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31. 新たなる旅立ち
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(シロム視点)
<< もうすぐ到着するぞ >>
ドラゴニウスさんが教えてくれる。前方を見ると原生林の中に見覚えのある空き地が見えた。
「あそこに降ります。」
とドラゴニウスさんの声の聞こえない皆に僕から伝える。ドラゴニウスさんはゆっくりと着陸してくれる。離陸の時と違って着陸時に揺れは少ない。僕達は地面に降りると思い思いに身体を解した。ドラゴニウスさんの背中は快適な様でいて、長い間座っているとやはりあちこち痛くなって来る。
「とりあえず昼食にしよう。」
マークの提案でジーラさんが持たせてくれた弁当を広げる。ただしこれは僕とマークの2人分しかない。もちろん5人で分け合うが、足りない分は僕達がカルロ教国から持参した携帯食料の乾パンと干し肉も取り出す。
「ここが妹皇女が御子様を狙って何かしていたところなのね。」
草の上に腰を降ろして昼食を食べながらマリアさんが口にする。
「そのはずだ。もっとも轍の跡が全く残っていないから、引き上げたのは相当前だと思うんだが.....。もしそうだとすれば御子様を狙った企みは失敗だったはずだ。」
マークが答える。マークは既に食べ終わって、リュックから取り出した紙に何か書いているところだ。
「でもわざわざここに来たのは、そうではない可能性を考慮されたのですよね。食べ終わった5人でこの空き地を調べてみましょう。そんなに大きくないからそれほど時間は掛かりません。」
シンシアさんの提案に全員が賛成し、僕達は思い思いに距離を取って空き地を歩き回った。
「やはり祭壇は木製だった様だな。見ろよ、四隅に地面の凹みがあるだろう。テーブルみたいに4本の脚がある台の様な物がここに置かれていたんだと思う。」
マークに呼ばれて傍に行くとそう説明された。確かにそうだと思う。だとしたら撤収に時間は掛からないだろう。
「それと、ほらここに足跡がある。おかしいじゃないか。轍の跡は綺麗に消えているのに足跡だけが残っているなんて。最近まで人がいたってことだろう。」
「ひょっとしてアーシャ様の足跡じゃ?」
「違うな、アーシャ様の足はもっと小さいだろう。」
「シロム様、こんなものが落ちていました。」
そう言いながらアルムさんが走り寄ってきた。手の中にあるのは蝶の形をした赤い髪飾り。
「これは! 間違いない御子様の物だ! 」
アーシャ様は店が休みの日には料理店を回るだけでなく、服や小物を買って来ていた。この髪飾りはアーシャ様が最近買って髪に付けられていた物だ。アーシャ様から感想を聞かれたスミカが、「これは子供用でアーシャお姉ちゃんには可愛すぎる」みたいなことを言いかけ、慌てて誤魔化したことがあったからよく覚えている。
「ありがとうアルムさん! 大手柄だ!」
僕は嬉しくなってアルムさんの手を両手で握る。アルムさんは恥ずかしそうに顔を赤らめた。それを見てマリアさんがこちらに来る。僕に何か言いたそうだが今はそれどころじゃない。
「シロム、御子様がここに来られたのは間違いない。とすれば、問題はここで何があったかだ! 御子様が人間に捕まるなんて考えにくいが.....。」
「僕もそう思っていた。でもひょっとしたら御子様にも弱点があるかもしれない。例えば薬で眠らされたとか.....。」
「その前提で考えるか.....。御子様を眠らせたとする。そしてここから連れ去った。どこへ?」
「ガニマール帝国、多分、皇都。皇女って、きっと皇都に住んでいるだろうから。」
「あり得るな。その前提で後を追うぞ。」
そうと決まったら直ぐに出立したいが、マークはやることがある様だ。
「シロム、僕のサインの下にシロムもサインしてくれ。」
マークがそう言って一枚の紙を差し出して来る。細かな文字でびっしりと記載されているが、マークを信用して読むことなくサインした。
「おいおい、サインは読んでからするものだぞ。」
「マークが書いたものだ、信用しているよ。」
