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第2章
投げつけられた言葉
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シュルツは落ち着きなく部屋の中を歩き回っていた。
ユナが街に出かけてからずっと、鳥を操り様子を窺っていた。楽しそうな表情に愛おしさを感じると同時に暗い感情が心の奥底で芽生えた。城にいる時よりもずっと明るく見える笑顔に、彼女が本心から我を好いてくれているのかという疑念が湧いたのだ。
(本当に彼女の意思で戻ってきてくれるのだろうか……)
ユナにもミアにも告げずに様子を窺っているのも彼女の身の安全のためだけではなく、監視しているという自覚があったからだ。
何事もなく森に向かうのを見てようやく安心しかけたが、その直後に起こったことは到底許容できることではなかった。同調した鳥を使い、周囲一帯の鳥を集めて狼藉を働いた輩を襲わせようとしたが、それより早くアーベルが駆けつけたためにシュルツは一旦矛先を収めた。まずはユナの無事を確かめることが最優先事項だ。
「陛下、戻りました」
アーベルが扉を開くとユナが室内に入ってきた。怪我はないのは分かっていたが、それでも温もりを確かめたくて、引き寄せて強く抱きしめる。
「シュ…陛下、すみません。ご心配おかけしました」
他の者がいるときは皆と同じように陛下と呼ぶ。ユナがけじめだと主張するので彼女の望むように呼ばせているが、今のような時は特に距離を感じてしまうのでやるせない思いに駆られてしまう。
「…怪我はないか?」
「大丈夫です。ミアが守ってくれましたから」
その言葉に思わず眉をひそめる。
(——あれが守ったと言えるのか)
アーベルが間に合わなければ、自分が監視していなければユナは今頃どうなっていたか。ミアを一瞥するとうずくまったまま頭を下げている。
「姫様を危険な目に遭わせてしまい、申し訳ございません!」
「もう良い。ここから出ていけ」
びくりと体を大きく震わせたのが視界の端に移るが、既に興味はない。
ユナに視線を戻すと、目を大きく見開いて呆気に取られたような表情をしている。落ち着かせようと肩に手を添えようとすれば、ユナはそれを避けるようにしてこちらに詰め寄った。
「今の、どういう意味ですか?!出ていけってまさか……この城からっていう意味じゃありませんよね?」
「あれは役目を果たせなかった。もうここにいる必要はあるまい」
「そんなことありません!私は無事でしたし、あの子はちゃんと私を守ろうと――」
「だが実際はそうではない。そなたが無事だったのはアーベルが間に合ったからだ」
普段より強い口調に一瞬ユナが怯む。
「……でも、ミアは私の大事な話し相手なんです。お願いですから、辞めさせないでください」
「代わりの者を用意させよう」
「そんなの……!他の人がミアの代わりになんてなりません!」
「我にとっては代わりが利かないのはそなただけだ」
そっけなく告げると、自分が怒っていることにようやくユナも気づいたようだった。ユナはしばしの間、記憶を辿るように目を彷徨わせると、自信がなさそうな表情で口を開く。
「……シュルツが怒っているのは、もしかして私がミアをかばったせいですか?」
守られる立場であるはずのユナに守られるなど本末転倒ではないか。すぐに逃げもせず、あまつさえミアをかばって男たちの言いなりになろうとするなど論外だ。その怒りをユナにぶつけるつもりはなかったが、彼女の行動は許容できるものではなかった。
無言が肯定の意であることを悟ったのか、ユナはなおも食い下がってきた。
「それは私が勝手にしたことですから、悪いのは私です。ミアのせいではありません」
ユナが必死になればなるほどシュルツは気に入らないのだが、ユナはそれには気づかない。
「責任を負うのはそなたではない。それに一度だけだと言ったはずだ」
