつもりなんだい?」
ウサットが俺の目を真っすぐに捕らえた。
俺は今試されている。
そう感じた。
当然だ。
ウサットには長老の役目がある。
ウサットはみんなを守ろうとしているのだ。
嘘はつけない。
「その前に補足があります。私のジョブは投資家です」
その言葉でラビイの顔が引きつった。
投資家は嫌われている。
投資家は日本で言う高利貸しのような存在だ。
「どうして不利になることを言ったんだい?黙っていることも出来ただろう?」
「不利な事でも隠しておけば後々トラブルになると思いました。それと、私は試されていると感じています。話を続けてもいいですか?」
ウサットが頷く。
「やる事は、ラビイにポーションの材料を渡してポーションを作ってもらい、出来たポーションの半分は僕が貰い、半分はラビイさんが貰うようにしたいのです。ですが、もしラビイさんが嫌がるようなら、他の方にお願いするのも良いかと思っています」
「ラビイはどう思う?」
「わ、私は、やりたいです!」
「ジュン君、気になるのはなぜ最弱のうさぎ族に頼みに来たんだい?人間族にも錬金術師はいる。ポーションが欲しいなら彼らに作ってもらう事も出来ただろう?彼らの方がステータスレベルが高い者が多く、ポーションを多く作れる」
「私は未来を見ているからです」
「……良く分からない」
「説明不足でした。例えばラビイが100回、1000回とポーションを作ればポーション作成の成功率は上がっていくでしょう。最初は失敗しても何度も繰り返せば能力は上がっていきます。僕は長期の未来に渡って良い関係を作っていきたいと考えます」
「うん、なんとなく分かったよ。でもそれは答えの半分でしかない。人間族に頼まない理由にはならないよ。君には何の得も無い」
「私が元居た世界にこういう言葉があります。【魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ】と。今私の全財産でここに居る皆に食事を振舞って空腹を満たす事は出来ます。ですがそれではまた空腹になって終わりです。ですが、僕がラビイにだけ食事を与え、何度もポーションを作ってもらい、力を蓄えてもらう事でラビイは自活する術を得ることが出来ると思っています」
「君の得にならないよ」
「はい、ですが、もしみんなが豊かになって余裕が出来たら寄付としてポーションを貰ったり、他の困った人を助けて欲しいのです。もちろん強制ではありません」
「英雄の使命かな?」
「どちらかというと、英雄の使命を他の人にやってもらって後で楽をしたいと思っています。僕は投資家なので、内政で世界を助けるために居るんだと思います」
フィルが割って入る。
「私がジュンさんにうさぎ族を助けるようお願いしました」
俺はウサットを見た。
分かってもらえるか分からない。
俺は転移する前に株式の長期投資をしてきたが、周りの人間には俺の行動を分かってもらえなかった。
投資の本質は今の富を使わず、未来に向けてブーストさせる事だ。
今節約して未来に備えると言ってもいい。
親しい友人に投資を進めてみたが「今を楽しく生きていければいい」と言われ友人は投資を始めず自動車のローンを組んで貯金の無い生活を送っていた。
投資のお金を作る為、節約を始めた時も変人扱いされた。
会社では自動車を捨てて生活する事で変人扱いされた。
1日3食の食事を捨てた時も変人扱いされた。
日本ですら俺の行動は受け入れられなかった。
多くの者が目の前の事だけを考えて生きている。
特に俺の居た田舎では尚更そうだ。
ましてここは文明の遅れた世界。
1年後、5年後の未来を見据えるこの考え方を受け入れてもらえるのか?
余裕の無い者は未来に備えることが出来ない。
余裕が無いうさぎ族にこの考えを理解してもらえるのか?
俺の言っている事は『食べ物に困ったうさぎ族に食事を与えない。ラビイの教育にすべて使う』と言っているのと同じことだ。
俺はウサットの目を見る。
「分かりました。1人だけでも構いません。ぜひ、1人でも救っていただきたいです」
何故かウサットは敬語になり、深々と俺に頭を下げた。
俺の話に、納得してもらえたのか?