「まあ、信用してくれるのは嬉しいけどな。シンシアさん、これは僕の両親に宛てた手紙です。今までの経緯と、シンシアさんとマリアさんのことを書いてあります。カルロの町では将来的には移民を受け入れる予定ですが実施までにはもう少し時間が掛かります。町に巡礼者として滞在して移民が開始されるのを待つのも手ですが、手紙には出来る限り早く移民として認められる様に助力して欲しい旨書いてあります。僕の両親でも直ぐに移民として認めさせるのは流石に無理でしょうけれど、シロムのサインがありますから大抵の無理は通ると思いますよ。ちょっと卑怯な方法ですけれどね。僕の家は神殿の近くにあるアリストロール家です。神殿の近くで尋ねればすぐに分かると思います。巡礼者として町に入って僕の家の者にこの手紙を手渡せば後はうまくやってくれるはずです。」
「まあ、ありがとうございます。心強いです。シロム様もありがとうございます。」
「あんたのサインにそんな価値があるの? びっくりしたわ。」
「こらマリア! 失礼ですよ。」
びっくりしたのはこっちだ。ズルを通すために僕にサインさせたと言う事か! まあ、このふたりの為だ目を瞑ろう。
「それとこっちは、ここからカルロの町までの地図です。この様に町までには沢山の開拓村があります。我が国には沢山の巡礼者が訪れますから、村々には巡礼者用の簡易宿泊所があって安価で泊まることが出来ます。失礼ですがお金はお持ちですか?」
「何から何までありがとうございます。はい、お金はいざという時のために少しはもっていますから大丈夫です。」
「良かったです。それではこれでお別れです。お気を付けて。」
「ちょっと待ってよ。アルムはどうなるのよ。アルム、悪いことは言わない、私達と一緒に来なさい。」
「マリア様、申し訳ありません。私はシロム様と一緒に行きます。」
「もう、恋は盲目って真実ね。こんなに頑固なアルムは見たことが無い。シロム.....様、どうかアルムを.........変な事したら許さないからね!」
「ひゃい」
鬼の形相で言われて思わず声が裏返った。
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ドラゴニウスさんが教えてくれる。前方を見ると原生林の中に見覚えのある空き地が見えた。
「あそこに降ります。」
とドラゴニウスさんの声の聞こえない皆に僕から伝える。ドラゴニウスさんはゆっくりと着陸してくれる。離陸の時と違って着陸時に揺れは少ない。僕達は地面に降りると思い思いに身体を解した。ドラゴニウスさんの背中は快適な様でいて、長い間座っているとやはりあちこち痛くなって来る。
「とりあえず昼食にしよう。」
マークの提案でジーラさんが持たせてくれた弁当を広げる。ただしこれは僕とマークの2人分しかない。もちろん5人で分け合うが、足りない分は僕達がカルロ教国から持参した携帯食料の乾パンと干し肉も取り出す。
「ここが妹皇女が御子様を狙って何かしていたところなのね。」
草の上に腰を降ろして昼食を食べながらマリアさんが口にする。
「そのはずだ。もっとも轍の跡が全く残っていないから、引き上げたのは相当前だと思うんだが.....。もしそうだとすれば御子様を狙った企みは失敗だったはずだ。」
マークが答える。マークは既に食べ終わって、リュックから取り出した紙に何か書いているところだ。
「でもわざわざここに来たのは、そうではない可能性を考慮されたのですよね。食べ終わった5人でこの空き地を調べてみましょう。そんなに大きくないからそれほど時間は掛かりません。」
シンシアさんの提案に全員が賛成し、僕達は思い思いに距離を取って空き地を歩き回った。
「やはり祭壇は木製だった様だな。見ろよ、四隅に地面の凹みがあるだろう。テーブルみたいに4本の脚がある台の様な物がここに置かれていたんだと思う。」
マークに呼ばれて傍に行くとそう説明された。確かにそうだと思う。だとしたら撤収に時間は掛からないだろう。
「それと、ほらここに足跡がある。おかしいじゃないか。轍の跡は綺麗に消えているのに足跡だけが残っているなんて。最近まで人がいたってことだろう。」
