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最終章 Alice in Wonderland
Epilogue
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建物が壊れた破片が暗い世界に浮いている。
聞こえてくるのはバイクのエンジン音と話し声。
「案外、大した事なかったな。」
ジャックはそう言いいながら、バイクを走らせていた。
「いやいや!?殆どゼロが倒したもんでしょ。ジャックが威張る所は1つもないから。」
「あ!?俺だってちゃんとやってただろ!!」
「もー、CATとジャックうるさい。」
CATとジャックが言い合いをしているのをエースが宥めていた。
「怪物が弱っていたから助かった。こうして、アリスとミハイルの欠片も回収出来たんだからな。」
ゼロはそう言ってアリスとミハイルの欠片が入ったカプセルを撫でた。
「んじゃ、さっさと帰りますか。」
ゼロの言葉を聞いたジャックはスピードを上げた。
「あ、おい!!ちょっと待てよ!!」
「僕達が扉を作らないと帰れないんだよ!?」
CATとエースはジャック達の後を追い掛けるようにスピードを上げた。
キィィィ…。
ゼロとジャックの前に大きな扉が現れ、扉が開いた。
開かれた扉からは光が差し込んだ。
ゼロとジャック、CATとエースはスピードを更に上げ、扉を潜った。
「帰ろう皆んなで、ボク達の世界にー。」
ゼロの言葉と共に扉が閉まった。
「こっちだよ!!」
「待ってよ!!」
「早く早く!!」
小さな女の子が小さな男の子を手招きした。
小さな男の子は荒い息のまま小さな女の子の隣に座った。
小さな女の子の手には絵本が握られていた。
「遅い!!一緒に読もうって約束したじゃない。」
「ご、ごめんね。」
「もういいよ。ちゃんと約束守ってくれたから許してあげる。」
「ありがとう。」
「ミハイルだけだからね。」
「今日は何を読むの?アリス。」
小さな男の子は女の子に尋ねました。
小さな女の子は男の子に絵本の表紙を見せました。
「Alice Zeroだよ!!」
2人のアリスの物語、それは同じ夢を描いた少女達の物語
誰にでも幸せになれる権利があり、物語は繋がれて行く
さぁ、幸せな夢の物語を続けましょうかー
Alice Zero End
聞こえてくるのはバイクのエンジン音と話し声。
「案外、大した事なかったな。」
ジャックはそう言いいながら、バイクを走らせていた。
「いやいや!?殆どゼロが倒したもんでしょ。ジャックが威張る所は1つもないから。」
「あ!?俺だってちゃんとやってただろ!!」
「もー、CATとジャックうるさい。」
CATとジャックが言い合いをしているのをエースが宥めていた。
「怪物が弱っていたから助かった。こうして、アリスとミハイルの欠片も回収出来たんだからな。」
ゼロはそう言ってアリスとミハイルの欠片が入ったカプセルを撫でた。
「んじゃ、さっさと帰りますか。」
ゼロの言葉を聞いたジャックはスピードを上げた。
「あ、おい!!ちょっと待てよ!!」
「僕達が扉を作らないと帰れないんだよ!?」
CATとエースはジャック達の後を追い掛けるようにスピードを上げた。
キィィィ…。
ゼロとジャックの前に大きな扉が現れ、扉が開いた。
開かれた扉からは光が差し込んだ。
ゼロとジャック、CATとエースはスピードを更に上げ、扉を潜った。
「帰ろう皆んなで、ボク達の世界にー。」
ゼロの言葉と共に扉が閉まった。
「こっちだよ!!」
「待ってよ!!」
「早く早く!!」
小さな女の子が小さな男の子を手招きした。
小さな男の子は荒い息のまま小さな女の子の隣に座った。
小さな女の子の手には絵本が握られていた。
「遅い!!一緒に読もうって約束したじゃない。」
「ご、ごめんね。」
「もういいよ。ちゃんと約束守ってくれたから許してあげる。」
「ありがとう。」
「ミハイルだけだからね。」
「今日は何を読むの?アリス。」
小さな男の子は女の子に尋ねました。
小さな女の子は男の子に絵本の表紙を見せました。
「Alice Zeroだよ!!」
2人のアリスの物語、それは同じ夢を描いた少女達の物語
誰にでも幸せになれる権利があり、物語は繋がれて行く
さぁ、幸せな夢の物語を続けましょうかー
Alice Zero End
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