フィルが笑顔で言った。
「交渉成立ですね。ですが、ジュンさんは経験値投資の力を使った方がレベル上げはやりやすいんじゃないですか?ポーションが欲しいのはレベル上げの為ですよね?」
「契約出来た方が助かるけど、相手が納得しなければ使えない。投資家は嫌われているだろ?信頼が大事だ」
「経験値投資とはなんですか?よければ聞かせて欲しいのですが」
「経験値投資は僕のスキルです。相手と契約する事で、魔物を倒した時の経験値の半分を貰うことが出来ます。代償として僕は戦闘力を貸し出したり、お金を払うことも出来ます。そこは交渉次第です」
「それを利用して相手を奴隷にする事は出来ますかな?」
ウサットの目が見開かれる。
「いや、出来ないと思います。でも、スキルが強化されたらどうなるか分からないです」
「相手に多額の借金を負わせて奴隷同然にすることは出来ますかな?」
「出来ないです。出来るのは魔物を倒した時の経験値を吸い取るだけです」
俺は肝心な事を見落としていた。
俺はこのスキルを使った事が無い。
どこまで出来るか分からない。
俺の直感が出来ないと告げているがやってみたらどうなるか分からない。
「すいません、訂正します。どこまで出来るか分かりません。スキルを1度も使った事が無いからです」
俺は肩を落とした。
「ウサットさん。私が契約内容をチェックして不利にならないように立ち会いましょうか?そうすれば少しは安心できると思います」
「でも、ラビイさんが怖がるんじゃないか?」
ラビイの手が震えている。
「ラビイ。無理はしなくていい。他の者を連れてこよう」
「わ、私は、やるです!契約するです!」
そして俺はラビイと経験値投資の契約を交わした。
フィルの人柄に俺は助けられた。
そう強く感じる。
「はい、うさぎ族のジョブはファーマーや錬金術師などの生産ジョブの方ばかりです。交渉次第で安くポーションを手に入れることが出来るかもしれません」
「紹介して欲しい」
「ですが、その、」
「ん?」
「うさぎ族はスキルレベルが低い者が大半です。うまく交渉できてもポーション作りの成功率は低いと思います。短期的には普通にポーションを買うか、熟練の錬金術師から直にポーションを卸してもらった方が安上がりです」
うさぎ族は最弱の種族と言われている。
原因は戦闘系のジョブの者がおらず、レベルを上げにくい為だ。
スキルは使う事で強化されていくが、ステータスレベルが低く魔力が低い状態ではすぐに疲れたり魔力が切れる。
思うようにスキルの強化を出来ないのだ。
スキルが弱いと錬金術のポーション作成は失敗率は高くなりコストがかさむ。
普通にポーションを買うより高くつく可能性もあるのだ。
「出来れば、ポーションを買うついでにうさぎ族を救ってもらえればうれしいなーと……駄目ですかね?」
「紹介して欲しい。話をしてみたい」
「分かりました、では今から行きましょう。準備してきます」
何故かフィルはパン屋に行って大量のパンを買い込む。
パンを背負ったままうさぎ族の元に向かった。
俺はフィルと一緒にうさぎ族の住処に着く。
ボロボロの小屋のような建物が並ぶ。
「ここ一帯にうさぎ族が住んでいます」
歩くうさぎ族を見るとボロボロの服を着ているし、頬もコケて皆痩せていた。
フィルは大量のパンをうさぎ族に渡した。
「配る為に買ったのか」
「そうですね。ジュンさんには期待していますよ」
俺はレベル5で戦闘力も5、そこらに居る兵士や冒険者の方が強いだろう。
俺に力があるとは思えない。
うさぎ族の見た目は人間だが、頭からうさぎの耳と腰の下から丸いうさぎの尻尾が生えている。
「うさぎ族ってみんな貧乏なのか?」
「そう、ですね。あ、長老のウサットさんです。ウサットさん!」
「フィル、どうしたんだい?」
ウサットは30才ほどに見える男性で痩せていた。
長老なのに若い。
長老ですら満足に食べられないのだろう。
俺は元の世界のニュースで見た難民を思い出した。
余裕が無ければ日本のように老人が生きていくことは出来ない。
「実は……」
フィルがウサットに事情を説明した。
「なるほど、話は分かったよ」
ウサットが俺の事を凝視した。
「よろしくお願いします」
俺は頭を下げる。
「そうだね、試しに1人の錬金術師と協力してみて欲しいんだ。今呼んでくるよ」
ウサットはすぐに戻って来る。
後ろにはブルーの髪とブルーの瞳をしたうさぎ族が居た。
本来は美人なのだろうが、あまりにも痩せている。
体のラインから子供ではない事は分かるが、背が小さい。