「ひょっとしてアーシャ様の足跡じゃ?」
「違うな、アーシャ様の足はもっと小さいだろう。」
「シロム様、こんなものが落ちていました。」
そう言いながらアルムさんが走り寄ってきた。手の中にあるのは蝶の形をした赤い髪飾り。
「これは! 間違いない御子様の物だ! 」
アーシャ様は店が休みの日には料理店を回るだけでなく、服や小物を買って来ていた。この髪飾りはアーシャ様が最近買って髪に付けられていた物だ。アーシャ様から感想を聞かれたスミカが、「これは子供用でアーシャお姉ちゃんには可愛すぎる」みたいなことを言いかけ、慌てて誤魔化したことがあったからよく覚えている。
「ありがとうアルムさん! 大手柄だ!」
僕は嬉しくなってアルムさんの手を両手で握る。アルムさんは恥ずかしそうに顔を赤らめた。それを見てマリアさんがこちらに来る。僕に何か言いたそうだが今はそれどころじゃない。
「シロム、御子様がここに来られたのは間違いない。とすれば、問題はここで何があったかだ! 御子様が人間に捕まるなんて考えにくいが.....。」
「僕もそう思っていた。でもひょっとしたら御子様にも弱点があるかもしれない。例えば薬で眠らされたとか.....。」
「その前提で考えるか.....。御子様を眠らせたとする。そしてここから連れ去った。どこへ?」
「ガニマール帝国、多分、皇都。皇女って、きっと皇都に住んでいるだろうから。」
「あり得るな。その前提で後を追うぞ。」
そうと決まったら直ぐに出立したいが、マークはやることがある様だ。
「シロム、僕のサインの下にシロムもサインしてくれ。」
マークがそう言って一枚の紙を差し出して来る。細かな文字でびっしりと記載されているが、マークを信用して読むことなくサインした。
「おいおい、サインは読んでからするものだぞ。」
「マークが書いたものだ、信用しているよ。」
「まあ、信用してくれるのは嬉しいけどな。シンシアさん、これは僕の両親に宛てた手紙です。今までの経緯と、シンシアさんとマリアさんのことを書いてあります。カルロの町では将来的には移民を受け入れる予定ですが実施までにはもう少し時間が掛かります。町に巡礼者として滞在して移民が開始されるのを待つのも手ですが、手紙には出来る限り早く移民として認められる様に助力して欲しい旨書いてあります。僕の両親でも直ぐに移民として認めさせるのは流石に無理でしょうけれど、シロムのサインがありますから大抵の無理は通ると思いますよ。ちょっと卑怯な方法ですけれどね。僕の家は神殿の近くにあるアリストロール家です。神殿の近くで尋ねればすぐに分かると思います。巡礼者として町に入って僕の家の者にこの手紙を手渡せば後はうまくやってくれるはずです。」
「まあ、ありがとうございます。心強いです。シロム様もありがとうございます。」
「あんたのサインにそんな価値があるの? びっくりしたわ。」
「こらマリア! 失礼ですよ。」
びっくりしたのはこっちだ。ズルを通すために僕にサインさせたと言う事か! まあ、このふたりの為だ目を瞑ろう。
「それとこっちは、ここからカルロの町までの地図です。この様に町までには沢山の開拓村があります。我が国には沢山の巡礼者が訪れますから、村々には巡礼者用の簡易宿泊所があって安価で泊まることが出来ます。失礼ですがお金はお持ちですか?」
「何から何までありがとうございます。はい、お金はいざという時のために少しはもっていますから大丈夫です。」
「良かったです。それではこれでお別れです。お気を付けて。」
「ちょっと待ってよ。アルムはどうなるのよ。アルム、悪いことは言わない、私達と一緒に来なさい。」
「マリア様、申し訳ありません。私はシロム様と一緒に行きます。」
「もう、恋は盲目って真実ね。こんなに頑固なアルムは見たことが無い。シロム.....様、どうかアルムを.........変な事したら許さないからね!」
「ひゃい」
鬼の形相で言われて思わず声が裏返った。
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