以前アーベルをかばった際には特別に許したが、二度はない。きっぱりと告げればユナは傷ついたような瞳をこちらに向ける。
「姫様、陛下のおっしゃるとおりです。今までお世話になりました」
膝をついたまま二人の応酬を聞いていたミアが、必死で言葉を募るユナを止めようとする。
「やめて!私はミアにいて欲しいの。……シュルツ、もう二度と街に行きたいなんて言わないから、お願い、ミアを辞めさせないでくださいっ」
ユナはシュルツに向き直り、懸命に懇願する。今にも泣きだしそうな表情に心が痛むが、これを許せば彼女はまた同じことを繰り返すだろう。あの時フィラルドの王女を庇ったのも同じことで、良くも悪くもそれがユナの性格なのだ。
(彼女を失いたくない、絶対に)
アーベルに視線を向けると、心得たように立ち上がりミアを扉へと促す。
深々と頭を下げ、扉の向こうに消えていくミアをユナはなすすべもなく見つめていた。
唇を噛みしめ立ち尽くすユナに手を伸ばすが、拒絶の声とともに振り払われた。
「……もう二度と、あんな危険な真似をしないと誓うなら、ミアへの処分は検討しよう」
「そんなこと誓えません。私にとってあの時最善だと思える行動をしただけです」
震えそうな声で、しかしはっきりとユナはこちらの提案を拒否した。固い表情と口調は意志の強さを思わせる。
「そなたはミアに構わず逃げるべきだった。それが最善だ」
「そんなことできません!」
「ならばミアへの処分はそのままだ」
最後通牒とばかりに告げた言葉を聞いて、ユナの目から必死で堪えていた涙がこぼれ落ちる。思わず手を伸ばしかけるが、先ほどの拒絶が蘇り触れることが躊躇われた。
「そんなの、ひどいよ……。シュルツなんか嫌い、大嫌い!」
そう言うなりユナは背を向けて寝室へ駆け込んだ。投げつけられた言葉が重く胸に響く。いずれ嫌われるかもしれないとは思っていたが、こんなに早いとは思わなかった。
(今朝まであんなに笑顔を見せてくれていたのに……)
胸の痛みと息苦しさでシュルツはしばらくその場に立ち尽くしていた。
ユナが街に出かけてからずっと、鳥を操り様子を窺っていた。楽しそうな表情に愛おしさを感じると同時に暗い感情が心の奥底で芽生えた。城にいる時よりもずっと明るく見える笑顔に、彼女が本心から我を好いてくれているのかという疑念が湧いたのだ。
(本当に彼女の意思で戻ってきてくれるのだろうか……)
ユナにもミアにも告げずに様子を窺っているのも彼女の身の安全のためだけではなく、監視しているという自覚があったからだ。
何事もなく森に向かうのを見てようやく安心しかけたが、その直後に起こったことは到底許容できることではなかった。同調した鳥を使い、周囲一帯の鳥を集めて狼藉を働いた輩を襲わせようとしたが、それより早くアーベルが駆けつけたためにシュルツは一旦矛先を収めた。まずはユナの無事を確かめることが最優先事項だ。
「陛下、戻りました」
アーベルが扉を開くとユナが室内に入ってきた。怪我はないのは分かっていたが、それでも温もりを確かめたくて、引き寄せて強く抱きしめる。
「シュ…陛下、すみません。ご心配おかけしました」
他の者がいるときは皆と同じように陛下と呼ぶ。ユナがけじめだと主張するので彼女の望むように呼ばせているが、今のような時は特に距離を感じてしまうのでやるせない思いに駆られてしまう。
「…怪我はないか?」
「大丈夫です。ミアが守ってくれましたから」
その言葉に思わず眉をひそめる。
(——あれが守ったと言えるのか)
アーベルが間に合わなければ、自分が監視していなければユナは今頃どうなっていたか。ミアを一瞥するとうずくまったまま頭を下げている。
「姫様を危険な目に遭わせてしまい、申し訳ございません!」
「もう良い。ここから出ていけ」
びくりと体を大きく震わせたのが視界の端に移るが、既に興味はない。