「ラビイなのです。よろしくなのです」
「立ち話もなんだ。古くて狭いが私の家で話をしよう」
家に着くが椅子が足りず隣の家から椅子を借りていた。
相当大変な生活である事が伺えた。
4人で椅子に座ると、ウサットが口を開いた。
「ジュン君は英雄のようだが、ラビイと協力するとして具体的に何をするつもりなんだい?」
ウサットが俺の目を真っすぐに捕らえた。
俺は今試されている。
そう感じた。
当然だ。
ウサットには長老の役目がある。
ウサットはみんなを守ろうとしているのだ。
嘘はつけない。
「その前に補足があります。私のジョブは投資家です」
その言葉でラビイの顔が引きつった。
投資家は嫌われている。
投資家は日本で言う高利貸しのような存在だ。
「どうして不利になることを言ったんだい?黙っていることも出来ただろう?」
「不利な事でも隠しておけば後々トラブルになると思いました。それと、私は試されていると感じています。話を続けてもいいですか?」
ウサットが頷く。
「やる事は、ラビイにポーションの材料を渡してポーションを作ってもらい、出来たポーションの半分は僕が貰い、半分はラビイさんが貰うようにしたいのです。ですが、もしラビイさんが嫌がるようなら、他の方にお願いするのも良いかと思っています」
「ラビイはどう思う?」
「わ、私は、やりたいです!」
「ジュン君、気になるのはなぜ最弱のうさぎ族に頼みに来たんだい?人間族にも錬金術師はいる。ポーションが欲しいなら彼らに作ってもらう事も出来ただろう?彼らの方がステータスレベルが高い者が多く、ポーションを多く作れる」
「私は未来を見ているからです」
「……良く分からない」
「説明不足でした。例えばラビイが100回、1000回とポーションを作ればポーション作成の成功率は上がっていくでしょう。最初は失敗しても何度も繰り返せば能力は上がっていきます。僕は長期の未来に渡って良い関係を作っていきたいと考えます」
「うん、なんとなく分かったよ。でもそれは答えの半分でしかない。人間族に頼まない理由にはならないよ。君には何の得も無い」
「私が元居た世界にこういう言葉があります。【魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ】と。今私の全財産でここに居る皆に食事を振舞って空腹を満たす事は出来ます。ですがそれではまた空腹になって終わりです。ですが、僕がラビイにだけ食事を与え、何度もポーションを作ってもらい、力を蓄えてもらう事でラビイは自活する術を得ることが出来ると思っています」
「君の得にならないよ」
「はい、ですが、もしみんなが豊かになって余裕が出来たら寄付としてポーションを貰ったり、他の困った人を助けて欲しいのです。もちろん強制ではありません」
「英雄の使命かな?」
「どちらかというと、英雄の使命を他の人にやってもらって後で楽をしたいと思っています。僕は投資家なので、内政で世界を助けるために居るんだと思います」
フィルが割って入る。
「私がジュンさんにうさぎ族を助けるようお願いしました」
俺はウサットを見た。
分かってもらえるか分からない。
俺は転移する前に株式の長期投資をしてきたが、周りの人間には俺の行動を分かってもらえなかった。
投資の本質は今の富を使わず、未来に向けてブーストさせる事だ。
今節約して未来に備えると言ってもいい。
親しい友人に投資を進めてみたが「今を楽しく生きていければいい」と言われ友人は投資を始めず自動車のローンを組んで貯金の無い生活を送っていた。
投資のお金を作る為、節約を始めた時も変人扱いされた。
会社では自動車を捨てて生活する事で変人扱いされた。
1日3食の食事を捨てた時も変人扱いされた。
日本ですら俺の行動は受け入れられなかった。
多くの者が目の前の事だけを考えて生きている。
特に俺の居た田舎では尚更そうだ。
ましてここは文明の遅れた世界。
1年後、5年後の未来を見据えるこの考え方を受け入れてもらえるのか?
余裕の無い者は未来に備えることが出来ない。
余裕が無いうさぎ族にこの考えを理解してもらえるのか?
俺の言っている事は『食べ物に困ったうさぎ族に食事を与えない。ラビイの教育にすべて使う』と言っているのと同じことだ。
俺はウサットの目を見る。
「分かりました。1人だけでも構いません。ぜひ、1人でも救っていただきたいです」
何故かウサットは敬語になり、深々と俺に頭を下げた。
俺の話に、納得してもらえたのか?
