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BとLの世界は厳しい激エロの金字塔だった
30:初めてなのに3人となんて聞いてない!!<ヴァレリアンSIDE>
しおりを挟む甘い匂いにそろそろ俺も我慢の限界だった。
ユウへの独占欲丸出しのカーティスと、
おそらく誰かを抱くのは初めて…か、
あまり経験はないだろう
スタンリーに先を譲ったが。
聖騎士団長の余裕とか、
経験豊富な俺の余裕とか、
そんなものはとっくに無くなっていた。
ユウは声を出すのも恥ずかしいのか、
声を押し殺し、小さな声で喘ぐ。
そんな声すらも愛らしく、
もっと声を挙げさせたいとも思う。
カーティスが言ったように、
俺が何も知らないユウに、<欲>を教えてやる。
俺たちが…俺がいなければ、
イけなくなるぐらい、この体に刻み込んでやる。
俺はスタンリーからユウを奪った。
ベットの上ではなく、
ベットの脇に置いてあった椅子に、だ。
椅子にはすでに俺が座っていて、
俺はユウを俺の膝に向かい合わせに座らせた。
すぐにでもユウの中に入りたかったが、
ユウにも快感を味合わせてやりたい。
俺がユウの小さな胸を吸い上げると、
ユウはぷるぷる体を震わせた。
感じている証拠だ。
俺は二人にユウの痴態を見せつけるように
ユウの双丘を片手で割り開いた。
俺からは見えないが、
ユウの秘所は二人からは丸見えだろう。
「あの二人は、よかったか? ユウ」
耳元で囁いてやる。
耳を噛み、舐め、
二人に見えるように秘所に指を入れた。
「ふ…っ」
ユウの息が詰まる前に、また耳を噛む。
「声…出してみろ」
指をさらに深く入れ、中をまさぐった。
「お前のイイところ、探してやる」
俺はユウの中を刺激しながら、2本目の指を入れ、
ユウの幼い欲望が硬くなっていることに気が付いた。
俺の腹に当たっている可愛い幹が、
小さいながらも欲望を感じているようだ。
「指を入れられて気持ちいいか?」
ユウは答えない。
だが、3本目の指を入れ、さらに奥に進んだ時、
ユウは悲鳴のような声を挙げた。
「ここ…か?」
わざとゆっくりと触れ、そこを押す。
ユウがガクガクと首を縦に振り、
ユウは俺の首にしがみついてきた。
「よく見ろよ、二人とも。
ユウはここがイイらしいぞ」
俺は二人に見せつけるように蕾を指で開く。
「ここを刺激してやれば…ユウも大人になれるかもしれないぜ」
指を抜き、俺はユウの体を持ち上げた。
随分と我慢した。
褒めてもらいたいぐらいだ。
俺はユウの体をゆっくりと下していく。
座っているので、
おそらくユウの体重であの二人よりも
深く、奥に俺の欲望が刺さるだろう。
「あーーっ」
俺の欲望が入ってくる間、ず
っとユウは声を挙げていた。
口からはだらだらと涎が垂れている。
やっぱり、こいつは可愛い。
すべて埋まったとき、ユウはこの情事の中で初めて俺を見た。
視線が絡む。
頭の中で、何かが弾けた。
あとは夢中だった。
ユウの体を押さえつけ、下からガンガン突き上げた。
止まらなかった。
気持ち良すぎて、バカになったみたいだった。
必死で腰を突き上げ、欲望が弾けそうになった時、
俺は動きを止めた。
少し落ち着くのを待ってユウを見る。
ユウは息絶え絶えになっていて
エロく濡れた瞳で俺を見ていた。
俺はユウの向きを変えた。
いったん、ユウの中から欲望を引き抜き、
もう一度、今度は二人に見えるようにゆっくりと入れた。
まだイスに座ったままだったが、二人には
俺のモノがユウの中に入っていくだけで、
ユウの幼い欲望が勃ち上がっていくのが見えるはずだ。
「可愛いな、ちゃんと感じてるぜ」
俺がユウの欲望に触ると、ユウの体の中がうごめく。
搾り取られそうなほど、きつく俺を締め付け、
緩んだかと思うと、俺の欲望を中へと誘うように動くのだ。
こんな体を抱いたのは、初めてだった。
……良すぎる。
こんなの、手放せるわけがない。
こいつを抱くとき、
常に3人で、なんてことは無いだろうな。
俺はふいに思った。
こんな任務の最中に3人だけでユウと一緒にいられる時間など
そんなにあるはずがない。
3人で、なんて決めてしまったら、
ユウを抱く機会が随分と減ってしまう。
それに。
ユウに快楽を教えるのは、俺でありたいと思う。
俺の好みに、俺の色に、こいつを染めてみたい。
俺がユウに教えた技法を、あの二人にやってやればいい。
俺が教えた快楽を求める方法を、
あの二人にも教えてやればいい。
俺だけを、特別に…。
俺はユウを、ぐんっと突き上げた。
「あぁっ!」と甲高い声が挙がる。
ユウの欲望を扱くと、ユウは俺を締め付け、
ヒクヒクと痙攣した。
射精は無かったが、イッのかもしれない。
ぎゅーっとユウの中が締まり俺はたまらず、
欲望をユウから抜いた。
俺の液が、ユウの白い背中にぶちまけられる。
本気で、えろい。
どこもかしこも、えろ過ぎる。
最初は中に出すわけにはいかないか、と
俺たちは漠然と考えていて。
なんとなく、無理やり外に吐き出していたけれど。
急に、こいつの中に俺の欲望を注ぎたい。
そんな想いが沸き起こった。
ただ快感を追うのではなく、
ただ欲望を吐き出すのでもなく。
こいつに、俺のものを注ぎ込みたいのだ。
俺は舌なめずりをした。
が、俺の気配に気が付いたのだろう、
カーティスがユウの体を俺から引きはがした。
「独り占めは許しませんよ」
本気の声に、俺は肩をすくめる。
「わかってるさ」
3人で、という約束だからな。
「今日は…これ以上は無理だな」
スタンリーは残念そうな口調で言った。
こいつがこんなに感情を表すのは珍しいが
それだけユウが特別だということだろう。
ユウは気を失っていた。
幼い体には過ぎた快感だったようだ。
だが、幼い体に快楽を教える悦びが増えた。
それが嬉しくて仕方がない。
「さて、これからのことを話し合うか」
俺は二人を見た。
まぁ、その前にユウの体をなんとかせねばならないが。
俺たちはユウの体を清め、
新しいシーツを引いたベットに寝かした。
これからユウをどう扱うか、
本気で議論せねばならない。
そうでなければ「3人で」なんて、あまい理想論だった、
なんてことになりかねない。
俺たちはユウが眠る隣で、
ヒヨコチームが帰ってくるまで、
今後のことを本気で話し合うことになった。
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