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婚約騒動が勃発しました
82:転校生が来た
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あれから俺は相変わらず、
のんびり学園に通っている。
匂い袋の件では
周囲を騒がせてしまったが、
俺とティスが同じ匂い袋を
持っていようが、
義兄と一緒の匂い袋を
持っていようが、
実際に王子であるティスや
公爵家の俺にわざわざ
何かを言ってくる人間など
学園にはいない。
それに俺は
社交界に出てないからな。
噂とか世論とか、
全く関係ないのだ。
つまりは俺の生活は
何も変わらず、
好きなようにさせてもらっている。
クリムとルシリアンも
俺の匂い袋に関しては
思うこともあるだろうけど
話題にはしなかった。
人の噂も七十五日というし、
俺がこうして過ごしていれば
そんな噂も無くなるだろうし、
俺の婚約話も消えるだろう……。
と、思うのは
希望的観測だろうか。
まぁ、この国の話だけなら
これで無事解決に
なるかもしれないが、
問題は隣国だ。
俺に利用価値はない、
とは言わない。
紫の瞳だしな。
だからと言って、
わざわざ子どもが生めるかも、
という程度のことで、
わざわざ隣国の王家が
男である俺を娶りたいなど
通常ではありえないと思う。
隣国の情報が少ないし、
相手が何を求めているのか
全くわからないので
手の打ちようが無いが、
俺とティスの噂を聞いて
このまま何事もなく
手を引いてもらえないかと
俺は切に願っていた。
その日は朝から快晴で
俺は学園に行く前に
庭で花を摘んでいた。
学園に持って行くためだ。
小ぶりの真っ赤な花は
秋桜っぽい花で、
俺はこの花を小さな
花束にした。
サリーにリボンを貰い
花を束ねると、
それを持って馬車に乗る。
「アキルティア様、
その花はどうされるのですか?」
一緒に馬車に
乗り込んだキールが
不思議そうに聞いてくる。
「今日はね、
お昼休みにメイジーと
エミリーに会う約束をしてるんだ」
「お二人に差し上げるのですか?」
「ううん。
ルシリアンとクリムに
あげようと思って」
首を傾げるキールに
お昼休みになったら
わかるよ、って笑ってみせる。
「だからお昼休みまで
この花、潰さないように持ってて」
俺がそう言うと、
キールは、かしこまりました、
と花束を大切そうに
受け取ってくれた。
今日はこの花を使って
ルシリアンとクリムに
女子に贈るプレゼントの
作り方を教えてあげるのだ。
メイジーもエミリーも
絶対に喜ぶと思う。
俺はドキドキワクワクだ。
逸る心を押さえて
俺は教室に着くとさっそく
ルシリアンとクリムに駆け寄る。
俺は窓際の一番後ろの
席に座っていて、
俺の横にクリム。
前にルシリアンが座っている。
二人とも俺よりも
いつも早く登校していて
俺の席のそばで
俺が来るのを待っていてくれるのだ。
俺は二人に「おはよう」と
挨拶をしてからすぐに、
今日のお昼休み、
プレゼントがあるんだ、と
話をする。
二人は驚いた顔をしたけれど
メイジーとエミリーとも
会うことを思い出したのだろう。
彼女たちにでしょうか?
と聞いてくる。
「違うよ。
二人にプレゼントだよ」
俺が言うと
二人は不思議そうな顔を
しながら、それでも
お礼を言う。
「楽しみにしてて」
俺がそう言った時、
教室にクラスの担当教師が
入って来た。
さっき授業開始の
ベルが鳴ってたのに、
教師が来ないな、とは
なんとなく思っていたのだ。
急に扉が開いて、
慌てた様子の教師が入って来た。
「遅れてすまない。
今朝、急に転校生がこのクラスに
入ることになってな。
手続きに時間がかかっていた」
いつもヨレヨレの服を
着ている教師が、
何故かスーツを着ている。
しかも転校生?
今朝、急に転校生が
来るのがわかったのか?