フィルが笑顔で言った。
「交渉成立ですね。ですが、ジュンさんは経験値投資の力を使った方がレベル上げはやりやすいんじゃないですか?ポーションが欲しいのはレベル上げの為ですよね?」
「契約出来た方が助かるけど、相手が納得しなければ使えない。投資家は嫌われているだろ?信頼が大事だ」
「経験値投資とはなんですか?よければ聞かせて欲しいのですが」
「経験値投資は僕のスキルです。相手と契約する事で、魔物を倒した時の経験値の半分を貰うことが出来ます。代償として僕は戦闘力を貸し出したり、お金を払うことも出来ます。そこは交渉次第です」
「それを利用して相手を奴隷にする事は出来ますかな?」
ウサットの目が見開かれる。
「いや、出来ないと思います。でも、スキルが強化されたらどうなるか分からないです」
「相手に多額の借金を負わせて奴隷同然にすることは出来ますかな?」
「出来ないです。出来るのは魔物を倒した時の経験値を吸い取るだけです」
俺は肝心な事を見落としていた。
俺はこのスキルを使った事が無い。
どこまで出来るか分からない。
俺の直感が出来ないと告げているがやってみたらどうなるか分からない。
「すいません、訂正します。どこまで出来るか分かりません。スキルを1度も使った事が無いからです」
俺は肩を落とした。
「ウサットさん。私が契約内容をチェックして不利にならないように立ち会いましょうか?そうすれば少しは安心できると思います」
「でも、ラビイさんが怖がるんじゃないか?」
ラビイの手が震えている。
「ラビイ。無理はしなくていい。他の者を連れてこよう」
「わ、私は、やるです!契約するです!」
そして俺はラビイと経験値投資の契約を交わした。
フィルの人柄に俺は助けられた。
そう強く感じる。
0
お気に入りに追加
563
あなたにおすすめの小説
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ゲーム序盤で死ぬモブ炎使いに転生したので、主人公に先回りしてイベントをクリアしたらヒロインが俺について来た
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで日間・週間・月間総合1位獲得!ありがとうございます。
社畜として働き、いつものように寝て起きると、俺はゲーム『ブレイブクエストファンタジー』とよく似た世界のモブ『ゲット』に転生していた。俺は物語序盤で盗賊に襲われて死ぬ運命だ。しかも主人公のダストは俺を手下のようにこき使う。
「主人公にこき使われるのはもうごめんだ!死ぬのもごめんだ!俺がゲームのストーリーを覆してやる!」
幼いころから努力を続けていると、ゲームヒロインが俺に好意を寄せている?
いや、気のせいだ。俺はしょせんモブ!
今は死亡フラグを解決する!そして次のステップに進む!
一方、同じく転生したダストは主人公キャラを利用して成り上がろうとするが、ダンジョンのお宝はすでに無く、仲間にするはずの美人キャラには見限られ、努力を嫌ったことでどんどん衰退していく。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜
橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
魔物が棲む森に捨てられた私を拾ったのは、私を捨てた王子がいる国の騎士様だった件について。
imu
ファンタジー
病院の帰り道、歩くのもやっとな状態の私、花宮 凛羽 21歳。
今にも倒れそうな体に鞭を打ち、家まで15分の道を歩いていた。
あぁ、タクシーにすればよかったと、後悔し始めた時。
「—っ⁉︎」
私の体は、眩い光に包まれた。
次に目覚めた時、そこは、
「どこ…、ここ……。」
何故かずぶ濡れな私と、きらびやかな人達がいる世界でした。
辺境の契約魔法師~スキルと知識で異世界改革~
有雲相三
ファンタジー
前世の知識を保持したまま転生した主人公。彼はアルフォンス=テイルフィラーと名付けられ、辺境伯の孫として生まれる。彼の父フィリップは辺境伯家の長男ではあるものの、魔法の才に恵まれず、弟ガリウスに家督を奪われようとしていた。そんな時、アルフォンスに多彩なスキルが宿っていることが発覚し、事態が大きく揺れ動く。己の利権保守の為にガリウスを推す貴族達。逆境の中、果たして主人公は父を当主に押し上げることは出来るのか。
主人公、アルフォンス=テイルフィラー。この世界で唯一の契約魔法師として、後に世界に名を馳せる一人の男の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる