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愛があるれる世界
343:溺れる!
しおりを挟む二人を愛したいと思ったけれど、
二人同時はなかなか難しい。
だから私は二人にベットに寝てもらうことにした。
二人に寝転がってもらったら、
私は二人の間で、二人の身体の上に乗り
沢山、触ったりできると思ったのだ。
私の声に先に動いたのはマイクだった。
だから私は仰向けに寝転がったマイクの欲棒に
先に触れることにした。
マイクの欲棒はすでに猛っていたから
頑張ったらマイクはすぐに
達することができると思う。
そう思って、私は口を開いた。
マイクの欲棒を口に入れようと思ったのだ。
が。
それは急にやってきた刺激にうまくできなかった。
マイクの足元で、腰を上げた状態で
目の前で猛る欲棒に触れていた私の内股を
ディランが撫でたのだ。
驚いている間も無く、
ディランは私の双丘を指でなぞり、
割り開く。
マイクの欲棒を扱くことはできたが
ディランの滑った舌が
秘所を舐めた時、
膝ががくん、と抜けた。
その拍子に、マイクの欲棒が口の中に入る。
ディランはお構いなしに
両手で私の双丘を掴み、広げ
その奥を舌で舐めまわす。
ディランの舌は獣化したせいか
太く、長く、体内の奥まで差し込まれ、
じゅぶじゅぶと唾液が体内に
送り込まれた。
私は膝をがガクガクさせながら
マイクの欲棒を舐め続ける。
私の口の中でビクビク震える欲棒を
愛しいと思えるほどには、
私はマイクを愛している。
どれぐらい、どう刺激すれば
マイクは達するのだろう。
と、考えたけれど、それは無意味だった。
何故なら、ディランが私の体内から
舌を引き抜き、指を差し込んだからだ。
しかも、1本じゃない……と思う。
いきなりの圧迫感に私は
マイクの欲棒に歯を当て、喘いだ。
その刺激が強すぎたのだろう。
マイクが勢いよく、精液を吐き出した。
驚いて身を引いた私の喉にも、唇にも、頬にも。
マイクの精液が飛び散る。
狼狽え、起き上がろうとしたマイクの上に、
私は覆いかぶさるように体を乗せた。
それはマイクの動きを阻止しようと思ったのではない。
しがみつく何かが欲しかったからだ。
ディランが後ろから私の中に
欲棒を突き立てたのだ。
指が抜けたと思ったら、
それよりももっと熱い杭が、
私の中にずいっ、と押し入って来た。
前触れもなく、だ。
その衝撃に私はマイクにしがみつく。
先ほどまで舐めていた欲棒が
私の頬に触れた。
マイクの精液の匂いにくらくらする。
舌を出して精液まみれのマイクの欲棒をまた舐めた。
その仕草に刺激されたのか、
ディランの動きがさらに強くなる。
お尻を掴まれ、力任せに体内に欲棒が入ったかと思うと、
急にぐりぐりと奥を突かれる。
しびれるような快感が起こったのに、
身を任せるまえに欲棒は引き抜かれ、
残念に思う前にまた、ずん!と奥まで突かれる。
そしてぐりぐりと、キモチイイ場所を刺激するのだ。
私はマイクの欲棒に頬をすりよせ、
握り、扱き、唾液で汚す。
マイクの欲棒はすぐに熱を持ち、
固くなっていく。
なのにマイクは、私の髪をやさしく撫でた。
与えられる快感を押さえたくて
マイクの欲棒を掴んだまま、
固い筋肉の付いた腹に顔を押し付けても、
指の動きだけは、優しい。
「あぁ、ユウ、すっげえイイ。
もう出そうだ」
ディランのうわずった声がする。
はぁはぁ、と荒い息に同調するように
ディランの動きが早くなる。
「出る……っ、出る、いいか、ユウ」
ガツガツと欲望が激しく体内に押し込まれる。
私は体を揺さぶられ、
マイクの身体にしがみつく。
「すっげえ、締め付け……!
ユウ、ユウ、ユウ!」
ディランはうわごとのように私の名を呼び、
ぎゅーっと背中から抱きしめられた。
瞬間、体内にディランが精液を
放出したのがわかる。
ディランは射精が終わってもしばらくは
私を抱きしめたままだった。
まるで最後の1滴残らず
私の体内に残すかのように。
その間も私はマイクにしがみついていた。
ディランの欲望が出て行くと
私はマイクから体を起こす。
と、マイクも体を起こして
私の腰を掴んだ。
「お可哀そうに。
ユウさまは、まだ一度も達していないと言うのに」
マイクは非難するかのようにディランを見る。
「私はもっとゆっくり、優しく
ユウさまをキモチイイにして差し上げます」
と言ったマイクは体を起こして
ベットに座ったままだったのに、
私を抱き上げ、その膝の上に下そうとした。
ただ膝の上に座らされるのではない。
座る場所には、マイクの猛った欲棒がある。
「力を抜いて、ユウさま」
後ろから囁かれる。
「ほら、もうすぐです」
と、触れる前から、秘所にマイクの欲棒から
放出される熱を感じた。
「ほら、入れますよ?」
つん、と秘所に欲棒が触れる。
ドキドキする。
早く、なんて言えない。
けれど……
秘所が欲棒に触れるたびに反応して
蜜と……先ほどディランが
放った精液が糸を引いて零れ落ちる。
「期待してくださっているのですね」
とマイクは言い、わざとだろう。
ディランに良く見えるように
私の体をゆっくり落とした。
「あぁーーぁっ!」
ゆっくりだが、物凄い圧迫感がある。
先ほどまでディランの欲棒が入っていたから
苦痛は無いけれど、すぐに快感に囚われる。
「ふふ、私のだと、入れただけで
蜜をこんなに零して……達してしまいそうですね?」
「ちげーよ。
俺がさっきまでユウのを可愛がってたからだよ」
ディランがわめき、
私の樹幹に手を伸ばす。
「たくさん、キモチイイになってくださいね。
ユウさま」
マイクが後ろから私の耳を舐める。
「俺も、沢山、キモチイイにしてやるからな」
負けじとディランが私の樹幹を刺激し始めた。
「俺の耳と尻尾も沢山さわらせてやる」
その言葉に喜びを隠せない。
私の様子にディランは満足したような顔をして
私の樹幹にしゃぶりついた。
マイクも下から私を何度も突きあげ、
耳たぶを舐め、首筋に顔をうずめてくる。
だから私は気が付かなかった。
マイクが少しだけ傷ついたような顔をしていたことに。
そしてそんなマイクをディランが
優越感に浸るように見ていたことも。
私はただ二人が仲良くなったと、
一緒にこうして私を愛してくれて、
私の愛を受け取ってくれて嬉しいと、
単純に喜び、快感に身を任せた。
もっと、もっと、と、声を挙げ、
二人を貪欲に求め続けたのだ。
……『祝福』は消えたのではなく
制御できるようになったに過ぎない。
ということを思い出したのは
制御できないほどの快楽に溺れた後だった。
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