そんなことってある?
というか、できるのか?
急に学園に
転校生をねじ込むなんて
どっかの権力バカじゃないよな。
俺は教師の後ろに立っている
男子生徒を見た。
銀色の長い髪を
1つにまとめていて
切れ長の蒼い瞳だ。
なかなかにハンサムな
顔立ちだとは思う。
女子がいたら、
キャーキャー言われそうだが、
残念ながらこのクラスに女子はいない。
教師は男子生徒を前に立たせる。
「彼は隣国、
ブリジット王国からの留学生だ。
名はルティクラウン・ブリジット。
留学期間は1年間だ。
仲良くしてやってくれ」
その名に、ざわざわしていた教室が
一斉に静かになった。
ルテイクラウンは教室を見渡すような仕草をして
優雅に口を開いた。
「ブリジット王国第三王子、
ルティクラウン・ブリジットだ。
スイーツ交流会のために
留学してきた。
この国の多くの者たちと
身分など関係なく交流したい。
私のことは気軽にルテイと呼んでくれ」
いやいや、呼べるかーい!
と心の中で突っ込んだぞ、俺は。
たかがスイーツ交流会なのに
留学してくるってどういうことだ?
何か他に理由があるのかもしれないな。
もしかして、俺か?
俺の婚約話がこじれてんのか?
変に疑うのは
良くないかもしれないが、
不自然な事象には
必ず原因がある筈だからな。
これは、触らぬ神に祟りなしだな。
できるだけ転校生とは
関わり合わないようにしよう。
一応、義兄とティスにも
転校生のことを知らせておくか。
つらつらと考えていたが
いきなりその転校生が
俺をじっと見つめた。
一瞬、視線が合い
俺はドキリとする。
だが動揺を隠して
さりげなく視線を外した。
「アキ様。
次の休み時間が始まったら
すぐに席を立ちましょう」
隣の席のクリムが小声て言う。
だよな。
嫌な予感がするよな。
俺は視線を外したまま
「わかった」と小声で頷いた。
のんびり学園に通っている。
匂い袋の件では
周囲を騒がせてしまったが、
俺とティスが同じ匂い袋を
持っていようが、
義兄と一緒の匂い袋を
持っていようが、
実際に王子であるティスや
公爵家の俺にわざわざ
何かを言ってくる人間など
学園にはいない。
それに俺は
社交界に出てないからな。
噂とか世論とか、
全く関係ないのだ。
つまりは俺の生活は
何も変わらず、
好きなようにさせてもらっている。
クリムとルシリアンも
俺の匂い袋に関しては
思うこともあるだろうけど
話題にはしなかった。
人の噂も七十五日というし、
俺がこうして過ごしていれば
そんな噂も無くなるだろうし、
俺の婚約話も消えるだろう……。
と、思うのは
希望的観測だろうか。
まぁ、この国の話だけなら
これで無事解決に
なるかもしれないが、
問題は隣国だ。
俺に利用価値はない、
とは言わない。
紫の瞳だしな。
だからと言って、
わざわざ子どもが生めるかも、
という程度のことで、
わざわざ隣国の王家が
男である俺を娶りたいなど
通常ではありえないと思う。
隣国の情報が少ないし、
相手が何を求めているのか
全くわからないので
手の打ちようが無いが、
俺とティスの噂を聞いて
このまま何事もなく
手を引いてもらえないかと
俺は切に願っていた。
その日は朝から快晴で
俺は学園に行く前に
庭で花を摘んでいた。
学園に持って行くためだ。
小ぶりの真っ赤な花は
秋桜っぽい花で、
俺はこの花を小さな
花束にした。
サリーにリボンを貰い
花を束ねると、
それを持って馬車に乗る。
「アキルティア様、
その花はどうされるのですか?」
一緒に馬車に
乗り込んだキールが
不思議そうに聞いてくる。
「今日はね、
お昼休みにメイジーと
エミリーに会う約束をしてるんだ」
「お二人に差し上げるのですか?」
「ううん。
ルシリアンとクリムに
あげようと思って」
首を傾げるキールに
お昼休みになったら
わかるよ、って笑ってみせる。
「だからお昼休みまで
この花、潰さないように持ってて」
俺がそう言うと、
キールは、かしこまりました、
と花束を大切そうに
受け取ってくれた。
今日はこの花を使って
ルシリアンとクリムに
女子に贈るプレゼントの
作り方を教えてあげるのだ。
メイジーもエミリーも
絶対に喜ぶと思う。
俺はドキドキワクワクだ。
逸る心を押さえて
俺は教室に着くとさっそく
ルシリアンとクリムに駆け寄る。
俺は窓際の一番後ろの
席に座っていて、
俺の横にクリム。
前にルシリアンが座っている。
二人とも俺よりも
いつも早く登校していて
俺の席のそばで
俺が来るのを待っていてくれるのだ。
俺は二人に「おはよう」と
挨拶をしてからすぐに、
今日のお昼休み、
プレゼントがあるんだ、と
話をする。
二人は驚いた顔をしたけれど
メイジーとエミリーとも
会うことを思い出したのだろう。
彼女たちにでしょうか?
と聞いてくる。
「違うよ。
二人にプレゼントだよ」
俺が言うと
二人は不思議そうな顔を
しながら、それでも
お礼を言う。
「楽しみにしてて」
俺がそう言った時、
教室にクラスの担当教師が
入って来た。
さっき授業開始の
ベルが鳴ってたのに、
教師が来ないな、とは
なんとなく思っていたのだ。
急に扉が開いて、
慌てた様子の教師が入って来た。
「遅れてすまない。
今朝、急に転校生がこのクラスに
入ることになってな。
手続きに時間がかかっていた」
いつもヨレヨレの服を
着ている教師が、
何故かスーツを着ている。
しかも転校生?
今朝、急に転校生が
来るのがわかったのか?
そんなことってある?
というか、できるのか?
急に学園に
転校生をねじ込むなんて
どっかの権力バカじゃないよな。
俺は教師の後ろに立っている
男子生徒を見た。
銀色の長い髪を
1つにまとめていて
切れ長の蒼い瞳だ。
なかなかにハンサムな
顔立ちだとは思う。
女子がいたら、
キャーキャー言われそうだが、
残念ながらこのクラスに女子はいない。
教師は男子生徒を前に立たせる。
「彼は隣国、
ブリジット王国からの留学生だ。
名はルティクラウン・ブリジット。
留学期間は1年間だ。
仲良くしてやってくれ」
その名に、ざわざわしていた教室が
一斉に静かになった。
ルテイクラウンは教室を見渡すような仕草をして
優雅に口を開いた。
「ブリジット王国第三王子、
ルティクラウン・ブリジットだ。
スイーツ交流会のために
留学してきた。
この国の多くの者たちと
身分など関係なく交流したい。
私のことは気軽にルテイと呼んでくれ」
いやいや、呼べるかーい!
と心の中で突っ込んだぞ、俺は。
たかがスイーツ交流会なのに
留学してくるってどういうことだ?
何か他に理由があるのかもしれないな。
もしかして、俺か?
俺の婚約話がこじれてんのか?
変に疑うのは
良くないかもしれないが、
不自然な事象には
必ず原因がある筈だからな。
これは、触らぬ神に祟りなしだな。
できるだけ転校生とは
関わり合わないようにしよう。
一応、義兄とティスにも
転校生のことを知らせておくか。
つらつらと考えていたが
いきなりその転校生が
俺をじっと見つめた。
一瞬、視線が合い
俺はドキリとする。
だが動揺を隠して
さりげなく視線を外した。
「アキ様。
次の休み時間が始まったら
すぐに席を立ちましょう」
隣の席のクリムが小声て言う。
だよな。
嫌な予感がするよな。
俺は視線を外したまま
「わかった」と小声で頷いた。
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