ユナに視線を戻すと、目を大きく見開いて呆気に取られたような表情をしている。落ち着かせようと肩に手を添えようとすれば、ユナはそれを避けるようにしてこちらに詰め寄った。
「今の、どういう意味ですか?!出ていけってまさか……この城からっていう意味じゃありませんよね?」
「あれは役目を果たせなかった。もうここにいる必要はあるまい」
「そんなことありません!私は無事でしたし、あの子はちゃんと私を守ろうと――」
「だが実際はそうではない。そなたが無事だったのはアーベルが間に合ったからだ」
普段より強い口調に一瞬ユナが怯む。
「……でも、ミアは私の大事な話し相手なんです。お願いですから、辞めさせないでください」
「代わりの者を用意させよう」
「そんなの……!他の人がミアの代わりになんてなりません!」
「我にとっては代わりが利かないのはそなただけだ」
そっけなく告げると、自分が怒っていることにようやくユナも気づいたようだった。ユナはしばしの間、記憶を辿るように目を彷徨わせると、自信がなさそうな表情で口を開く。
「……シュルツが怒っているのは、もしかして私がミアをかばったせいですか?」
守られる立場であるはずのユナに守られるなど本末転倒ではないか。すぐに逃げもせず、あまつさえミアをかばって男たちの言いなりになろうとするなど論外だ。その怒りをユナにぶつけるつもりはなかったが、彼女の行動は許容できるものではなかった。
無言が肯定の意であることを悟ったのか、ユナはなおも食い下がってきた。
「それは私が勝手にしたことですから、悪いのは私です。ミアのせいではありません」
ユナが必死になればなるほどシュルツは気に入らないのだが、ユナはそれには気づかない。
「責任を負うのはそなたではない。それに一度だけだと言ったはずだ」
以前アーベルをかばった際には特別に許したが、二度はない。きっぱりと告げればユナは傷ついたような瞳をこちらに向ける。
「姫様、陛下のおっしゃるとおりです。今までお世話になりました」
膝をついたまま二人の応酬を聞いていたミアが、必死で言葉を募るユナを止めようとする。
「やめて!私はミアにいて欲しいの。……シュルツ、もう二度と街に行きたいなんて言わないから、お願い、ミアを辞めさせないでくださいっ」
ユナはシュルツに向き直り、懸命に懇願する。今にも泣きだしそうな表情に心が痛むが、これを許せば彼女はまた同じことを繰り返すだろう。あの時フィラルドの王女を庇ったのも同じことで、良くも悪くもそれがユナの性格なのだ。
(彼女を失いたくない、絶対に)
アーベルに視線を向けると、心得たように立ち上がりミアを扉へと促す。
深々と頭を下げ、扉の向こうに消えていくミアをユナはなすすべもなく見つめていた。
唇を噛みしめ立ち尽くすユナに手を伸ばすが、拒絶の声とともに振り払われた。
「……もう二度と、あんな危険な真似をしないと誓うなら、ミアへの処分は検討しよう」
「そんなこと誓えません。私にとってあの時最善だと思える行動をしただけです」
震えそうな声で、しかしはっきりとユナはこちらの提案を拒否した。固い表情と口調は意志の強さを思わせる。
「そなたはミアに構わず逃げるべきだった。それが最善だ」
「そんなことできません!」
「ならばミアへの処分はそのままだ」
最後通牒とばかりに告げた言葉を聞いて、ユナの目から必死で堪えていた涙がこぼれ落ちる。思わず手を伸ばしかけるが、先ほどの拒絶が蘇り触れることが躊躇われた。
「そんなの、ひどいよ……。シュルツなんか嫌い、大嫌い!」
そう言うなりユナは背を向けて寝室へ駆け込んだ。投げつけられた言葉が重く胸に響く。いずれ嫌われるかもしれないとは思っていたが、こんなに早いとは思わなかった。
(今朝まであんなに笑顔を見せてくれていたのに……)
胸の痛みと息苦しさでシュルツはしばらくその場に立ち尽くしていた。
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